軽自動車でも高速道路は走れるの?車種選びのポイントや走行時のコツ
高速道路を利用して長距離ドライブを楽しむドライバーも多いのではないでしょうか。また、高速道路を利用する機会が多く、車の買い換えを検討するにあたって「高速道路を走りやすい軽自動車」を探しているという方もいるでしょう。
そこでこの記事では、軽自動車の中でも高速道路を走りやすい車種をピックアップしてご紹介します。軽自動車で高速道路を走る際に意識したいポイントについても解説するので、軽自動車での高速道路走行に不安を感じている方も必見です。
※目次※
3.高速道路走行に適した軽自動車を探すときのチェックポイント
・軽自動車でも高速道路は走行できる!走行性能に優れた車を選ぼう
・高速道路を走行する機会が多いならSUVやハッチバックなどの安定性が優れた車がおすすめ
・自分好みの軽自動車をお探しの方は軽自動車に特化した店舗もあるネクステージへ
軽自動車でも高速道路は走れるの?
軽自動車の購入が初めての場合、そもそも高速道路を軽自動車で安定して走行できるのか不安に感じる方もいるでしょう。軽自動車は普通自動車に比べてエンジンの出力が弱く、車体も小さいため、運転中の疲れに関しても気になる方も多いようです。
まずは、軽自動車で高速道路を走行する際にチェックしておきたい基本的なポイントについて見ていきましょう。
高速道路の走行はできる
軽自動車での高速道路の走行は可能です。法令によって高速道路を走行できない車両は以下の通りです。
・ミニカー
・総排気量125cc以下の普通自動二輪車
・原動機付自転車
・構造上50km/h以上で走行できない自動車
軽自動車はいずれにも該当せず、問題なく高速道路を走行できます。一般的な高速道路では軽自動車の通行料金が普通自動車に比べて安く設定されており、コストを削減したい方にも向いています。
馬力のあるモデルも登場している
軽自動車はエンジンの排気量が660ccまでという制限があり、普通自動車に比べてパワーの弱い点がデメリットです。高速道路での走行ではエンジンパワーが求められるため、初めて軽自動車で高速道路を走行しようとすると不安を感じるでしょう。
しかし、エンジンの改良によって動力の伝達効率が改善されている車種や、ターボエンジン搭載車も増え、軽自動車の走行性能も大きく向上しています。そのため、車種をきちんと選べば走行性能面の不安を感じることなく、軽自動車で高速道路を走行できるでしょう。
軽自動車で高速道路を走る5つのコツ
軽自動車で高速道路を走る際は、快適なドライブを楽しむためにも走行のコツを押さえておくとよいでしょう。ここでは、ドライブ時に特に意識したいポイントについて解説します。
軽自動車だけでなく、普通自動車で休日に長距離ドライブを楽しみたいと思っている方や、仕事などで頻繁に高速道路を利用する方も要チェックです。
事前に運行計画を立てる
軽自動車に限ったことではありませんが、長距離ドライブを楽しむときは事前に運行計画を立てることが重要です。以下のようなポイントをチェックしておくとスムーズなドライブになるでしょう。
・出発地から到着地に至るまでのルート
・ルート上の渋滞情報
・緊急時の迂回路
・休憩するポイントと混雑状況
・ドライブ当日の天気
特にルートや緊急時の迂回路をあらかじめ調べておくことで、事故による通行止めをはじめとしたイレギュラーな事態が発生したときに対処しやすくなります。
出発前のメンテナンスを欠かさない
長距離ドライブに出発する前には、途中で車両トラブルに見舞われないためにも事前のメンテナンスが欠かせません。出発前のメンテナンスでチェックしておきたい具体的なポイントは以下の通りです。
・タイヤの空気圧や溝の残り
・燃料の残量
・エンジンオイルの状態
・冷却水の残量
上記のメンテナンスは車に乗る上で日常的にしておきたい点でもあります。長距離ドライブ前は確認を忘れないようにしましょう。
車間距離を長めに確保する
予期せぬ事故を防ぐためにも、十分な車間距離を確保しましょう。高速道路を走行するときの目安となる車間距離は以下の通りです。
走行速度 |
車間距離の目安 |
80km/h |
80m |
100km/h |
100m |
120km/h |
120m |
軽自動車は車体サイズが小さいため、大型自動車から見えにくいという特徴があります。他の車から車体を見えやすくするためにも、車間距離をやや長めに確保するのがおすすめです。ただし、車間距離が長すぎると割り込みを誘発しやすいので注意しましょう。
速度に応じた走行車線を選ぶ
高速道路を走行する際は、速度に応じた走行車線を選ぶことも大切です。普通自動車に比べてパワーが劣る軽自動車などの車は左車線を走るようにしましょう。全体の流れを見極め、自車と同程度の速度で走る車が多い走行車線を選ぶのが基本です。
高速道路の一番右側の車線は追い越し車線と定められており、他車を追い越す目的以外では走行できません。追い越し車線はルールに従って走行しましょう。
山間部を走る道路で急勾配を登るときは、エンジンのパワー不足で十分な速度が出ないケースも考えられます。そのようなときは、遅い車のために設けられている登坂車線を走行するのがおすすめです。
横風を受けても落ち着いて対処する
