フリードには何人乗りタイプがある？シートアレンジの違いをご紹介

フリードは、ホンダが販売するコンパクトミニバンで、室内空間の広さや便利な収納スペース、シートアレンジにより、ミニバンの中でも高い人気を誇っています。用途や目的に応じて豊富なグレードから選べるフリードですが、乗車定員が気になるところでしょう。

 

そこでこの記事では、フリードの乗車定員を中心にグレードごとの違いや特徴を解説します。ミニバンへの乗り換えでフリードを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

 

※目次※

1. フリードには4人乗りから7人乗りまでの種類がある

2. 5人・6人・7人乗りのフリードのシートアレンジはどんな違いがある？

3. フリードは何人乗りでも燃費や安全性能は変わらない

4. 最大7人乗りができるフリードはいくらで買える？

5. フリードと比較検討したいコンパクトなミニバン3選

6. 中古車フリードは何人乗りか絞り込み検索できるネクステージで！

7. まとめ

 

 

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フリードには4人乗りから7人乗りまでの種類がある

フリードは2022年度におけるミニバン販売台数1位を獲得し、多くの人に愛用されている車です。フリードには「家族の毎日に寄り添う」という想いが込められており、子どものいる家庭で使われることを想定しています。

 

フリードはグレードや駆動方式で乗車定員が異なるため、使用環境や状況に合わせて車両タイプを選ぶのがよいでしょう。ここではフリードのグレードと乗車定員について紹介します。

 

通常モデルは5人乗り~7人乗り

フリードシリーズの通常モデルは、5人乗り~7人乗りです。コンパクトでありながら、大人が余裕でくつろげる快適空間を実現したミニバンです。

 

1列目シートの背面に特殊な形状を施し、2列目の足回りにゆったりとしたスペースを生み出しています。また、キャプテンシートではシート間に空間を設けたウォークスルーを採用しており、車内で全席へのアプローチがスムーズです。他にもハンズフリースライドドアやフラットフロアの底床化など、子どものいる家庭を気遣った機能を多く搭載しています。

 

5人乗りはフリードプラスと呼ばれる

フリードシリーズは、シートの列数で乗車定員が異なります。3列シートの6人~7人乗りが「フリード（FREED）」、2列シートの5人乗りが「フリードプラス（FREED+）」という名称です。どちらも多彩なシートアレンジによる使いやすさが特徴です。

 

フリードは3列目のシートを左右に跳ね上げれば、大きな荷物も積載可能です。フリードプラスは「ダウンフォール機構」で、2列目シートがフラットになるため、元々広かった荷室をさらに拡大できます。なお、各種グレードは「フリード」と「フリードプラス」をベースとした展開です。

 

4人乗り~6人乗りの福祉車両もラインアップ

フリードは通常モデルに加えて、介護が必要な方や車いすを使用する方のために、福祉車両も用意されています。ラインアップは「車いす仕様車」「サイドリフトアップシート車」「助手席リフトアップシート車」の3種類です。

 

【車いす仕様車】

車いす仕様車は、5人乗車と最後部に車いす1人が乗車可能です。車いすの乗降を楽にするアルミスロープや電動ウインチを搭載しています。

 

【サイドリフトアップシート車】

サイドリフトアップシート車は、4人乗り限定の福祉車両です。2列目シートが回転することで、乗り降りをサポートします。また操作はすべて電動で、介護する人にも配慮した構造です。

 

【助手席リフトアップシート車】

助手席リフトアップシート車は、6人乗りで助手席が回転・昇降するタイプです。ドライバーが隣にいる安心感や、良好な視界でドライブを楽しめる爽快感を味わえます。

 

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5人・6人・7人乗りのフリードのシートアレンジはどんな違いがある？

福祉車両を除くフリードの通常モデルは、5人~7人乗りがラインアップされています。グレードや駆動方式により乗車定員に違いがあり、2列目、3列目シートのタイプも違ってきます。ここでは乗車定員ごとに用意されているシートアレンジを紹介します。フリードの各モデルをチェックして、乗車定員による違いを理解しておきましょう。

 

5人乗りのシートアレンジ

5人乗り限定のモデルは「フリードプラス」が該当し、2列シートのみです。グレードはガソリンタイプとハイブリッドタイプを合わせて、全8グレードあります。

（2023年8月時点の情報です）

 

フリードプラスの2列目シートは、ダブルフォールダウン機構付きの6:4分割可倒式シートを採用しています。

 

シートをアレンジすれば、車中泊に対応できる「おやすみモード」、サーフボードも積載可能な「ロングラゲッジモード」、自転車も立てたまま積める「ビッグラゲッジモード」、釣り竿やクーラーボックスを乗せた状態で後席にも乗車可能な「ハーフラゲッジモード」、5人乗車した状態でボードを外せば背の高い荷物も積める「ノーマルモード」などがあります。

 

