車はいらない時代なの？不要な理由と利用した方がお得なケースを見てみよう
近年、若者の車離れが取り沙汰されています。また、カーシェアリングのような新しいビジネスモデルが成長し、車は「所有するもの」から「借りるもの」に変わったと感じている方もいるかもしれません。しかし、マイカーを所有せず、必要なときだけ借りるというカーライフは不便ではないのかと疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、車がいらない理由と共に、マイカーを持つメリット・デメリットをご紹介します。公共交通機関やカーシェアリング、レンタカーのメリット・デメリットも解説するので、車を所有すべきかどうか判断するのに役立つでしょう。
※目次※
・車がいらないという方が増えた背景には、車の価格や維持費の高さに加え、公共交通機関の発達やカーシェアリングのような新しいシステムの普及がある
・カーシェアリングは空きさえあれば24時間いつでも気軽に利用できる。ただし、車を利用しなくても基本使用料がかかり、休日や連休は予約でいっぱいというデメリットも
・急な外出や荷物の運搬にはマイカーがあると便利。新車の購入費用がネックなら中古車がおすすめ！
車はいらない時代なの？不要に感じる4つの要因
最近は若い方を中心に、車に関心がない方が増えているようです。高度経済成長期には車を所有することは憧れでした。しかし、今はまとまった初期費用の負担がなくレンタカーやカーシェアリングを利用できるため、無理してまで所有しないと考える方も多いのでしょう。ここでは、車はいらないという方が増えた背景について解説します。
車自体が高価
大きな要因のひとつとして、車の価格が高いことが挙げられるでしょう。さらに、近年車の価格は上昇傾向にあります。自動運転や安全機能、燃費性能の向上のために先進的な技術を搭載する車が増え、開発コストが上がっているためです。
一方、賃金は伸び悩んでおり、高価な車にお金をかけられない方もいるでしょう。価値観の多様化から、車ではなく趣味や自己啓発にお金を使いたいという方も増えています。
維持費がかかる
車は購入費用以外に維持費がかかります。例えば、車を所有しているだけで、自動車税や自動車重量税を支払わなければなりません。法定点検や車検にもお金がかかります。自賠責保険や任意保険の保険料もかかるでしょう。その他、駐車場代や燃料代、日頃のメンテナンス費用も必要です。
これらの維持費は日々の生活費から捻出しなければなりません。その分、自由に使えるお金が減ってしまいます。維持費を考えると、車の所有に二の足を踏む方もいるでしょう。
交通機関が発達している
公共交通機関が発達していることも大きな要因です。特に都市部では、電車や地下鉄が網の目のように張り巡らされているため、車の必要性を感じないかもしれません。渋滞を考えると、車より電車で移動した方が目的地に早く着く場合もあります。
また、東京のような大都市では駅にスーパーやドラッグストアが併設されているケースが多く、車がなくても生活に不便は感じないでしょう。
新しいシステムの普及
近年、レンタカーやカーシェアリングといった新しいサービスが普及しています。レンタカーは営業所に足を運び、好きな車を時間や日数単位で借りるサービスです。カーシェアリングは、会員登録を済ませた会員が必要なときに車を使えます。レンタカーよりも利用時間が短く、安価なのが一般的です。
仕事のない週末しか車を使わないなら、必要なときだけ車を借りた方が安く済むと考える方も多いのかもしれません。
本当に車はいらないの？車を持つメリット
果たして本当に車を所有する必要はないのでしょうか。例えば、車があれば公共交通機関が動いていない時間帯でも移動が可能です。また、費用に関しても、車の方が安く済む場合があります。ここでは、車を所有する利点について見ていきましょう。
緊急時にもすぐ乗れる
車を所有していれば、緊急時でも安心です。家族が急に体調を崩したとき、公共交通機関を使って病院へ行くのは難しいでしょう。車があれば、すぐに病院に連れて行けます。事前に予約を入れる必要があるレンタカーやカーシェアリングでは対応できません。
また、急な夕立で家族を駅に迎えに行くといったシチュエーションでも便利に使えます。遠方に住む家族や親戚に何かあったときも、車があればすぐに向かえるでしょう。公共交通機関が動いていない深夜の移動も可能です。
移動することにストレスを感じない
車があれば好きなときに好きな場所に移動できるため、ストレスを感じずに済むでしょう。公共交通機関の場合、乗り換えが面倒なことがあります。また、目的地が駅から離れていると、徒歩で向かわなくてはなりません。季節によっては暑さや寒さが苦痛ということもあるでしょう。
車なら雨の日もぬれることはありません。荷物が多くても運ぶのに苦労することはないでしょう。ラッシュアワーに人混みの中を移動するストレスからも解放されます。
移動の費用が安く済むことも多い
車と比較して公共交通機関の料金の方が安いとは限りません。家族や友人と一緒に大人数で利用するなら、車の方が安く済みます。
