ハイオク車とレギュラー車の違いは？特徴を理解して自分好みの車を選ぼう
ガソリンスタンドではレギュラーとハイオクが併売されているため、この2つがどのように違うのだろうかと気になったことがある方もいるのではないでしょうか？この2つの燃料は同じガソリンですが違いがあります。
自分の車にマッチした燃料を選ぶためにも、ガソリンの違いについて正しく理解することが大切です。
そこでこの記事では、ハイオクとレギュラーの違いやハイオク仕様車とレギュラー仕様車の特徴を詳しく紹介します。それぞれの違いを学ぶことで、車を選ぶときの参考として役立つでしょう。
※目次※
1.車の燃料のハイオクとレギュラーはどんな特徴の違いがあるの？
2.レギュラーとハイオクは指定燃料となる車種の傾向にも違いがある
3.成分に違いがあるレギュラーとハイオクを入れ間違えるとどうなる？
6.レギュラー車やハイオク車を探すならネクステージにおまかせ！
・ハイオクとレギュラーでは異常燃焼しにくさを示すオクタン価に違いがある
・スポーツカーや高級車などの走行性能を重視した車はハイオク仕様車、一般的な車はレギュラー仕様車が多い
・ハイオク仕様車・レギュラー仕様車のどちらを購入する場合でも、お得に購入したいなら豊富な中古車を扱うネクステージへ
車の燃料のハイオクとレギュラーはどんな特徴の違いがあるの？
ハイオクとレギュラーは、いずれも自動車用ガソリンの一種です。しかし、この2種類は、規格上オクタン価の違いによって分類されています。オクタン価とは、燃焼時のノッキングしにくさを示す数値です。
ここでは、ハイオクとレギュラーの特徴を詳しく紹介します。どのような違いがあるのか気になっている方は、ぜひこの機会にチェックしておくのがおすすめです。
ハイオクガソリンの特徴
日本国内において、ハイオクはJIS規格によって「オクタン価96以上のガソリン」と定められています。オクタン価が高いため、エンジン内で燃焼するときに異常燃焼が起こりにくく、高出力エンジン用の燃料に適しているのが特徴です。
他にも、燃焼室内にカーボンが蓄積することを防ぐための洗浄剤が含まれています。エンジン内のクリーンに保ち、燃焼効率を維持して環境負荷を軽減できるのもハイオクのメリットです。
レギュラーガソリンの特徴
一方でレギュラーは、JIS規格によって「オクタン価89以上のガソリン」と定められており、多くの車において指定燃料になっています。
オクタン価が低く、ハイオクに添加されている洗浄剤も含まれていないので安価なのが特徴です。
ガソリンスタンドでは、製造コストが低い分ハイオクより安く販売されています。なお、オクタン化以外の規格はハイオクと共通です。
レギュラーとハイオクは指定燃料となる車種の傾向にも違いがある
レギュラーとハイオクには規格上の差があるため、それぞれの燃料を指定車種とする車にも違いがあります。特に、以下のいずれかに該当する車は指定燃料がハイオクの可能性が高いため、購入するときは事前に確認しておきましょう。
・ヨーロッパ製の輸入車
・走行性能を重視した車
・高級車
ここからは、これらの車がなぜハイオクを指定しているのかを解説します。ハイオク指定車が存在する理由が気になっている方は、ぜひこの機会に一通りチェックしてみましょう。
ヨーロッパ製の輸入車
ヨーロッパ製の輸入車は、高級車でも大衆車でもハイオクを指定している車がほとんどです。その理由は、日本のガソリン規格とヨーロッパのガソリン規格の差にあります。
ヨーロッパ各国で販売されているレギュラーのオクタン価は91以上となっており、日本の89以上と比較すると高いのが特徴です。そのため、ヨーロッパではレギュラー仕様車として販売されていても、日本ではガソリン規格の違いによりハイオク仕様車として販売されます。
スポーツカーなどの走行性能を重視した車
スポーツカーをはじめとした走行性能が高い車は、走行時にエンジン内が高温・高圧になってノッキングが発生しやすいのがデメリットです。そのため、ノッキング予防効果が高いハイオクを使用します。
ノッキングが発生すると走行性能が低下してエンジンが故障するリスクが高まるため、指定燃料を守ることが大切です。
スポーツカーを購入したいと考えている方は、ハイオクを使用する分燃料費が高くなりがちなことを覚えておくとよいでしょう。
高級車
高級車は出力が高いエンジンを搭載しています。高出力エンジンのパフォーマンスを最大限に発揮するには、圧縮比を高めて燃焼効率を向上させなければなりません。
圧縮比を高めると燃焼室内の温度と圧力が高まり、異常燃焼によるノッキングが発生しやすくなります。ノッキングを防ぐには、スポーツカーの場合と同様にハイオクを使用することが大切です。
成分に違いがあるレギュラーとハイオクを入れ間違えるとどうなる？
ハイオクもレギュラーも同じガソリンなので、指定燃料とは違うものを給油しても問題ないのではないか考えている方もいるのではないでしょうか。JIS規格ではオクタン価以外の規格が同じため、一見すると問題ないように思えます。
ここでは、レギュラー仕様車にハイオクを給油した場合とハイオク仕様車にレギュラーを給油した場合に考えられる現象をチェックしましょう。
指定燃料がレギュラーの車にハイオクを入れた場合
レギュラー車にハイオクを給油しても、問題が発生することはありません。ハイオクに添加されている洗浄剤による燃焼室の洗浄効果は、レギュラー仕様車でも受けられます。
レギュラー仕様車でも、カーボンの付着を防ぐ効果に期待できるでしょう。しかし、レギュラーとハイオクでは価格差があるものの、レギュラー車では価格差に見合うパフォーマンスの向上は見込めません。コストと性能のバランスを考えると、レギュラー仕様車にはレギュラーを給油するのがおすすめです。
