軽自動車が人気の理由は?タイプ別のおすすめ車種もご紹介
現在軽自動車は、幅広い世代から人気を集めています。軽自動車検査協会が発表しているデータによると、平成30年度は登録車保有台数に対して軽自動車の割合は4割近くになるほど人気を博しています。ここでは軽自動車がヒットしている理由や魅力について掘り下げていきましょう。タイプ別のおすすめの車種も紹介するので、ぜひ検討時の参考にしてください。
※目次※
・軽自動車は車両価格だけでなく維持費も安い
・いろいろなタイプの軽自動車が発売されている
・軽自動車は中古市場でも人気がある
軽自動車の人気の秘密を探ろう!
コンパクトで運転がしやすい、維持費が安いなど、軽自動車には人気となる理由がたくさんあります。軽自動車ならではの優遇もあり、普通車と比べると費用面でお得です。ここでは軽自動車についていくつかポイントをピックアップしてみました。軽自動車の購入を迷っている方は、参考にしてみてください。
軽自動車は車両価格が安い
まず、軽自動車はミニバンやSUVといった普通車に比べると車両本体の価格が安く設定されています。以前よりも軽自動車の価格が高くなったと感じるかもしれませんが、新車の中でも車両本体価格が100万円前後のものや、高性能な車種でも200万円以下のものなどがあります。
またライフスタイルに合わせて、セカンドカーとして所有するのもおすすめです。家族全員で乗れなくても、普段に1人~2人で買い物に出かけたり、子どもの送り迎えをしたりする場合に軽自動車だと小回りもきいて便利です。
セカンドカーの購入はなるべく費用を抑えたいという方も多いのではないでしょうか。その場合は中古車もおすすめで、中古市場だと軽自動車の車両価格はよりリーズナブルになり、購入する時の初期費用も抑えることができます。
軽自動車の車検費用が安い
軽自動車の車検費用について見ていきましょう。車検とは、一定期間ごとに自動車の安全面や環境面が国の定める基準に適合しているかどうかを確認するためのものです。検査に合格した際には、自動車検査証(車検証)とステッカーの検査標章が交付されます。
軽自動車の車検にかかる費用は相場で約5万円~8万円と言われており、普通車の車検の相場約6万円~12万円に比べると価格は抑えられる傾向にあります。車検の費用は法定費用と点検整備費用の2つに分けられ、乗用車との金額の差が出てくるのは法定費用と呼ばれるものです。
法定費用の内訳は自賠責保険、重量税、印紙代です。重量税とは車の重さにかかる税金で普通車の場合は車両重量0.5トンごとに税額が変わりますが、軽自動車の場合は基本的には車両の重量に関わらず一定となっています。登録初年度からの年数や、エコカー減税対象車などによって重量税は変動しますが、最大でも8,800円です。
軽自動車は税金もリーズナブル
軽自動車に関する税金として、自動車税もあります。これは毎年4月1日の時点で、自動車検査証に記載されている所有者に課せられる税金で、市町村から課税されます。
自動車税は総排気量や新車登録時期によって変わり、普通車の場合安くても2万5,000円の費用がかかります。しかし軽自動車の場合は一律で1万800円と定められているため、ここでも維持費を安く抑えることが可能です。ただし登録初年度よりも一定期間を過ぎた軽自動車については、環境負荷が大きいとみなされ、自動車税も重課となります。
また軽自動車の特徴として、年度内に購入した場合には翌年の4月まで税金がかからない仕組みになっています。そのため4月2日以降の早い段階で購入することにより、自動車税を節税することも可能です。
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軽自動車は名義変更の費用も抑えられる
子どもが運転免許を取得したから自分の乗っている軽自動車を譲りたい、結婚して姓が変わったから名前を変更したいなどの理由で、軽自動車の所有者の名義を変更する場合があります。
名義変更には自動車車検証や住民票の写し、印鑑証明書などの書類を揃える必要があり、住民票などは取得に費用がかかります。また名義変更に併せて住所が変わることで新しくナンバープレートを発行してもらう場合にも費用が発生します。
しかし名義変更の登録手数料に関して、普通車500円かかりますが、軽自動車の場合は無料で行えます。住民票などの取得には費用がかかりますが、登録手数料が抑えられることで、普通車の名義変更に比べるとリーズナブルになっています。
軽自動車は使いやすい規格
コンパクトで小回りもきく軽自動車。日本における軽自動車の規格がどのようになっているのかを見ていきましょう。
長さ |
幅 |
高さ |
排気量 |
3.40m以下 |
1.48m以下 |
2.00m以下 |
0.660リットル以下 |
現在は上記規格の軽自動車ですが、昭和24年に規格が初めて制定されてから何度も変更されています。当初に比べて長さや幅などは拡大していますが、現在も狭い路地などの多い日本の道路事情に合わせた規格になっています。初めて運転する方や、大きな車を運転するのは難しいなと思われている方でも、軽自動車は運転しやすい規格の車でしょう。
人気の軽自動車をタイプ別に紹介
それでは、人気の軽自動車をタイプ別にご紹介していきます。年齢や性別問わず人気があり、日本でも主力となっている軽自動車には、各自動車メーカーの工夫が見られるものばかりです。デザインやスペックなどを確認し、お気に入りの1台を見つけてください。
SUVタイプの軽自動車
今や軽自動車でもSUVタイプのものが人気を博しています。中でもその先駆けとなったのが、SUZUKIのHUSTLERです。全車に搭載されているマイルドハイブリッドシステムで、燃費の向上を実現しています。室内空間もアレンジが可能で、後席を倒してラゲージフロアを広くでき、前席を全て倒すと、横になる空間を作ることができます。アウトドア派にはピッタリな車となっています。
