車検切れの車を売る前に確認!売却時の必要書類と車検費用の内訳5項目
「車検が切れた車は売れない」と思い込んでいませんか?実は、車検切れでも通常の車と同じように買取が可能です。しかも、査定額への影響はほとんどなく、出張査定を利用すれば店舗に持ち込む手間も不要。車検を通さずに売却することで、余計なコストを抑えられるメリットもあります。
本記事では、車検切れの車を高く売るためのポイントや、買取業者との交渉術を詳しく解説。放置している車を少しでも高く売るコツを知り、スムーズな売却を目指しましょう!
※目次※
・車検切れの車を売りたいときは、買取業者に任せて最小限のリスクで売却しよう。
・車検切れの車でも査定額に大きな影響は受けにくいため、買取査定を依頼してみよう。
・少しでも高く売るために、印象を良くする事前準備と車の良い点をアピールすることが重要。
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車検切れの車を売る方法
車検が切れていると、特別な方法でしか売ることができないのでしょうか。しかし、実はディーラーに下取りに出したり、買取業者に売却したりと、基本的には普通の車と売り方は変わりません。
ただし、車検切れであることから注意しなければならないことはいくつかあります。まずは、車検切れの車を売る具体的な方法と、それぞれの注意点を確認しましょう。
車買取業者に売却
車を売却する方法として、車買取業者に買い取ってもらう方法があります。ディーラーなどで下取りに出す方法もありますが、下取りは新しく車を買うことが条件になるため、単に売るだけであれば買取業者に依頼した方がよいでしょう。
なお、買取業者には全国展開している大手と、近所で経営している小規模な業者に分けられます。一概にどちらがよいとは言い切れませんが、もしも迷っているのであれば大手がおすすめです。
出張査定をしにきてもらう
車検が切れている車は、そのまま運転して店舗に持っていくことができません。どうしても運転していかなければならない場合は、仮ナンバーを取得する必要があります。
こうした面倒なことをしなくても済むように、ほとんどの買取業者で出張査定の依頼が可能です。出張査定であれば車を運転する必要はなく、買取の専門員が車のあるところまで来て査定をしてくれます。
個人間で売買
車買取業者に依頼する以外に、知り合いや友人に直接売る、ネットオークションに出品するなどして個人間で売買する方法があります。間に業者を挟まないため、手数料や代行費用などがかかりません。
その反面、さまざまなリスクが付きまといます。車検切れの状態では名義変更を行うことができないため、いったん旧所有者の名義で車検を受けなければなりません。その際の車検の費用や手続きはどちらが行うのかなど、事前に話し合って決めておく必要もあります。
個人同士が車の名義変更手続きをしようとしてトラブルになったという話は、決して少なくありません。手続きに詳しくない人や、やり切る自信がない人は、買取業者に依頼した方が無難といえるでしょう。
売却依頼先の利用割合
ネクステージでは2022年1月21日~2022年1月29日の調査期間に、直近で利用した車の売却方法を調査しました。結果は以下のとおりです。
・下取り(買い替え)……49.3%
・買取り……26.3%
・廃車……12.7%
・家族、知人に無償で譲渡……6.3%
・個人売買、フリマ……3.1%
・オークション代行、委託販売……1.6%
・その他……0.7%
最も多かった回答は「下取り(買い替え)」でしたが、1/4の方が「買取り」を利用しています。多少の手間はかかるものの、下取りより買取りの方が高く売却できる可能性があるため買取りを選択する方が多いようです。
売却依頼先はどう決める?
