車の装備には種類がある!装備しておきたい安全・快適機能と費用の相場
車には技術力を生かしたさまざまな装備が装着されています。しかし、装着される機能の意味がよく理解できずに悩まれる方もいるのではないでしょうか。
この記事では車の装備の種類をはじめ、装着しておきたい車の安全性と快適性にまつわる機能や、各種装備が付いた中古車を選ぶポイントを解説します。これから装備や車の購入を検討されている方は参考にしてください。
※目次※
・車の装備には新車購入時にしか装着できないオプションがある
・メーカー純正オプションよりもリーズナブルに取り付けられる社外品はあるがデメリットもあることを知っておこう
・車の装備が充実した中古車を探すなら圧倒的な在庫数のネクステージへ
車の装備には種類がある!
車の装備は、標準装備・メーカーオプション・ディーラーオプション・パッケージオプションの4種類です。車のカスタマイズが楽しめるオプションの中には、後付けができないタイプもあります。購入後に後悔しないためにも、車の装備についてどのような種類と特徴があるのか理解しておきましょう。
標準装備
標準装備とは、車の購入時に必ず装着される装備です。車種やメーカーにより、標準装備の内容は異なります。たとえば、エアコン、パワーステアリング、パワーウィンドウです。車への装着が義務付けられている発炎筒も、標準装備に含まれています。
標準装備の内容は年々変化しており、以前は標準装備として装着されていたスペアタイヤやジャッキ、工具類が近年の新車には積載されていません。軽量化による燃費向上を図るため、ロードサービスが普及しドライバー自身が作業しないためです。代用品として、タイヤパンク修理キットが装着されています。
メーカーオプション
メーカーオプションとは、新車購入時にメーカーで行われる製造段階にて取り付けられるオプション装備です。たとえばルーフレールやサンルーフ、本革シート、自動ブレーキシステムなどが挙げられます。
メーカーオプションは多くの装備品が新車の組み立て後、製造工場から出荷されてからでは取り付けられません。車の製造ラインは機械化・効率化されており、メーカーオプション品だけを装着するような対応ができないため、また出荷後の装着では大きな加工や分解作業が求められるためです。
つまり、メーカーオプションの購入は新車購入と同時に注文しなければならず、納車後の後付けができません。
ディーラーオプション
ディーラーオプションは、新車販売店で購入できるオプション装備です。メーカーオプションとは異なり、新車購入時だけでなく納車後にも購入できます。装備の内容はエアロパーツやサイドバイザー、フロアマットなど取り付け時に大きな加工や部品の取り外しの必要がないものです。
ディーラーオプションは販売店ごとに価格が決められます。そのため、新車購入時に車両価格の値引きの代わりとしてディーラーオプションがサービスされるなど、手頃な値段で購入可能です。
また、ディーラーオプションはメーカーにより呼び名が異なり、たとえばトヨタは「販売店装着オプション」と呼ばれます。
パッケージオプション
パッケージオプションとは、関連性の高いメーカーオプションがセットになって販売されるオプションです。個々にメーカーオプションを選んで購入するよりも、お得に装着できます。
たとえば、運転支援システムなどの安全機能を充実させたセットや、スマートフォンのワイヤレス充電などの便利機能を充実させたセットです。パッケージオプションは国産車よりも輸入車に多く見られます。
▼こちらの記事もおすすめ
車に装備しておきたい安全機能
車を運転するうえで、最も大切なことは安全です。どれほどの運転技量や経験があったとしても、事故は誰にでも起こり得ます。
ここから紹介するものは、車に装備しておけば安心できる安全機能です。絶対的な安全が保証されるものではありませんが、自身の安全運転への意識と共に活用すれば事故のリスクは減らせるでしょう。
クルーズコントロール
クルーズコントロールは、ドライバーが決めた任意の速度に合わせ、アクセル操作なしで走行し続けられる機能です。高速道路など一定速度で長距離走行する場合に、クルーズコントロールがあることでドライバーの疲労軽減につながります。
クルーズコントロールがさらに発展した機能が、アダプティブクルーズコントロール(ACC)です。一定速度で走行するだけでなく、ブレーキも制御することで先行車との距離を一定に保ちます。