橋梁を通過するときや大型車が追い越すときなどに強い横風を受け、ハンドルを取られることがあります。そのようなときに急ハンドルで対応すると横転や車線逸脱のリスクがあるため、注意が必要です。
風が強いときは速度を落とす、運転中はしっかりハンドルを握る、横風を受けても慌てないなど、基本的なポイントを押さえた上で落ち着いて対処することをおすすめします。
高速道路走行に適した軽自動車を探すときのチェックポイント
高速道路を走る機会が多い方は、高速道路の走行に適した車種を選ぶことも大切です。では、高速道路の走行に適している車はどのような車なのでしょうか。ここからは、高速道路を走るための車選びのポイントについて見ていきます。
これらのポイントを満たしたものを選べば、軽自動車でも快適な高速道路でのドライブを楽しめるでしょう。
ターボエンジン搭載車を選ぶ
高速道路を走る機会が多い方は、パワーに優れるターボエンジン搭載車を選ぶのがおすすめです。ターボエンジンとは「ターボチャージャー」を搭載したエンジンの総称で、タービンで圧縮空気を燃焼室内に送り込むことで出力を向上させています。
ターボエンジンは、同じ排気量でも自然吸気エンジンに比べてパワーが出るのが特徴です。
運転支援システムを搭載した車を選ぶ
快適なドライブを楽しみたいなら、ACCなどの運転支援システムを搭載した車を選ぶことも大切です。ACC搭載車の場合、車間距離をコンピューターが判断して速度を自動に調節してくれます。
ACC搭載車を選ぶことで、いつの間にか車間距離が詰まりすぎたり広がりすぎたりすることを防げ、アクセルコントロールの負担を軽減しつつ交通の流れに乗った走行が可能となるでしょう。
居住性が高い車を選ぶ
長距離ドライブを楽しむ機会が多い方は、快適さを重視して居住性が高い車を選ぶとよいでしょう。
軽自動車の中にも乗り心地を追求した車や居住空間を広くした車も多く登場しています。そのようなタイプの車種を選べば運転者・同乗者ともに快適なドライブ環境を実現できるでしょう。走行性能と居住性能のバランスを考え、自分のニーズにマッチしたものを探すのが車選びのコツと言えます。
スーパーハイトワゴンタイプの車を避ける
軽自動車にはスーパーハイトワゴンタイプの車が多く存在しますが、車高が高い分横風に弱いという特徴があります。そのため、高架区間が多く自然の風や他車の走行によって発生した風の影響を受けやすい高速道路の走行には不向きです。
従って、安定して高速道路を走行することを重視するなら、スーパーハイトワゴンタイプの軽自動車を避けてSUVやハッチバックタイプの車を選ぶこともポイントです。
高速道路を走るのにおすすめの軽自動車5選
軽自動車にも多種多様な車種が登場しています。ここでは、安定して高速道路を走行できる性能と居住性を兼ね備えた車種を5つ紹介します。SUVタイプやスポーツカータイプなどさまざまな車をピックアップしました。自分の好みにマッチした1台をぜひ、お探しください。
ホンダ S660
グレード |
S660 α |
車体サイズ(全長×全幅×全高) |
3,395mm × 1,475mm × 1,180mm |
重量 |
850kg |
エンジンタイプ |
水冷直列3気筒DOHCターボ |
駆動方式 |
2WD(MR) |
最高出力 |
47kW |
最大トルク |
104N・m |
新車価格 |
232万1,000円 |
中古車価格(2022年6月14日時点) |
139.9万円~414.9万円 |
「ホンダ S660」は軽自動車としては珍しく、クーペタイプのスポーツカーです。走行性能にこだわって作られていて、高速道路で走りを楽しみたい方に向いています。2022年3月に生産終了を予定しており、今後は中古車でしか購入できません。
(参考:『ホンダ S660』の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】)
スズキ アルトワークス
グレード |
ベースグレード |
車体サイズ(全長×全幅×全高) |
3,395mm × 1,475mm × 1,500mm |
重量 |
670kg |
エンジンタイプ |
水冷直列3気筒DOHCターボ |
駆動方式 |
2WD(FF) |
最高出力 |
47kW |
最大トルク |
100N・m |
新車価格 |
販売終了 |
中古車価格(2022年6月14日時点) |
149.9万円~179.9万円 |
「スズキ アルトワークス」はハッチバックタイプの軽自動車で、走行性能に定評がある車です。ファミリーカーとしても使える積載性を備えていながらもドライブも楽しめる仕上がりなので、実用性と楽しさの両方を重視したい方に向いています。
なお、アルトワークスは2021年に実施したアルトのモデルチェンジに伴って生産を終了しました。購入したい方は中古車からお探しください。
(参考:『スズキ アルトワークス』の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】)
ダイハツ タフト
グレード |
Gターボ 4WD |
車体サイズ(全長×全幅×全高) |
3,395mm × 1,475mm × 1,630mm |
重量 |
