新型のレヴォーグD型の特徴や魅力は?旧モデルと2023年新型の違い
レヴォーグは、国内では数少ないステーションワゴンのひとつです。2023年10月にD型へと変わったレヴォーグですが、どのような特徴や魅力があるのでしょうか。
この記事では、D型へとマイナーチェンジしたレヴォーグの特徴、C型からの変更点、派生車であるレイバックとの違いを解説します。最後まで読むことで、D型レヴォーグの魅力が理解できるでしょう。
※目次※
・レヴォーグのD型は、2023年10月に販売開始されたマイナーチェンジモデル
・D型にマイナーチェンジしたレヴォーグには広角単眼カメラが追加され、安全性能が大幅アップした
・レヴォーグの派生車として誕生したのがレイバック。レイバックはレヴォーグとは違った個性を持つSUV
スバル レヴォーグはどんな車?D型とは?
レヴォーグは、スバルが2014年6月に販売開始したステーションワゴンです。かつて国内ではステーションワゴンブームがあり、多くのステーションワゴンが販売されていましたが、現在ではレヴォーグのようなステーションワゴンは希少な存在といえます。
ここでは、レヴォーグの歴史とD型のレヴォーグはどのような特徴があるのかを紹介します。
(参考:『レヴォーグ(スバル)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
スバルのレヴォーグとは?
レヴォーグは、スバルが販売するステーションワゴンです。通勤・通学・買い物などの日常使いだけでなく、週末のレジャーやロングドライブも楽しめる魅力があります。
ステーションワゴンらしい積載力の高さを持ちながら、取り回しやすいボディサイズに設計されているのが特徴です。車高を低く抑えることでスポーティーな印象を与えるだけでなく、高い走行性能を感じさせるデザインに仕上がっています。
レヴォーグの歴史
1990年代、ステーションワゴンブームだった国内では、多くの自動車メーカーがさまざまなステーションワゴンを販売していました。
当時のステーションワゴンブームをリードしたとされる車が、スバルの「レガシィツーリングワゴン」です。大人気だったレガシィツーリングワゴンは販売市場を北米へと移し、国内では後継車として2014年6月にレヴォーグの初代モデルが販売されます。
2020年10月には2代目へとモデルチェンジが行われました。その後、2021年11月(B型)、2022年11月(C型)と1年ごとにマイナーチェンジを繰り返します。
レヴォーグD型とは?
レヴォーグだけでなく、スバルの車名と一緒に呼ばれる「型」は、マイナーチェンジの世代を表しています。初代モデルをA型と呼び、マイナーチェンジされるごとにB型、C型、D型へと変わるため、アルファベットが進むほど最新型に近いモデルとなる仕組みです。
レヴォーグのD型は2023年10月に誕生しました。D型へのマイナーチェンジでは、先進安全機能の搭載、ボディカラーの追加、特別仕様車「Black Interior Selection」のラインアップなど大幅な改良が行われています。
新型レヴォーグの基本スペックと価格
レヴォーグは、特別仕様車を含む6つのグレードが展開されています。最も安いグレードは「Smart Edition EX」、最上位グレードは特別仕様車「STI Sport R EX Black Interior Selection」です。D型レヴォーグのスペックと新車価格は、以下の表でご確認ください。
ボディサイズ (全長×全幅×全高・mm) |
4,755×1,795×1,500 |
最小回転半径(m) |
5.5 |
室内寸法(長さ×幅×高さ・mm) |
1,900×1,515×1,205 |
乗車定員(人) |
5 |
燃費(WLTCモード・km/L) |
11.0~13.5 |
使用燃料 |
無鉛レギュラーガソリン・無鉛プレミアムガソリン |
新車価格(税込み) |
363万円~502万7,000円 |
(2024年2月時点の情報です)
レヴォーグD型における変更点は?
