ホンダ レジェンドは世界初の自動運転レベル3を実現!性能や条件を紹介
ホンダ レジェンドは、自動運転レベル3の機能を世界で初めて搭載したモデルです。100台限定の法人リース販売ではありますが、その高度な技術が気になるという方は多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、ホンダ レジェンドに搭載されたレベル3の「トラフィックジャムパイロット」の詳細や「Honda SENSING Elite」の機能、作動条件や操作方法なども紹介します。ぜひ参考にしてください。
※目次※
1.ホンダ レジェンドは自動運転レベル3「Honda SENSING Elite」搭載車
3.ホンダ レジェンドの自動運転レベル3「Honda SENSING Elite」とは?
・レジェンドは世界初のレベル3を搭載したリース専用のモデル
・Honda SENSING Eliteには、レベル3のトラフィックジャムパイロット以外にハンズオフや緊急時停車支援などの優れた機能も導入されている
・高度な自動運転技術を搭載した中古車を狙うなら、在庫数が豊富で徹底した品質管理を行っているネクステージで探そう
ホンダ レジェンドは自動運転レベル3「Honda SENSING Elite」搭載車
2021年3月、自動運転レベル3の技術を搭載した「レジェンド(LEGEND Hybrid EX・Honda SENSING Elite)」が100台限定の法人リース販売で発売されました。
ここでは、自動運転レベルに関する基本情報や、レジェンドに搭載されたレベル3の機能について紹介します。
自動運転のレベルとは?
自動運転技術には、レベル1からレベル5までの段階があります。それぞれのレベルについては下記を参考にしてください。
ドライバーが監視 |
レベル1 |
運転支援 (システムが前後・左右いずれかの車両制御を実施) |
レベル2 |
特定条件下での自動運転機能 (レベル1との組み合わせ制御。例:ACC+LKAS) |
|
特定条件下での自動運転機能 (高機能化。例:高速道路での自動運転モード) |
||
システムが監視 |
レベル3 |
条件付自動運転 (システムが全ての運転タスクを実施) ※ドライバーの適切な対応が必要 |
レベル4 |
特定状況下での完全自動運転 (特定状況下においてシステムが全ての運転タスクを実施) |
|
レベル5 |
完全自動運転 (常にシステムが全ての運転タスクを実施) |
2020年11月世界初の自動運転レベル3を取得
2020年11月11日、ホンダ レジェンドはレベル3の自動運行装置を備えた車両として、国土交通省から世界初の型式指定を取得しました。
2021年3月に発売開始したレジェンドには、レベル3の自動運行装置「トラフィックジャムパイロット(渋滞運転機能)」を導入した「Honda SENSING Elite」という安全運転支援システムが搭載されています。
「トラフィックジャムパイロット」は、高速道路渋滞時の特定状況下においてシステムがドライバーに代わって運転操作を行うシステムです。
ホンダ レジェンドの基本情報
レジェンドは、1985年から販売されている歴史あるモデルです。5代目のマイナーチェンジの際には「Honda SENSING」にトラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)が追加されました。
レベル3となるトラフィックジャムパイロット(渋滞運転機能)が搭載されたのは、2021年3月に発売された新型です。ここでは、新型レジェンドについて紹介します。
(参考:『レジェンド(ホンダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
基本スペック
レベル3を搭載した新型レジェンド「Hybrid EX・Honda SENSING Elite」の基本スペックは以下のとおりです。
駆動方式 |
4WD(SPORT HYBRID SH-AWD) |
車体サイズ 全長×全幅×全高(mm) |
5,030×1,890×1,480 |
室内サイズ 長さ×幅×高さ(mm) |
2,080×1,540×1,155 |
車両重量(kg) |
2,030 |
乗車定員(名) |
5 |
エンジンの種類 |
水冷V型6気筒横置+3モーター |
新車価格 (リース専用) |
1,100万円 |
リース専用車のため、リース料金は取り扱い販売会社によって異なります。表示価格は全国メーカー希望小売価格(税込)です。
ベースモデルとの相違点
Hybrid EX・Honda SENSING Eliteのベースである「Hybrid EX」は、Honda SENSINGが搭載されたモデルです。車体サイズやエンジンの種類は同様ですが、装備品や車両重量などが異なります。主な装備品の違いは下記を参考にしてください。
モデル |
Hybrid EX |
Hybrid EX・Honda SENSING Elite |
マルチビューカメラ |
アナログ |
デジタル |
パーキングセンサー数 |
前2・後4 |
前6・後6 |
ナビのディスプレイ |
8インチWVGA |
9インチWXGA |
トランクルーム容量 |
414L |
389L |
ホンダ レジェンドの自動運転レベル3「Honda SENSING Elite」とは?
