VSCとはどのような機能のこと?搭載車を運転する際のポイントを紹介

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VSCとはどのような機能のこと?搭載車を運転する際のポイントを紹介

VSCとはどのような機能のこと?搭載車を運転する際のポイントを紹介

国内や海外の自動車メーカーでは、交通事故の減少を目的に安全機能の開発に取り組んでいます。最新の安全機能のひとつに「VSC」がありますが、役割や効果については知らない方もいるのではないでしょうか。VSCは車両の安定を保つのに欠かせない機能のひとつです。思わぬ事故を防ぐためにも、適切な使用方法を覚えておきましょう。

 

そこでこの記事では、VSCの意味や機能についてご紹介します。車の購入を予定している方はぜひ参考にしてください。

 

※目次※

1.VSCは車の横滑りを防止する機能

2.VSC搭載車が登場した流れを見ていこう

3.VSC搭載車を運転する際のポイント

4.VSC搭載車をお探しの方はネクステージへ!

5.まとめ

 

■POINT

・VSCは横滑りを抑制する機能のこと。自動車メーカーによって名称は異なり、トヨタではVSCという名称を採用している。

・VSCには走行安定性を高める役割がある。ブレーキやエンジンを電子制御しており、車体を適切にコントロールできる。

・VSCを搭載した中古車を購入するならネクステージがおすすめ。3万台の在庫を用意しているので車選びがしやすい。

 

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VSCは車の横滑りを防止する機能

VSCとはどのような機能のこと?搭載車を運転する際のポイントを紹介

車に搭載されている安全装備は大きく分けると2種類です。事故の損傷を最小限に抑えるパッシブセーフティ、事故を未然に防ぐアクティブセーフティがあります。

 

VSCは車の横滑りを防止する機能で、アクティブセーフティタイプの安全装備です。車両を安定させるという特徴があります。ここでは、VSCの機能や効果について見ていきましょう。

 

VSCとはどのような意味?

VSCの正式名称は「Vehicle Stability Control」です。日本では車両安定制御システム、横滑り抑制機能、横滑り防止機能などと呼ばれています。

 

エアバッグやABSとは異なり、VSCは統一された名称ではありません。横滑り防止機能を世界で初めて量産車に装備させたメルセデス・ベンツではESC「Electronic Stability Control」、横滑り防止機能を世界で初めて開発した部品メーカーではESP「Electronic Stability Programという名称を用いました。

 

国内の自動車メーカーでも、横滑り防止機能が搭載されているモデルがあります。トヨタ以外の自動車メーカーでは、VSCという名称は採用していません。ただし、基本的な機能はVSCと変わりません。

 

VSCの役割

VSCはセンサーやコンピュータ、ブレーキやアクセルをコントロールする油圧などで構成されています。車両のホイールやステアリングなどにセンサーが取り付けてあり、センサーが異常を検知するとコンピュータが自動でアクセルやブレーキを調整するのです。

 

車体を動かすときにはアクセルやブレーキに加えて、ハンドルも使用します。車体の向きを変えたときに、速度が高いとバランスを崩すことがあるでしょう。VSCはオーバーステアやアンダーステアといった不安定な走行をしたときには、素早く調整を図ります。

 

4本のタイヤを適切に操作することで、不安定な状態になったときでも瞬時の調整が可能です。

 

VSCの効果

VSCの効果を発揮できるシーンのひとつに山道があります。連続するカーブを走行していると、車体が膨らんだりスピンしたりするリスクが高まるでしょう。

 

VSC搭載車は横滑りが発生した際に、ブレーキやエンジンを使って車体を安定させます。対向車との衝突事故や道路脇にある工作物との接触を避けられるのです。

 

VSCは高速走行時でも高い効果を発揮できます。スピードができると横滑りの危険性が高まりますが、VSCによる調整によって安定な状態を保てるのです。

 

側方から歩行者や車両の飛び出しを回避したとき、重い荷物を積載した状態で走行するときなどでも高い効果を発揮できます。

 

トヨタ以外での名称

横滑り防止機能は自動車メーカーごとに名称が異なるため、名称を確かめておくとよいでしょう。主な自動車メーカーでの名称は以下の通りです。

自動車メーカー

横滑り防止機能の名称

日産

ビークル・ダイナミクス・コントロール(VDC)

