メルセデスベンツのBクラスとはどんな車？Aクラスと比較して特徴を解説！
ベンツのBクラスは、使い勝手のよさから多数の愛用者がいます。颯爽と走り抜けるBクラスを見て購買意欲を刺激され、購入や乗り換えを検討している方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、メルセデスベンツBクラスの特徴を解説します。サイズの近いAクラスと比較すると、Bクラスの魅力を理解しやすくなるでしょう。中古車の選び方や査定価格を上げる方法など、メルセデスベンツBクラスの中古車事情も詳しく解説しています。
※目次※
・メルセデスベンツのBクラスは、2019年に発売された3代目が最新モデル！安全装備や走行性能などより魅力がアップ！
・ベンツのBクラスとAクラスは似て非なる存在。それぞれの個性を知って自分に合った車種を選ぼう！
・ベンツBクラスは中古ならリーズナブルに購入可能！2代目以降ならリセールバリューも高い！
メルセデスベンツのBクラスとはどんな車？
メルセデスベンツのBクラスは、コンパクトなAクラスと人気のCクラスの間の位置づけなので、少し控え目な印象があるクラスです。一方、日本での販売台数は比較的多く、安定した人気があります
新型Bクラスが発売された際は、「B Happy!」をキャッチコピーにBクラスの特設ホームページを用意されたことからも、日本での需要の高さがうかがえるでしょう。以下で、メルセデスベンツBクラスの概要をご紹介します。
メルセデスベンツBクラスとは
メルセデスベンツBクラスは、前輪駆動のコンパクトカーです。全長4,425mm×全幅1,795mm×全高1,565mmのボディサイズで、 Aクラスより少し大きめとなっています。コンパクトカーでありながら大人5人でもゆったり乗れる車内と、多くの荷物を収納できるラゲッジスペース、スポーティな走り心地が魅力です。
2005年に発表され、日本では2006年から2012年まで初代Bクラスが販売されました。2011年に2代目、2019年には3代目が発表されています。2度のモデルチェンジを経てもフロントからルーフ、リアライトまでの流れるようなラインと軽快な走り心地はそのままです。
メルセデスベンツBクラス B180
2019年6月から販売されているB180は、小型・軽量化した直列4気筒DOHCターボチャージャー付き1.4Lハイオクガソリンエンジンを搭載しています。総重量は1,440kg、トランスミッションは電子制御7速AT、排気量1,331cc・最高出力136PS・最大トルク200N・mあり、燃費は15.0km/L（WLTCモード）です。
「静かで上質な走り」が特徴で、アクセルを踏んだそのときから落ち着いたスムーズな立ち上がりと穏やかなエンジン音を確認できます。特に街中の走行におすすめの車です。
メルセデスベンツBクラス B200 d
B200dは、直列4気筒DOHCターボチャージャーの2.0L軽油ディーゼルエンジンを搭載しています。総重量は1,550kg、トランスミッションは電子制御8速AT、排気量1,949cc・最高出力150PS・最大トルク320N・mあり、燃費は18.4km/L（WLTCモード）です。
B180よりも力強く、走り始めからスムーズに加速できます。パワフルで、しかも環境に優しいクリーンディーゼル車です。
メルセデスベンツBクラス新型の特徴
Bクラスは、2019年6月に7年ぶりの新型発表がありました。適切な車間距離をとるだけではなく、歩行者にも反応する高度な最新技術をもとに開発された安全装備を搭載しています。
また、ハイクラスで使用されていた対話型インフォテインメントシステムMBUXが、Bクラスでも楽しめるようになったことも特徴です。ここからは、新型Bクラスの注目すべき3つのポイントをご紹介します。
メルセデスベンツBクラスの外観
新型Bクラスは、旧モデルに比べて全長は+60mm、全幅は+10mm、全高は+25mmと全体的にサイズアップしました。フロントのベンツマークを囲む未来的な六角形のデザインと両サイドの切れ長なライト、そこから滑らかに伸びる車体は歴代のBクラスのなかではスポーティなイメージを一番強く出しています。
