フォルクスワーゲンのミニバンは「シャラン」が人気!魅力は?
フォルクスワーゲンといえば、ビートルやゴルフなどが有名なドイツの自動車メーカーです。ハッチバックやセダンのイメージが強いかもしれませんが、ミニバンの「シャラン」も根強い人気を誇っています。シャランに興味が出て、「実際どんなところが魅力であるか知りたい」という方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、フォルクスワーゲンのミニバンで人気がある「シャラン」の魅力について解説をしていきます。新車と中古車の価格についても解説するので、購入の計画が立てやすくなるでしょう。ぜひチェックしてください。
※目次※
6.ネクステージグループの中古車にはフォルクスワーゲン認定車も!
・フォルクスワーゲンといえば、ビートルやゴルフなどのスポーティーなハッチバックのイメージが強いが、ミニバンのシャランも根強い人気がある!
・同じミニバンでゴルフトゥーランもあるが、シャランは室内空間がより広く利便性の高い装備があるため、居住性重視であればシャランを選ぼう!
・シャランは、中古車であればお手頃価格になって購入しやすい!中古のシャランを多数揃えているネクステージで購入するのがおすすめ!
フォルクスワーゲンのミニバンの特徴
フォルクスワーゲンは、ハッチバックやセダンをメインに製造するドイツのメーカーです。ミニバンは2車種のみ、そのひとつが「シャラン」となります。日本車にはない独特の存在感、走りの性能などで人気があり、個性を出せることも人気の理由です。
ここでは、フォルクスワーゲンのミニバンにはどのような特徴があるのか、詳しく解説していきます。
フォルクスワーゲンの歴史
フォルクスワーゲンは、「国民全員が所有できるように」という理念のもと、1937年に設立したドイツの自動車メーカーです。もともとはポルシェが設計していることから、ルーツはポルシェにあるともいえます。終戦後に開発したのが、当時「タイプ1」と呼んだ「ビートル」です。
その後、タイプ1の派生車として誕生したのがワンボックスタイプ車であり、「タイプ2」とも呼びます。商用車としても乗用車としても乗れて汎用性が高いため、世界中で注目を集めました。タイプ2の初代は1950年に発売したことからも、フォルクスワーゲンのワンボックス車における歴史の長さを物語っています。
地に足の着いたキビキビと走れるドライブフィールが特徴で、走りを楽しむユーザーにも人気です。ボディ剛性の高さと、低回転からの太いトルクと加速性能によって、峠道から高速道路までさまざまな道路を快適に走れます。
日本車にはない独特で端正なデザインも人気の秘密です。大人の雰囲気があり、さらに個性も出したい方におすすめのメーカーといえるでしょう。
フォルクスワーゲンのミニバンは2種類
フォルクスワーゲンのミニバンは、「シャラン」と「ゴルフトゥーラン」の2種類です。どちらも3列シートを備えたミニバンですが、それぞれ特徴が異なります。
シャランは、室内空間にゆとりのあるフルサイズミニバンです。両側電動スライドドア、上級グレードに用意した電動テールゲートなど、国産ミニバンに負けない利便性を持ちます。1.4LのTSIエンジンとDSGミッション、低回転から力強いトルクのクリーンディーゼル2.0LTDIエンジンもあり、軽快な走りが魅力です。
ゴルフトゥーランは、走りのよさに定評のあるゴルフをベースにしたミニバンで、スポーティーな走りを楽しめます。1.4LTSIエンジンとクリーンディーゼル2.0LTDIエンジン、そこにDSGミッションが組み合わさり、コンパクトなボディと相まってキビキビとした走りが可能です。
フォルクスワーゲンのミニバン「シャラン」
ゴルフトゥーランよりも大きいボディサイズで、国産ミニバンに負けないほど使い勝手の良さに優れています。フォルクスワーゲンらしい走りの軽快さを得つつ、家族全員でドライブを楽しめるのも魅力です。
性能が高く使い勝手の良いミニバンですが、詳細なスペックが気になる方もいるのではないでしょうか。ここでは、シャランのスペックを詳しく紹介していきます。
シャランの基本スペック
シャラン |
TDI Highline |
TSI Comfortline |
TSI Highline |
車体サイズ (全長×全幅×全高) |
4,855mm×1,910mm×1,750mm |
4,855mm×1,910mm×1,750mm |
4,855mm×1,910mm× 1,765mm |
エンジン |
直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボ(4バルブ) |
直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボ(4バルブ) |
