外車で右ハンドルなのに左ウインカーなのはなぜ?例外についても解説

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外車で右ハンドルなのに左ウインカーなのはなぜ?例外についても解説

外車で右ハンドルなのに左ウインカーなのはなぜ?例外についても解説

日本車は右側にウインカーがあります。そのため通常は左ハンドルの外車が「右ハンドル仕様」となっている場合、ウインカーも右側にあるものと思うかもしれません。しかし実際は右ハンドル仕様の外車であっても、ウインカーは左側のままです。なぜ右ハンドルなのに左ウインカーのままであるか、疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

 

そこでこの記事では、外車で右ハンドルなのに左ウインカーなのはなぜなのか、例外とあわせて解説します。ウインカーの位置だけでなく、外車と国産車の違いについても理解できるでしょう。

 

※目次※

1.日本仕様の外車なのに左ウインカーの理由

2.そもそも日本が左側通行・右ハンドルなのはなぜ?

3.ウインカー以外にも!外車と国産車の違い

4.まとめ

 

■POINT

 

 

・右ハンドルで日本仕様の外車であっても、多くの車は左ウインカーのままである

・日本仕様でも左ウインカーである大きな理由は、「ISO」の規定によるものである

・外車と国産車の違いはウインカーの位置だけではない!個性的な内装も特徴的である。

 

 

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日本仕様の外車なのに左ウインカーの理由

外車で右ハンドルなのに左ウインカーなのはなぜ?例外についても解説

なぜ日本仕様の外車なのに左ウインカーの車があるのでしょうか。理由としては、「ISOで規定されているから」「外車なのに右ハンドルという例外もある」の2点です。「右ハンドルなのだからウインカーも右だろう」と考えていると、運転中に戸惑うことがあるかもしれません。ここでは、それぞれの理由を詳しく解説します。

 

ISOで規定されているから

日本仕様の外車なのに左ウインカーである理由は、「ISO(国際標準化機構)」の規定が大きく関係しているのがポイントです。ISOでは「ウインカーは左」「ワイパーは右」と規定がされています。外車はISOの規定に準拠しているため、右ハンドルの外車であってもウインカーは左となるのが一般的です。

 

では、ISOで「ウインカーは左」と規定されているのになぜ日本車のウインカーは右側なのでしょうか。その理由は、日本車は「JIS(日本工業規格)」を優先しているからです。JISでは「ワイパーは左」「ウインカーは右」と規定されているため、外車とは異なる仕様となります。

 

ISOは国際的な規格であり、JISは日本独自の規格です。よって、どうしてもISOに合わせた「日本仕様でも左ウインカー」の外車が多くなります。

 

外車なのに右ハンドルという例外もある

「外車なのに右ハンドル」という、例外をチェックしましょう。そのひとつにアバルトの「124スパイダー」があります。日本市場向けの車ですが、右ハンドルで右ウインカーです。日本の仕様に慣れたユーザーであっても、124スパイダーであれば違和感を覚えずに運転ができるでしょう。

 

124スパイダーは、日本のメーカーであるマツダの「ロードスター」をベースとしてマツダが日本国内で製造しているのが特徴です。アバルトの車であっても厳密にはマツダの車であり、国産車であるともいえます。そのため、外車であるにもかかわらず「右ハンドルで右ウインカー」という例外が発生しているのがポイントです。

 

しかし、124スパイダーはあくまで例外であるといえるでしょう。多くの外車は右ハンドルでも左ウインカー仕様であるため、所有する場合は左ウインカーに慣れることが重要です。

 

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そもそも日本が左側通行・右ハンドルなのはなぜ?

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普段、車が左側通行であることを意識せずに過ごしていますが、世界的に見れば右側通行で左ハンドルがスタンダードといえます。世界では右側通行の国が多いなか、日本はなぜ左側通行で右ハンドルなのでしょうか。

 

左側通行の理由としては、「イギリスが関係している」ことが挙げられます。右ハンドルは、「左側通行で安全性を考えた結果」が理由です。ここでは日本が左側通行・右ハンドルを採用した理由を詳しく解説します。

 

左側通行なのはイギリスが関係している

日本が左側通行なのは、イギリスの交通ルールが関係しています。明治時代、日本は鉄道や通信にイギリス式を導入し、近代化を目指しました。道路整備や交通法規もイギリスにならって整備した結果、イギリスと同様に左側通行となったとされています。

 

左側通行の国を見てみると、オーストラリア・ニュージーランド・香港・パプアニューギニアなど、かつてイギリスの植民地であった国が多いのが特徴です。

 

同じ左側通行の国でタイもありますが、イギリスの植民地になったことはありません。タイも日本のように、近代化にともないイギリスの制度を取り入れたことで左側通行になったといわれています。日本を含めて世界中で左側通行の国は、少なからずイギリスの影響を受けたといえるでしょう。