また、広いラゲッジスペースを搭載しているのが特徴で、テールゲートの開口部は高さ1,255mm、開口部の最大幅1,080mm、開口部の地上高335mmあり、3列シートを採用しているフリードよりも荷物の積み下ろしを楽にします。

 

6人乗りのシートアレンジ

6人乗り限定のモデルは「フリードHYBRID G」と「フリード CROSSTAR」が該当します。CROSSTARはミニバンとSUVを掛け合わせたタイプの車です。街乗りはもちろん、アウトドアシーンでも活躍します。

（2023年8月時点での情報です）

 

フリードの3列シート車は2列目シートが両側アームレスト付きの独立したキャプテンシートを採用しています。

 

2列目シートの間が通路になる、ウォークスルーになるため、1列目から3列目までスムーズに移動でき、雨の日にも車外に出ずに後部座席へ移動できます。

 

FF車であれば、2列目のキャプテンシートは360mmスライド可能で、1列目シートの背面形状が工夫されたことにより、足を組めるほどの余裕が生まれました。

 

1列目、2列目のキャプテンシートを全部倒せば、ドライブ途中の休憩に使え、2列目のみを倒せば、よりパーソナルな空間で休憩できます。2列目を前にスライドさせ、3列目を折りたためば、2名乗車となるものの大きな荷物を積載可能です。

 

7人乗りのシートアレンジ

6人、7人乗りモデルは「フリード G」と「Modulo X」のグレードが該当します。Modulo Xは、ベース車に熟練のエンジニアがカスタマイズを施したコンプリートカーです。バンパーやフロントグリルなど、インテリアとエクステリアがModulo X専用デザインになっています。

（2023年8月時点の情報です）

 

フリードGとフリードModuloのシートは、6名乗車モデルと7名乗車モデルで違ってきます。6名乗車モデルの2列目シートは、両側アームレスト付きの独立したキャプテンシートを採用しています。

 

一方、7名乗車モデルの2列目シートは、センターアームレスト付きの6:4分割タンブルシートを採用しています。ソファのような居心地の大型シートで、シンプルな操作で折りたためるのが特徴です。また、キャプテンシートと違い、2列目と3列目を折りたためば、2名乗車となるものの、さらに大きな荷物を積載可能です。

 

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フリードは何人乗りでも燃費や安全性能は変わらない

一般的に車はグレードにより装備や性能に違いが出てくるものです。フリードはシート列数により乗車定員が変わることから、燃費や安全性にどのような違いがあるのか気になる人もいるでしょう。ここでは、フリードの乗車定員による燃費や安全性の違いについて解説します。

 

何人乗りかは燃費に影響を与えない

車を購入する決定打となる条件に燃費性能があるでしょう。フリードやフリードプラスは乗車定員による燃費の違いはありません。例えば、5人乗り・ガソリン・4WD「フリードプラスG CROSSTAR 特別仕様車」と、6人乗り/7人乗り・ガソリン・4WDの「フリード G CROSSTAR 特別仕様車」のカタログ燃費は、ともに15.6km/hです。

 

ただし、同じ乗車定員数だとしても、パワートレインがガソリン車とハイブリッド車、駆動方式がFFと4WDでは燃費は変わります。パワートレインはハイブリッド車、駆動方式はFFの方が低燃費です。

 

何人乗りかは安全性能に影響を与えない

車の購入に際して重要な安全性能についても、乗車定員の違いで変わることはありません。フリードは先進の安全運転支援システムである「Honda SENSING」をすべてのグレードで標準装備しています。

 

「Honda SENSING」は、ミリ波レーダーおよび単眼カメラを用いて前方の状況を把握し、ブレーキやステアリングを制御することで安全運転と危険回避をサポートするシステムです。

 

その他にも悪天候や悪路での横滑りを抑制する「VSA」、坂道発進での後退を防ぐ「ヒルスタート機能」など、充実した安全装備を搭載しています。

 

何人乗りか迷ったら乗り降りのしやすさを重視しよう

乗り降りのしやすさにこだわっているのもフリードの魅力です。特に子どもがいるファミリー層やアウトドア派の人、高齢者にとって、楽に乗降できるかどうかは大切な要素です。2列目がキャプテンシートならば、車外に出ることなくウォークスルーで移動ができます。

 

フリードはさまざまな配慮が施されている車で、後部スライドドアの開口幅は広く、ハンズフリー開閉にも対応しています。ステップを低床化することで、段差を低減させているのもポイントです。また小回りが利くサイズ感のため、都市部においての運転のしやすさにも優れています。

 

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最大7人乗りができるフリードはいくらで買える？

フリードの乗車定員は、フリードプラスが5人、フリードが6人、7人で、福祉車両は4人、5人、6人となっていますが、実際にフリードを購入するとなると、気になるのが乗車定員によってどのくらい新車価格が変わるのかということでしょう。

 

ここでは福祉車両を除くフリード、フリードプラスを乗車定員別にして、さらにシリーズで分けた新車価格帯と中古車価格帯を紹介します。

 