2023年10月、レヴォーグはD型へとマイナーチェンジしました。このマイナーチェンジでは、広角単眼カメラを追加した新世代アイサイトの採用、インストルメントパネルやオーディオ類の改良などが行われています。
広角単眼カメラの追加
マイナーチェンジ前から備わっていたステレオカメラに広角単眼カメラが追加されたことで、アイサイトのカメラは2つから3つに増えました。
追加された広角単眼カメラは、従来の約2倍となる128度の広角化を実現しています。これまでよりも広く遠い範囲を認識できるようになり、自転車・歩行者の飛び出しにも対応するなど、衝突回避性能が大幅にアップしました。
インパネ回りの改良
レヴォーグのインストルメントパネル中央には、11.6インチのセンターインフォメーションディスプレイ&インフォテインメントシステムが備わっています。11.6インチの大画面をタッチ操作できるため、タブレットのような直感的操作で、エアコン、オーディオの操作が可能です。
「Apple CarPlay」や「Android Auto」があれば、スマートフォンとワイヤレス接続できます。電話・メッセージ・スケジュールのチェックなど、スマートフォンでいつも使うアプリケーションがディスプレイ上で使えるのが特徴です。
ハーマンカードン・サウンドシステムの標準装備化
D型へマイナーチェンジしたレヴォーグは、乗る人全てに特別な時間を過ごしてもらうために、ハーマンカードン・サウンドシステムを採用しました(グレード別)。
ハーマンカードンは世界的にも有名なオーディオメーカーです。スバルとハーマンカードンは、車両それぞれが持つ音響特質にマッチするよう設計された部品を使い、美しい音楽を完成させる努力を10年以上積み重ねてきました。レヴォーグには10スピーカーシステムを採用し、どの席に座っても臨場感あふれる音楽を楽しめます。
知っておきたいレヴォーグの特徴や性能は?
レヴォーグはD型へとマイナーチェンジし、さまざまな改良が行われましたが、変更されていない魅力もあります。レヴォーグの魅力は他にどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、D型にマイナーチェンジしたレヴォーグの特徴、各性能を紹介します。
エクステリア
レヴォーグのエクステリアデザインは、スバルのデザインコンセプト「BOLDER」を採用しています。スポーティーでダイナミックなデザインとすることで、走りの期待感を与えるような前傾デザインとなっているのが特徴です。
フロントグリルは、ワイドで存在感のあるヘキサゴングリルが備わっています。ヘキサゴングリルからシャープな形状のヘッドライトを通り、車両後方へ絞り込まれるようなボディラインが魅力です。
インテリア
レヴォーグのメーターには、12.3インチのフル液晶メーターが備わっています。スピードやエンジン回転数、ナビ情報、アイサイトの状態など運転に必要な情報をグラフィカルに表示することで、少ない視線移動で認識が可能です。
一部グレードを除き、インストルメントパネル加飾、プルハンドル、カップホルダーにホワイト色のアンビエント照明が設置されています。夜間走行時に上質な気分を味わえるポイントです。
走行性能
レヴォーグには、スバルが理想とするパワーユニット「水平対向エンジン」が搭載されています。ピストンを水平かつ左右対称に配置して、互いの慣性力を打ち消すことで、エンジンの振動と車体の揺れの軽減を実現させたエンジンです。
水平対向エンジンは、他の車に搭載される直列エンジンやV型エンジンよりも低重心のため、車両安定性にも貢献しています。スバルらしい走る喜びを味わえるエンジンといえるでしょう。
一部グレードに搭載される2.4L直噴ターボエンジンは、ウエストゲートバルブとエアバイパスバルブを電子制御化した新開発のターボチャージャーを用いて、扱いやすさと力強さを実現しています。
安全装備
前述したデジタルマルチビューモニターの他にも、アイサイトの機能として魅力的な装備が備わっています。見通しが悪い交差点、障害物で左右の安全確認がしづらい場面などでは、前側方にいる車両を検知するプリクラッシュブレーキシステムにより、衝突を回避可能です。
一般道だけでなく、高速道路の運転操作をサポートする機能も搭載されています。ツーリングアシストは、高速道路・自動車専用道路においてステアリング、アクセルペダル、ブレーキペダル操作をアシストする機能です。
この他、全車速追従機能きクルーズコントロール、渋滞時ハンズオフアシストなど、ロングドライブ時の疲労軽減につながる機能が複数備わっています。
快適装備
レヴォーグのフロントシートには、シートヒーターが標準で備わっています。座面・背もたれがヒーターによって温められ、気温の低い日や早朝も快適な運転が可能です。
夏のドライブを快適にする装備として、SUBARU STARLINKにリモートサービス+が採用されています。リモートサービス+は、スマートフォンアプリでエアコン、ドアのロック・アンロックなどの機能を離れた場所から操作できるものです。
レヴォーグD型とレイバックの違いを比較
レヴォーグD型の販売が開始される同時期に、レイバックの販売が発表されました。レヴォーグとレイバックは見た目が似ていることから、何が違うのか分からない方もいるのではないでしょうか。ここでは、レヴォーグとレイバックの違いを紹介します。
レヴォーグ レイバックとは?