例えば、都心から成田空港に向かう場合、鉄道やリムジンバスの料金は3,000円前後です。一方、代々木から成田空港まで高速道路経由で移動すると、ETC料金は3,000円弱で済みます。高速道路料金以外に燃料代や駐車場代もかかりますが、大人数で移動すれば、電車やバスよりお得といえるでしょう。
プライベート空間をもてる
目的地までの間、プライベートな空間がもてるのもメリットです。気兼ねなく好きな音楽を聞いたり家族や友達と談笑したりできます。女性なら、メイクをしなくても気にする必要はありません。車内で食事や電話をすることも可能です。小さな子ども連れの方にとっては、周りの目を気にしなくてよいのもメリットといえるでしょう。
また、1人になりたいときには自分だけの個人空間になります。リラックスタイムや趣味の空間として利用すれば、日頃のストレスも解消されるでしょう。
「運転する」ことを楽しめる
運転の醍醐味を味わえるのも魅力のひとつです。大きな乗り物を操縦するという楽しみは、他ではなかなか味わえません。ハンドルさばきやペダルの踏み込みによって車を思い通りに動かせる爽快感は筆舌に尽くしがたいでしょう。もっと上手に運転したいという向上心をもって、テクニックを磨く楽しみもあります。
また、誰にも邪魔されずに運転に集中すれば、気分転換にもなるでしょう。運転することは、さまざまな楽しみを与えてくれます。
車がいらないとどのくらいコストが変わるの？
車を所有することのネックに上がりやすい「コスト」。車を持つ・持たないではどのくらいコストが変化するのか、気になる点を把握しておきましょう。電車やバスなどの公共交通機関をメインの移動手段にする場合、「費用を抑えられるメリット」と「自由度に限界があるデメリット」が存在します。それぞれのポイントを解説します。
公共交通機関なら費用を抑えられる
電車やバスなどの公共交通機関を利用することで、費用に関するコストを抑えられるのは大きなメリットです。車を持つにあたってはガソリン代や税金、車検代、保険代、場合によっては駐車場料金などが必要であり、年間の維持費は10万円前後となります。飲み会や出かけた先で気軽に飲酒できるのも、公共交通機関を利用するメリットでしょう。「車で来たもののお酒を飲んでしまい、タクシーや運転代行を呼んだ」といった出費を減らすことができます。
利用には自由度に限界がある
費用を抑えられる公共交通機関ですが、「自由度には限界がある」というデメリットも存在します。満員電車はもちろん、バスでは「空席がなく立ちっぱなしになる」「時刻表に合わせて行動する必要がある」など、ストレスや疲労を感じるシーンは多々あります。車の渋滞はある程度予測したり、避けたりすることが可能ですが、公共交通機関の急なトラブルは対処が難しいのが現実です。雨や雪など天候によって、利用する快適度が左右される点も要注意です。
車がいらないかを迷う時の比較【マイカーの特徴】
マイカーを持つことには、メリットとデメリットがあります。主なメリットは、移動の自由度が高いことです。公共交通機関が使えないときや目的地が駅やバス停から遠い場合でも簡単に移動できます。一方、デメリットは維持費がかかるといった経済的な面です。メリットとデメリットを把握した上で、マイカーを所有するかどうか判断するのが賢明でしょう。
メリット：所有している車はいつでも使える
マイカーを所有するメリットは、いつでも好きなときに使えることです。車があれば、家族や友人を迎えにいくときや大きな荷物を運ぶときに役立つでしょう。特に、小さな子どもや高齢者を連れて移動する際に便利です。
また、マイカーは自分の所有物なので、自由にカスタマイズができます。車内を自分好みのインテリアに変えたり、好きなオプションを装備したりすることも可能です。
デメリット：維持費がかかる
デメリットは維持費がかかることです。毎年納める自動車税は、排気量によって数万円から10万円前後かかります。車検費用は約10万円です。自賠責保険や任意保険の保険料も年間数万円かかるでしょう。車に安全に乗るには、メンテナンス費用も必要です。
また、自宅に駐車場がなければ、駐車場代が毎月かかります。燃料代も日常的にかかるので、マイカーを所有すれば、月々の負担が増すことは避けられないでしょう。
マイカーに向いているのはこんな人
マイカーがあったほうがよいのは、地方に住んでいる方です。地方は都市部に比べて公共交通機関が発達していないため、マイカーは必須かもしれません。電車やバスの本数が少なく、日常の買い物や家族の送り迎えのためには、車がなければ生活できないという地域もあります。
また、子育て世代にもマイカーはおすすめです。抱っこひもやベビーカーで公共交通機関を利用するのは苦労が多いでしょう。大きな荷物を抱えて家族連れで移動する際に、車があるとストレスが軽減できます。
車がいらないかを迷う時の比較【カーシェアリングの特徴】
最近注目を集めているカーシェアリングは、レンタカーに比べて安くて便利というイメージがあるかもしれません。平日はほとんど車に乗らないため、週末だけカーシェアリングを利用したいという方もいるでしょう。ここでは、カーシェアリングのメリットとデメリットについて解説します。
メリット：短時間でも乗りたいときに乗れる
空きさえあれば、乗りたいときに気軽に利用できるのがメリットです。カーシェアリングは短時間の利用を想定しており、レンタカーのように1週間借りっ放しといった使い方はしません。
