中古車の相場事情と選び方のポイント！買取時の相場についても解説！
中古車の購入に際して、中古車を選ぶ上でのポイント、適正な販売価格が分からない方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、中古車の価格相場と選び方について詳しく解説します。
中古車の相場をある程度把握しておけば、車両の品質を見極められ、中古車選びで失敗しにくくなるでしょう。買取時の相場や、買取価格を左右する要素も併せてご紹介します。
※目次※
・中古車には定価がなく、1年を通して相場が変動する！相場が下がるタイミングなど中古車の相場に関する知識を身につけて、良質な中古車選びにつなげよう
・知っておきたい「あの車」の中古車価格！人気が高い車種の特徴と新車価格・中古車価格をチェック
・中古車購入時の見極めポイントと買取時の注意点を徹底解説！大切な愛車を後悔なく売買するなら優良店の利用がマスト！
中古車の相場はいくらくらい？
車種・年式・走行距離などさまざまな要素が、中古車の値段設定を左右します。同一車種でも、車両状態で値段に大きな差があるのも事実です。
安さだけにこだわれば、5万円~10万円とかなりの安価で購入できます。中古車の値段設定における傾向を大まかに知っておくと、値段と車両状態のバランスを踏まえた判断ができるでしょう。
中古車の値段はまちまち
中古車には、新車のように定価はありません。車種・グレード・年式など、複数の条件で値段が変わるからです。
もし同じ状態の同一車種があったとしても、取り扱う販売店ごとに値段が違うでしょう。「人気の車種かどうか」も、値段に大きく影響する要素です。人気の車種でグレードが高く、状態が良い中古車には、新車が購入できるほどの値段が付けられます。
1台ごとに車両状態・車の年式・グレードが違う中古車の性質上、値段を決定する明確な基準はありません。そのため、中古車選びでは車両状態や年式などが価格と釣り合っているかを見極めることが大切です。
5万円~10万円程度で購入できる中古車もある
安さを優先した中古車選びでは、5万円~10万円程度で購入できる車両が魅力的に感じられるでしょう。
ただし、10万円以下の安い中古車の多くは年式が古かったり、走行距離が10万km以上であったりという理由があることに注意しなければなりません。
修復歴があるために5万円~10万円で購入できるケースも考えられます。修復歴車は短期間の走行に問題がなくても、故障のリスクは高くなるので注意が必要です。
安い中古車の中から、とびきりの掘り出し物に出会えるケースもあります。しかし、車両状態が安全な走行に関わる以上、飛び抜けて安い中古車は慎重に選ばなければなりません。
人気が高い車種5モデルの中古車相場
あらかじめ中古車相場を知っておけば、中古車の品質と価格のバランスを判断する際に役立つでしょう。そこでこちらでは、人気が高い車種5モデルの中古車相場をご紹介します。新車本体価格と具体的な中古車販売価格に触れますので、中古車の購入を検討している方は参考にしてみてはいかがでしょうか。
ホンダ N-BOX
ホンダの軽自動車「N-BOX」は、広い室内空間が強みです。広い室内空間を活用する仕様として、ベンチシート仕様・スライドシート仕様・スロープ仕様の3タイプを展開します。
生活スタイルに合わせて選択できる仕様により、幅広い層から人気を集める車種です。安全運転支援システム「Honda SENSING」を標準装備し、安全性能への配慮も忘れていません。
新車本体価格は、エントリーモデル「G・Honda SENSING」で税込141万1,300円~です。上位モデルになると、税込価格で200万円を超えます。
「N-BOX」は人気車種らしく中古車市場での流通数も多く、中古車でも選択肢が豊富です。Honda SENSING搭載車は、税込130万円~140万円程度が相場と考えましょう。高年式モデルの場合、税込160万円以上します。
年式が古い車両では、税込価格40万円~50万円前後でも購入可能です。ただし、古い年式の中古車の場合、Honda SENSINGなどの先進技術は搭載しません。
（2020年12月時点の情報です）
PR100万円以下のN-BOX
※価格は支払総額
スズキ ハスラー