車を手放す際に選んだ方法の決め手となったポイントを、アンケートで尋ねました。
・車両の買取、下取り価格……46.0%
・手続きの手間、工数……23.5%
・スタッフの対応……17.1%
・信頼、安心感……9.6%
・個人販売、フリマ……3.8%
多くの方が「買取・下取り価格」が決め手と回答しています。また、手続きが簡単であるか、スタッフの対応は悪くないか、店舗への信頼感・安心感はあるかなどを決め手と考えている方も目立ちました。
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車検にかかる費用とは
車検切れの車を売る際、車検費用が売却価格に大きく影響します。ここでは、車検費用の主要な5項目について解説します。車検基本料・点検費用・自動車重量税・自賠責保険料・印紙代・整備費用についてです。それぞれの特徴や、金額の目安を把握するのにお役立てください。
車検基本料や点検費用
車検基本料は、車検時に発生する基本的な費用のひとつです。この料金には、点検や検査、手続き代行などのさまざまな作業に対する費用が含まれています。具体的には、定期点検料や測定検査料、車検代行手数料や書類作成費用などです。車検を依頼するお店によって異なるので、事前に確認することをおすすめします。
車検基本料は、多くの場合、車両の区分によって異なります。軽自動車は比較的安価ですが、大型のミニバンやSUVになると高くなるでしょう。車検費用を抑えるには、複数の業者の見積もりを比較したり、早期予約割引やリピート割引を利用したりすると良いでしょう。
自動車重量税
自動車重量税は、車の重量や使用年数に応じて課される国税です。税額は車種や重量によって異なり、例えば自家用乗用車の場合、車両重量0.5トンごとに税額が増加します。エコカー減税対象車は税額が軽減されるため、環境性能の高い車を選ぶことでコスト削減が可能です。
また、13年や18年経過すると税率が上がるので、長期使用の車は注意が必要です。車検時には2年分の自動車重量税を納付しますが、廃車時には残存期間分が還付されるシステムもあります。
(参考:『自動車:自動車重量税額について 』)
自賠責保険料
自賠責保険は、交通事故の被害者保護を目的とした強制保険です。車検時には基本的に24か月分の保険料を支払います。車検切れの場合は、残りの保険期間によって25か月分を支払うケースがあるでしょう。
自家用乗用車の場合、24か月分の保険料は普通車が1万7,650円、軽自動車は1万7,540円となっています。(2024年12月現在の情報です)
なお、沖縄県や離島では料率が異なるため、注意が必要です。自賠責保険は車検時の重要な費用のひとつであり、車検切れの車を売る際にも考慮すべき点です。
印紙代
印紙代は、車検時に必要な法定費用のひとつです。自動車検査証の交付を受ける際に、印紙を貼付する必要があります。印紙の金額は、車両の種類や車検を受ける場所によって異なる点が特徴です。例えば、指定工場で車検を受けた場合、1,600円(OSS申請の場合)もしくは1,800円となっています。
そして、陸運局や軽自動車検査協会に持ち込んで検査を受ける認証工場の場合は、軽自動車と小型自動車が2,200円、普通自動車は2,300円です。(2024年12月現在の情報です)
(参考:『検査・登録に係る主な手数料 - 一般財団法人 自動車検査登録情報協会』)
整備費用
整備費用は車検費用の中で変動が大きい項目です。保安基準に適合しない箇所があれば、追加の整備が必要になります。例えば、タイヤの溝が基準以下だと交換が必要で、部品代や工賃の支払いが必要です。
また、エンジンオイルやブレーキパッドの交換など、車の状態に応じたメンテナンスも整備費用に含まれます。これらの費用は、車種や走行距離によって異なることを押さえておきましょう。定期的なメンテナンスを行うことで、車検時の高額な整備費用を抑えることにつながります。
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車検切れの車を売る際に覚えておきたいこと
車検に通っている車と比べ、売り方に大きな差があるわけではありません。しかし「車検切れの車を売るのだから、気を付けておかなければならないこともあるのではないか」と考える人もいるでしょう。
そこで、車検切れの車を売る際に覚えておきたいことをご紹介します。
車検切れの車は査定で不利になるわけではない
車検が切れていたからといって売却できないということはありませんし、買取の価格に大きな差が生じるということもないでしょう。
理由としては、買取業者はどのように状態の車であれ、利益がでるようにさまざまな販路を確保しているためです。例えば、買い取った車を海外に輸出する場合、日本の車検という制度は一切関係なくなります。
また日本国内で売る場合でも、店舗に置いている段階で車検が切れてしまうこともあるでしょう。そのため、車検が切れているという理由だけで、査定が大きく不利になってしまうということはありません。
売却する車は車検に通さないほうがお得!