ホンダ

ビークル・スタビリティ・アシスト(VSA)

マツダ

ダイナミック・スタビリティ・コントロール(DSC)

三菱

アクティブ・スタビリティ・コントロール(ASC)

スバル

ビークル・ダイナミクス・コントロール(VDC)

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VSC搭載車が登場した流れを見ていこう

VSCとはどのような機能のこと?搭載車を運転する際のポイントを紹介

自動車メーカーでは走行性能に加えて、安全技術の開発も積極的に進めています。近年では自動的にブレーキやエンジンをコントロールする技術が取り入れられており、緊急時での衝突回避が容易になっています。

 

ここでは、VSCが登場するまでの流れについて見ていきましょう。ABSやトラクションコントロールなどの電子制御システムについても解説します。

 

ABS搭載車が登場

ABSの正式名称は「Anti-lock Brake System」です。急ブレーキ時にタイヤのロックを防ぐという意味があります。

 

ABSは安全に停車する目的で開発された機能です。ぬれた路面でブレーキをかけると、タイヤがロックしたまま滑ることがあります。

 

ロックした状態が続くとスピンしてしまい、他の車両や歩行者に接触する恐れが高まるでしょう。ABSは自動でポンピングブレーキの動作を繰り返してロックの状態を防ぐのです。

 

以前は一部のモデルにのみ搭載されていましたが、現在では全ての国産車に装着が義務付けられています。

 

トラクションコントロール搭載車が誕生

トラクションコントロールとは、車輪と路面の空転を防ぐ機能のことです。雨でぬれた路面や雪道などを発進すると、タイヤだけが空転するケースがあります。

 

車輪の空転が続くと車体が不安定になり、スピンを引き起こしてしまうのです。状況によっては、他の車両に衝突する恐れもあるでしょう。

 

トラクションコントロールはタイヤの空転を検知して、エンジンの回転数を自動でコントロールします。トラクションコントロールが普及したのは1990年代です。自動車メーカーによって名称が異なっており、「TRC」「TCS」「TCL」などの名称が用いられています。

 

トヨタがVSC搭載車を発売

ABSは停車時、トラクションコントロールは発進時でのスピンを抑制する機能でしたが、VSCは走行中のスピンを抑制する機能です。

 

世界で初めて横滑り防止機能が搭載されたのは1995年でした。ダイムラー・ベンツとボッシュの共同開発によって誕生しています。

 

国内で初めて横滑り防止機能が搭載されたのは1995年です。トヨタの4ドアセダンであるクラウンマジェスタで採用されています。現在では多くのモデルに採用しており、安全を守る重要な車両装備のひとつに加わりました。

 

アメリカでは横滑り防止機能の搭載が義務付けられる

横滑りを抑制する機能は海外でも採用されています。アメリカは日本よりも普及が進んでおり、2008年9月には搭載義務化が決定されました。

 

米高速道路交通安全局(NHTSH)の試算によれば、横滑り防止機能の装着によって年間で約1万人の死者を軽減できるとされています。

 

日本国内では横滑り防止機能の普及が遅れましたが、2012年に10月に新車に対する横滑り防止機能の装着義務化がなされました。軽自動車についても、2014年10月から義務化となっています。

 

統合型も登場している

横滑り防止機能は進化を続けており、最近ではVSC、ABS、TRCのブレーキ制御や駆動力制御機能を連携させたシステムも登場しました。

 

トヨタが開発した「S-VSC」は悪条件でも安定した走りを可能にするシステムです。コーナーを曲がるときの膨らみや内側への切り込みを抑制します。

 

また、トヨタでは統合型走行安定システム「VDIM」も開発しました。ABSやTRCなどを総合的に制御する機能で、ドライバーの走行イメージと車体の動きの差を割り出しながら走行安定性を高めています。

 

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VSC搭載車を運転する際のポイント

VSCとはどのような機能のこと?搭載車を運転する際のポイントを紹介

運転中は常に事故や危険と隣り合わせです。自動車メーカーでは最新の安全機能や先進の安全技術を取り入れており、安全性を高めています。

 

