日産ノートのe-POWERの魅力は?愛車として迎え入れるのはアリ?2か月間乗ってみての感想
初めまして、自動車ライターの矢田部明子です。今回は、販売開始から売れ行き絶好調の日産ノートについて、サイズ感やe-POWERならではの走り、車内空間などについて解説します。なお、こちらの解説は、私が実際に日産ノートe-POWERに2か月間乗ってきた感想です。
愛車として迎え入れるなら アリか? ナシか?という点をこの記事にまとめています。主に日常使いをし、たま〜に高速道路を走って遠出をするなど、いたって普通の使い方をしてきました。良かったこと&悪かったことを包み隠さずお伝えしますので、購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
<目次>
・日産ノートe-POWERは4つのタイプから選べる
・日産ノートの魅力はなんといってもe-POWER!静かで加速が良く、なめらかな走りを体感できる
・大人2人で乗るor大人2人+小学生くらいの子供2人なら、日産ノートe-POWERは「買い」
ノートって種類ありすぎ!一体どれを選べばいいの?
日産ノートe-POWER購入希望者よく聞かれるのが「どのノートが1番いいの?」という点です。それもそのはず、ノートには、通常のノート、高級感のあるノートオーラ、スポーティーなノートオーラ NISMO、SUVテイストのノート AUTECH CROSSOVERの種類があります。
4つのモデルがある日産ノートですが、これらは内外装のデザインだけではなく、乗り心地なども違ってくるので、どれにするか選ぶときは注意が必要です。
例えば、走りを楽しみたいといった方は、よりスポーティーな走りが楽しめる出力特性となっているノートオーラNISMO一択ですし、アウトドアによく行くという方は、車高が他のノートよりも25mm高いノートAUTECH CROSSOVERがおすすめです。
基本的な構造は一緒なので、全く違う車のように感じるということはありませんが、それぞれの特徴をよく理解し、自分のライフスタイルに合った1台を選ぶことをおすすめします。
日産ノート
一番ベーシックなモデルのノートです。グレードはX、AUTEC、AUTEC CROSSOVER +Active、AUTEC CROSSOVERの4つで、それぞれ2WDと4WDから選べ、全車にe-POWERが搭載されています。
日産ノート オーラ
ノーマルのノートに比べ、高級感のあるタイプが日産 ノートオーラです。グレードはG、G leather edition、NISMOの3つで、NISMO以外で2WDと4WDから選べます。なお、こちらも全車にe-POWERが搭載されています。
e-POWERはもちろん!日産ノートの魅力とは?
日産ノートといえば、e-POWEEが最大の魅力ではありますが、その他にも多彩な魅力がありました。ここでは、私が感じたノートe-POWERの魅力を率直に紹介します。
ノート最大の魅力であるe-POWERの走り
日産独自のハイブリッド技術「e-POWER」は、エンジンは発電をするために搭載され、駆動は100%モーターによるものという仕組みになっています。「発電機を積んで走っている電気自動車」というイメージを持ってもらうと、分かりやすいかと思います。
そのため、静か、加速が良い&なめらか、駆動制御が細かく操縦安定性も高いという3つの特徴を持っています。
音が静かなので、深夜にコンビニにいくときもご近所さんの目を気にせずに買い物にいけます。また、モーターそのものの特性により、回転数が低いほどトルクが太くなるので、重い荷物を積んでいても発進がスムーズで、トルクの良さも、ばっちり感じさせてくれました。
さらに、滑らかに加速してくれるので、高速道路の合流が怖くないなど、一般道&高速道路ともに快適に走れたというのが私の感想です。
アクセルペダルから足を離すと、自動でブレーキが利く「e-Pedal」は、SNSで使いにくいという意見もチラホラ見かけます。しかし、離した瞬間にガクンとブレーキが利くのではなく、徐々にスピードが落ちていく感じなので、慣れてしまえば違和感なく使えるようになります。なにより、片足だけで操作できるので、運転が楽になりました。
ちょうど良いサイズ感
日産ノートe-POWERは細い道をスイスイいけるのはもちろんのこと、路上駐車をしている車があっても、中央線をはみ出さずに避けながら進めるサイズ感はかなりGOODなポイントでした。
特に私の場合は、家の近くの道が商店街に面しているので、路肩に車を駐車してクリーニング屋さんや調剤薬局に行っている方が多いのです……。
他には、立体駐車場にも難なく駐車できるというのも◎。ノートの前に軽スーパーハイトワゴンに乗っていたのですが、車高があるので立体駐車場に入れないということが何度かあり、「軽自動車=小さい」というイメージは、ひと昔前の話だなと感じました。
意外にも普通車に分類される日産ノートe-POWERの方がコンパクトで、場所やシーンを選ばないことが多かったです。
また、全高が低いと少し背伸びをすれば屋根にも届くので、洗車はかなりしやすかったです。日常のふとしたシーンに役立つサイズ感はかなり使いやすく、このサイズ感も人気の理由といえるのでしょう。
日産ノートe-POWERの車内は狭い?
