日産ノートのスーパーチャージャー搭載車の魅力とは？基本から解説
車のエンジンの過給機には、「スーパーチャージャー」と「ターボチャージャー」の2つがあります。この中でスーパーチャージャーは、国内でわずかしか採用例がありません。なかでも代表的なのが日産ノートです。しかし「ノートは知っているが過給システムについてはよくわからない」という方もいるのではないでしょうか。
この記事では、スーパーチャージャーの仕組みや、ノートのスーパーチャージャーモデルの魅力について解説します。仕組みを知れば、車選びもより有意義なものとなるでしょう。
※目次※
1.ノートにも採用されているスーパーチャージャーの仕組みとは？
2.スーパーチャージャーも選べた先代ノート（E12型）の魅力
5.ノートのスーパーチャージャー搭載車はネクステージで探そう！
・スーパーチャージャーとはエンジンの出力を上げる過給機の一つ
・スーパーチャージャーの魅力は加速レスポンスの良さ
・優れた走行性能を持つノートのスーパーチャージャー搭載車は中古車でしか買えない
ノートにも採用されているスーパーチャージャーの仕組みとは？
国産車でスーパーチャージャーを搭載していた代表車が、日産ノートです。「エコスーパーチャージャー」と名付けられた過給器によって、燃費向上を果たしています。スーパーチャージャーとは、どのような仕組みになっているのでしょうか。ここでは、基本的な部分について解説します。
スーパーチャージャーとは
スーパーチャージャーとは、エンジン内部へ取り込む空気を圧縮し、一度の燃焼で使用する空気量を増大させる装置のことです。空気量が多いほど、車は力強い走りを見せます。
同様の役割を果たすものに、ターボチャージャーがあります。スーパーチャージャーとは、仕組みや特性が違うだけです。どちらにもメリット・デメリットがあり、スーパーチャージャーは扱いやすさにおいて優れています。
スーパーチャージャーの仕組み
スーパーチャージャーは、エンジンの力で空気を圧縮して、エンジン内に送り込む仕組みです。クランク（エンジンの回転軸）からベルトによってスーパーチャージャーは駆動され、空気を送り込みます。ただし、この空気の圧縮方法は一つではありません。「遠心式」「ルーツ式」「リショルム式」などの種類があります。
なお、エンジンそのものの力を用いない仕組みで注目されているのが、電動のスーパーチャージャーです。ベルトで動く従来のスーパーチャージャーより小型で、設置箇所にも自由度があります。また、燃費性能が向上する点も魅力です。
ターボとの性能の違い
ターボチャージャーは、エンジンの排出ガスを動力源とするため、エンジンの回転数が上がるまで効率的に作動しません。しかし、スーパーチャージャーは低回転の段階からでもしっかり過給してくれます。このような特性があるため、停車時からの加速が得意です。
ただし、高回転域ではターボチャージャーの方が上回ります。そのため、停車が多い街中などを走る場合はスーパーチャージャー、高速道路などを走る機会が多い場合はターボチャージャーを選ぶと良いでしょう。
スーパーチャージャーも選べた先代ノート（E12型）の魅力
ノートは2020年12月に3代目（E13型）が発売され、人気を誇っています。新型ノートは全車「e-POWER」搭載となっていますが、先代ノートではスーパーチャージャー搭載車も選べました。ここからは先代ノートの魅力について、見ていきましょう。
優れた走行性能
先代ノートは、コンパクトカー販売台数3年連続1位を誇った人気車です。搭載するエンジンは従来の1.5Lから1.2Lへと排気量を小さくさせました。しかし、過給器のスーパーチャージャーを採用したことにより、高い燃費性能と高出力を両立させています。
さらに、HR12DDRエンジン搭載車（スーパーチャージャーが付くタイプ）はECOモードと日産エコメーターを標準装備させ、運転を楽しみながら気軽にエコドライブができる仕様です。ECOモードでアクセルを踏みすぎても、スーパーチャージャーは作動しないため、燃費悪化の心配もありません。
しかし、加速や登坂時などのパワーが必要な際は、スーパーチャージャーにより力強い走りが可能です。
多様なグレード展開
先代ノートは、その豊富なグレード展開も魅力です。ここでは、スーパーチャージャーを搭載車もある標準グレード（e-POWER以外のグレード）について、それぞれの特徴を見てみましょう。
・S
「S」は、エントリーグレードで価格帯も手が出しやすく、初めてノートに乗るにはおすすめのグレードです。社用車としても使いやすいでしょう。