不利にならないとはいえ「車検を通しておいたほうが高く買い取ってもらえるのではないか」と考える人もいることでしょう。
車検を通していた場合でも、1万円~2万円程度わずかにプラスになることはありますが、大きく査定額が変わるということはありません。なぜなら査定士が見ているのは、修復歴や外装など車そのものの価値に関わる部分のためです。
また車検を通す場合、車検費用だけでなく自賠責保険の保険料、重量税、印紙代などの全て合わせると約10万円程度かかってしまいます。良かれと思って車検に出したものの、結果的に損をしては本末転倒です。売却を予定しているのであれば、車検は通さずそのまま売却しましょう。
車検切れになった車は運転しない
車検切れの車を運転すると6点の違反となり、一発で免許停止になってしまいます。
また車検が切れているということは自賠責保険の保険期間も終了していることが多いため、万が一車検切れの車で対人事故などを起こした場合、相手方への賠償金を自分で支払わなければなりません。
もし、どうしても自分で車を運転して直接店舗に行きたい場合には、仮ナンバーを取得するという方法があります。仮ナンバーは、市区町村が車検が切れている車を一時的に走らせるために貸し出してくれる番号です。
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車検切れの車を高く売るためにやるべきこと
車検切れの車を少しでも高く売るために、やっておいたほうがよいことがあります。車検切れの車であっても特に気にする必要はないため、高額査定を目指しましょう。
そこで、どのようにすれば車検切れの車でも高く売ることができるのか、その方法を紹介します。
車検切れの車を売るなら急いで行動しよう
どのようにきれいに使っている車でも、時がたつにつれて査定額はどんどん下がっていきます。どれくらい下がるかというと、年に30%程度、つまり300万円で購入した車は1年後に210万円程度の査定額になる計算です。
また、車検切れの車の税金を保留する制度(自動車税課税保留制度)がない都道府県では、自動車税の支払いが必要となります。総合的な費用を抑えるためにも、急いで行動するようにしましょう。
査定してもらう前に車をきれいにする
車を査定に出す時は、ピカピカに掃除しておきましょう。掃除は直接査定に影響するわけではありませんが、査定時の心象はそれほど良いものではありません。汚れ方によっては、査定が悪い方向に影響してしまうこともあります。
反対に、見た目がきれいだと「きちんと手入れされている車だな」と印象が良くなり、査定アップにつながるかもしれません。
ピカピカにするといっても本格的なワックスがけが必要というわけではなく、自分で洗車する程度で十分です。内装も掃除機で細かいごみを取っておくなどできる範囲で構いません。
また、傷が付いても自力で修復できないものはそのまま査定に出しましょう。少しでも査定額を上げるために板金修理に出すなどの方法を行うと、必要以上に高くつくので費用対効果を考えるとあまり得策とはいえません。
売却のための書類を準備しておく
本気で車を売りたいという意志を伝えることも査定を有利にする方法のひとつです。売る気があるのか分からない人よりも、しっかりと売る気のある人のほうが、相手にもその想いが伝わります。
例えば売却のための書類を準備しておくことで売却への本気度が伝わり、査定もスムーズに進むことがあります。
必要な書類は車検証・自賠責保険証明書・印鑑登録証明書・自動車税納税証明書に加え、点検整備記録簿やメンテナンスノートがあると、これまで整備されていたという安心感を与えられます。
いざという時にあれがないこれがないというようなことがないよう、きちんと準備しておきましょう。
車の売却をする前に不安要素を減らしておこう!