ハスラーの新車価格&中古車価格帯 |
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新車価格(税込) |
128万400円 ~ |
中古車価格帯(税込) |
75万9,000円~169万9,000円 |
(2020年11月時点の情報です)
(参考: 『ハスラー(スズキ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
その他には、MITSUBISHI MOTORSのe K クロス(イーケークロス)もSUVタイプの軽自動車です。踏み間違いや衝突防止アシスト、衝突の被害を軽減してくれるブレーキシステムなどが搭載され、安心してドライブを楽しむことができます。フロントガラスの見開き角が広いことで視野を確保でき、運転しやすい1台です。
e K クロスの新車価格&中古車価格帯 |
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新車価格(税込) |
146万3,000円 ~ |
中古車価格帯(税込) |
89万9,000円~123万9,000円 |
(2020年11月時点の情報です)
(参考: 『eKクロス(三菱)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
燃費のいい軽自動車
続いて軽自動車の中でも燃費のいいタイプに注目してみましょう。
DAIHATSUのミライースは、国際的な基準となっているWLTCモードの計算で、2WDの場合は25.0km/Lの燃費を実現しています。燃料タンクを樹脂にして車両を軽量化したり、風の抵抗を軽減するデザインにしたり、エネルギーを効率よく使う仕組みを整えたりと、燃費が良くなるような工夫が詰まった車です。もちろん小回りもきくため縦列駐車や車庫入れも楽にできます。
ミライースの新車価格&中古車価格帯 |
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新車価格(税込) |
85万8,000円 ~ |
中古車価格帯(税込) |
19万9,000円~89万9,000円 |
(2020年11月時点の情報です)
(参考: 『ミライース(ダイハツ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
MAZDAのFLAIRは、WLTCモードで24.2~25.2km/L(2WD)と燃費の良い車となっています。安全面でもサポートがされており、被害軽減ブレーキや車線逸脱警報、ペダルの踏み間違いによる加速抑制装置も装備しているため、安心して運転できます。
エアフィルター付きのフルオートエアコンや運転席のシートヒータもついており、乗車時も快適に過ごすことができる車です。
フレアの新車価格&中古車価格帯 |
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新車価格(税込) |
128万400円 ~ |
中古車価格帯(税込) |
45万9,000円~94万9,000円 |
(2020年11月時点の情報です)
(参考: 『フレア(マツダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
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車内が広い!便利で使いやすい軽自動車
続いては車内が広く、乗車時にも圧迫感を感じにくい軽自動車を紹介します。
車内が広いと好評なのはDAIHATSUのWAKEです。室内の高さは1,455mmもあります。車内空間には随所に工夫が散りばめられており、中でも特徴的なのはラゲージの床下部分にアンダートランクです。高さもあるため、たくさんの荷物を収納できます。その他にも後部座席は前後にスライドができ、ゆったりと座ることも可能です。
ウェイクの新車価格&中古車価格帯 |
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新車価格(税込) |
137万5,000円 ~ |
中古車価格帯(税込) |
85万9,000円~167万9,000円 |
(2020年11月時点の情報です)
(参考: 『ウェイク(ダイハツ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
HONDAのN-BOXは、エンジンなどの占有するスペースを極力小さくし、人のための空間を大きくすることを優先に考えられた車です。前後のシート間隔にもゆとりがあり、足元にも広々としたスペースが広がります。乗車時には車内の空気を清潔に保てるようプラズマクラスターの技術が搭載され、脱臭の効果も期待できます。
N-BOXの新車価格&中古車価格帯 |
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新車価格(税込) |
141万1,300円 ~ |
中古車価格帯(税込) |
88万円~132万8,000円 |
(2020年11月時点の情報です)
(参考: 『N-BOX(ホンダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
かわいい!女性におすすめの軽自動車
ここからは乗るたびに気分を上げてくれるような、かわいらしいデザインの軽自動車を紹介します。
