ポルシェ マカンの新型情報をキャッチ!現行型のスペックや魅力も◎
2014年にカイエンの弟分として登場したポルシェ・マカンは、使い勝手の良さやスポーティーな性能によって人気を集めています。
上級グレードではポルシェ911やケイマンなどのスポーツモデルにも採用されている電子制御が装備されていて、SUVながらも優れたハンドリングが味わえるモデルです。
現行モデルは2代目ですが、2024年には新型へ移行することが発表されています。ここでは、新型モデルの特徴を予想しつつ、現行モデルの魅力や特徴を見てみましょう。
※目次※
3. ポルシェ マカンの2021年のマイナーチェンジでの変更点
・「ポルシェ・マカン」は手頃なボディサイズによって、上級モデルのカイエンを凌ぐ人気ぶり。
・マカンは2024年に新型が登場するといわれていて、EVモデルの登場予想がある。
・新型マカンが登場すると中古車市場の価格が下落して、求めやすくなる可能性がある。
新型発売が予想されるポルシェ マカンの魅力とは?
ポルシェマカンは、ポルシェが定義するコンパクトSUVです。性能、デザインともに優れたオールラウンドカーになります。
ポルシェのマカンは、ライバルが多いミドルクラスのSUV市場で最も魅力的な車のひとつとされています。その見事なデザインに、思わず乗ってみたくなるかもしれません。
2014年に登場したミドルサイズSUV
2014年に販売を開始したポルシェが生み出した2台目のSUVは、2018年に新しいデザインのLEDヘッドライトやPORSCHEのロゴが入ったリアガーニッシュを採用するなどのマイナーチェンジが行われました。
さらに2021年にはエクステリアデザインを中心に商品改良を実施しました。加えて、物理的なスイッチ類が少ない新デザインのセンターコンソールが採用されています。
また、パワートレインもモデルごとに出力を上げるなどのアップデートが行われ、このミドルクラスのSUVはより効率的でパワフルな車になりました。
カイエンよりもひと回り小さめのコンパクトサイズ
マカンは、ポルシェが販売する最も小さなSUVです。カイエンよりひと回り小さく、ポルシェのSUVが欲しいけれどカイエンほどの大きさは必要ないというユーザーから人気があります。
マカンは、街乗りにもオフロードにも最適な車です。軽快で機敏、それでいてポルシェが誇るパワーとパフォーマンスも持ち合わせています。
好調なセールスも魅力のひとつ
2014年以降ポルシェマカンの販売は好調で、2022年には通年で8万6,724台を販売しました。最も販売台数が多かったのはカイエンの9万5,604台で、続いてマカンとなります。いかにSUVが全世界で支持されているかが分かる結果となっています。
ポルシェ全体では近年、販売台数が伸びており2022年の販売台数は合計で30万9,884台となりました。世界情勢の影響などによって多くの自動車メーカーが販売台数を減少させましたが、ポルシェはわずかながらも増加しています。
これはマカンの人気が貢献していると考えられ、SUVの需要が増え続ける中、今後さらにマカンの人気は高まり続けるでしょう。
ポルシェ マカンの現行型のグレードとスペック
2023年モデルのマカンは、ベースグレードの「マカン」「マカンT」「マカンS」「マカンGTS」の4つのグレードがあります。グレードによってエンジンスペックや加速性能、ボディサイズなどが異なるの、事前にチェックして自分に合ったものを選ぶことが大切です。
マカン
全長×全幅×全高(mm) |
4,726×1,922×1,621 |
ホイールベース(mm) |
2,807 |
空車重量(kg) |
1,920 |
エンジン |
2L直列4気筒ターボ |
価格(税込) |
838万円~ |
(2023年11月時点の情報です)
ポルシェのマカンは、スポーツカーとSUVの両方の良い面をうまく組み合わせた車です。優れた実用性と道路上での圧倒的な存在感は、両方の長所を求めるユーザーにとって理想的な車といえます。
マカンT
全長×全幅×全高(mm) |
4,726×1,927×1,606 |
ホイールベース(mm) |
2,807 |
空車重量(kg) |
1,940 |
エンジン |
2L直列4気筒ターボ |
価格(税込) |
901万円~ |
(2023年11月時点の情報です)
新型マカンTはダイナミックで充実した標準装備、そしてポルシェならではのパフォーマンスも備えています。さらに、ポルシェのエレガンスとスポーツカーのパワーの両方の良さを求める方に最適なモデルです。
