ホンダ オデッセイは適度なサイズ感が人気！歴代モデルやライバル車の全長を比較

オデッセイはミニバンの中では比較的低めの全高が特徴です。2021年に5代目のモデルが国内での生産を終了しましたが、2023年には改良モデルとして再び5代目が販売されることとなりました。3ナンバークラスのミニバンが全体的に大きくなっていく中、オデッセイの手頃なサイズに魅力を感じ、歴代モデルも含めて気になっている方もいるのではないでしょうか。

 

この記事では、オデッセイのサイズ感を他社のミニバンと比較をして解説します。オデッセイのサイズや特徴など人気の理由を紹介しますので、購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

※目次※

1.ホンダ オデッセイは全長・全幅ともにちょうどいいサイズ感

2.ホンダ オデッセイの魅力

3.ホンダ オデッセイのラインアップ

4.ホンダ オデッセイとその他ミニバンのサイズを比較

5.ホンダ オデッセイの歴代モデルのサイズ

6.まとめ

 

 

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ホンダ オデッセイは全長・全幅ともにちょうどいいサイズ感

ホンダのオデッセイは5代目になった際、それまでの低全高から一転して初代や2代目のようなやや高めの全高になりました。スライドドアを採用したことからそれまで販売されていた1クラス上のエリシオンと統合されたと考えることもできますが、それでも同じクラスの車と比べるとサイズの拡大は抑えられています。

 

ここでは5代目オデッセイのサイズや室内空間、ラゲージスペースの機能や使い勝手について紹介します。

 

5代目で大きくなった全長

オデッセイは5代目でサイズが拡大していて、全長はエリシオンに近い長さとなっています。5代目オデッセイのe:HEV ABSOLUTEとABSOLUTEの車両寸法を以下にまとめました。

7人乗り、8人乗りでもサイズが変わりません。車体の後方からフロントガラスまで傾斜があり、シャープなデザインが特徴的な車です。

 

突き詰められたプラットフォームが広々室内を実現

ホンダは低い全高がオデッセイらしさのひとつとして考えていて、5代目で室内空間を拡大しつつ全高をできるだけ低く抑えるために独自の超低床プラットフォームを開発することで、頭上空間を3ナンバークラスのライバル車並みのサイズを確保しました。

 

下記の表は同じ3ナンバークラスであるトヨタのアルファードとオデッセイの車両寸法を比較したものです。

 

アルファードはエントリーモデルのXを比較対象としています。オデッセイは全高が255㎜低いのに対して、室内高は75㎜しか変わりません。

 

使い勝手に優れたラゲージスペース

オデッセイの超低床プラットフォームはラゲージスペースの使い勝手にも貢献しています。テールゲートの開口部は高さ1,030mm、最大幅は1,160mmという広さを持ちながら、開口部の地上高が525mmと低くなっているのはその一番の効果です。

 

さらに3列目シートは床下に格納するタイプで、畳んだ状態では広く平らなスペース、使用する場合は格納スペースがそのまま荷室となることで十分な容量が確保されています。また、リアバンパーの下に足を出し入れすることで手を使わずに開閉できるパワーテールゲートも設定されています。

 

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ホンダ オデッセイの魅力

オデッセイはミニバンでありながら、低く構えたデザインも特徴のひとつです。全高が低くても室内空間は十分な広さがあり、フラットなサイドステップで乗り降りがしやすく、3列目シートの居住性が高いなど、乗る人を快適にさせる装備が備わっています。

 

ここではオデッセイの魅力をさらに具体的に紹介します。

 

フラットなサイドステップで乗り降りが容易

従来のミニバンはセダンやハッチバックなどと比較すると大きくなり、それに伴いフロアが高くなる傾向があります。フロアが高くなるので乗り降りするためのサイドステップが階段式になることが多く、子どもや年配の方が乗り降りするのが難しいといったデメリットがありました。

 

オデッセイは超低床プラットフォームを採用しているため、他のミニバンと比較をしてもフロアが低く、乗り降りがしやすく設計されています。

 

3列目シートの居住性が高い

オデッセイは乗車定員が7人乗りと8人乗りのタイプがあり、2列目シートがセパレートタイプかベンチタイプかによって定員が異なります。3列目シートは狭く、使い勝手が悪いといったイメージを持つ人もいるかもしれません。オデッセイはフロアが低いので、3列目シートも適切な着座位置になります。

 

リクライニング機能も搭載しており、3列目シートでも快適に過ごせることが特徴です。3列目シートもよく使う予定であればオデッセイをおすすめします。

 

