プリウスPHVのデメリット・メリットを解説!プリウスとの違いや類似車5選
トヨタのプリウスやプリウスPHVは、燃費性能に優れた車として世界中で認知されています。両車種とも、登場以来高い人気を誇っている燃費性能に優れた車です。
ただし、他車種同様、プリウスPHVにもデメリットがあります。満足のいく購入のために、メリットだけでなく、デメリットをきちんと把握しておきましょう。加えて、プリウスとの違いや類似車種についてもご紹介します。自分に合う車選びの参考にしてください。
※目次※
1.プリウスPHVにおけるデメリットとして言われていることは?
・プリウスPHVのデメリットには、充電時間の長さや走行音の静けさ、走行モードの切り替えにくさが挙げられる
・プリウスPHVの低燃費やパワフルな走行性能などのメリットはデメリットを凌ぐといわれれている
・プリウスPHVかプリウスで迷うときは、外部充電を重視するかどうかを考慮しよう
プリウスPHVにおけるデメリットとして言われていることは?
トヨタは、早くも1997年に、世界に先駆けて実用的なハイブリッドカーであるプリウスを発表しました。2012年1月には、プリウスのプラグインハイブリッドモデルであるプリウスPHVを発売開始しています。
人気が高いプリウスPHVですが、デメリットが全くないわけではありません。主なデメリットは3つあります。
デメリット1:外出先での充電時間が長い
プリウスPHVの主な特徴は、外部充電が可能なことで、自宅や外出先の充電スポットで充電できます。ただし、充電時間が長いという点がデメリットです。ガソリン給油であれば約5分ほどで終わりますが、バッテリーへの充電には時間がかかります。
電源の性能にもよるものの、大抵の場合、普通電源では数時間・急速充電では約30分かかることが一般的です。トヨタは、ゼロから充電する場合約8割程度まで充電するのに約20分かかるとしています。充電の待ち時間を買い物や食事などに充てて、時間を有効活用しましょう。
デメリット2:走行音が静かで接近しても気づかれにくい
別のデメリットは、走行音が静かなことです。走行音の静けさはメリットでもありますが、歩行者や自転車に乗っている人が車の接近に気づきにくく、危険を感じる可能性が高い点が挙げられます。これは、歩行者・ドライバー双方が多少不安を感じているデメリットです。
対策として、トヨタはプリウスPHVに車両接近通報装置を搭載しています。この装置をONに設定することで、走行音に関するデメリットを解消可能です。
デメリット3:走行モードが切り替えにくい
プリウスPHVのオーナーレビューによると、走行モードが切り替えにくいこともデメリットとして挙げられています。プリウスPHVは、エコモード・パワーモード・ノーマルモードという3種類の「DRIVE MODEスイッチ」搭載です。
どの走行モードに設定するにしても、ひとつのボタンを押して切り替えます。複数回押す必要もあり、切り替えた結果はディスプレイで確認が必要なため、面倒だと感じている人が多い傾向です。
プリウスPHVはデメリットを凌ぐメリットが豊富!
プリウスPHVのデメリットを見聞きすると、購入に二の足を踏む人がいるかと思います。しかし、プリウスPHVのメリットは豊富で、デメリットを凌ぐと感じている方は少なくありません。主なメリットは4つあります。ひとつずつチェックしてみましょう。
メリット1:ガソリン走行も低燃費
プリウスPHVの主なメリットは、ガソリン代が安く済むことです。満充電した場合の走行距離は60kmとされています。一般的に、通勤や買い物はほとんどの場合60km以内です。そのため、ほとんどの場合EV走行でまかなえる計算になります。
ガソリン走行の場合でも、WLTCモードカタログ燃費は30.3km/Lです。クラストップレベルの低燃費のため、月々の維持費を安く抑えられます。
メリット2:電源として使える車
プリウスPHVには、車内2か所にコンセントが設置されています。加えて、付属品のヴィークルパワーコネクターを普通充電インレットに挿し込むだけで、100Vの外部給電用コンセントとして使用可能です。
合計1,500Wまで対応可能なため、一般的な家電製品をいつも通り利用できます。アウトドアシーンや万が一の災害時にも、普段にほど近い生活を送れるため便利です。
メリット3:直感的な操作が可能な運転席とくつろげる室内
プリウスPHVの室内空間は、運転ストレスを軽減し、快適さにこだわって設計されています。例えば、グラフィックメーターやステアリングスイッチなどです。4.2インチTFT・1カラーのグラフィックメーターは、メーター照度コントロール機能がついています。太陽の光が強い昼間でもくっきり見やすいことが特徴です。