直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボ(4バルブ) |
総排気量 |
1,968cc |
1,394cc |
1,394cc |
最高出力 |
130kW |
110kW |
110kW |
最大トルク |
380Nm |
250Nm |
250Nm |
燃油 |
軽油 |
無鉛プレミアム |
無鉛プレミアム |
燃費 |
14.0km/L (WLTCモード) |
15.0km/L (JC08モード) |
15.0km/L (JC08モード) |
安全装備が充実
シャランは安全装備が充実しており、特に「アダプティブクルーズコントロールACC」と「レーンキープアシストシステムLane Assist」の利便性の高さが魅力です。前者のシステムは、クルーズコントロールシステムにレーダーセンサーをプラスしたもので、レーダーを使って先行車を測定します。
事前に設定したスピードを上限として、自動で加減速し先行車との間隔を一定に保つことで、長距離運転によるドライバーの疲労を軽減することが可能です。渋滞などの低速運転時にもシステムが作動するため、高速域と低速域のどちらの運転疲れも減らせます。
後者のシステムは、レーンのキープをアシストしてくれるものです。フロントガラス上部のカメラによって車線を認識することで、ドライバーの意図ではない車線の逸脱を検知します。
さらに、検知後ステアリング補正をドライバーに促し、ステアリング操作のサポートまで可能です。そのため、シャランには安全性と快適性の両方が手に入る安全装備が付いているといえるでしょう。
7人も乗れる3列シート
シャランは、3列シートで最大7人乗車が可能です。スライドドアの開口幅が大きい上、イージーエントリー機能によって3列目への乗降もスムーズにできます。子どもから大人まで、家族や友人たちと大勢でのドライブを楽しめるでしょう。
シートは全席独立型であるため、乗車人数や荷物の積載量によって多彩なシートアレンジが可能です。2列目と3列目のシートは簡単に折りたため、気軽にラゲッジスペースを作れます。
全席独立型は各人が広々と椅子に座れることから、ラグジュアリーさも備えているのも魅力です。使い勝手のよいシートアレンジによって、大人数のお出掛けからアウトドアやスポーツまで幅広いシーンで利用できるでしょう。
大容量なラゲージスペース
シャランは、3列シートで最大7人乗車が可能です。スライドドアの開口幅が大きい上、イージーエントリー機能によって3列目への乗降もスムーズにできます。子どもから大人まで、家族や友人たちと大勢でのドライブを楽しめるでしょう。
シートは全席独立型であるため、乗車人数や荷物の積載量によって多彩なシートアレンジが可能です。2列目と3列目のシートは簡単に折りたため、気軽にラゲッジスペースを作れます。
全席独立型は各人が広々と椅子に座れることから、ラグジュアリーさも備えているのも魅力です。使い勝手のよいシートアレンジによって、大人数のお出掛けからアウトドアやスポーツまで幅広いシーンで利用できるでしょう。
シャランとゴルフトゥーランの違い
同じフォルクスワーゲンのミニバンであるシャランとゴルフトゥーランですが、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。同一メーカーのミニバンなので、一見すると同じような特徴を持つ車に見えるかもしれません。
しかし、これら2車種は異なるスペックを持っており、使い勝手も大きく異なります。ここではスペックやシート、ドアに焦点を当てて解説していきましょう。
スペックの違い
モデル名 |
シャラン |
ゴルフトゥーラン |
車体サイズ (全長×全幅×全高) |
4,855mm×1,910mm×1,750mm~1,765mm |
4,535mm~4,540mm×1,830mm×1,670mm |
車両重量 |
1,820kg~1,900kg |
1,560kg~1,630kg |
エンジン |
直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボ(4バルブ) |
直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボ(4バルブ) |
総排気量 |
1,394cc~1,968cc |
1,394cc~1,968cc |
最高出力 |
110kW~130kW |
110kW |
最大トルク |
250Nm~380Nm |
250Nm~340Nm |
燃費(JC08モード) |
15.0km/L |
18.5km/L~19.3km/L |
シートは全席独立シートかそうでないか
シャランは全席が独立シートであるのに対し、ゴルフトゥーランは2列目までが独立シートとなっています。