立体的なバックドアのデザインと横長のLEDテールライトは、メルセデスらしい迫力を感じるポイントです。
メルセデスベンツBクラスのエンジン
新型Bクラスでは、B180のハイオクガソリンエンジンと、B200dのクリーンディーゼルエンジンの2種類を採用しています。
B180に搭載されているのは、「1.4L直列4気筒直噴ターボエンジン」です。2代目よりも排気量が小さくなりましたが、出力は122PSから136PSへ向上しています。より滑らかな加速を可能にしたこの次世代エンジンは、市街地走行に最適です。
B200dには「2.0L直列4気筒直噴ターボディーゼルエンジン」が搭載されています。Aクラスの「A200d」と「A220d」でも使用されているエンジンです。酸化触媒や粒子状物質除去フィルターで、ヨーロッパの厳しい基準をクリアするクリーンな排気を実現しました。
メルセデスベンツBクラスの走り心地
Bクラスは、スピードに乗れる高速道路ではエンジン音が少ない静かな環境で安定したドライビングを体感できます。街中でも軽やかでスポーティな走りが可能です。ハンドリングの反応もよく、ストレスのない運転ができるのが人気の理由でもあります。急な坂道がある道を走るなら、よりダイナミックな走りが可能な馬力のあるB200dがおすすめです。
メルセデスベンツBクラスとAクラスの比較
サイズが近く兄弟車といわれるBクラスとAクラスですが、後部座席の空間とラゲッジスペースが広いことからBクラスはファミリー層向け、Aクラスはカップル向けといわれることもあります。全体的にBクラスとAクラスは似ていますが、相違点を確認しながら、それぞれの特徴について理解を深めましょう。
ボディサイズ
Aクラスのガソリン車であるA180のボディサイズは、全長4,420mm×全幅1,800mm×全高1,420mmとなっています。一方、 B180は、全長4,425mm×全幅1,795mm×全高1,565mmです。長さと幅はほぼ同じですが、高さはBクラスが145mmも上回ります。
Bクラスが後部座席にゆとりをもたせられた理由は、この高さの差です。さらに全シート位置をAクラスより高い位置にセットし、どの座席からの目線も高くすることに成功しました。
荷室容量
Bクラスのラゲッジスペースが455Lであるのに対し、Aクラスのラゲッジスペースは370Lです。大きめのスーツケース1個分もBクラスのほうが広いイメージです。
また、後部座席を倒した場合はBクラスが1,540L、Aクラスは1,210Lと収納可能量に330Lもの大きな開きが出ます。大きめのスーツケース3つ分の差が出る計算です。Bクラスは、大人数と大荷物向けになっているため、このような荷室容量の差があるといえます。
内装
AクラスとBクラスは、助手席のダッシュボードに違いがあるものの、巨大パネルのタッチインターフェースやハンドル・エアコン吹き出し口・エアコンパネルなどの運転席周りは、ほぼ同じデザインになっています。コンパクトカーながら上品かつ上質なインテリアの仕上がりは、どちらにも共通しているといえるでしょう。
運転席周りに比べると、ドアの内側はデザインに個性が出ている印象です。Bクラスのアルミグリップが近未来的で都会的な演出をしています。
BクラスとAクラスの違いまとめ
一見同じイメージを抱きがちなBクラスとAクラスですが、ひとつひとつ違いを確認していくと、それぞれの個性が輝いて見えてきます。
Bクラスはより車高が高く、ゆったりした車内空間でリラックスしながら運転ができるのが特徴です。エクステリアは後方に重厚感があるデザインといえます。一方、Aクラスは車体が緩やかな曲線を描き、流れるような走りを楽しめるスポーティな車です。運転する目的やデザインの好みによって、最適な車種を選びましょう。
共通する項目としては、Sクラス並みの安全性能や最新技術を搭載した充実の装備、品のあるデザイン、それぞれにガソリン車とディーゼル車のグレードがあることが注目ポイントです。
メルセデスベンツBクラスの故障例
乗りやすさと使い勝手のよさから、日本では多くの方がBクラスを購入しています。その分、不具合による問い合わせや修理依頼件数もそれなりにあるようです。ここでは、Bクラスを購入する際の参考となるよう、よくある故障例を3つご紹介します。