日産ノートe-POWER購入希望者にこれまたよく聞かれるのが、「小ちゃいけど、車内って狭い?」という点です。
ズバリ正直にいうと、大人4人で乗るとなるとギュウギュウで狭い印象を受けますが、前席に大人2人&後席に小学生2人なら不満を感じずに乗れるかと思います。
ヘッドクリアランスをチェック
まずは、運転席&助手席です。158cmの私が座ってみると、ヘッドクリアランスはこぶし4.5個分くらいあります。そして、後席のヘッドクリアランスは、こぶし2.5個分と前席よりも狭めです。
前席シートを真ん中まで下げると、膝から前席シートまでの距離は、こぶし4個分くらいでした。広くはありませんが、狭すぎるという印象もなかったです。
後席スペースをチェック
シートは身体預けると少し反発するくらいの固さで長時間運転しても疲れないのですが、窓ガラスがリアにいくにつれて尻上がりのデザインになっているので、後席に座ると若干の圧迫感を感じます。
これが嫌だと感じる方も多いとは思うので、購入時は実際に後席に乗ってみて、座り心地を確かめてみるのがおすすめです。
また、日産ノート日産ノートe-POWERには軽スーパーハイトワゴンのように、前席のヘッドクリアランスを外し、シート倒して寝られるようにするなどのシートアレンジはありません。リクライニング、前後スライドのみということも頭に入れておきましょう。
荷物はどれくらい積める?
見た目はコロンとしていますが、それに反して思った以上に荷物を詰めるのが日産ノート日産ノートe-POWERのすごいところです。
足を伸ばして荷室に座ると、足先に少しスペースが。小さめのスーツケースなら2個くらい積めます。
後席を倒すとどうなる?
後席を倒すと、斜めに寝転べるサイズ感です。日産ノート日産ノートe-POWERで車中泊は無理だと思っていましたが、前席にいくにつれて傾斜がついているのでとても寝やすく、私のサイズであれば下に布団を敷いて安眠できそうです。
ただし、荷室積み込み口に段差がある点は少し気になりました。また、後席と荷室の間に溝ができているため、荷物に砂などがついていると隙間に入ってしまうこともあるなど、使っていく上で気になりそうなところもあった点は、残念ポイントといえるかもしれません。
日産ノートe-POWERを買うのはアリ?
結論からいうと、大人2人で乗るor大人2人+小学生くらいの子供2人なら、日産ノートe-POWERは「買い」です。
コンパクトなサイズのため日常使いしやすく、低速&高速ともに走りやすい、燃費も良いのでお財布にも優しいという、さまざまなメリットがあります。
ただし、車内の広さから乗車人数や積める荷物は少なめです。そこを考慮して、自分のライフスタイルに合うのなら、購入をおすすめします。
まとめ
以上が、日産ノートe-POWERに実際に乗ってみた感想です。日産ノートe-POWERには、踏み間違い防止アシスト、ふらつき警告など、最低限押さえておきたい安全装置は全グレードに搭載されています。しかし、コンパクトカーとしては初搭載となる運転支援技術「プロパイロット」を搭載できるのは上位グレードのみです。
プロパイロットというのは、ドライバーの安全な運転を支援してくれる機能です。例えば、先行車が停止したときは、先行車に続いて自車も停止するという機能などがあります。これは、付けておくと便利な機能なので、私が購入するならこの機能が付いているノートを選びます。あくまで私のおすすめですが、購入の時の参考にしてくださると幸いです。
▼ライタープロフィール
・名前(本名):矢田部明子
・肩書:自動車ライター
・プロフィール:中学生の頃にクルマのメカニズムに興味を持ち工業高等専門学校に入学後、専門的な知識を学ぶ。愛車は「ランドクルーザー60→ランドクルーザー76」とクロカン四駆好き。唯一の癒しは、週末にオフロードに出かけること!クルマのメンテナンスなど工業高等専門学校で学んだ知識と経験を活かして、様々な角度からお役立ち情報をお届けしていきたいと思います。
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