その代わり、会員登録さえすれば24時間いつでも利用できます。車検や自動車税といった維持費がかからず、好きなときに車を利用できるので、気軽に短時間だけ乗りたいという方はメリットが大きいでしょう。
カーシェアリングのデメリットは、登録費用や基本使用料といった固定費がかかることです。料金体系は会社によって異なりますが、全く車を使わない月でも基本使用料は支払わなければなりません。
また、週末や連休前は予約ですぐに埋まってしまうことが多いようです。タイミングが悪いと、必要なときに乗れない場合もあります。また、短時間の利用を想定しているため、長い時間利用すると割高になるのもデメリットといえるでしょう。
カーシェアリングに向いているのはこんな人
車の利用時間が短い方は、カーシェアリングが向いています。買い物や通院で、数時間だけ車が必要という方は利用価値が高いでしょう。
車にこだわりがない方も向いています。マイカーではないので、カスタマイズはできません。レンタカーのように好きな車を選ぶのも難しいでしょう。ただし、車を「足」と考えているなら、カーシェアリングのメリットが享受できます。登録にクレジットカードが必要なので、カードの登録が可能な方にもおすすめです。
車がいらないかを迷う時の比較【レンタカーの特徴】
マイカーを所有せずに車を利用する方法には、カーシェアリングだけでなくレンタカーがあります。古くからあるオーソドックスな方法ですが、最近は格安レンタカー会社も登場し、料金は低下傾向です。ここでは、レンタカーのメリットとデメリットをご紹介します。
メリット：長時間でも好みの車に乗れる
好きな車を好きな期間利用できるのがレンタカーの魅力です。レンタカーは比較的長時間貸し出すことを想定しています。そのため、借りる期間が長ければ、カーシェアリングよりレンタカーのほうが割安です。また、豊富な車の中から好きなグレードや車種が選べます。
カーシェアリングのような基本料金はなく、支払うのは借りた時間分の料金のみです。会員登録も必要ありません。会社によっては現金決済に応じてくれるので、クレジットカードが不要です。
デメリット：店舗まで行く必要がある
デメリットは、店舗まで出向く必要があることです。レンタカー会社の店舗は大きな駅や空港の周辺に多く、住宅地にはほとんどありません。駅や空港の近くに住んでいない限り、なんらかの交通手段を利用して店舗まで足を運ぶ必要があります。
また、基本的には事前に予約しないと利用できません。借りる際には必要書類の記入や車の状態の確認といった手続きがあります。駅や空港を利用する旅行以外では、なかなか気軽に利用できないでしょう。
レンタカーに向いているのはこんな人
レンタカーに向いているのは、数日や数週間の単位で車が必要な方です。ちょっと買い物に行くといった利用には不向きですが、決まった期間だけ車に乗りたいなら便利に使えます。例えば、週末に遠出するときや遠方からお客さんが訪ねてくるとき、出張先や旅行先で車が必要になったときにレンタカーは役立つでしょう。
マイカー代わりというよりは、ある程度まとまった期間車を利用する際にはレンタカーが向いています。
車を利用した方がお得で便利なケースも多い！
車や公共交通機関のメリット・デメリットを踏まえた上で、「車を利用した方がお得で便利なのでは？」と感じた人も多いのではないでしょうか。「車は欲しいけれど総合的なコストが気になる」という方には、中古車がおすすめです。中古車のおすすめポイントと、理想の車に出会うチャンスが多いネクステージの強みを解説します。
総合的なコストを抑えるなら中古車がおすすめ
車がいらないという方が増えたりカーシェアリングやレンタカーに注目が集まったりする背景には、マイカーを所有するにはお金がかかるという印象があるからでしょう。しかし、自分の車を持つメリットは数多くあります。できるだけ安く車を購入したいなら、中古車がおすすめです。
中古車は「古い」「故障しやすそう」というイメージがあるかもしれませんが、最近は状態の良い車がそろっています。中には、修復歴のある車は取り扱っていないという販売店もあり、新車に近い状態の車も見つかるでしょう。また、中古車市場には多くの車が流通しているので、豊富な在庫の中から予算や好みに合った車を選べます。
出会える台数が多いネクステージを見てみよう！
新車＆中古車の買取・販売サービス「ネクステージ」の強みは、なんといっても取り扱い台数の多さです。売れ筋のモデルから根強い人気があるモデルまで、カラーやグレードのバリエーションは実に豊富。車種別に専任バイヤーを配置しているので、希望条件を伝えるだけでお手頃価格の車に出会いやすくなっています。故障などのトラブルが懸念される車種や修復歴車(事故車)は取り扱わないので、中古車に不安がある方も安心してご利用いただけます。
まとめ
マイカーがなくとも車を便利に利用できるのが、カーシェアリングやレンタカーといったサービスです。しかし、マイカーを所有すれば好きなときにいつでも車に乗れるというメリットがあり、車がもう少し安ければ購入を検討するという方もいるのではないでしょうか。そのような方におすすめなのが中古車です。
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