ブラインドスポットモニター
ブラインドスポットモニターとは、ドアミラーでは死角になりがちな範囲の危険をドライバーに知らせる機能です。リアバンパーに取り付けられたセンサーが車両斜め後方に接近してくる車を検知し、接近を知らせるためにドアミラーもしくはAピラーに組み込まれた警告灯が点灯します。
車線変更に苦手意識のある方や、危険を感じた経験のある方にとっては安心できる装備です。ブラインドスポットモニターはメーカーにより標準装備またはオプション装備となります。
バックモニター
バックモニターは、駐車時の安全確認ができるサポート機能です。バックモニターがあれば、後退時に車の後方にいる歩行者や障害物を映し出せます。
バックモニターだけでは死角など確認しきれない範囲も、車の真上から360度映し出すモニターなら安心です。真上から確認できるため、壁との距離感もつかみやすく接触事故を防げます。
バックモニターや360度見渡せるモニターは純正品だけでなく、社外品も販売されているため非搭載車でも後付けが可能です。
ペダル踏み間違い防止支援
近年増加傾向にある、ペダルの踏み間違いによる事故の被害を最小限に抑えるための機能です。
障害物があるにもかかわらず、前進・後退時に急なアクセル操作をした際に機能が働きます。センサーで障害物を認識するタイプは、障害物のない坂道発進など意図してアクセルペダルを踏み込みたいときには機能が働かないため安心です。
機能の名称はメーカーなどによって異なります。たとえば日産は「踏み間違い衝突防止アシスト」、トヨタは「踏み間違い加速抑制システム」です。独立行政法人自動車事故対策機構は「ペダル踏み間違い字加速抑制装置」と呼んでいます。
(参考:『ペダル踏み間違い時加速抑制装置|独立行政法人 自動車事故対策機構』)
便利なブレーキホールドもおすすめ
ブレーキホールド機能とは、信号待ちなどの場面で車が一時停止した場合に、ブレーキペダルから足を離しても停車状態を維持する機能です。信号が青に変わったら、アクセルペダルを踏むだけで停車状態から自然に発進できます。
安全にも配慮されており、停車状態が長く続いた場合やシートベルトが外されたことを検知した場合には、電動パーキングブレーキが作動する仕組みです。ブレーキペダルを踏み続ける必要がなくなるため、足の疲労軽減につながります。
▼こちらの記事もおすすめ
車への装備が必要な「発炎筒」と「発煙筒」の違いとは?
事故などのトラブルに備え、道路運送車両の保安基準には非常用信号用具の装備が義務付けられています。そのため、車には「発炎筒」の装備が必要です。発炎筒は「自動車用緊急保安炎筒」と呼ばれ、車検ではJIS規格または同等以上の規格の性能を有していることを確認します。
発炎筒と同じ読み方で「発煙筒」という物がありますが、別物です。発炎筒は炎を発しますが、発煙筒は勢いよく大量の煙が出ます。発炎筒も煙が出ますが、発煙筒ほどではないため周囲の視界を奪うことはありません。あくまでも車に装備しなければいけないのは、炎で異常事態を知らせる発炎筒です。
車に装備したい便利な快適機能
車には安全機能だけでなく、快適にドライブを楽しむための便利な機能があります。ここから紹介する機能は、どれも車に装着されていると快適性が増すものです。ドライバーだけでなく、車に乗る方すべてが快適に過ごせるでしょう。
シート系
車に乗る際に欠かせないシートですが、パワーシートやシートヒーター、ウォークスルー、撥水・消臭機能付きシートなど便利な機能があります。
パワーシートとは、スイッチを使い電動で座席を前後に移動させたり、リクライニング位置を変えたりするシートです。手動調整のシートとは異なり、無段階で調整できます。
シートヒーターは座席の座面や背面にヒーターが内蔵されているシートです。暖房よりも素早く暖まるため、寒い季節の味方になります。
ウォークスルーとは運転席と助手席間や、1列目シートから後部座席へ移動しやすいレイアウトのシートです。撥水・消臭機能の付いたシートは、ペットや汚れた荷物を乗せても臭いや汚れの付着が低減できます。
ドア・キー系
キーレスエントリーやスマートキー、電動スライドドア、パワーウィンドウが便利な機能です。キーレスエントリーはスイッチでドアの開閉、スマートキーはドアの開閉とエンジンの始動ができます。