全長が伸びても5ナンバークラスミニバンと同等の最小回転半径

広い室内空間を備えたミニバンではありますが、オデッセイには小回りが利いて、操作性が高いといった特徴もあります。トヨタのアルファードが最小回転半径5.6mなのに対してオデッセイは5.4mです。

 

Uターンをするとき、駐車場や車庫入れ、狭い場所で運転をする際もオデッセイは活躍します。室内空間だけでなく、操作性にもこだわりたい人にはおすすめの車です。

 

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ホンダ オデッセイのラインアップ

オデッセイは2021年に国内での生産を終了しました。この時点ではオデッセイ自体が終了するものと思われましたが、2023年4月に同年秋から再度販売されることが発表されました。ここでは2022年9月終了モデルのラインアップ4種類を紹介します。再登場するモデルも基本的な内容には大きな変更はないので、参考になるでしょう。

 

エントリーモデルのABSOLUTEとABSOLUTE・EXがあり、それぞれにガソリン車とe:HEVを搭載したハイブリッド車がありました。どのラインアップの車もフロアが低床になっており、乗り降りしやすい仕様です。燃費性能にこだわる人はe:HEVを搭載したモデルをおすすめします。

 

1.ABSOLUTE

ABSOLUTEはオデッセイのエントリーモデルになります。車体の色はプラチナ・ホワイトパールなど5色から選択が可能です。内装の色はブラックで統一されています。

参考：『ネクステージ：オデッセイ（ホンダ）の中古車一覧』

 

2.ABSOLUTE・EX

ABSOLUTE・EXはABSOLUTEの上位グレードになります。車体の色はABSOLUTEと変わりませんが、助手席が電動で調節できるなど搭載している機能が充実しているのが特徴です。FFは7人乗りのみ、4WDは8人乗りのみのラインアップになっています。

参考：『ネクステージ：オデッセイ（ホンダ）の中古車一覧』

 

3.e:HEV ABSOLUTE

e:HEV ABSOLUTEはホンダ独自のハイブリッドシステムであるe:HEVを搭載したモデルです。ガソリン車と比較して燃費性能が高いことが特徴です。普段はモーターだけで走行し、高速道路などではエンジンを使って走行できるなど、効率良く使い分けられます。

参考：『ネクステージ：オデッセイ（ホンダ）の中古車一覧』

 

4.e:HEV ABSOLUTE・EX

e:HEV ABSOLUTE・EXはe:HEV ABSOLUTEの上位グレードになります。乗車定員は7人乗りのみです。マルチビューカメラが搭載されているなど、他のラインアップには機能が搭載されており、燃費性能が高いだけでなく機能面も充実しています。

参考：『ネクステージ：オデッセイ（ホンダ）の中古車一覧』

 

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ホンダ オデッセイとその他ミニバンのサイズを比較

オデッセイはサイズ感が特徴の車といっても他のミニバンと比較したときに実際にサイズ感はどうなのか気になっている方も多いのではないでしょうか。

 

ホンダのオデッセイと他社から発売されている人気のミニバンのサイズを比較して紹介します。トヨタのアルファードだけでなく、日産や三菱から発売されているミニバンとオデッセイを比較していますのでぜひ購入の際の判断材料にしてみてください。

 

1.日産「セレナ」

セレナは日産車の中でも人気がある車です。ガソリン車だけでなく、モーターだけで走行する“e-POWER”と呼ばれるシステムを採用したモデルもラインアップされています。下記の表は同じセレナのエントリーモデルにあたる「X」とオデッセイの車両寸法を比較したものです。

オデッセイはセレナと比べて全長・全幅が大きく、全高が抑えられています。ネクステージでのセレナの中古車価格（諸費用込み）は33万2,000円から469万8,000円です（2023年11月時点）。

参考：『ネクステージ：セレナ（日産）の中古車一覧』

 

2.トヨタ「アルファード」

アルファードはトヨタから発売されている大型ミニバンです。下記の表はアルファードのエグゼクティブモデル「Executive Lounge」とオデッセイの車両寸法を比較したものです。

 

オデッセイよりもアルファードのほうがひとまわり大きくなっています。ネクステージでのアルファードの中古車価格（諸費用込み）は56万2,000円から657万6,000円です（2023年11月時点）。

参考：『ネクステージ：アルファード（トヨタ）の中古車一覧』

 