 

ハンドルの位置は安全性を考えた結果

国産車が右ハンドルである理由は、安全性を考えた結果です。左側通行の場合、車は右側ですれ違います。左ハンドルは車の右側が見えにくくなるため、すれ違いの際に接触するリスクが大きいのがポイントです。右ハンドルであればすれ違う車との感覚がどのくらい空いているかが把握しやすく、接触リスクを減らせます。

 

左側通行では、右ハンドルであると交差点で右折しやすいのもメリットです。左ハンドルの場合、「対向車線にいる右折待ちの車で直進車が見えづらい」というデメリットを生じます。右ハンドルであれば対向車線に右折待ちの車がいても直進車が見えやすいといえるでしょう。

 

これら2点のことをふまえても、左側通行の場合右ハンドルのほうが安全性は高まるといえます。

 

ウインカー以外にも!外車と国産車の違い

外車で右ハンドルなのに左ウインカーなのはなぜ?例外についても解説

実は、外車と国産車の違いはウインカー以外にもあります。エンジン・タイヤ・ホイールなどの主要なパーツは、外車や国産車を問わず基本的な構造は同じです。しかし、ガソリン・維持費・内外装のデザインなどに関しては、外車と国産車で大きく異なります。ここでは、それぞれの違いを詳しく見てみましょう。

 

外車のガソリンはほぼハイオク

外車のガソリンは、多くがハイオク指定です。ハイオク指定の理由は、日本のレギュラーガソリンでは「オクタン価」の数値が足りないためです。

 

オクタン価は、ガソリンの「自然着火のしにくさ」を数値で表したものです。数値が高いほど自然着火しにくくなります。自然着火しにくいとノッキングが起こりにくく、正常な爆発を起こせるのがメリットです。日本とヨーロッパのオクタン価の目安は以下です。

 

・日本

  • レギュラーガソリン:89以上
  • ハイオクガソリン:96以上
  •  

・ヨーロッパ

  • レギュラーガソリン:91
  • レギュラー(ミディアム)ガソリン:95
  • プレミアムガソリン:100

 

ヨーロッパでは「レギュラー(ミディアム)ガソリン」が基準とされており、オクタン価は95が標準です。日本のレギュラーガソリンはオクタン価89以上であるため、外車の性能を最大限発揮できないといえるでしょう。そのため、日本ではオクタン価96以上のハイオクガソリンが外車のガソリンとして指定されています。

 

維持費が外車のほうが高い

日本車よりも外車のほうが維持費は高めです。外車は日本国内で製造されておらず、輸入で入ってきます。部品についても基本的には輸入です。

 

国内のストックが切れていて外国から部品を輸入する場合、運送費用が高くなります。運送費が上がれば、国産車よりも部品代が高くなるのがデメリットです。部品の価格よりも運送費用のほうが高くつくケースもあります。

 

国産車よりも部品そのものの価格が高い傾向にあるのもポイントです。基本的に車の価格が高いほど使用されている部品も高くなるといえます。

 

国産車と比較して部品代が高いことで車検費用も高額になりやすいのも特徴です。また、車体が大きく重い外車の場合は、重量税も高くなるといえるでしょう。国産車の維持費の感覚で外車を所有すると、「思ったより高い」と感じることもあります。

 

内外装のデザインがまったく違う

外車と国産車では、内外装のデザインが異なるのも特徴です。一般的に、外車のデザインは個性的といわれています。一方国産車は、個性が薄いと評されるのも事実です。

 

日本の車市場においては、「冒険的で個性的なデザインの車は成功しにくい」といわれてきました。その結果内外装のデザインは普遍的なものとなり、個性的なデザインの車は少ない傾向にあります。

 

外車のデザインは個性的なものが多く、長い月日が経過しても色あせにくいのが特徴です。むしろ、時がたつほどより味が出る車が多いともいえるでしょう。外車の場合、人々に「長く愛されること」を重視して車づくりをしているのも特徴のひとつです。結果的に内外装の個性が国産車よりも際立ち、時間の経過とともに味のある車になるといえるでしょう。

 

まとめ

外車で右ハンドルなのに左ウインカーなのはなぜ?例外についても解説

外車が日本仕様で右ハンドルになっていても、ISOの規定により多くの車が左ウインカーとなっているのが事実です。あらかじめ把握をしておき、購入後もスムーズに慣れるようにしましょう。

 

また、外車のほうが部品は高い傾向にあるため、維持費も高額傾向にあります。修理が必要になると大きな出費になる可能性があるため、外車でも保証を受けられる中古車販売店での購入がおすすめです。

 

ネクステージでは、外車であっても最長で3年間の保証を付けられます。保証範囲は33機構320項目にもおよび、購入後も安心したカーライフを送れるのが魅力です。外車のご購入は、ぜひネクステージにご相談ください。

 

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