・X
「S」グレードに、さまざまな装備をプラスさせたグレードです。リヤシートが分割式になったり、ドアミラーが格納できるようになったりと、使い勝手をアップさせた仕様となっています。
・X DIG-S
Xグレードがベースで、通常の1.2Lエンジンにスーパーチャージャーを搭載しています。1.5Lクラス級のパワーと、高い燃費性能が魅力です。
・MEDALIST/MEDALIST X
X DIG-Sの上級グレードが「MEDALIST」で、XとX FOURの上級グレード「MEDALIST X」です。専用の外装パーツの装備とシート地もワンランクアップし、クルーズコントロールが標準搭載されています。
ドライブしたくなるデザイン
先代ノートは、先進的なエクステリアデザインも魅力です。ボディカラーは全22色と豊富で、ライフスタイルや好みにあわせた色とりどりの選択肢から選べました。
外観は走行中の安全性を高めるために、良好な視界を確保しつつもスタイリッシュなデザインです。悪天候時でも、その存在感の強さから危険回避をアシストしてくれます。また、コンパクトな外観にもかかわらず、ゆとりのある内装も実現しており運転をサポートしてくれるでしょう。
現行モデル（E13）にはスーパーチャージャーの設定なし
現行モデルのノートは全てのグレードにe- POWERシステムを搭載しています。そのため、スーパーチャージャーの設定はありません。
e- POWERは、日産が独自に開発した、モーターの力だけで動くパワートレインです。モーターの出力とコンパクトなインバーターを使用することにより、燃費が向上します。
また、大きな特徴と言えるのが、「静粛性」です。従来はエンジンの作動音が聞こえていましたが、現行モデルに搭載されているe- POWERでは、エンジンの作動を制御するシステムが付与されています。これにより、静かでなめらかな走りを実現しているのです。
ノート以外のスーパーチャージャー搭載車
ノート以外にもスーパーチャージャーを搭載した車はあります。スーパーチャージャーが搭載されている車で、力強い走りを体験してみましょう。ここでは、ネクステージで取り扱っている中古車とともに、それぞれの特徴をご紹介します。
ランドローバー「レンジローバー スポーツ」
ランドローバーは、SUVを主力とするイギリスの自動車メーカーです。そのなかのフラッグシップモデルが「レンジローバー」になります。
スポーツと名が付くように、パワフルな加速が特徴です。また、見た目はオフロードらしさが残っていますが、オンロードでの性能も高くなっています。スポーツカー並みの走りができるにも関わらず、乗り心地が良いことも魅力の一つでしょう。
スーパーチャージャー付きのモデルは、5.0LのV8エンジンを搭載しており、525ps仕様と575ps仕様があります。重い車体を低速から力強く引っ張ってくれるため、扱いやすさも抜群です。
（参考：『ネクステージ：レンジローバースポーツ（ランドローバー）の中古車一覧』)
マツダ「MAZDA3」のSKYACTIV-X搭載モデル
MAZDA3は、「凛とした伸びやかさ」「色気のある塊」というデザインコンセプトが設定されているように、大人びたリッチな車となっています。ボディタイプは、セダンとファストバックの2種類です。
e-SKYACTIV-Xとは、マツダ独自開発の燃焼メカニズムとマイルドハイブリッドを組み合わせたパワートレインのことです。ガソリンエンジンでありながら、ディーゼルエンジンの特徴を取り入れることで、動力性能と燃費性能を向上させています。
SKYACTIV-Xは構造上、吸気を補助する必要があり、そこで取り入れているのがスーパーチャージャーです。スポーツタイプほど活躍（過給）しませんが、エンジン自体が画期的なため、一般的なガソリンエンジンと違った加速を味わえるでしょう。
（参考：『ネクステージ：MAZDA3 ファストバック（マツダ）の中古車一覧』)
（参考：『ネクステージ：MAZDA3 セダン（マツダ）の中古車一覧』）
ジャガー「F-TYPE」
イギリスの自動車メーカー、ジャガーの販売するスポーツカー「F-TYPE」は、クーペとコンバーチブル・FR（後輪駆動）とAWD（4輪駆動）・そして3タイプのエンジンと、豊富なバリエーションを揃えています。乗り手の理想を組み合わせた仕様をオーダーできる車です。
