インプレッサ WRX STIの中古車がアツイ!歴代ごとの違いと中古車相場を一挙公開!
インプレッサ WRXは2014年にWRXとして独立しました。そして現在インプレッサ WRX STIが狙い目といわれていることをご存じでしょうか。
本記事では「インプレッサ WRX STIが狙い目の理由」「歴代インプレッサの特徴」など紹介していきます。インプレッサ WRX STIの現状や性能をしっかり理解しできる上に、自分に合ったモデルをみつける機会にもなると思うので、ぜひご覧ください。
※目次※
2.2代目インプレッサ WRX STIは『丸目・涙目・鷹目』が特徴
3.3代目インプレッサ WRX STIは3年の空白を経て登場
・今インプレッサ WRX STIが狙い目?その理由は?
・初代、2代目、3代目。インプレッサ歴代モデルの特徴と違いをみてみよう!
・インプレッサ WRXの中古車相場をチェック!WRX STIを中古車で買う時の注意点も解説!
インプレッサ WRX STIが狙い目の理由
インプレッサという名前が外れ生まれ変わったWRXは、走りと環境性能を両立した「WRX S4」とモータースポーツ用の走りに特化した「WRX STI」に分かれていました。その中でなぜ「インプレッサ WRX STI」だけが狙い目といわれているのか、この項目でみていきましょう。
WRX STIが2019年をもって販売終了
実は、WRX STIは2019年をもって販売終了していました。そのため、WRXの現行モデルで購入できるのはWRX S4のみとなっています。つまりWRX STIを手に入れるためには中古車で購入するか、次世代モデルの販売を待つかの2択となりました。
EJ20エンジンを楽しめる貴重なモデル
WRX STIはEJ20エンジンが搭載された最後のモデルです。つまりWRX STIの生産終了でEJ20エンジンを楽しめるモデルも生産されることが無くなってしまいました。
EJ20エンジンは長きにわたりスバルを支えてきたエンジンです。馬力のあるターボエンジンとして非常に評価の高いエンジンでした。
WRXがインプレッサから独立したのが2014年なのため、同じEJ20型エンジンを搭載し且つ年式が少し前であるインプレッサ WRX STIの中古車価格が手頃になってきているのです。販売が終了したWRX STIはまだ年式が新しく、今後はEJ20エンジンを楽しめる貴重なモデルとして価格が高騰していく可能性もあります。これがインプレッサ WRX STIが狙い目と言われている理由です。
2代目インプレッサ WRX STIは『丸目・涙目・鷹目』が特徴
今、注目したいモデルが2代目インプレッサ WRX STIです。この項目では2代目インプレッサ WRX STIの時代背景や『丸目・涙目・鷹目』といった3つのモデルの違いを紹介します。
希少になりつつある初代よりも流通している上に、相場も安いためWRX STIを中古車で購入したい方は検討してみるといいでしょう。
入れ替わりの激しい時代
2000年に登場した2代目は丸目型のデザインでした。このときセダン系はすべてWRXという名前に変わっています。
しかし、スタイリッシュな初代からの変化が不評であったことをきっかけに、その後7年の間にフロントフェイスが3回変わりました。モデルごとのユーザー評価に波がある時代であったため、2代目はさまざまなデザインのヘッドライトが存在します。
2代目インプレッサ WRX STI(丸目)
丸目は2代目インプレッサ WRXが登場したGD系モデルです。その名の通りヘッドライトが丸い目のようにみえます。2000年~2002年まで発売されました。以下、2代目インプレッサWRX 丸目(標準タイプ)のスペック表です。
型式 |
GH-GDB |
最大トルク |
373N・m(38kg・m)/4000rpm |
最大出力 |
280ps |
ホイールベース |
2.53m |
中古車相場(平均価格) |
約120万円 |
(2021年1月時点の情報です)
2代目インプレッサ WRX(涙目)
2002年には丸目型の不評を受けて涙目のモデルが誕生しました。傾斜したヘッドライトで全モデルに比べて空力性能とエンジン性能がアップしています。
また涙目のWRX STIは前期(2002年11月~2004年5月)と後期(2004年6月~2005年5月)が存在しました。前期ではラリーなど競技の場で及ばなかった走りを向上させるため、改良されています。以下、2代目インプレッサWRX STI 涙目(標準タイプ)のスペック表です。前期と後期の違いも比較しながら参考にしてください。
|
涙目前期 |
涙目前期 |
型式 |
GH-GDB |
GH-GDB |
最大トルク |
394N・m(40.2kg・m)/4400rpm |
412N・m(42kg・m)/4400rpm |
最大出力 |