指定燃料がハイオクの車にレギュラーを入れた場合
ハイオク仕様車は、ハイオクを給油することを前提にしてエンジンを設計しています。高出力エンジンを搭載する車も存在するため、ハイオク指定車にレギュラーを給油すると、ノッキングやエンジントラブルにつながる可能性がある点に注意しましょう。
エンジンのパフォーマンスを引き出し、車がもつ本来の走行性能を発揮させるためにもハイオク仕様車にはハイオクを給油するのがおすすめです。燃料費を節約する目的でレギュラーを給油すると、ノッキングによるエンジントラブルで余計な出費が発生しかねません。
レギュラーとハイオクは給油時の入れ間違いに気を付けよう
ガソリンスタンドの給油機にはレギュラーとハイオクの給油ノズルが並んでいるため、入れ間違えないように注意する必要があります。誤給油を防ぐには事前にきちんとチェックすることが大切です。
ここではレギュラーとハイオクの入れ間違いを防ぐのに役立つ方法を3つ紹介します。誤給油によるエンジントラブルを防ぐためにも、給油時は細心の注意を払いましょう。
指定燃料を確認する
自分が乗っている車の指定燃料が何かを理解しておくことは、誤給油を防ぐために欠かせません。指定燃料は以下の場所に記載されているので、いずれかの方法でチェックしておくことをおすすめします。
・自動車検査証（車検証）内の「燃料の種類」欄
・マニュアル
・カーメーカーの公式サイト
・給油口付近の表記
車を買い替えたときや代車などで普段と違う車に乗っているときは誤給油が発生しがちです。ディーゼルエンジン搭載車など、そもそもガソリンを入れてはいけない車もあるため、確実にチェックしましょう。
給油時に確認する
ガソリンスタンドの給油ノズルは、関係する法令によって油種ごとに色分けされています。色分けの内容は以下の通りです。
|
ハイオク |
黄色 |
|
レギュラー |
赤 |
|
軽油 |
緑 |
|
灯油 |
青 |
ハイオクは黄色、レギュラーは赤という色分けを覚えておけば、誤給油を防げるでしょう。ハイオクとレギュラーには、それぞれエタノールを添加したものも存在します。
エタノールを添加した製品の場合、給油ノズルの色はハイオクがピンク、レギュラーが紫です。見かける機会は少ないものの、こちらも覚えておくとよいでしょう。
給油ミスを予防する製品を使用する
給油ミスを予防するための製品も市販されています。給油ノズルと同じ色のリングを給油口に取りつける方法が一般的です。
この方法であれば、給油時にリングの色とノズルの色を照合するだけで油種が分かるようになり、誤給油するリスクを減らせます。1台の車を複数のユーザーで共有するケースなど、誤給油が心配なときに利用するとよいでしょう。
識別用の給油口リングを間違えて取り付けると本末転倒なので、この段階で間違えないように意識することがおすすめです。
レギュラーとハイオクの車選びはニーズの違いで選ぼう
車によっては、同じ車種でもグレードによってレギュラー仕様車とハイオク仕様車に分かれています。そのようなタイプの車を検討しているなら、自分が車選びにおいて重視する要素に応じて選ぶことがおすすめです。
ここでは、レギュラー仕様車とハイオク仕様車の選び方をさらに詳しく紹介します。自分好みの一台を選ぶためにも、事前にチェックしておくとよいでしょう。
燃料代を節約したいならレギュラー仕様車がおすすめ
スポーツカーや高級車のように高い走行性能を求めておらず、燃料代を節約したいと考えているならレギュラー仕様車がおすすめです。時期によって多少異なりますが、基本的にレギュラーとハイオクでは10円/L程度の価格差があります。
一例として燃料消費率が10km/Lの車で300km走るケースを考えてみましょう。300km走るには30Lの燃料が必要になり、レギュラーとハイオクでは300円程度のコスト差が発生します。少しでも燃料代を節約したいならレギュラー仕様車を選びましょう。
走行性能を重視した車ならハイオク仕様車がおすすめ
走行性能が高い車を選びたい方や、高級車を検討しているならハイオク仕様車を選ぶのがおすすめです。ハイオク仕様車は高性能なエンジンを搭載している車が多く、さまざまなシーンで高い走行性能を生かした走りを楽しめます。
燃料代はレギュラー仕様車と比べて高くなりますが、10円/L程度のコストを追加で支払うことで高い性能を発揮できることを考えれば、ハイオク仕様車を検討する価値があるでしょう。
レギュラー車やハイオク車を探すならネクステージにおまかせ！
レギュラー仕様車・ハイオク仕様車のいずれを購入する場合でも、コストパフォーマンスに優れたお得な車を探しているなら中古車を検討するのがおすすめです。
中古車を購入しようと考えている方は、多種多様な車を豊富に取りそろえているネクステージをぜひご利用ください。ネクステージではコンディションがよい車を販売しており、安心してご購入いただけます。
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まとめ
ガソリンエンジンを搭載した自動車には、ハイオク仕様車とレギュラー仕様車があり、それぞれ特徴が異なります。ハイオク仕様車は高性能エンジンを搭載した車が多く、走りを楽しみたい方におすすめです。一方でレギュラー仕様車は種類が多く、燃料代を節約したい方に向いています。
自分好みの車を選ぶには、車を探すときに重視するポイントを意識した上でさまざまな角度からチェックすることが大切です。
気に入った車をお得に購入したいと考えている方は、大衆車から高級車まで幅広く取りそろえているネクステージをぜひご利用ください。ネクステージは全国各地に店舗を展開しており、お近くの店舗で気に入った一台をお探しいただけます。
