ダイハツロッキーハイブリッドの価格や燃費は?人気の理由や中古車価格も
「Light you up」のCMでおなじみのダイハツは、使い勝手の良い魅力的な軽自動車を多数販売しています。2019年にはコンパクトSUV市場にも参入し、ダイハツロッキーを発表しました。なお、2021年にはイブリッド車を追加し、ロッキー人気を再熱させています。
ダイハツロッキーのハイブリッド車の魅力はどこにあるのでしょうか。価格や燃費、基本スペックなどをチェックして、人気の理由に迫ってみましょう。また、中古車価格も紹介しますので、車選びの参考にしてください。
※目次※
3.ダイハツロッキー・ハイブリッドシステム「e-SMART HYBRID」とは?
・ダイハツロッキーハイブリッドは、基本スペックの良さと車体価格設定がコストパフォーマンスに優れている
・ダイハツロッキーハイブリッドの「e-SMART HYBRID」に注目!エンジンは発電専用、走行はモーターのみというダイハツ独自の技術
・購入費用を抑えたい場合は中古車がおすすめ!ネクステージなら在庫車も多数
ダイハツロッキー・ハイブリッドが人気の理由は?
軽自動車販売で有名なダイハツは、トヨタとの共同開発でコンパクトSUVのロッキーを2019年に販売開始しました。その後、ハイブリッド車を追加しています。
ダイハツロッキーハイブリッドは、登場以来高い人気を保っている車です。人気の理由はどこにあるのでしょうか。ここでは、ダイハツロッキーのハイブリッド車に焦点を当て、主な特徴を解説します。
ダイハツロッキー・ハイブリッドとは
ダイハツロッキーは、ダイハツが掲げる新世代クルマづくりであるDNGAの第2弾として、満を持して開発したコンパクトSUVです。アウトドアシーンだけでなく、街中でも取り回しやすい5ナンバーサイズに設計されています。
2021年11月には、ダイハツ独自のハイブリッドシステムを搭載したダイハツロッキーハイブリッドを発表しました。人気にさらに拍車がかかり、新車販売台数を好調に伸ばしています。
人気の理由はコスパにあり
一般社団法人 日本自動車販売協会連合会が公開している「乗用車ブランド通称名別順位」によると、2022年1月~12月までの1年間にダイハツロッキーは2万2,223台販売されています。
人気の大きな理由は、コストパフォーマンスが良い点との声が多数です。走行性能や燃費性能など全体的にバランスが取れている車であるにもかかわらず、軽自動車をのぞけば最もリーズナブルな価格のSUVとして高く評価されています。
ダイハツロッキー・ハイブリッドの価格は?
ダイハツは、世界的な環境問題に対する関心の高まりを受け、カーボンニュートラルに向けた取り組みを続けています。
2021年に、環境性能を考慮に入れトヨタと共同開発したのが、ダイハツロッキーハイブリッドです。まずは、ダイハツロッキーの基本スペックおよび新車価格をチェックしてみましょう。
ダイハツロッキーのスペック
基本スペックは、下記表の通りです。
|
ハイブリッド車 |
ガソリン車 |
|
駆動方式 |
2WD |
4WD |
|
全長×全幅×全高(mm) |
3,995×1,695×1,620 |
||
車両重量(kg) |
1,060~1,070 |
970~980 |
1,040~1,050 |
エンジン種類 |
1.2L直列3気筒 |
1.0L直列3気筒IC付ターボ |
|
最高出力(kW/rpm) |
60/5,600 |
64/6,000 |
72/6,000 |
最大トルク(N・m/rpm) |
105/3,200~5,200 |
113/4,500 |
140/2,400~4,000 |
WLTCモード燃費(km/L) |
28.0 |
20.7 |
17.4 |
ダイハツロッキーの新車価格
新車価格は、下記表の通りです。ダイハツロッキーのグレードは、パワートレイン・駆動方式・装備内容などで選べます。グレードごとに車体価格が異なるため、詳細は公式ページをご確認ください。
パワートレイン |
駆動方式 |
新車価格 |
ハイブリッド車 |
2WD |
212万6,000円~235万7,000円 |
ガソリン車 |
2WD |
167万7,000円~209万2,200円 |
4WD |
195万4,800円~232万8,200円 |
ダイハツロッキー・ハイブリッドシステム「e-SMART HYBRID」とは?