280ps |
280ps |
ホイールベース |
2.53m |
2.54m |
中古車相場(平均価格) |
約160万円 |
約240万円 |
(2021年1月時点の情報です)
(参考: 『「インプレッサ WRX STI 」の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
2代目インプレッサ WRX STI(鷹目)
鷹目は夜間の照射性能と競技におけるさらなる戦闘力を追求し、改良されたモデルです。スタイリッシュな外観と滑らかな走りで、より洗練された性能を感じられるでしょう。
2005年~2007年まで販売されていました。以下、2代目インプレッサWRX STI 鷹目(標準タイプ)のスペック表です。
型式 |
GH-GDB |
最大トルク |
422N・m(43kg・m)/4400rpm |
最大出力 |
280ps |
ホイールベース |
2.54m |
中古車相場(平均価格) |
約180万円 |
(2021年1月時点の情報です)
人気のコンプリートカーが多い
これまで紹介した標準タイプとは別に、2代目インプレッサWRXにはS203やRA-Rなどのコンプリートカーが多数生産されています。台数限定モデルなので、流通量は少ないが出回ってはいるでしょう。以下、2代目コンプリートカーの価格相場を参考にしてください。
モデル |
中古車価格相場 |
スペックC RA-R |
250万円程度 |
s203 |
200万~490万円程度 |
s204 |
400万円程度(応談の場合も多い) |
(2021年1月時点の情報です)
3代目インプレッサ WRX STIは3年の空白を経て登場
2代目から3年の空白を経て登場した3代目インプレッサ WRX STIの特徴をみていきましょう。この3代目インプレッサ WRX STIは2代目同様にインプレッサの歴史の中でも動きのある時代です。これまでとの変化にも注目しながらぜひ参考にしてください。
インプレッサからWRXへ
それまではワゴンとセダンのみだったインプレッサですが、3代目からは5ドアハッチバックやクロスオーバーなど様々なタイプが登場しました。最もラインナップが豊富であった時代として知られています。
また4代目以降は「インプレッサ」という名前が消えWRXとなるため、3代目がインプレッサの名が付く最後のモデルです。
3代目 インプレッサ WRX
3代目は2010年~2014年まで販売されていました。さまざまなラインナップが存在するため、日常的な運転からスポーティな攻めた走りを楽しむ方まで幅広いニーズを得ています。以下、3代目インプレッサWRX(標準タイプ)のスペック表です。
型式 |
CBA-GVB |
最大トルク |
422N・m(43kg・m)/4400rpm |
最大出力 |
308ps |
ホイールベース |
2.63m |
中古車相場(平均価格) |
約200万円 |
(2021年1月時点の情報です))
(参考: 『「インプレッサ WRX STI 」の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
A-Line
A-Lineは3代目 インプレッサ WRX STIのうち2ペダルATモデルです。ATである上に、エンジンも2.0Lから2.5Lタイプに拡大されたことで、スポーツカーでありながら排気音の少ない滑らかな走りになりました。
型式 |
CBA-GVF |
最大トルク |
350N・m(35.7kg・m)/6000rpm |
最大出力 |
300ps |
ホイールベース |
2.63m |
中古車相場(平均価格) |
約280万円 |
(2021年1月時点の情報です)
コンプリートカーは高額
3代目 インプレッサにもスペックCやR205などのコンプリートカーが登場しました。コンプリートカーは標準モデルと比べると高額に設定されています。3代目コンプリートカーの価格相場を参考にしてください。
モデル |
中古車価格相場 |
スペックC |
170万~360万円 |
R205 |
280万~490万円 |
(2021年1月時点の情報です)
初代インプレッサ WRXは貴重モデルに
ここで今では貴重モデルとなった初代インプレッサ WRXも確認しておきましょう。初代は1994年~2000年まで販売されていました。貴重な旧車モデルのため、相場が高く流通量も少なくなっています。
特に1998年に限定販売された「22B STiバージョン」は1,000万を超える額で取引されているごどです。WRCでタイトルをとるほど好成績を出したことで、コアなインプレッサファンからは憧れの的になっています。旧車にこだわりのある方は、購入を検討してみてはいかがでしょうか。
(2021年1月時点の情報です)
WRXの中古車相場はどうなっている?