ネクステージが行った2022年1月21日~2022年1月29日の調査期間の買取の際に不安だったことをアンケート結果を見ると以下の通りでした。
・価格……45.5%
・特にない……19.6%
・売却後の手続き、書類……9.8%
・支払い、入金……7.1%
・スタッフの対応……6.2%
・売却までの流れ、手間……6.2%
・代車の有無……5.4%
価格に不安を感じる方が一番多くいました。少しでも価格を上げたい方は、手軽にできる車内の清掃をしておきましょう。また、書類などに不安がある方は事前に準備や確認をし、スタッフの対応に不安がある方は査定に出して対応を確認することをおすすめします。
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車検切れの車を売る際に業者と交渉するポイント
車を高く売るためには、上記で紹介した事前の準備に加え、実際に業者と交渉する時のポイントを押さえておくことも大切です。
交渉というとなんだか構えてしまうかもしれませんが、相手もプロであるため非常識なことをしない限り嫌な顔をされることはありません。いくつかのポイントを押さえ、交渉を有利に進めていきましょう。
最初に自分が希望する買取価格を伝える
断られるのが怖くて、自分から希望する価格を伝えることにためらいを感じるかもしれません。著しく相場を超える金額を切り出すことは好ましくありませんが、常識の範囲内であれば意思を伝えることも必要です。
車の価値は毎日少しずつ下がるので、業者としてもなるべく良いタイミングで買取したいと考えています。しかし、希望価格が分からないと交渉を先に進めることができません。
売却する意思があることを示す
自分の車を早く売りたいと考えるように、業者もなるべく早く買取したいと考えています。すぐに売却する意思があることを示すことで、提示された金額より少しサービスしてくれることもあるでしょう。
また必要な書類を準備しておけば「本当にすぐに売ってくれるのだな」と信頼度が増し、交渉をスムーズに進められます。
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車検切れ車売却に必要な書類
車検切れの車を売却する際には、適切な書類の準備が不可欠です。この過程を円滑に進めるために、必要な書類と準備について解説します。軽自動車と普通車では必要となる書類が異なるので、把握しておくことが大切です。
自動車検査証
車検が切れていても、車を売るときには自動車検査証(車検証)が必要です。車検証には車台番号や登録番号、所有者・使用者に関する情報が記載されています。
車を運行するときには車検証を携行しなければならないと定められているため、車内のグローブボックスなどに保管されていることが多いものです。見当たらない場合は、車内をくまなく探しましょう。
車検証を紛失した場合は運輸支局で再発行しなければなりません。再発行するときには手数料300円と本人確認書類を持参して手続きしましょう。新しい車検証は即日交付されます。
自賠責保険証明書
車を売るときには自賠責保険証明書が必要です。出張買取を利用する場合など、積載車で買取店に運搬する場合は、自賠責保険が切れていても新たに加入する必要はありません。この場合でも自賠責保険証明書を提出する必要があるため、あらかじめ準備しておきましょう。
仮ナンバーを申請して買取業者の店舗まで自走する場合は、自賠責保険に加入する必要があります。この場合は加入時に発行された新しい自賠責保険証明書を持参しましょう。
納税証明書
納税証明書とは、自動車税種別割をきちんと納めていることを証明する書類です。自動車税種別割を納めていない車は売れないため、最新の納税証明書を準備しておきましょう。自動車税種別割を納付すると、納付書に付いている納税証明書に領収印が押されて返却されます。
きちんと保管している場合は問題ありませんが、紛失した場合は再発行しなければなりません。納税証明書の再発行は都道府県が設置している自動車税事務所で行えるため、紛失に気づいたら速やかに手続きしましょう。未納がある場合は、完納しないと車を売れないことがほとんどです。
リサイクル券
リサイクル券とは、すでにリサイクル料金を預託済みであることを証明する書類です。車を売買するときにはリサイクル料金のやりとりが発生するので、きちんと準備しておきましょう。