スズキの軽自動車「ハスラー」は、アウトドアテイストを取り入れています。「もっと遊べる！もっとワクワク！！もっとアクティブな軽クロスオーバー」をコンセプトに、2020年1月にフルモデルチェンジました。
エントリーグレードの「HYBRID G」と上位グレードの「HYBRID X」があり、ターボエンジンを搭載した「HYBRID Gターボ」「HYBRID Xターボ」も展開します。しっかりと計算された「基本安全」に加え、「スズキ セーフティ サポート」の搭載も魅力です。
カラフルな色使いが特徴的なエクステリアデザインも、人気を集める要素のひとつでしょう。インテリアのカラーバリエーションも充実し、自分好みのアレンジも楽しめます。
新車での本体価格は、エントリーグレード「HYBRID G」で税込136万5,100円~です。スズキ セーフティ サポート非装着車を選択すると、税込128万400円~と価格を抑えられます。上位グレード「HYBRID X」は税込151万8,000円~と、「HYBRID G」よりやや高額です。
中古車では、70万円前後から購入できます。高年式だったり車両状態が良かったりすると、税込価格で120万円前後~ 150万円程度です。
数は少ないものの、税込でも100万円台で購入できる高年式モデルもありました。
※2020年12月時点の情報
中古車でもカラーが豊富なので、好みに合った1台が見つけやすいでしょう。中古車であれば、現行モデルでは取り扱わないMT車も選べます。
PR100万円以下のハスラー
※価格は支払総額
日産 ノート
日産のコンパクトカー「ノート」は、2017年から2019年までの3年連続で国内コンパクトカー販売台数No.1を獲得した車種です。2020年12月にフルモデルチェンジを行い、新たなコンパクトカーとして生まれ変わりました。
新たにプラットフォームを設計し、システムを刷新した第２世代e-POWERを搭載します。コンパクトカーとして初搭載となる運転支援技術「プロパイロット」は、日産初のナビリンク機能付きです。
28.4km/L~29.5km/L（WLTCモード）と優れた燃費性能はそのままに、機能性がいっそう高まりました。
新型ノートでは、「S」「F」「X」という３種類のモデルをラインアップします。新車本体価格は、税込202万9,500円~です。
中古車価格は税込8万8,000円~税込239万9,000円と、かなり大きな価格差があります。
（※2020年12月時点の情報です）
「e-POWER」搭載前の古いモデルから高年式モデルまで、取り扱うモデルはさまざまです。年式によって、搭載装備が大きく異なります。日産のノートは、欲しい機能と価格のバランスの見極めがポイントとなる車種です。
PR100万円以下のノート
※価格は支払総額
ホンダ ステップワゴン
ホンダの「ステップワゴン」は、広々としたキャビンスペースでゆったりと乗車できます。3列のシート全てに多くの装備を充実させ、快適な空間を実現しました。
幅広い年齢層の方がスムーズに乗り降りできるよう、ステップ高は低床設計です。ステップワゴンは、標準車とエアロモデル「スパーダ」があります。ハイブリッド車は、スパーダのみの展開です。
新車価格は、標準車のガソリン車で税込271万4,800円~と設定されています。スパーダのガソリン車は、税込292万500円~です。
スパーダのハイブリッド車の新車価格は税込342万7,600円~と、標準車との価格差がさらに広がります。
中古車価格は、標準車で税込43万9,000円~税込249万9,000円です。スパーダの場合、税込73万8,000円~税込359万9,000円から選べます。
（2020年12月時点の情報です）
トヨタ ハリアー
トヨタの高級志向SUV「ハリアー」は、洗練された外観や上質な室内空間が魅力です。ガソリン車とハイブリッド車のいずれも、駆動方式2WDと4WDを展開します。
予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を搭載し、安全走行への配慮も万全です。新車価格は、ガソリン車で税込299万円~と設定されています。ハイブリッド車は、税込358万円~です。
ガソリン車の中古車価格は、税込43万8,000円~税込469万9,000円と年式によって大きな差があります。ハイブリッド車の中古車価格は、税込79万9,000円~税込329万9,000円です。