マカンS
全長×全幅×全高(mm) |
4,726×1,927×1,621 |
ホイールベース(mm) |
2,807 |
空車重量(kg) |
2,005 |
エンジン |
2.9LV型6気筒ツインターボ |
価格(税込) |
1,073万円~ |
(2023年11月時点の情報です)
マカンSは、ベースモデルに対して走りの性能を向上させた車です。エンジン回転のキレがあり、V6エンジンを搭載しているため非常にバランスが良く、ハイパワーを味わうことができるモデルです。
マカンGTS
全長×全幅×全高(mm) |
4,726×1,927×1,596 |
ホイールベース(mm) |
2,807 |
空車重量(kg) |
2,035 |
エンジン |
2.9LV型6気筒ツインターボ |
価格 |
1,295万円~ |
(2023年11月時点の情報です)
マカンGTSはSUVながらもスポーティーな走りができるモデルとなっています。エンジン出力はラインアップの中で最高の440PSを誇り、専用のエアロパーツや足まわりパーツを装着しています。ひと目でGTSモデルと分かるルックスも人気を集めています。
ポルシェ マカンの2021年のマイナーチェンジでの変更点
ポルシェジャパンは、2022年2月より「マカンT」の予約受注を開始すると発表しました。Tモデルはマカンの新しいモデルで、既存の「マカン」「マカンS」「マカンGTS」とともに提供されています。
ここでは、どのようなマイナーチェンジが行われたかについて詳しく解説しますので参考にしてください。
高性能のエンジンを搭載
2021年のマイナーチェンジにより、マカンGTSとマカンSに搭載されたのが、2.9LV型6気筒ツインターボエンジンです。
マカンGTSは従来の60馬力増加となる440馬力に、0-100km/h加速は4.3秒、最高速度272km/hに到達します。また、マカンSは380馬力、0-100km/h加速は4.6秒、最高速度259km/hです。
2L直列4気筒ターボを搭載するエントリーモデルのマカンと最新モデルマカンTは、265馬力、0-100km/h加速は6.2秒、最高速度232km/hとなっています。
駆動システムは、電子制御式のマルチプレートクラッチを採用した四輪駆動のPTM(ポルシェトラクションマネージメント)を装備しています。トランスミッションは全て7速PDK(DCT)です。
「マカン」と「マカンT」は同じエンジンを搭載していますが「マカンGTS」と「マカンS」はより高出力のV型6気筒2.9Lエンジンという違いがあります。
マカンのワイドさを強調したエクステリア
マカンのエクステリアデザインにも変更が加わっています。特徴的なのはフロントマスクで、インレイを施した印象的なノーズはマカンのワイドさを強調するデザインです。マカンGTSのノーズセクションがブラックになったのも印象的といえるでしょう。
新型ポルシェマカンは「3D立体フロントエンド構造」を採用し、同構造のサイドブレーキをオプションで用意しました。「LEDヘッドライト」と「スポーツデザインエクステリアミラー」は、新型マカンTを含む全グレードで標準装備となっています。
インテリアはアナログ時計も標準装備に
インテリアにおけるマイナーチェンジは、10.9インチフルHDタッチスクリーンを備えた新しいセンターコンソールです。
セレクターレバーもコンパクトタイプを採用し、コックピットはすっきりとした印象になっています。2022年に発売されたマカンTを含めたグレード全てに採用です。
ダッシュボード上部にはアナログ時計が標準装備されました。インテリアには「パパイヤ」「ゲンチアンブルー」「クレヨン」などの新色が追加され、レザートリムやコントラストステッチなどのパッケージがオプションで用意されています。
ボディカラーは全12色を用意
ボディカラーはマカンGTS(GTSスポーツパッケージ装着車)を含め以下の全12色となっています。マカンGTS以外の「マカン」「マカンT」「マカンS」は、11色です。
スタンダードカラー |
||
ホワイト |
ブラック |
- |
メタリックカラー |
||
キャララホワイト |
ジェットブラック |
バルカノグレー |
ドロマイトシルバー |
ゲンチアンブルー |
- |
パパイヤ |
カッパールビー |
- |
スペシャルカラー |
||
クレヨン |
カーマインレッド |
- |
パイソングリーン(マカンGTS) |
- |