シャランの全席独立型は、全員が余裕を持って広々と座れる点が魅力的です。隣の人と肩がぶつかることもないでしょう。対してゴルフトゥーランは、コンパクトなボディのため3列目に座るとやや窮屈さを感じてしまいます。
両車ともに、多彩なシートアレンジが可能です。荷物の多いときは、シートを折りたたむことで大容量のラゲッジスペースが確保できます。助手席を倒せば長尺物も積めるので、サーフィンを楽しみたい場合も活躍するでしょう。シャランの方が室内空間は広いため、シートを折りたたんで作るラゲッジスペースの広さも、シャランに軍配が上がります。
ドアは電動スライドドアかヒンジドアか
ドアに関しても仕様は異なり、シャランが電動スライドドアなのに対し、ゴルフトゥーランはヒンジドア仕様です。
電動スライドドアは、子どもからお年寄りまで開閉が容易であり、安全に乗り降りできます。開口部が広いため乗り降りしやすく、赤ちゃんをチャイルドシートに乗せる際もスムーズです。狭い駐車場であっても、隣の車や壁にドアをぶつけるリスクが少ないでしょう。
デメリットとしては、部品点数が多いために車両重量が重く、燃費が悪くなりがちな点です。また、故障した際に修理費が高くなるのもデメリットのひとつといえるかもしれません。
ヒンジドアの場合は、厚みが少ない分車内空間を広く取れることがメリットです。スライドドアと比較して軽量で剛性感が高く、走行性能に優れています。修理が必要になった際はスライドドアより割安であり、耐久性能も高いのが特徴です。
ただし、開口部が狭くて出にくいことはデメリットでしょう。子どもやお年寄りが乗り降りする場合、ひと苦労するかもしれません。また、狭い駐車場では出にくく、隣の車や壁に当ててしまうリスクがあります。
フォルクスワーゲンのミニバンの価格と選び方
シャラン、ゴルフトゥーランは、両車とも同じミニバンのカテゴリーです。しかし、両車の性能や乗り心地は異なるため、価格も大きく異なります。外車は、新車であると価格が高くなりがちですが、中古車は手が届きやすい価格であることが一般的です。ここでは、両車の新車価格と中古車価格の違いを解説していきます。
シャランの新車と中古の価格の違い
まずは、シャランの新車と中古車の価格について解説します。シャランの新車価格は、以下の通りです。
- ・TSI Trendline・・・374万9,000円
- ・TSI Comfortline ・・・411万3,000円
- ・TSI Highline ・・・498万6,000円
- ・TDI Highline ・・・529万6,000円
では、中古車の価格を見ていきましょう。例として、「TSI Comfortline」と「TSI Highline」の中古車価格を挙げます。
「TSI Comfortline」
- ・2012年式 走行距離5.9万キロメートル・・・車両本体価格99.9万円
- ・2014年式 走行距離4.2万キロメートル・・・車両本体価格189.9万円
「TSI Highline」
- ・2011年式 走行距離1.4万キロメートル・・・車両本体価格179.9万円
- ・2012年式 走行距離3.5万キロメートル・・・車両本体価格158.9万円
- ・2016年式 走行距離3.0万キロメートル・・・車両本体価格318.9万円
高年式の2016年式「TSI Highline」は他と比較して高めですが、それでも新車価格より179.7万円も安いです。2012年式の「TSI Comfortline」であれば、新車と311.4万円の差があり買い求めやすくなっています。
オプション品を付けるとさらに高くなる新車では手が届きにくくても、中古車であれば十分手が届く範囲に収まるかもしれません。
ゴルフトゥーランの新車と中古の価格の違い
次は、ゴルフトゥーランの価格です。まずは、新車価格から見ていきましょう。新車価格は以下のようになっています。
- ・TSI Trendline・・・299万9,000円
- ・TSI Comfortline ・・・344万8,000円
- ・TSI Highline ・・・429万9,000円
- ・TSI R-Line・・・433万9,000円
- ・TDI Comfortline ・・・417万6,000円
- ・TDI Highline ・・・449万9,000円
では、次に中古車価格を見ていきましょう。シャランと同様に、「TSI Comfortline」と「TSI Highline」を例に挙げていきます。
「TSI Comfortline」
- ・2016年式 走行距離2.2万キロメートル・・・車両本体価格199.9万円
- ・2017年式 走行距離0.8万キロメートル・・・車両本体価格259.9万円
「TSI Highline」