（2020年12月時点の情報です）
中古車のハリアーなら、2017年発売モデルのターボグレードも選べます。エンジンの種類が豊富な車なので、中古車を購入する場合は希望するスペックをある程度決めておくと迷わずに済むでしょう。
予算面で考える中古車選びのポイント
予算を重視した中古車選びでは、目安とする価格や注意点をあらかじめ把握することが大切です。目安に基づいて車両状態やスペックを見定めれば、安さだけにつられて失敗するリスクを避けられるでしょう。優良な中古車販売店選びのポイントも知っておけば、良質な中古車が得られるチャンスが広がります。
安さだけを追求しない
中古車選びでは、本体価格以外のさまざまな要素にも注目しましょう。安さだけにこだわると、状態が良くない車や事故車を購入するリスクが高まるからです。
購入後に思わぬ不具合やトラブルに見舞われれば、メンテナンスや修理の費用がかさむでしょう。運が悪ければ、十分に使用できないまま廃車になるケースもあります。価格だけにとらわれず、車の年式・走行距離・修復歴などをしっかりと確認してから購入しましょう。
50万円以上の中古車を目安にする
50万円以上の予算があれば、中古車の選択肢が広がります。過走行や低年式など何らかのデメリットはあるものの、比較的コンディションの良い車からのチョイスも可能です。
「最低でも50万円以上」をひとつの目安にしておくと、故障リスクが非常に高い修復歴車も避けられるでしょう。
自力でメンテナンスできるほど車に詳しい人でない限り、万が一のリスクを踏まえた中古車選びをしたほうが安心です。
はじめから高品質な中古車を選んでおけば、将来的に必要となるメンテナンス費用なども抑えられます。安全な走行だけでなく、結果的にコスト削減にもつながるでしょう。
中古車店選びも重要となる
中古車のメンテナンス状態や価格設定などは、各販売店の裁量に委ねられています。質の良い中古車を手に入れるには、優良な中古車販売店を選ぶことが重要です。
ネクステージは、「お客様ファースト」の理念を大切にする中古車販売店です。徹底的な品質管理に加えて、第三者機関による品質鑑定も実施しています。
お客様の不安やリスクの排除を目指し、修復歴のある車は販売していません。さらに、お客様に納得してご購入いただけるよう、購入・納車前に車の状態をしっかりとご説明します。
中古車の相場が下がるのはいつ？
定価がない中古車は、需要と供給のバランスによって相場が上下します。2月~3月の決算前は、新車・中古車ともに最も多く売れる時期です。
閑散期である4月~5月は、中古車の相場が下がります。このような年間を通じた相場の動きは例年習慣化されているため、できるだけお得に購入したい場合は相場が下がる時期を狙って購入するのも一案です。
2月、3月は新車・中古車の販売数が増加
新車・中古車のいずれも、2月と3月は販売数が増加します。特に、年度末の決算月となる3月は新車・中古車が1年で最も多く売れる時期です。
3月の決算月に向けて売上を伸ばそうとするディーラーや中古車販売店の動向が、2月の販売台数にも影響します。新生活需要の高まりも、販売台数の増加に関係するでしょう。
新車の販売台数が増えれば、中古車の供給量も増えます。新車購入時にオーナーが買取や下取りに出した車が、中古車市場に多く出回るからです。
4月、5月は中古車価格が下がる時期
4月~5月は閑散期に入り、自動車の販売数が減ります。一方で、4月~5月は2月~3月に下取り・買取に出された車両が店頭に並ぶタイミングです。世間での中古車需要は低下しながら中古車販売店での供給が増える時期のため、4月~5月は1年の中で中古車価格が下がる時期とされています。
また、ゴールデンウィーク前には駆け込み需要が発生し、その後は一気に需要が低下します。そのため、ゴールデンウィーク後も大幅に中古車価格が下がる可能性があるでしょう。
ただし、高年式のモデルや人気車種などは年間を通じて相場の変動が少ない傾向があります。
中古車を購入する際の注意点
車両によってコンディションが大きく異なる中古車だからこそ、購入時に気を付けるべき注意点があります。
購入後にトラブルが発生するリスクが高い修復歴車は、なるべく避けるようにしましょう。安く購入した中古車の場合、オイルやベルトの状態の確認・メンテナンスが必要な場合もあります。
修復歴車はなるべく避ける