新たに、ゲンチアンブルーメタリック、パパイヤメタリック、さらにマカンGTSのみとなるパイソングリーンが加わりました。カラーバリエーションが豊富になり、選ぶ楽しみがより増えるでしょう。
新型ポルシェ マカンが2024年に発売予定
プレミアムブランドでは、SUVモデルにも積極的にフル電動車を導入しています。ポルシェも次期型のマカンにはEVバージョンを用意すると公式に発表しました。
プラットフォームは既存モデルと同じくアウディと一部を共用することが想定されています。アウディにはQ4 e-tronと呼ばれるSUVの電気自動車が発売されているので、似たスペックになるでしょう。
新型マカンはEVモデルが濃厚
ポルシェは、2024年に次期型となるマカンの生産を開始することをアナウンスしています。アウディと共同開発された新たなプラットフォームは、EVのモーターやバッテリーが搭載されることが前提です。
プラットフォームはサイズに対する柔軟性があるようですが、アウディQ4 e-tronのサイズを見ると4,590mm×1,865mm×1,630mm(全長×全幅×全高)となっているので、このくらいのボディサイズになるのではないでしょうか。
走行時の安定性がパワーアップ
新型マカンのEVモデルは、アウディとの共同開発を行ったPPE(プレミアム・プラットフォーム・エレクトリック)をQ6 e-tronなどのモデルと共有する可能性があります。
フル電動車となるモデルは最高出力が600PSに迫るようで、実現するとそのスペックは現行モデルのマカンGTSを上回るでしょう。
これらのハイパワーを路面に伝える駆動系は、4輪駆動「PTM(ポルシェ・トラクション・マネージメント)」が採用され、足まわりにも減衰力が電子制御される「PASM(ポルシェ・アクティブ・サスペンション・マネージメント)」を用いるようです。
新型ポルシェ マカンの登場で中古車市場はどうなる?
ネクステージに在庫している2023年11月現在のマカンは、444万9,000円~969万9,000円の価格帯です。中にはマイナーチェンジ後のモデルも販売されていて、新車価格よりは求めやすくなっています。
マイナーチェンジや新型車が発表されると中古車相場は下がる傾向があるので、2024年は狙い目かもしれません。
(参考:『マカン(ポルシェ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
マカンの価格相場
マカンはベースグレードで、比較的に求めやすい価格となっています。2019年モデルの674万9,000円~2018年モデルの444万9,000円と値段に幅があります。どのグレードも人気なので、好みの車両があれば早めに問い合わせてみましょう。
マカンSの価格相場
2023年11月現在、マカンSの取り扱いは1台です。価格は809万9,000円で、マイナーチェンジ後の2021年式となっています。非常に人気のある車なので、中古車が見つかるとすぐに売れてしまいます。
マカンGTSの価格相場
マカンGTSの中古車は2台が販売されていて、2020年モデルの874万9,000円と2016年モデルの453万1,000円になります。マカンGTSはハイパフォーマンスモデルで、スポーツ性能を堪能できる1台といえます。
マカンターボの価格相場
2019年の登場当時1,200万円以上の価格で販売されたマカンターボも、中古車であれば1,000万円を切るプライスです。ネクステージでは1台の在庫があり、969万9,000円となっています。2020年モデルで走行距離が25,000kmなので、かなり新しい車両です。
PRポルシェで人気の中古車
マカン
マカン
後期型 1オーナー サンルーフ スポクロ オプション21インチAW PDLS+ 黒革 全周囲カメラ アダプティブクルコン 純正ナビ ポルシェエントリードライブ シートヒーター レーンキープ 禁煙車
ケイマン
ケイマンS
左ハンドル スポーツクロノパッケージ オールレザーインテリア スポーツデザインステアリングホイール オートエアコン LEDヘッドライト パワーシート 純正ナビ フルセグ Bluetooth 禁煙車
カイエン
カイエンGTS
左ハンドル サンルーフ スポーツクロノPKG スポーツエグゾースト 純正20インチAW 茶革 全席シートヒーター ポルシェエントリードライブ 純正ナビ バックカメラ クルコン パワーバックドア 禁煙車
マカン
マカンGTS