DAIHATSUのMiraTOCOTはシンプルな四角いスタイルですが、丸いヘッドライトや角のとれたボディラインがかわいらしいデザインとなっています。デザインだけでなく、運転のしやすさも特長です。運転席からボンネットの先端が確認できるため、狭い駐車場でも前の車や壁との距離感をつかみやすくなっています。
ミラトコットの新車価格&中古車価格帯 |
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新車価格(税込) |
109万4,500円 ~ |
中古車価格帯(税込) |
79万9,000円~124万7,000円 |
(2020年11月時点の情報です)
(参考: 『ミラトコット(ダイハツ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
SUZUKIのLapinは女性の「あったら嬉しいな」という願いを叶えてくれる1台です。グレードによっては、運転席側にナノイーが搭載されたエアコンが装備されています。またフロントガラスとフロントドアガラスには紫外線をカットしてくれる特殊な素材が採用されているタイプもあり、運転中でも日差しから肌を守ることが可能です。
ラパンの新車価格&中古車価格帯 |
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新車価格(税込) |
121万円 ~ |
中古車価格帯(税込) |
39万9,000円~129万9,000円 |
(2020年11月時点の情報です)
(参考: 『アルトラパン(スズキ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
かっこいい!男性におすすめの軽自動車
外観にこだわる男性にもおすすめの、かっこいい軽自動車をご紹介します。
軽自動車でありながらスポーツモデルのスタイリングと走りを体感できるのが、HONDAのS660です。2シーターのオープンカーで、スポーツドライビングを楽しむ機能性が備わっています。コックピットも機能的でタイトな造りになっています。ルーフのオープン時に不快な風を感じにくいような設計にしてあり、乗り心地もバツグンです。価格は少し高めになっていますが、スポーティな走りが好きな男性にはおすすめです。
S660の新車価格&中古車価格帯 |
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新車価格(税込) |
203万1,700円 ~ |
中古車価格帯(税込) |
155万8,000円~189万9,000円 |
(2020年11月時点の情報です)
(参考: 『S660(ホンダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
中古の軽自動車!気になる疑問をピックアップ
これまで軽自動車のヒットの秘密や、人気の理由をお伝えしてきました。ここからは中古市場における軽自動車の情報を見ていきましょう。軽自動車をお得に購入したいと考えている場合は、中古車を検討してみるのもひとつの方法です。軽自動車の中古相場や購入する際のポイントなどもご紹介していきます。
中古の軽自動車は人気?
中古市場における軽自動車は、好調な販売を続けています。ランニングコストの安さはもちろん、現在の軽自動車は高い走行性能や安全性能が備わっていることもユーザーの支持を多く集めている理由でしょう。車両本体価格自体も比較的安くなっていることもポイントです。
また軽自動車の中古であっても普通車と同じように自分の好きなナンバーに変更できます。軽自動車は一般的には黄色いナンバープレートを搭載するようになっていますが、白いナンバーをつけたいと思われる方もいるかもしれません。その場合、現在交付されているオリンピックを記念した特別仕様のナンバープレート(申し込みは2021年9月30日まで)や、地方版図柄入りナンバープレートを希望すれば、黄色いナンバープレート以外のものを搭載することも可能です。
中古の軽自動車の相場は?
中古市場での軽自動車の相場は、年式や装備、走行距離などによって変わり、その他にも人気のボディカラーによっても変動します。同じ車であっても状態によって車の価格はさまざまで、価格帯は幅広いと考えておくと良いでしょう。
一般的には年式が新しく中古市場に出回っている台数が少ない場合や、搭載されているスペックが高い場合は、値段は高めになります。中古車の状態によっては新車と同様の価格や逆に安く抑えられるものもありますので、各自の予算と相談しながら決めましょう。
中古で軽自動車を購入する時のポイントは?
では中古で軽自動車を購入する場合、どのような点に気をつけると良いのでしょうか。
まずは走行距離です。走行距離は中古車の価格に大きく影響してきます。走行距離の目安となるのは、1年に1万キロ程度を走っているかどうかです。
次に年式です。古い年式のものだと車体価格が安くついても、その後車検時に部品の交換などの維持費が高くつく場合があります。ただし年式の新しいものは車体価格もあまり下がらない傾向です。
そして装備です。車種によって標準搭載の装備などが変わる場合もあるためしっかり確認しておきましょう。
中古車は1台1台状態やスペックなどが違うため、予算や必要な装備は何かを考えることが重要です。中古車を検討している場合、在庫が多い中古車販売店で相談してみるという方法もあります。
まとめ
今回は、軽自動車の人気の秘密を探りました。車両価格が抑えられるだけでなく、維持費の面でもコストがかかりにくい軽自動車です。各自動車メーカーからいくつも種類が出ていますので、自分に合ったものを選んでみてください。
また中古自動車を検討されている場合、軽自動車の取り扱いが多いネクステージで相談するのもおすすめです。売れ筋モデルやカラーなどバリエーションも豊富に取り揃えているため、欲しい1台が見つかるかもしれません。