ステアリングには、マルチインフォメーションディスプレイ内表示切替・オーディオ操作などができるスイッチが搭載されています。スイッチは、機能別ゾーンを配色や形状で明快に表現しているため、運転時に前方から目を大きく離さなくてもスムーズに直感的な操作が可能です。
他にも、AおよびAプレミアムグレードには、ナノイーや快適温熱シートなどが装備されています。グレードごとの快適装備内容をチェックしてみましょう。
メリット4:低重心でパワフルな走り
プリウスPHVのEVモードは、優れた加速性能や操縦安定性が魅力です。ガソリンを使用せず電気のみで走るBEV走行時には、モーターに加えジェネレーターもモーターとして動かす「デュアルモータードライブシステム」が機能します。そのため、モーター2つ分のパワフルな加速性能を体感可能です。
力の源ともいうべきバッテリーは、エネルギー量8.8kWhの大容量リチウムイオンバッテリーが搭載されています。TNGAの低重心パッケージとも相まって、スムーズで快適な走りを実現しました。
プリウスPHVとプリウスを比較して違いをチェックしよう
トヨタのハイブリッドカーを購入する際、プリウスとプリウスPHVのどちらを選べばよいか悩むという人は多いといわれています。購入を決定する前に、それぞれの相違点をきちんと把握しておきましょう。両車を比較検討することは、自分に合う車を見分ける助けになります。
プリウス:外部充電ができないハイブリッドカー
近年「環境性能車」という言葉を耳にする機会が増えました。HV・PHV・EV・FCVなど、種類はさまざまあります。HVとはハイブリッドカーのことで、ガソリンエンジンとモーターの両方が搭載されている車です。
PHVは、外部充電が可能なハイブリッドカーを指し、モーター走行時の航続距離が長くなります。EVは、100%電気で走る電気自動車です。FCVは、燃料電池自動車を指し、水素を燃料とするトヨタ ミライのような車を指します。プリウスは、HV(ハイブリッドカー)のため、外部充電はできません。
プリウスPHV:電気とガソリンどちらでも走行できる
前述のとおり、PHVの場合は家庭用電源などから外部充電が可能です。そのため、エンジンを動かさずモーターのみで長い距離を走行できます。HVのプリウスは、モーターは補助としての役割にとどまっていることが大きな違いです。
プリウスの優れた燃費性能には定評があり、EグレードはWLTCモード燃費32.1km/Lを記録しています。一方、プリウスPHVは30.3km/Lです。ただし、BEV走行距離が60kmのため、総合的にはガソリン消費量がさほど多くありません。
ラゲージスペースが広いのは「プリウス」
荷物を多く積む機会が多い方は、ラゲージスペースを比較してみましょう。プリウスの荷室サイズは、長さ890×幅1,390×高さ715(mm)です。一方、プリウスPHVは、長さ854×幅1,360×高さ533(mm)となっています。
プリウスのほうがラゲージスペースが広い設計です。プリウスPHVには、外部充電システムや大容量バッテリーなどが搭載されているため、若干狭くなっています。とはいえ、9.5インチのゴルフバッグ2個搭載可能なスペースです。積みたい荷物の大きさを想像しながら検討してみましょう。
スペックと価格
プリウスとプリウスPHVの基本的なスペックは、下記表を参照してください。
|
プリウス |
プリウスPHV |
全長×全幅×全高(mm) |
4,575×1,760×1,470 |
4,645×1,760×1,470 |
車両重量 |
1,320~1,460 |
1,510~1,530 |
エンジン種類 |
直列4気筒 |
直列4気筒DOHC |
WLTCモード燃費 (km/L) |
25.4~32.1 |
30.3 |
新車価格 |
259万7,000円~364万円 |
338万3,000円~401万円 |
2022年11月現在、ネクステージにおける中古車相場は、プリウスは約29万円~369万円・プリウスPHVは約89万円~399万円となっています。
プリウスPHVと比較検討したいおすすめ車種5選
車購入を検討する際は、似たようなスペックの車と比較検討してみましょう。それぞれを比較していくことで、自分が重視したい条件を絞れます。
プリウスPHVと比較検討したいおすすめ車種5選を下記項目でご紹介しますので、参考にしてください。
レクサス「NX450h+」
NX 450h+は、レクサス初のAWD搭載プラグインハイブリッドモデルです。EVモードおよびオートEV/HVモードを選択可能で、滑らかで力強い走りを体感できます。車両重量が重いため、カーブ走行などは注意が必要です。
新車価格は、714万円~738万円に設定されています。ネクステージにおける中古車相場は、約889万円です。