最もパワフルなP575エンジンでは、5.0リットルV型8気筒ガソリンエンジンをスーパーチャージャーで過給する仕様で、423kW（575PS）/ 6,500rpmを発揮します。また、スポーツカーですが、普段使いにも違和感がありません。力強く余裕のあるエンジンと動物のようなしなやかな走り心地など、車を走らせる楽しみを存分に味わえます。
（参考：『ネクステージ：Fタイプ（ジャガー）の中古車一覧』)
満足できる車選びをするポイント
車選びでは、過給機以外にも様々なポイントに気を付けなければなりません。購入してから「思っていたのと違った」と後悔しないように、ここで紹介するポイントには最低限注意しましょう。大切なのは、予算や用途をはっきりとさせておくことです。
予算をはっきりさせる
車は高い買い物です。そのため、予算の設定は慎重に行いましょう。一般的に車の値段は一年の収入の半分までなどといわれています。
基本的にローンを利用して車を購入する方が多くいますが、ローンを利用したくない場合は、預貯金の額などから許容できる経済的負担をもとに予算を決めましょう。また、ローンを組む場合でも、ローンの返済がその後の生活にどの程度の負担となるのかシミュレーションし、十分に検討することをおすすめします。
搭載機能を重視する
購入する車に対して、「どのような機能を求めているか」ということをはっきりさせるのも、選び方の重要なポイントです。
荷物を運ぶのに使いやすい軽自動車やミニバン、走破性が高くアウトドアに向いたSUV、オールマイティに使いやすいセダンタイプなど、車種によって機能性は様々です。購入する車でどの様なことがしたくて、それを実現できるかどうかという観点から車選びを始めると良いでしょう。
車の使用目的を明確にする
車の使用目的を明確にしておくことも大切です。たとえば、一人で使うなら経済性や取り回しの良い軽自動車、家族など多人数で使うならミニバン、新婚で家族が今後増える見込みがあるなら人数の増加を見込んで選択するなど、車を使うシーンの具体的なイメージを描いて決めましょう。
新車か中古車を検討する
具体的な条件や予算、車種などが絞り込まれてきたら、新車と中古車のどちらにするかを検討しましょう。「希望する車種などが具体的にきまっても予算内に収まらない」「予算で無理をするのは怖い」といった場合、中古車も有力な選択肢です。
中古車といっても状態は様々で、なかにはほとんど使われていない登録済み未使用車もあります。このような車は、中古という扱いになるだけで、安く買えるようになるのです。
ノートのスーパーチャージャー搭載車はネクステージで探そう！
ノートのスーパーチャージャー搭載車を探すなら、ネクステージの中古車を検討してみてください。ネクステージは豊富なラインアップから、自分の好みにぴったりの車を探せます。こだわって検索が可能です。ここでは、ネクステージの特徴やノートの中古車相場などをご紹介します。
高品質の中古車が揃っている
ネクステージでは、車種ごとに専任のバイヤーを配置しトラブルの多い車種を外すなど、販売する車の品質管理に注力しています。また、中古車でトラブルになりがちな修復歴車(事故車)は販売していないため、安心です。
価格設定も、毎日他社の価格を徹底調査しており、大きな買い物に不安を感じている方でも満足できる値段設定にしています。さらに購入後も、無料で行き届いた保証が付き、有料のアフターサービスが充実していることも魅力です。
ノートの中古車相場とは？
ネクステージにおける、ノートの2022年4月時点での中古車相場は、19.7万円~290.9万円となっています。
ネクステージでは、グレードはもちろん、色や排気量など様々な条件から中古車を探せます。また、ボディカラーで絞り込んだり、好きな条件で並び変えてみたりと、お好みに合わせて検索が可能です。ノートのスーパーチャージャー付きをお探しなら、ぜひグレードを条件に加え検索してみてください。
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※価格は支払総額
まとめ
スーパーチャージャーは、エンジンの回転が低くても作動するので、停止時からの加速を得意としています。しかし、エンジンの効率や燃費のロスが生じるため、高回転域には向きません。その弱点を補うため、現在は電動スーパーチャージャーも登場しています。
ネクステージでは、日産ノートだけでなく、スーパーチャージャー搭載車を多く取り扱っています。高品質な中古車のみを在庫としているため、納得のいく車選びが可能です。ネクステージであなただけの1台を手に入れてみてはいかがでしょうか。