アイドリングに不具合が出やすい
アイドリングの不具合の主な原因は、エンジンの汚れ（スラッジ）です。エンジンオイルをオイルフィルターでろ過することでスラッジは除去されますが、定期的なエンジンオイルの交換を怠ると、アイドリングする際に異常音が発生してしまうことがあります。
定期的なオイル交換をしておけば、こうしたトラブルはある程度防げるものです。しかしBクラスのエンジンは、構造的にスラッジがたまりやすい個所があるといわれているためより頻繁な点検が必要になるでしょう。
ストップランプの故障
Bクラスのストップランプの故障は、全く点灯しなくなる不具合です。点灯しなくなれば警告灯に表示されるので、多くの場合すぐに気づけます。故障の原因はメルセデスベンツの配線不良によるところが多いようです。購入後しばらく乗車しないと起こるか判断できないため、事前チェックは難しいといえるでしょう。
故障しても原因が特定されやすいので、修理は比較的簡単です。修理費も1万円以内なので、不具合が生じたらすぐに直してもらいましょう。
ドアミラーの故障
Bクラスでは、ドアロックするとドアミラーのウインカーが点滅するシステムになっています。ドアミラーの主な故障は、通常のウインカーは作動するのにドアロック時の点滅のみ反応しない不具合です。
故障の原因は、長年使用したことによる配線の劣化であることが多いでしょう。そのため、該当個所を交換するか、ドアミラーごと交換する修理方法が取られます。
メルセデスベンツBクラスの中古車情報
Bクラスは中古車の国内流通量が多く、好みのモデルやグレードを探しやすいといえます。また、日本国内での需要があるので中古車専門店も買取には積極的に対応してくれるでしょう。売り手にも買い手にもお得な環境が整っている、中古車市場におけるBクラスの情報を詳しく解説します。
メルセデスベンツBクラスを選ぶポイント
中古車の走行距離を確認するときは、1年間に平均9,000km前後を目安にします。5年落ちで4.5万km程度が適度な走行距離といえるでしょう。Bクラスは3万km未満でも求めやすい価格帯のものが多いので、「5年落ち3万km」の中古車があればチェックしてもよいでしょう。
メルセデスベンツの製造技術は高いので、実は10万kmでも通常走行には問題ない車が少なくありません。距離や年式だけでは一概にはいえないため、その代わりのポイントとして整備がしっかりなされているかを確認する必要があります。
中古車専門店では、整備記録や点検記録を見せてもらえるのでお願いしましょう。その際、メンテナンスがしっかりしているかをスタッフに質問するのもおすすめです。
購入後は、丁寧な運転を心がけましょう。いくらメルセデスベンツの製造技術が高くても、乱暴な運転をすれば不具合や故障がすぐに発生してしまいます。頻繁なシフトチェンジも極力避けることが長く安全に乗るコツです。
メルセデスベンツBクラスの査定価格を上げるポイント
Bクラスは、2代目以降なら高額査定が期待できるでしょう。モデルチェンジ後は査定額が下がることがありますが、2019年の3代目発売直後の一時期の値下がり傾向は2020年に入ってからは落ち着き、安定した相場に戻っています。
査定の傾向として2年落ちは新車価格の50％、3年~5年落ちは平均60％台、7年落ちで100万円台を切り、8年~10年は平均50万円前後であるようです。2006年~2008年発売の初代モデルだと、査定額はかなり低くなってしまうでしょう。
まとめ
メルセデスベンツBクラスは、AクラスやCクラスの間にあって目立ちにくい存在です。しかし、Aクラスにはない車内空間のゆとりやラゲッジスペースの広さ、使い勝手のよさで日本では根強い人気を誇ります。
Bクラスはその需要の高さゆえに市場流通量も豊富なので、中古車としての購入や買取もしやすい車です。Bクラスの購入・買取を考えているなら、在庫が豊富で信頼できる業者を選びましょう。輸入車の品揃えも豊富なネクステージなら、高品質なBクラスの中古車も幅広くご用意しています。ぜひ一度お問い合わせください。
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