ダイハツは、スモールカーを作り続けてきた経験と知識を生かし、小さな車に最適なコンパクトハイブリッドシステム「e-SMART HYBRID」を独自に開発しています。
高い技術により、コンパクトSUVクラストップレベルの低燃費と低価格を実現しました。ここからは、ロッキーハイブリッドシステムの主な特徴を解説します。
100%モーターの力で走行
「e-SMART HYBRID」は、ガソリンエンジンで電気を発電し走行するシリーズ式ハイブリッドシステムです。発電専用のエンジンは、シンプルな構造のコンパクトサイズで、2つのモーターを並列に配置しています。
走行時は100%モーター駆動のため、街乗りで使用頻度が高い低速および中速走行に強いことが特徴です。モーター駆動ならではのレスポンス性に優れた加速力や電気自動車のような静粛性を実現しています。
新開発1.2L WA-VEXエンジン
ロッキーハイブリッドのガソリンエンジンは、新開発の1.2L WA-VEX型です。高効率なエンジン作動域を保持できるよう制御し、ハイブリッドに最適化するよう開発されました。ロングストロークを採用し、効率の良い回転域での発電が可能なため、熱効率最大40%を実現しています。
燃焼エネルギーを効率よく動力に変換できるだけでなく、燃焼ガスのクリーン化も向上しました。低燃費で環境性能に優れたエンジンです。
充電効率を高めるスマートペダル
ダイハツロッキーには、操作性の良いスマートペダルを採用しています。ペダルを踏み変えずにアクセルを踏み戻しするだけで、速度調整を快適に行うことが可能です。スマートペダルがONの状態では、回生量が増えるために燃費が向上します。
アクセルペダルを戻したときは、一般的なエンジンブレーキよりも強い減速感を味わえるシステムです。渋滞時に加え、カーブやアップダウンが多い場所で、ペダルの操作が楽であれば運転ストレスを軽減するのに役立ちます。走行シーンに合わせて、ノーマルモードとエコモードを選べる他、OFFにしておくことも可能です。
ダイハツロッキーはガソリン車でも低燃費?
ダイハツロッキーは、ハイブリッド車だけでなく、ガソリン車も燃費性能に優れています。ハイブリッド車とガリソン車では、約30万円の価格差があります。
ハイブリッド車にはハイブリッド車ならではの走りの心地よさなどがありますが、街中メインで走行する方はガソリン車の選択もおすすめです。ここでは、ガソリン車ロッキーに搭載されているエンジンの特徴を調べてみましょう。
2WDには新技術を採用した1.2Lエンジンを搭載
ダイハツロッキーのガソリン2WD車には、1.2L WA-VE型エンジンが搭載されています。低回転時のエンジントルクが高く、スムーズで力強い加速フィーリングを体感可能です。採用されている新技術の高タンブルストレートポートにより、高効率な高速燃焼を実現しています。
また、思い通りに運転できるレスポンス性能と燃費性能が両立していることも魅力です。低速トルク時の低回転走行では、エンジンノイズが抑えられ、静粛性が向上しています。加えて、2系統冷却システムが採用されているのはガソリン車のみです。
力強い走りを求めるなら4WDがおすすめ
ダイハツロッキーには、ガソリン車にのみ4WDが用意されています。4WDに搭載されているのは、1.0L直列3気筒インタークーラー付ターボエンジンです。ターボならではの力強い走りを味わえます。
採用しているダイナミックトルクコントロール4WDシステムは、ダイハツ独自の技術です。走行シーンや車両状態に合わせて、前輪駆動および四輪駆動を自動的に電子制御してくれます。アウトドアシーンや雪道・山道などを走る機会が多いアクティブユーザーにおすすめです。
ダイハツロッキー・ハイブリッドは魅力がいっぱい
ダイハツロッキーのハイブリッド車は、取り回しのしやすいサイズ感や走行性能、燃費性能などバランスが取れた車として幅広い層に支持されています。
ここでは、動力性能以外にも魅力がたっぷり詰まったダイハツロッキーハイブリッド車のエクステリアデザインや室内空間にも注目してみましょう。
コンパクトSUVなのに存在感たっぷり
ダイハツロッキーは、5ナンバーサイズのため、他のSUVと比較するとコンパクトなボディです。しかし、SUVらしく車高が高い設計で、大きめのヘッドライトやフェンダーが張り出したラインのボディは迫力があります。存在感があり、大きく見えるとのイメージを持っている人も少なくありません。
大径タイヤを装備し、グレードによってはシーケンシャルターンランプを採用しています。なお、ハイブリッド車は、専用のグリルデザインが採用され、エンブレムはブルーです。
広々とした空間と大容量のラゲッジスペース
視界性が良いロッキーの車内は、広々とした空間です。前後席の間隔は900mm確保されており、足元や頭上スペースにゆとりがあるため、窮屈さを感じさせません。便利な収納スペースも装備されています。
荷室容量は369Lで、2弾可変式デッキボードやアンダーラゲージスペース、6対4分割式リアシートのアレンジにより、さまざまな荷物を積載可能です。ハイブリッド車および4WD車は、アンダーラゲージスペースがやや狭くなるためご注意ください。
ダイハツロッキー・ハイブリッドのグレードはどう選ぶ?