フリードの新車価格

フリード、フリードプラスの新車価格を乗車定員別に表にまとめましたので、価格帯の参考にしてください。

 

5人乗車のフリードプラスの新車価格

（2023年8月時点の情報です）

 

6人乗車のフリードの新車価格

（2023年8月時点の情報です）

 

7人乗車のフリードの新車価格

（2023年8月時点の情報です）

 

フリードの中古車価格

ここではフリード、フリードプラスの中古車価格を乗車定員別に表にまとめましたので、価格帯の参考にしてください。

（2023年8月時点の情報です）

 

5人乗車のフリードプラスは、フリードが2代目としてフルモデルチェンジした2016年に登場したこともあり、中古車価格帯は狭くなっています。

（参考：『ホンダ フリードの中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）

 

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フリードと比較検討したいコンパクトなミニバン3選

ホンダのフリードだけでなく、各自動車メーカーからもコンパクトなミニバンが販売されています。フリード以外の車種も確認しておきましょう。

 

ベースモデルである、フリードGのFF車とのボディサイズを比較する表を作成し、新車価格、中古車価格も紹介しますので、購入の参考にしてください。

 

日産 キューブ

日産のキューブは、乗車定員5名のコンパクトカーです。名前にある通り個性的な箱型のボディで、多くの方に親しまれています。フリードとキューブのサイズ比較は下表のとおりです。

キューブはすでに新車販売が終了しています。

 

（2023年8月時点での情報です）

（参考：『キューブ（日産）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）

 

トヨタ シエンタ

シエンタは、2022年8月にフルモデルチェンジしたトヨタが販売するコンパクトミニバンです。乗車定員は5人乗りと7人乗りが用意されています。見た目はフリードと似たタイプで、サイズ感もほぼ変わりません。

新車価格は195万円~310万8,000円です。

 

（2023年8月時点の情報です）

（参考：『シエンタ（トヨタ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）

 

マツダ プレマシー

マツダのプレマシーは、現在生産が終了している7人乗りのミニバンです。スタイリッシュなエクステリアが特徴で、フリードよりも300mm以上も全長が大きくなっています。

 

また両側スライドドアや多彩なシートアレンジなど、利便性に優れた車として人気を博していました。フリードとプレマシーのサイズ比較は下表のとおりです。

プレマシーはすでに生産を終了しています。

 

（2023年8月時点での情報です）

（参考：『プレマシー（マツダ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）

 

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中古車フリードは何人乗りか絞り込み検索できるネクステージで！

フリードの購入を検討しているのならば、中古車から探すのもおすすめです。初期費用を抑えられるのはもちろん、さまざまなモデルやグレードから自分好みの1台を選べます。

 

とはいえ、フリードはラインアップが豊富で、欲しいモデルを探すのは大変です。さまざまな条件で検索できる中古車販売業者のサイトを利用すれば、簡単に希望通りのモデルが探せます。

 

絞り込み検索で好みの車が見つけやすいWebサイト

中古車の買取だけでなく販売も手掛けるネクステージは、全国に200店舗以上を展開し、在庫台数約3万台です。

 

ネクステージのウェブサイトは中古車を検索しやすく、メーカーや車種だけでなく、装備や性能など細かい部分まで絞り込める検索機能を備えています。

 

そのため、フリードのようなモデルが多数ある車両でも、条件を入力すれば簡単に欲しいタイプが見つかるでしょう。検索結果の個別ページでは、車両のいろいろな情報が記載されており、不明点があれば無料で相談できます。

 

中古車にうれしい3ヵ月の無料保証付帯

中古車は故障やトラブルの発生など、不安を持つ方もいるかもしれません。そのため、ネクステージでは中古車を購入すると「国産車（3ヵ月または3,000km）」「輸入車（1ヵ月/走行距離無制限）」の保証が無料で付帯します。

 

保証項目は多岐にわたり、万が一の故障やトラブルの対応が可能です。また、ネクステージでは水没車、メーター改ざん車、修復歴車を扱っておらず、中古車買取、販売時には専門のメカニックによって細かくチェックしています。

 

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まとめ

2022年度におけるミニバンの販売台数1位を獲得するほどの人気の高い車です。フリードは福祉車両まで含めると、乗車定員は4人~7人乗りと、乗車定員の幅があります。コンパクトなボディサイズでありながら、ゆったりできる室内空間や収納スペースの広さなど、優れている部分が多くあることもポイントです。

 

何人乗りのタイプを購入すればいいのか迷うかもしれませんが、使う用途を考え、2列目、3列目のシート、乗車定員、ガソリン車、ハイブリッド車、駆動方式で選ぶといいでしょう。

 

 

▼ライタープロフィール

鈴木博之

エディター／ライター

出版社でさまざまなジャンルの雑誌編集を経験したのちフリーランスとして活動。現在は自動車だけでなく、EVバイク、電動アシスト自転車など、面白い乗り物を見つけては取材しているフリーランス編集ライター。

 

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