新型レジェンドに搭載された「Honda SENSING Elite」は、自動運行装置レベル3のトラフィックジャムパイロット以外にも先進の優れた安全技術が多く導入されました。
そこでここでは、従来のHonda SENSINGをさらに進化させたHonda SENSING Eliteについて、詳しく紹介します。
トラフィックジャムパイロット(渋滞運転機能)
トラフィックジャムパイロットは、ハンズオフ走行中に渋滞に遭遇すると、システムが周辺の監視・加減速・ハンドル操作を行います。先行車の車速に合わせて車間距離を保ちながら走行・停車・発進する機能です。
作動中、ドライバーはハンドルから手を放して運転視界から視線を外すことができます。Hondaインターナビシステムの一部機能(TV・DVD視聴やナビの目的地設定など)も使用可能です。
高精度デジタル地図採用によるハンズオフ走行
Honda SENSING Eliteは、従来のHonda SENSINGで独立した機能であったACCとLKASを連動させました。そのことによりサポート力が向上し、さらには3次元の高精度地図や全球測位衛星システムの情報を用いたことで、スムーズな運転操作も可能になっています。
導入された3つのハンズオフ機能「車線内運転支援」「車線変更支援」「高度車線変更支援」の車両制御技術も格段に上がり、特に高度車線変更支援ではドライバーの目視なしでも車線変更や追い越しが可能となりました。
緊急時停車支援機能
緊急時停車支援機能は、ハンズオフ機能やトラフィックジャムパイロットの作動中にドライバーがシステムからの操作要求に応じなかった場合、周辺車両への注意喚起を行いながら減速・停車を支援するシステムです。
操作要求に応じないと警告音やシートベルトの振動で注意が促されます。それでも応じなかった場合には、ハザードランプとホーンでの周辺車両への注意喚起が行われて減速・停車する仕組みです。路肩がある場合には、左側車線へと車線変更してから停車することもあります。
ヒューマン・マシン・インターフェイス(HMI)
レジェンドには、ハンドルやナビ画面上部、グローブボックスにHonda SENSING Elite表示灯が装備されました。
ハンズオフ走行が可能な状況ではハンドルの表示灯がブルーに点灯、トラフィックジャムパイロット作動時には、ナビ画面やグローブボックスもブルーに点灯します。
また、システムが操作要求を出した場合には全ての表示灯がオレンジに点灯・点滅し、緊急時停車支援機能が作動した場合にはオレンジ点滅からレッドへと変わる仕組みです。表示される色によって動作状態や操作要求が分かります。
トラフィックジャムパイロットの作動条件と操作方法
自動運行装置レベル3のトラフィックジャムパイロットが作動するには、一定の条件があります。特定の条件下でないと作動しないため、事前にしっかりと確認しておきましょう。ここでは、トラフィックジャムパイロットの作動条件と、操作方法について紹介します。
作動条件
トラフィックジャムパイロットは高速道路での渋滞時に作動します。ハンズオフ機能付車線内運転支援機能の作動中に車速が約30km/h以下になり、かつ前後に車両がいる渋滞で走行していることが条件です。作動すると「ポンピン」というブザーが鳴り、HMIの表示灯がブルーに点灯します。
渋滞が解消、または車速が約50km/h以上になると解除です。システムからドライバーへの操作要求があり「ピピピピ」というブザー音とともにHMIの表示灯がオレンジで点灯・点滅します。
操作手順
トラフィックジャムパイロットは、ハンズオフ走行から自動で作動します。高速道路上でACCとLKASの作動スイッチを入れるだけで操作は完了です。操作手順は下記を参考にしてください。
1.ステアリングスポーク右上の「MAIN」スイッチを押し「SET/-」を下げてACCとLKASを起動(ハンドル・メーターパネル内表示灯:グリーン)
2.システムがハンズオフ走行可能の判断をする(ブザー+ハンドル・メーターパネル内表示灯:ブルー)
3.ハンズオフ走行中、特定の状況下になる(ブザー+ハンドル・ナビ上部・グローブボックス上部表示灯:ブルー)
4.ハンズオフ状態から自動でトラフィックジャムパイロットが作動
日産やトヨタの自動運転技術にも期待が集まる
優れた自動運転技術を搭載したモデルは、ホンダ レジェンドだけではありません。レベル3が搭載されたのは2022年11月時点ではレジェンドのみですが、日産やトヨタが搭載しているレベル2のシステムにも高度な技術が導入されています。
日産では、レベル2でのハンズオフ走行が可能な「プロパイロット2.0」搭載のモデルが販売中です。また、脳波による運転支援や緊急操舵回避支援などの技術も開発中で、期待が高まっています。
トヨタでは、レベル2の高度な運転支援を行う「アドバンスト ドライブ」搭載のモデルが販売中です。さらには、レベル4の無人での完全自動運転が可能なシャトルタイプの実用化を目指した研究が行われています。
自動運転レベル2の中古車ならネクステージで手に入る!
ホンダ レジェンドはリース販売のため中古車販売はありません。一方で、日産やトヨタ、レクサスやスバルなどではハンズオフ走行や渋滞時の運転支援などの高度なレベル2の技術を搭載した市販モデルが販売されています。
ネクステージでは、高性能なレベル2の技術を搭載したモデルを数多く取り扱っているため、中古車で探す際にはぜひネクステージをご活用ください。
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ネクステージは全国200以上の店舗があり、3万台もの在庫をご用意しています。車種別に専任の熟練バイヤーがこだわりをもって仕入れているため、売れ筋のモデルやカラー、グレードのバリエーションが豊富です。
自分に合う車両を見つけていただける環境を整えているので、ぜひネクステージで気になる車を見つけてください。
万全の整備と品質管理
ネクステージでは、骨格にダメージのある修復歴車は販売していません。徹底的な品質管理を行い、公正中立な第三者機関による品質鑑定も実施しています。
また、納車前には専門のメカニックが確かな技術で点検・整備を実施しているため、納車当日から万全の状態でドライブを楽しんでいただけるでしょう。購入後にも充実した保証をご用意していますので、ぜひご活用ください。
まとめ
ホンダ レジェンドは、世界初の自動運行装置レベル3を搭載したモデルです。作動条件や操作法補も分かりやすく、ドライバーの負担を軽減する運転支援としては非常に優れています。リース契約のため中古車販売はありませんが、今後の進化や市販での実用化に期待できるモデルです。
自動運転技術はレベル2でも高度なシステムを搭載したモデルが多くあります。ネクステージではレベル2の搭載車を数多く取りそろえていますので、検索機能のあるWebサイトからお探しください。