紛失した場合は、自動車リサイクルシステムのWebサイトから「自動車リサイクル料金の預託状況」をダウンロードし、プリントアウトして持参します。ダウンロードするためには車台番号を入力しなければならないため、車検証を準備しておくのがおすすめです。
(参考:『自動車リサイクルシステム』)
実印と印鑑証明書
車検切れの普通車を売却する際には、実印と印鑑証明書が必要です。印鑑証明書は発行から3か月以内のものを用意し、基本的に2枚必要となります。実印は、市区町村に登録した印鑑のことです。
なお、軽自動車の場合は、軽自動車検査協会で名義変更を行います。その際に印鑑証明書は不要で、印鑑についても使用するケースはほとんどないでしょう。
定期点検整備記録簿
「定期点検整備記録簿」は、24か月点検をはじめとする法定点検や、日々のメンテナンス履歴を記録する書類です。これをチェックすると整備状況がひと目でわかり、車両の状態を把握するのに役立つでしょう。
車が適切にメンテナンスされていることが分かれば査定額に影響することもあるため、きちんと保管しておくことをおすすめします。価格交渉の材料としても使えるかもしれません。
買取業者が用意する書類
車を売るときにはユーザーが用意する書類だけでなく、業者が用意する書類もあります。業者が用意する主な書類は以下のとおりです。
・委任状:車を売るときに必要な移転登録の手続きを買取業者に委任したことを証明する書類
・譲渡証明書:車の所有権をユーザーから買取業者に移転させたことを証明する書類
売買契約を結ぶときにこれらの書類が提示されます。内容を確認して必要事項を記入し、買取業者に渡しましょう。普通車の場合は実印の押印が必要です。
住民票などが必要なケースもある
車検証の住所と現住所が異なる場合、追加書類が必要となります。1回の引っ越しなら住民票の提出で済みますが、2回以上の住所変更があれば、住民票の除票や戸籍の附票が用意しなければならないでしょう。これらは、住所のつながりを確認するための重要な書類です。
また、結婚などで姓が変わった場合は、戸籍謄本の提出が必要です。これらの書類は、本人確認をスムーズに進めるために欠かせません。事前に必要書類を確認し、準備しておくことで、車検切れの車の売却手続きをスムーズに進められるでしょう。
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車検切れの車を売る以外の処分方法
車を売る以外の処分方法として、廃車があります。廃車とは、正式な手続きをもって、車の登録情報(車籍)を消すことです。単に車を解体しただけでは廃車したということにはなりません。
廃車には一時抹消登録と永久抹消登録という2種類があり、二度とその車を使わないのであれば永久抹消登録を行います。永久抹消登録の手続きをするためには、まず車を解体しなければなりません。解体も自分で行ってはならず、許可を受けた解体工場でのみ行うことができます。
解体も自分で行ってはならず、許可を受けた解体工場でのみ行うことができます。廃車は面倒な手続きの割に、税金がかからなくなるくらいのメリットしかありません。
査定に出してみて、全く金額がつかないような場合の最終手段だと考えておいたほうがよいでしょう。
査定額が低い場合は廃車買取に出すのもひとつの方法
車検切れの車を売却する際、査定額が思わしくない場合でも諦める必要はありません。廃車買取という選択肢を検討することで、予想外の価値を見出せる可能性があります。廃車買取業者は、一般的な中古車買取業者とは異なるアプローチで車両の価値を評価するためです。ここでは、廃車買取のメリットについて見ていきましょう。
不動車でも価値を付ける可能性がある
不動車や古い車でも、廃車買取業者なら価値を見出せる可能性があります。これらの業者は、車体の鉄資源やまだ使えるパーツに注目するためです。
また、海外に販路を持つ業者は高額での買取が期待できます。日本車は信頼性が高いため海外での人気が高く、国内では値が付かない車でも、海外では高値で取引されることがあるためです。廃車買取業者の利用は、車検切れの車を売る際の経済的な選択肢となるでしょう。
手続きを代行してもらえる
廃車買取業者の大きな魅力は、煩雑な手続きをほぼ全て代行してくれることです。通常、廃車には運搬、解体、陸運局での手続きが必要で、それぞれに費用がかかります。
しかし、多くの廃車買取業者はこれらを無料で行ってくれることがほとんどです。専門知識がなくても、安心して廃車プロセスを任せられるため、気軽に処分を依頼できるでしょう。