2023年4月現在、ダイハツロッキーハイブリッドに用意されているグレードは、X HEVとPremium G HEVの2種類です。各グレードには、どのような違いがあるのでしょうか。主な特徴を把握して、自分好みのグレードを選びましょう。
「X HEV」の特徴
ハイブリッド車とガソリン車は、フロントグリルやアルミホイールで見分けられます。X HEVのアルミホイールは、16インチのハイブリッド専用5穴タイプです。ドアアウターハンドルはボディ同色で、フルLEDヘッドランプはマニュアルレベリング機能付きが採用されています。
シートはフルファブリックシート仕様で、シルバー加飾付ウレタンステアリングホイール採用です。ハイブリッド車およびガソリン車Premium Gグレードには、電動パーキングブレーキ・オートブレーキホールド機能が装備されています。
「Premium G HEV」の特徴
上級グレードのPremium G HEVは、タフさの中にも高級感のあるデザインや快適装備が充実しています。アルミホイールは、17インチの切削です。ドアアウターハンドルはメッキ仕上げ、フルLEDヘッドランプはオートレベリング機能&サイドビューランプ付が採用されています。
加えて、LEDシーケンシャルランプ・オールデイ仕様のフロントLEDイルミネーションランプ・LEDフォグランプ(フロント/リヤ)もX HEVと異なる点です。内装シートは、フルファブリック×ソフトレザー調仕様で、ステアリングホイールやシフトノブは本革巻です。
また、旋回時に安定性を高めるCTA(コーナリングトレースアシスト機能)が標準搭載です。
中古車という選択も◎
ロッキーハイブリッドは、メーカーオプションを追加すると、予算を大幅にオーバーしてしまう結果になりかねません。予算内におさめるために、希望条件を絞り込んだり、グレード選びを見直したりする必要があります。
新車に強いこだわりがなければ、中古車購入を検討してみるのはいかがでしょうか。ロッキーハイブリッドは、発売してさほど年月がたっていないため、良質な車両を探しやすい状況です。2023年4月現在、ネクステージでの相場価格は、189万9,000円~238万9,000円です。
ダイハツロッキー・ハイブリッドをネクステージで探そう!
ダイハツロッキーには、魅力あふれる装備内容やデザインが採用されています。環境性能を考慮したハイブリッド車なら、燃費性能や静粛性もばっちりです。
初期費用をできるだけ抑えたい場合は、ネクステージで良質な中古ロッキーハイブリッドを探してみましょう。ここからは、中古車購入にネクステージをおすすめする理由を紹介いたします。
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ネクステージは、全国に200以上店舗展開している大手チェーンの中古車販売店です。総在庫数は3万台を誇り、圧倒的な品ぞろえに自信があります。
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まとめ
トヨタライズと兄弟車のダイハツロッキーは、当初はガソリンモデルのみの設定でしたが、2021年にロッキーハイブリッドが追加設定されました。良品廉価を掲げるダイハツらしいコストパフォーマンスに優れている車です。
ネクステージでは、良質な中古ダイハツロッキーハイブリッドを取り扱っています。公式サイト上の車両検索ページで見つけた気になる車は、詳細ページのお問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。
この記事の執筆者
田村陽子
自動車ライター
熊本県在住。これまで、国産車・輸入車・軽自動車・普通車など、20種類以上の車に乗った経験を活かしてクルマ系メディアでの執筆活動を行っている。車両整備士や車好きの友達が多く、情報交換により日々知識を向上している。