(2022年11月時点の情報です)
(参考:『NX 450h+(レクサス)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
三菱「アウトランダーPHEV」
三菱のアウトランダーPHEVは、幅広い層の多彩なリクエストに柔軟に応えるPHEVモデルSUVとして高く評価されています。2021年度には、PHEV国内販売台数No.1を記録しました。
走行状況に合わせて自動で最適な走行モードに切り替えてくれます。運転ストレスを軽減し、環境負荷も少ない車です。新車価格は、462万1,100円~548万5,700円に設定されています。ネクステージにおける中古車相場は、約149万円~389万円です。
(2022年11月時点の情報です)
(参考:『アウトランダーPHEV(三菱)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
BMW「330e M Sport」
BMW 3シリーズ中で唯一のプラグインハイブリッドモデルが330e M Sportです。モーターアシストおよびゼロ・エミッション走行が可能な環境性能に優れた車で、充実した装備が豊富に搭載されています。電気のみでの走行距離は最大62kmです。
新車価格は、703万円~710万円に設定されています。2022年11月現在、ネクステージには在庫がありません。
(参考:『3シリーズ(BMW)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
メルセデス・ベンツ「A 250 e セダン」
メルセデス・ベンツ A 250 e セダンは、スポーツコンパクトモデルであるAクラスから販売されているプラグインハイブリッド車です。15.6kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載しており、140km/h以下までモーターのみで走行できます。
新車価格は、612万円~639万円です。2022年11月現在、ネクステージには在庫がありません。
プジョー「508」
プジョーのフラッグシップモデル508シリーズのプラグインハイブリッドモデルは、508 HYBRIDです。1.6Lエンジンに110馬力の電動モーターを搭載しています。エレクトリックモード選択時は、100%EV走行が可能です。
新車価格は、704万7,000円に設定されています。2022年11月現在、ネクステージには在庫がありません。
デメリットにもなり得る静音性の高さは対策が行われている
プリウスPHVは、優れた静音性が特徴です。しかし、歩行者や自転車に乗っている人が車両接近に気づきにくいため、危険を感じるとの声が多数寄せられています。
国土交通省は、その点を考慮し「ハイブリッド車等の静音性に関する対策のガイドライン」を定めました。概要は下記をご覧ください。
【車両接近通報装置について】
定義 |
車両接近などを知らせるための発音装置 |
発音方法 |
少なくとも車両発進時から車速20km/Lまでの間自動で発音する |
一時停止スイッチ |
停止された状態のままにならない設定 |
発音の種類・音量 |
車両の走行状態および動作を想起・認知しやすい音、通常の車両が20km/h走行時の走行音を超えない程度の音量 |
プリウスPHVを手に入れるなら中古車もおすすめ
プリウスPHVは、デメリットはあるもののメリットが多いため高い人気を博しています。アウトドアに出かける方や災害時に備えたいという方にとっては、外部充電が可能なPHVは魅力です。購入にかかる初期費用を抑えたい場合は、中古車購入を検討してみましょう。
中古車なら新車よりも安価で購入できる
プリウスPHVに限らず、ハイブリッドや外部充電などのシステムを搭載しているPHVモデルは、車体価格が高めの設定です。中古車であれば、新車に比べて比較的安く販売価格が設定されています。
そのため、予算内でグレードをワンランクアップさせたり、オプション搭載モデルを選んだりすることも可能です。在庫が豊富な販売店で探してみましょう。
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まとめ
近年、環境問題への関心が高まるにつれ、環境性能を重視した車が数多く販売されています。燃費性能に優れた車の代表的な存在は、トヨタが誇るハイブリッドカーのプリウスや外部充電が可能なプリウスPHVです。
購入前には、メリットだけでなく、デメリットについてもきちんとチェックしておきましょう。ネクステージでは、良質なPHVモデルを多数扱っています。お気軽にWeb検索をお試しください。