レイバックは、レヴォーグのプラットフォームを共有したステーションワゴンとして、2023年11月に誕生しました。レヴォーグの「先進安全」「ワゴン価値」「スポーティー」はそのままに、SUVらしい自在性と上質さをプラスした唯一無二のSUVです。
スバルがラインアップする他のSUVのように、砂ぼこりを上げながら走るイメージのあるSUVではなく、都会的なSUVに仕上がっています。
エクステリアの違い
レヴォーグとレイバックは同じプラットフォームを使用しているものの、エクステリアデザインには差があります。特に目立つのがフロントグリル、前後バンパー、フォグランプ、アルミホイールのデザインです。
全長・全幅・全高全てのサイズが、レヴォーグよりレイバックのほうが大きく設計されています。最低地上高はレヴォーグのほうが低く、スポーティーな走りを予感させるようなデザインが特徴です。レイバックは最低地上高が高い分、悪路走破性に優れています。
インテリアの違い
レヴォーグのインテリアデザインは、スポーティーさと先進性を融合させたものです。シート・インストルメントパネル・ドアパネルなどは、素材や質感、光の色味にまでこだわってデザインされています。室内はブラックを基調とすることで、引き締まった印象も感じられるのが特徴です。
レイバックのインテリアデザインは、上質さと温かみを感じられます。採用される本革シートは、触り心地が滑らかで高級感を味わえることが魅力です。インテリアカラーはブラックとアッシュを用いています。
走行性能の違い
レヴォーグに搭載されるエンジンは、1.8L直噴ターボエンジン、もしくは2.4L直噴ターボエンジンです。2.4L直噴ターボエンジン搭載車は高回転域まで力強い加速を感じられ、専用のパフォーマンスとランスミッションとの組み合わせにより、車を操る楽しさを味わえます。
レイバックに搭載されるエンジンは、1.8L直噴ターボエンジンです。低回転域から300N・mという高トルクを発揮でき、アクセルペダルの踏み込みに応じてしっかりとした加速力を得られます。
安全装備の違い
レヴォーグとレイバックの安全性能に大きな違いはありません。スマートリヤビューミラーのみ、グレード間の設定が異なります。レイバックはスマートリヤビューミラーがメーカーオプション設定、レヴォーグは一部グレードに標準装備です。
スマートリヤビューミラーは、リアゲートガラスに取り付けたカメラによって車両後方を映し出します。一般的なルームミラーではリアシートの乗員・荷物によって後方の視界が遮られることがありますが、スマートリヤビューミラーであればクリアな視界を確保可能です。
レヴォーグをお得に購入するなら中古車が狙い目!
D型へと進化したレヴォーグは魅力的ですが、新車価格が高く購入に踏み切れない方もいるのではないでしょうか。購入費用を抑えるのであれば、中古車もおすすめです。
中古車販売店「ネクステージ」では、レヴォーグの中古車を94万9,000円~619万9,000円(税込み)で販売しています。在庫車の中には登録済未使用車もあり、新車同等の中古車を探している方にもおすすめです。
(2024年2月時点の情報です)
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まとめ
レヴォーグのD型は、2023年10月に誕生したマイナーチェンジモデルです。マイナーチェンジしたレヴォーグには、広角単眼カメラを使った新世代アイサイト、ハーマンカードン・サウンドシステムなどが採用されました。
レヴォーグはD型へとマイナーチェンジを行い、パフォーマンスワゴンとしての魅力がより増しています。新車では予算が付かないという方は、中古車もおすすめです。人気車種のため流通台数も多く、好みの車が見つかるでしょう。
【この記事の執筆者】
畠山達也
自動車Webライター
自動車免許のほか、一級自動車整備士、フォークリフト運転免許などを保有するライター。自動車メーカーや部品業界に携わった際の知識や経験を活かし、Webメディアを通して「車の楽しさ」を発信している。
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