3.トヨタ「ヴェルファイア」

ヴェルファイアはアルファードと兄弟車です。外装デザインが異なるだけで基本的にアルファードと同じ仕様となっています。下記の表はヴェルファイアのエグゼクティブモデル「Executive Lounge」とオデッセイの車両寸法を比較したものです。

 

ヴェルファイアはアルファードと車両寸法は大きく変わりません。ヴェルファイアと比較をしても、オデッセイはひとまわり小さめと言えます。ネクステージでのヴェルファイアの中古車価格（諸費用込み）は68万9,000円から567万4,000円です（2023年11月時点）。

参考：『ネクステージ：ヴェルファイア（トヨタ）の中古車一覧』

 

4.三菱「デリカD:5」

デリカD:5は、オフロードでの走行やアウトドアを強く意識している個性が強いミニバンです。急な坂道でも難なく走行できるなど、力強い走りが特徴となっています。下記の表はデリカD:5のエントリーモデル「P」とオデッセイの車両寸法を比較したものです。

 

デリカD:5は全長・全幅がオデッセイよりも小さめであり、地上高が他のミニバンと比べて高いのが特徴です。ネクステージでのデリカD:5の中古車価格（諸費用込み）は60万7,000円から471万7,000円です（2023年11月時点）。

参考：『ネクステージ：デリカD:5（三菱）の中古車一覧』

 

5.ホンダ「フリード」

フリードは、オデッセイと同じくホンダから発売されているコンパクトミニバンです。下記の表はフリードのエントリーモデル「G」とオデッセイの車両寸法を比較したものです。

 

フリードはコンパクトカーのフィットとプラットフォームが共有されているため、5ナンバーサイズでなおかつ全長も4.3m以下とかなり小型です。オデッセイのような広大な空間ではありませんが、最大8人が十分乗れるサイズとなっています。ネクステージでのフリードの中古車価格（諸費用込み）は35万6,000円から300万円です（2023年11月時点）。

参考：『ネクステージ：フリード（ホンダ）の中古車一覧』

 

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ホンダ オデッセイの歴代モデルのサイズ

オデッセイは3代目で全高が大幅に下がり、5代目になって再び高めの全高になるなど、世代によってボディサイズの変更が大きい車です。特に全高は車庫に入るかどうかという点にも関わってくるので、購入の際には十分に調べる必要があるでしょう。

 

ここではオデッセイのサイズを初代から5代目まで紹介します。オデッセイの中古車を購入しようと考えている方は参考にしてください。

 

生産終了モデルの全長・全幅・全高を比較

初代から5代目までのオデッセイのサイズを以下にまとめました。数値は各世代の登場時のもので、同じ世代でもマイナーチェンジで若干のサイズ変更があります。

 

初代（1994年~1999）

 

2代目（1999~2003）

 

3代目（2003~2008）

 

4代目（2008~2013）

 

5代目（2013~2022）

 

中古車なら安く買えてお得に乗れる

中古車であれば新車と比べて、走行距離と年式にもよりますが価格が安価です。購入の際に価格を抑えたいと考えている人は、中古車を検討してみることおすすめします。

 

下記の表は、オデッセイの新車価格と中古車価格を比較したものです（2023年11月現在）。

 

一番安価な中古車を選べば、20万円以下で購入ができます。できる限り初期費用を抑えて購入をしたい人は中古車がおすすめです。

（参考：『ネクステージ：オデッセイ（ホンダ）の中古車一覧』）

 

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まとめ

ホンダオデッセイは、3ナンバーサイズのミニバンとして特徴的なサイズ感を持つ車です。5代目で全高が高くなったとはいえ他車よりも依然として低く、超低床のプラットフォームの採用によって室内高は他車と比べても見劣りしません。

 

低床のため乗り降りもしやすく、ラゲージスペースについても床下格納式の3列目シートなど、使いやすい設計になっています。そして5ナンバークラスのミニバン並みの最小回転半径など、普段の運転もしやすくなっていて、総合的な使い勝手はとてもいい車となっています。

 

▼ライタープロフィール

岩本佳美

漠然と「車関係の仕事がしたい」という想いのもと、飲食業界から自動車メディア業界に飛び込むという破天荒な人生を歩んでいる。愛車がスバルのWRXということもあり、主にスバル系の記事をWebや紙媒体に寄稿。モータースポーツが大好きで、レース観戦はもちろん、サーキット走行や24時間耐久のカートレースにも出場するなど、自らも走ることでその楽しさや面白さなどを経験しながら情報発信している。

 

 

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いかがでしたか。今回の記事が中古車購入を検討しているあなたの参考になれば幸いです。

 

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