電動スライドドアとは車両の前後にスライドして開閉する、車両側面にある乗降用のドアです。車両左右が電動のタイプや片側のみ電動のタイプがあります。
パワーウィンドウとは、ドアウィンドウガラスをスイッチを使って電動で昇降させるものです。車により開閉できるガラスすべてに付いていたり、フロント座席のみに付いていたりする場合があります。
エアコン・ヒーター系
オートエアコンやリアクーラー、リアヒーターが装備されていると快適です。オートエアコンは好みの温度を設定するだけで、吹き出し温度・吹き出し口・風量を車側が自動的に調整します。
リアクーラーとリアヒーターは、後部座席専用の機能です。特に室内空間の広いワンボックスカーやミニバンに多い装備です。この機能があるだけで夏場は熱中症予防になるなど、後部座席に座る人は快適に過ごせます。
カーナビ・オーディオ系
カーナビは記録媒体により種類があります。CD・DVD、メモリーナビ、HDDナビです。後席モニターは後部座席専用のテレビモニターであり、後退時に使用するバック用モニターとは異なります。
ディスプレイオーディオとは、一般的なAVナビからカーナビ機能を取り除いたタッチパネル式のモニター機器です。スマートフォンと連携ができ、スマートフォン内の地図アプリなど対応アプリをモニター上で操作したり、保存されている音楽を聞いたりできます。
▼こちらの記事もおすすめ
新車の装備にかかるオプション費用の相場
求める装備によって、それぞれオプションの費用は大きく異なります。メーカーオプションの中には価格の高い装備があるためです。新車購入時にオプションを購入した場合の平均的な費用を紹介します。費用を抑えるために後付けの方法もありますが、注意点も理解しておきましょう。
装備にかかる費用は約50万円
新車購入時にメーカーオプションを装備すると、約50万円以上の費用がかかります。この50万円の内訳は自動ブレーキやクルーズコントロールなどの安全装備や、純正ナビです。
純正ナビは車によって価格幅があり、装備するかどうかによって購入金額が大きく変わる場合があります。メーカーオプションのほかに、ディーラーオプションなどもあるため予算に合わせて検討しましょう。
安全装備の後付けには注意
新車購入時に出費を抑えようとするあまり、メーカーオプションを付けずに購入して後悔する方も少なくありません。メーカーオプションやディーラーオプションの装備品は社外品を購入すれば、安全装備であったとしても後付けができる場合があります。
しかし、社外品を後付けするためには工賃が必要です。安全装備の後付けは取り付け不良が原因で事故につながるリスクもあります。
そのため、所有している車に欲しい安全装備があり後付けを考えている場合は、装備がある車への買い替えがおすすめです。
中古車探しにおける装備選びのポイント
中古車の購入を検討する場合、できるだけ高いグレードの車を購入候補に入れるとお得です。
中古車の場合、新車購入時と比較するとグレードの違いによる価格の差は大きくありません。中古車の中には新車当時にメーカーオプションを装着されている場合もあり、価格に大きく反映されていないためお得に購入できます。
長距離運転など購入の目的を決め、不要な装備を省いた中古車を選ぶとさらにお得です。あらかじめ装着されている装備は、購入前に異音の有無や正しく作動するかチェックしましょう。
▼こちらの記事もおすすめ
自分好みの装備をネクステージの中古車から選ぼう!
自分の好みの装備がある中古車を探すなら、ネクステージがおすすめです。欲しい装備がある中古車を探す際には、何店舗も中古車店を歩き回ることもあるかもしれません。ネクステージは全国展開しておりグレードの種類や在庫数が豊富です。そのため、希望に近い車をスムーズに見つけられます。
また、ネクステージで扱う中古車には無料・有料保証が付帯するため購入後も安心です。充実したアフターサポートによりお客様が安心できるカーライフをサポートします。
まとめ
車の装備は運転を快適にするものや安全運転をサポートする機能まで種類が豊富です。標準装備以外の車の装備はいつでも装着できるものでもなく、場合によっては中古車を選ぶ選択肢も出てくるかもしれません。
中古車の購入を検討する際はネクステージへご相談ください。ネクステージでは、どこにも負けない圧倒的な在庫数が強みです。欲しい装備が装着された車探しを全力サポートします。