840kg |
エンジンタイプ |
水冷直列3気筒DOHCターボ |
駆動方式 |
4WD |
最高出力 |
47kW |
最大トルク |
100N・m |
新車価格 |
173万2,500円 |
中古車価格(2022年6月14日時点) |
114.9万円~192万円 |
「ダイハツ タフト」は軽SUVとして販売されている車で、オフロードカーを感じさせるデザインが魅力的です。ターボエンジン搭載車もラインアップされており、高速道路を走行する機会が多い方にも向いています。
後部座席は用途に応じて座席として使用したり収納にしたりとフレキシブルに使えるのもメリットです。積載性も重視したいと考えている方にもおすすめです。
(参考:『ダイハツ タフト』の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】)
スズキ ハスラー
グレード |
HYBRID Xターボ(4WD・CVT) |
車体サイズ(全長×全幅×全高) |
3,395mm × 1,475mm × 1,680mm |
重量 |
880kg |
エンジンタイプ |
水冷直列3気筒DOHCターボ |
駆動方式 |
4WD |
最高出力 |
47kW |
最大トルク |
98N・m |
新車価格 |
165万4,400円 |
中古車価格(2022年6月14日時点) |
59.9万円~200万円 |
「スズキ ハスラー」もタフトや後述するジムニーと同様に軽SUVとして展開している車です。走行性能に優れているだけではなく、ハイブリッド車もラインアップされているので燃費を重視する方にとっても見逃せません。
ACCなどの運転支援機能を搭載しているため、高速道路を長時間走行するときも疲れにくいのがメリットです。
(参考:『スズキ ハスラー』の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】)
スズキ ジムニー
グレード |
XC(4WD・5MT) |
車体サイズ(全長×全幅×全高) |
3,395mm × 1,475mm × 1,725mm |
重量 |
1,030kg |
エンジンタイプ |
水冷直列3気筒DOHCーターボ |
駆動方式 |
4WD |
最高出力 |
47kW |
トルク |
96N・m |
新車価格 |
177万6,500円 |
中古車価格(2022年6月14日時点) |
59.9万円~359.9万円 |
ジムニーも軽SUVの一種で、ターボエンジン搭載車がラインアップされており高速道路の走行からオフロード走行までさまざまなシーンのドライブを楽しめます。
よりドライブを楽しめるMT車もおすすめです。ただし、車高が高めで最低地上高も高い分、横風の影響を受けやすいので注意が必要です。
(参考:『ジムニー』の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】)
高速道路向きの軽自動車をお探しならネクステージへ!
高速道路の走行に向いている軽自動車を中古で購入したいと考えている方は、ぜひネクステージをご利用ください。ネクステージは全国各地に店舗を展開しており、お近くの店舗で車をお探しいただけます。自分好みの車をじっくり探したい方に向いていますので、ぜひ一度ご来店ください。
豊富な軽自動車を取りそろえている
ネクステージで取り扱っている中古車の台数は多く、軽自動車も豊富に取りそろえています。数多く存在する店舗の中には、軽自動車に特化した店舗もあります。
ネクステージでは、すでに生産が終了して中古でしか購入できない車種はもちろん、お得に購入できる最新車種の届出済未使用車も購入可能です。
遠方の店舗の車を取り寄せて近くの店舗で試乗することも可能なので、気になる車が見つかった際はぜひお近くの店舗にお問い合わせください。
不安の少ない車を選べる
ネクステージでは、走行に不安を感じる修復歴車(車のフレーム部分に損傷を受けた車)を一切販売していません。中古車を購入する際に修復歴車を選ぶことは大きなリスクです。そのようなリスクを除くことで、今後のカーライフが不安のないものになるでしょう。
他にも、購入後のトラブルに備える手厚い保証もご用意しています。国産車に購入後3カ月または3,000kmまでの無料保証が付帯しているだけではなく、オプションで「サービスサポート」にご加入いただくことも可能です。
サービスサポートにご加入いただけると、無料点検やオイル交換、トラブル時のロードサービスなどがご利用いただけます。中古車をより安心して購入したいという方は、ぜひご検討ください。
まとめ
軽自動車で高速道路を走る際にはパワー不足が不安要素ですが、最近では車の性能も向上しており、高速道路に適した車種選びをすれば快適なドライブを楽しめます。走行性能や居住性など、いくつかのポイントを押さえた上で自分好みの1台を選びましょう。
ネクステージでは軽自動車の在庫を豊富に取りそろえており、高速道路の走行に適した車も多く販売しています。修復歴車を取り扱いはなく保証も充実しているので、中古車だからと言って、不安になることはありません。
全国に店舗を展開中なので、中古車をお探しの際は、ぜひお近くのネクステージへお越しください。