フレーム部分に損傷を受けたことがある車を、修復歴車といいます。修復歴車は価格が安くなる傾向がありますが、安全性を考慮してなるべく避けるようにしましょう。フレーム部分のダメージは、ブレーキやハンドル操作における不具合や故障のリスクを高めるからです。
中古車販売では、修復歴がある旨を車種情報で開示する義務があります。はじめから「修復歴車」「修復歴あり」などの車を除外して中古車を選べば、将来的なリスク回避につなげられるでしょう。
オイルやベルトの状態もチェック
安く購入できる中古車は、安全に乗り続けるためにメンテナンスが必要な場合も多くあります。特に、エンジンオイルやゴム製のタイミングベルトは要注意です。
エンジンオイルは、走行距離3,000km~5,000kmごとの交換が推奨されています。ゴム製のタイミングベルトの交換時期の目安は、走行距離10万kmです。
ただし、購入時点の走行距離や年式を踏まえてタイミングベルトの状態が気になる場合には、10万km未満でもメンテナンスに出したほうがよいでしょう。
車の買取依頼をする場合の中古車相場に影響する主な項目
車の買取を依頼する場合にも、査定価格に影響する項目はある程度決まっています。特に車両状態を大きく左右する走行距離や年式などは、査定額を大きく左右する要素です。愛車を適正な価格で買取ってもらうためにも、どのような項目に注意すればよいか確認しておきましょう。
走行距離
中古車市場において、走行距離の目安は「1年あたり約1万km」が一般的です。目安よりも著しく走行距離が少ない・過走行である場合には、提示される査定額も安くなるでしょう。特に過走行の場合では、ボディーサイズが大きな車の査定額が下がる傾向にあります。
走行距離10万kmや10年を目安に、重要なパーツのメンテナンスや取替が必要なことも、査定にはやや不利です。売却を視野に入れて使用する場合は、1年で1万kmを目安に走行しておくとよいでしょう。
年式
プレミアが付いた車種でない限り、買取価格が高くなるのは年式が新しい（高年式）車です。最新技術やハイブリッドエンジンなどを搭載する高年式モデルでは、古い年式よりもパフォーマンスも良いため、価値が高くなります。
モデルチェンジがあった車では、先代モデルの価格は急降下するでしょう。最新モデルでも、モデルチェンジから3年経過すると買取価格がぐっと落ちます。査定に出す際は良いタイミングを逃さないように注意しましょう。
ボディカラー
ブラックやホワイト、シルバーなど万人受けするボディカラーの車は中古車市場でも人気が高く、査定額も高くなりやすいです。ブラックの場合、屋根付きの駐車場で保管し、直射日光による退色が少ない車のほうが高い査定額が期待できるでしょう。
逆にパープルやブラウンなど、好みが分かれるカラーは査定額が上がりにくい傾向です。カラーの需要の度合いで査定額が変動することも、覚えておくと役立ちます。
PRブラックカラーの商品
装備・オプション
取り扱い説明書やスペアキーなど車の装備がそろっていることや、人気が高いオプションを装備していることも高額査定につながります。大型の純正ナビを搭載している車や、安全性能が高い車は人気が高いので、査定額も期待できるでしょう。
新車時保証書や整備手帳などの書類の有無も、査定に関わる要素です。より高い査定を目指すなら、購入時に付属する備品・書類の保管をおすすめします。社外品でドレスアップやカスタムを行う場合も、純正パーツを取っておきましょう。
修復歴の有無
修復歴は、査定額を下げてしまう最大の要素です。修復歴がないに越したことはありませんが、修復歴車は買い取ってもらえないわけではありません。
破損した部位によって、査定評価が変わります。車前方の損傷は安全な走行に深く関わるため、査定額は低くなるでしょう。修復歴のある車を買取に出す場合は、「どこをどの程度損傷したのか」を正直に伝えることが大切です。軽度の傷や汚れも、できるだけきれいにしておきましょう。
まとめ
中古車の販売価格や買取価格の相場は、車種・年式・車両状態・スペックによって大きく変わります。安さだけを追求して状態が良くない車を買ってしまうなど、素人では見極めが難しい部分もあるので、中古車購入では優良な販売店を利用するのがおすすめです。
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