- ・2016年式 走行距離3.3万キロメートル・・・車両本体価格224.9万円
- ・2017年式 走行距離0.8万キロメートル・・・車両本体価格291.9万円
- ・2014年式 走行距離2.0万キロメートル・・・車両本体価格149.9万円
2016年式の「TSI Comfortline」であれば、新車価格と144.9万円の価格差です。2014年式の「TSI Highline」であれば、新車と比較して280万円も安くなります。
新車はオプションを付けるともっと高くなるので、実際の価格差はこれ以上になるでしょう。中古車であれば、国産車とあまり変わらない価格でお得に購入できるのがポイントです。
フォルクスワーゲンのミニバンの選び方と注意点
フォルクスワーゲンのミニバンを購入したいと考えている方の中には、「どれを選べば良いか悩んでいる……」という方もいるのではないでしょうか。そのため、ニーズに合わせた選び方とともに、注意点についてもまとめてご紹介します。後悔しないためにも、自身のニーズを明確にするとともに、しっかりと注意するべきポイントを押さえておきましょう。
安全装備の充実性ならシャラン・コンフォートライン
充実した安全装備が欲しいのであれば、シャラン・コンフォートラインが良いでしょう。なぜなら、コンフォートラインが加わった2011年のフルモデルチェンジ後の2代目シャランには、グレードに関係せず自動ブレーキをはじめとする先進予防安全装備を搭載しているためです。
実際、基準の厳しさでも有名な安全性能評価試験のユーロNCAPで星5の評価を受けているので、安心してドライビングを楽しめます。
コンフォートラインよりも高機能が欲しいならハイライン
コンフォートラインよりも高機能を求めるのであれば、最上級グレードであるハイラインがおすすめです。コンフォートラインには搭載していないさまざまな装備を搭載したハイラインには、電動でバッグドアを開閉できるパワーテールゲートが備わっています。
コンフォートラインであってもオプション設定できる機能が多くある中、このパワーテールゲートはハイラインのみの機能となるため、欲しい方はハイラインを選びましょう。
ゴルフトゥーランも快適で乗りやすくおすすめ
先にご紹介したようにシャランよりもサイズが小さいゴルフトゥーランは、スライドアでなくヒンジドアであるものの、快適で乗りやすいミニバンとしておすすめです。安全運転支援システムやパワーテールゲートなどの先進技術を採用していることから、ドライビングにおける疲労を軽減しながら安全性を高めています。
シャランはサイズが大きいので注意
シャランのボディサイズは4,855mm×1,910mm×1,750mm~1,765mmであり、特に横幅が大きいため注意が必要です。1,910mmの横幅は、日本製の大型バンであるアルファードの1,850mmを超えます。
ここまでサイズの大きなシャランは、ほとんどの立体駐車場に入らない他、駐車時や狭い日本の道の走行時には苦労することも多いでしょう。
リコール対応車種は販売店に確認しよう
シャランをはじめとするフォルクスワーゲンの車には、DSGという自動変速機を搭載しています。このDSGが日本の交通事情に合わないとして頻繁に不具合が発生していて、リコール情報を出していることもあるため、注意が必要です。リコール対応車種については販売店に確認した上で、点検や対応が済んでいるかをしっかりとチェックしましょう。
ネクステージグループの中古車にはフォルクスワーゲン認定車も!
全国に店舗を展開するネクステージは、フォルクスワーゲンの正規ディーラーも運営しています。そのため、新車はもちろん中古車もフォルクスワーゲンの認定のもと、安心して選べます。一般的なディーラーとは違い、フォルクスワーゲンだけでなく、他メーカーの車とも比較しながら選べるのも魅力です。
中古車や外車が初めてという方も、豊富な在庫を誇るネクステージでじっくりと比較しながら選ぶことで、お気に入りの1台に出会えるでしょう。
まとめ
シャランは、広い居住空間や電動スライドドア、さらには多彩なシートアレンジが可能で使い勝手のよいミニバンです。フォルクスワーゲンが誇る2.0リッターTDIクリーンディーゼルエンジンと、1.4リッターTSIエンジンにDSGミッションが加わり、走りの楽しさも得られるでしょう。
シャランは、新車価格は高めですが、中古車であれば十分手の届く範囲で購入可能です。シャランの中古車を購入予定であれば、ネクステージにご相談ください。
ネクステージではシャランの中古車を豊富に揃えているため、ご希望の予算に応じてお客様にぴったりの1台をご提案します。シャランのお買い求めは、ぜひネクステージにお任せください。
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