これまでインプレッサ WRX STIの歴代モデルの詳細をみてきましたが、現行モデルのWRXの中古車相場はどうなっているのでしょうか。
前述で紹介した通り、WRXは走りと環境性能を両立した「WRX S4」とモータースポーツ用の走りに特化した「WRX STI」に分かれています。この項目でST4とSTIそれぞれの中古車相場とスペックを確認していきましょう。
前期型 STI typeS
WRX STIの中古車相場はは290~820万円ほどです。以下にWRX STIモデルのひとつ「前期型 STI typeS」のスペック表を記載しますので、参考にしてください。
エンジン種類 |
水平方向4気筒DOHCターボ |
トランスミッション |
6MT |
駆動方式 |
4WD |
最高出力 |
308ps |
最大トルク |
422N・m/4400rpm |
排気量 |
1994cc |
燃費 |
9.4km/L(JC08モード) |
(2021年1月時点の情報です)
(参考: 『WRX STI(スバル)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
前期型 2.0GT-S EyeSight
WRX S4の中古車相場はは140~550万円となっています。以下、WRX S4モデルのひとつ「前期型 2.0GT-S EyeSight」のスペック表です。参考にしてください。
エンジン種類 |
水平対向4気筒DOHCターボ |
トランスミッション |
CVT |
駆動方式 |
4WD |
最高出力 |
300ps |
最大トルク |
400N・m/4800rpm |
排気量 |
1998cc |
燃費 |
13.2km/L(JC08モード) |
(2021年1月時点の情報です)
(参考: 『WRX S4(スバル)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
安全性能はWRXの方がインプレッサ WRXより新しい
WRX S4は高速道路などでのすべての車速域で、アクセル、ブレーキ、ステアリング操作を自動でアシストしてくれる運転システム「EyeSight Ver.3」が搭載されています。
インプレッサ WRXは年式からもわかるようにEyeSightのバージョンが旧型のものです。そのため、安全性能の面ではWRX S4の方が高いといえるでしょう。
PRWRX STIの中古車相場をチェック
インプレッサ WRX STIを中古車で買う時の注意点
これまでの記述をみて、インプレッサ WRX STIを中古車で購入したいと思った方もいるのではないでしょうか。最後に中古車で買う時の注意点を紹介しておきます。ぜひ以下のことを頭に入れつつ、自分に合ったモデルを探してみてください。
年式よりも「アプライド」に注目
車は年式が新しいほど、比例して性能が良くなるというイメージを持っていないでしょうか。スバル車に関しては年式が同じでもマイナーチェンジで変化するアプライドモデルで性能、価格が異なります。
例えば2代目インプレッサWRX STIをみると丸目から涙目にかわったのがC型で細かな変更が為されたのがD型です。それに対しE型は最大トルクの向上やタイヤサイズアップと大きく変化しており、価格も高くなりました。このようにアプライドに注目して自分に合った性能を見極めることが重要です。
オイル漏れに注意
スバルが採用している水平対向エンジンは走りに特化している一方で、オイル漏れがしやすいエンジンです。できるだけ購入時には試乗をしてしっかりチェックしておきましょう。その他、車体の傷や保証等の確認も忘れずに行ってください。
13年超えモデルは税金が上がる
インプレッサWRX STIに限らず、自動車は13年超えたモデルは税金が上がることをご存じでしょうか。実は自動車税だけでなく重量税も高くなります。インプレッサWRX STIは13年以上前のモデルも多数存在するため、購入する際には運用費の面で、年式も確認しましょう。
まとめ
本記事ではインプレッサ WRX STIの詳細を解説しました。歴代モデルの詳細や違いも理解していただけたのではないでしょうか。
冒頭でも説明した通り、インプレッサ WRX STIは今が狙い目と言われています。希少なエンジンの車を確保しておきたいという方は、本記事を参考に自分に合ったモデルを明確にしてみてください。
グレード、年式の幅広さ、車の質にも自信を持って販売している他、今回紹介したインプレッサ WRX STIや WRX S4/STIの在庫も揃っております。相談から承っておりますので、この機会に中古車で購入したいと思った方はぜひ一度ネクステージに気軽にご連絡ください。