後期 サンルーフ 赤革 18WAYスポーツシート 純正ナビ カープレイ バックカメラ ブラインドスポットアシスト ベンチレーションシート&ヒーター PDLS PASM スポーツエグゾースト BOSE
718ボクスター
718ボクスター
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カイエン
DATE
カイエンS E-ハイブリッド
スポーツクロノパッケージ サンルーフ アダプティブクルーズコントロール スマートキー ブラウンレザーシート シートヒーター 純正ナビ バックカメラ HIDヘッドライト 純正21インチアルミホイール
マカン
DATE
マカンGTS
スポーツクロノPKG パノラマサンルーフ 純正ナビ 全周囲カメラ Bluetooth アダプティブクルーズコントロール 純正20インチAW LEDヘッドライト 前席シートヒーター/パワーシート
カイエン
カイエン プラチナエディション
後期 スポーツクロノパッケージ 純正オプション21インチアルミ クルーズコントロール 純正ナビ ベージュ革/アルカンターラコンビシート シートヒーター パワーシート BOSEサウンドシステム 禁煙車
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ポルシェ マカンのライバル車は?
マカンは全長が4,700mm強なので、ミドルサイズのSUVといえます。プレミアムブランドからは多くのライバル車が販売されていて、激戦のクラスとなっています。
マカンは同クラスの中でもポルシェらしいスポーティーさが特徴となりますが、他のモデルはどのような魅力があるのでしょうか。中古車相場とともに紹介します。
BMW X3
X3は2004年から発売されているBMWのSUVです。現行モデルは3代目となり、2017年から販売されています。全長は4,720mmなのでマカンのライバルとなります。
BMWらしいハンドリングを味わうことができる他に、直列4気筒2.0Lと直列6気筒3.0Lのディーゼルエンジンが用意されているのがマカンとは異なる点です。
アウディ Q5
アウディQ5は、アウディのSUVラインアップの2車種目として2008年に登場しました。プラットフォームはマカンと共有されているので、兄弟車といえます。現行モデルは2017年から発売されている2代目です。
国内では直列4気筒2.0Lのディーゼルエンジンを搭載した「AUDI Q5 40 TDI quattro advanced」「AUDI Q5 40 TDI quattro S line」の2モデルが用意されています。
メルセデス・ベンツ GLC
2015年に登場したGLCは、瞬く間にグローバルで支持されるモデルとなりました。Cクラスの派生タイプとなりますが、メルセデス・ベンツならではの駆動システムの「4MATIC」を組み合わせたモデルもあり、SUVならではの走破性を保持しています。
2023年にはフルモデルチェンジを実施し、新型が登場しています。ボディサイズは、4,720mm×1,890mm×1,640mmでマカンとほぼ変わりません。
まとめ
2014年にポルシェの第2弾となるSUVモデルとして発売された「マカン」は、手頃なサイズ感ということもありすぐに人気モデルとなります。カイエンを凌ぐ販売台数を記録したこともあり、今ではポルシェの基幹モデルとなっています。
2024年には新型に移行すると発表されていて、ラインアップにはフル電動モデルも用意されるようです。ポルシェは2020年からEV専用モデルのタイカンを発売し、それに続くのがマカンのEVになります。どのような性能と乗り味になるのか興味がつきません。
▼ライタープロフィール
真鍋裕行
出版社勤務を経て2008年にフリーランスのライター・エディターとして独立し、自動車雑誌、ウェブサイトなどに原稿を寄稿。編集者時代に培ったアフターマーケットの情報から各国のモーターショーで得た最新事情まで幅広くリポート。業務拡張につき2011年に会社を設立。自動車ジャーナリストとしての自動車メディアへの寄稿は続けつつ、メディアコンテンツの製作(雑誌、Web、アプリetc)に取り組んでいる。メディアコンテンツの製作ではオーナーや協力者のコミュニティを作ることを考えるなど、単純な製作で終わらないことを心掛ける。また、近年ではレースチームのディレクターや PRも積極的に携わる。
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