VSCは横滑りを防ぐ機能ですが、使用方法を誤ると事故を招く恐れがあるのです。安全で快適なドライブを楽しむために、VSCの正しい使用方法をチェックしておきましょう。ここでは、VSC搭載車を運転する際のポイントをご紹介します。

 

走行中はVSCをONにする

1つ目のポイントはONの状態にしておくことです。VSC搭載車にはスイッチが付いており、ONやOFFの切り替えができます。通常はONの状態になっています。ただし、スイッチを入れるとOFFに切り替えられるのです。

 

VSCの機能を停止させてしまうと、横滑りが生じたときに安定性を保てなくなり重大な事故を引き起こす恐れがあります。VSCは警告灯で確かめておきましょう。走行の際にはVSCの状態をチェックしておくことをおすすめします。

 

ぬかるみを脱出する際にはVSCの機能をOFFにする

2つ目のポイントは特定の状況下ではOFFにしておくことです。泥でぬかるんだ道や砂が混じった道などでは、タイヤが地面に埋まることがあります。

 

脱出するにはタイヤを空転させて車を動かす必要がありますが、VSCが作動するとパワーを制御してしまうのです。脱出が難しいときには、一時的にVSCをOFFにするのもひとつの方法です。

 

状況が好転したらVSCをONにします。OFFの状態で走り続けると安定性が失われるため、VSCの状態を確かめてから走行しましょう。

 

安全運転を心掛ける

3つ目のポイントは安全運転を心掛けることです。気候や路面の状況によっては、ACSの効果が十分に発揮されない可能性があります。ACSの機能を過信すると、思わぬトラブルに巻き込まれる恐れもあるため注意が必要です。

 

例えば、カーブを走行するときにスピードを上げすぎたり、十分な車間距離がない場合はスピンしたときに衝突したりする可能性が高まるでしょう。ACSは横滑りを抑制する機能ですが、100%ではありません。リスクを冒さない運転を心掛けることが大切です。

 

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VSC搭載車をお探しの方はネクステージへ!

VSCとはどのような機能のこと?搭載車を運転する際のポイントを紹介

横滑り防止機能の義務化によりASC搭載車が増えました。中古車市場にも流れており、新車よりもお得な価格で安全装備が備わった車両を手に入れることが可能です。

 

ASC搭載車を取り扱っている中古車販売店は全国にありますが、在庫台数と保証で選ぶ方はネクステージをご利用ください。ここでは、ネクステージの魅力についてご紹介します。

 

3万台の中から好みの車両を選定できる

ネクステージは全国に250以上の店舗があり、在庫台数は約3万台です。車種別に熟練したバイヤーを配置しており、軽自動車や輸入車など、さまざまなジャンルの中古車を用意しています。

 

人気のモデルについてはグレード別にそろえており、予算やライフスタイルに合わせた購入が可能です。

 

ネクステージでは他店舗からのお取り寄せに対応しており、遠方の店舗で保管している中古車を最寄りの店舗でチェックできます。リーズナブルな価格で提供しており、納得した上で手に入れることが可能です。

 

各種保証で新しいカーライフをサポート

ネクステージでは無料保証と有料保証の2種類を用意しています。無料保証は、ネクステージや関連店舗で販売する車両に付帯されている保証です。国産車には3か月または3,000km、輸入車には1か月の保証を付帯しています。エンジン機構やトランスミッションなどが保証修理に含まれており、万が一のときでも安心です。

 

有料保証では、33機構や318項目をカバーしたサービスサポートや長期間のサポートが特徴の10年保証などを用意しています。

 

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まとめ

VSCとはどのような機能のこと?搭載車を運転する際のポイントを紹介

VSCはトヨタが開発した安全機能のことです。電子制御の働きにより横滑りを抑制します。新車については2012年10月、軽自動車についても2014年10月から横滑り防止機能の装着が義務化されており、さまざまな状況下で安定した走りが可能です。

 

VSCが搭載された中古車をお探しの方は、ぜひネクステージをご利用ください。豊富な在庫台数と各種保証という2つの強みを持っています。車両検索が可能なWebサイトも用意しており、自宅での車選びが可能です。

 

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