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車検切れの車から乗り換える場合のおすすめ車種
ここでは、車検切れの車を売却し、新しい車に乗り換えることを検討している方におすすめの車種を紹介します。燃費性能や安全性、使い勝手など、さまざまな観点から選んだ車種です。
軽自動車・コンパクトカー・ミニバン・SUVのカテゴリー別に紹介するので、自身のニーズに合った車選びの参考にしてください。
【軽自動車】スズキ アルト
スズキ アルトは、軽自動車の中でもトップクラスの燃費性能を誇る車種です。マイルドハイブリッド搭載グレードを選べば、よりエコなカーライフを実現できるでしょう。また、軽自動車の中で車両価格が比較的安価な点も、アルトの大きな魅力です。
安全面では、夜間の歩行者も検知する「デュアルカメラブレーキサポート」を標準装備し、6つのエアバッグも備えています。丸みを帯びた親しみやすいデザインと落ち着いた室内空間で、毎日の暮らしに寄り添う理想的な一台と言えるでしょう。
(参考:『アルト(スズキ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
【コンパクトカー】トヨタ ヤリス
トヨタ ヤリスは、コンパクトカーの概念を覆す魅力的な一台です。スポーティーで躍動感あふれるデザインが特徴で、見る者をひきつけます。走行性能も優れており、軽快なハンドリングとレスポンスの良さで、運転を楽しめるでしょう。
室内は快適性と機能性を両立し、長時間のドライブでも疲れにくい設計になっています。また、先進の運転支援システム「トヨタ チームメイト」を用意し、安心・安全なドライブをサポートしてくれる点も魅力のひとつです。
(参考:『ヤリス(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
【ミニバン】ホンダ フリード
ホンダ フリードは、実用的なサイズと機能性を兼ね備えたミニバンです。コンパクトな外観ながら、広々とした室内空間が特徴で、2列シートと3列シートをラインアップしています。3列シートのモデルでも、後部座席を簡単に折りたためるため、大容量の荷室としても活用が可能です。
走行性能では、ホンダ独自のハイブリッドシステムを採用し、低燃費と扱いやすさを両立しています。子育て世代にうれしい工夫が満載で、家族での使用に適したミニバンと言えるでしょう。
(参考:『フリード(ホンダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
【SUV】マツダ CX-30
マツダ CX-30は、洗練されたデザインと高い機能性を兼ね備えたSUVです。伸びやかなラインと力強いフォルムが、凛とした印象を与えます。室内は素材や仕立ての質感にこだわり、心地よい空間です。
スカイアクティブテクノロジーにより、優れた走行性能と燃費効率を実現している点も見逃せません。静粛性にこだわったディーゼルエンジンを選べるのも特徴のひとつです。日常使いからレジャーまで幅広く対応できる機能性も魅力で、快適で安全なドライブを提供します。
(参考:『CX-30(マツダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
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まとめ
車検切れという理由だけで車が売れないということはありません。普通の車と比べても査定の金額が大きく変わるわけではないので、廃車にするより売ってしまったほうがお得です。
買取業者に依頼すれば出張査定で店舗へ行く必要もなく、面倒な手続きも全て代行してくれます。「どうせ大した金額にならないだろう」と何もしないのではなく、まずは査定に出してから検討してみましょう。
アンケートの回答から、車を手放す際に決め手となったポイントは半数近くの方が「車の買取り・下取り価格」でした。金額で納得できるか判断しているようです。中古車販売店のネクステージでは、販売だけでなく買取や車検なども行っております。自動車の売買でお悩みの場合はぜひ一度ご相談ください。
【この記事の執筆者】
小波津健吾
高山自動車短期大学を卒業とともに国家2級整備士資格を取得。その後、整備士として実務経験を積み重ね自動車検査員資格を取り、民間工場で検査員として従事した経歴を持つ。現在はメカニックや検査員の知識と経験を活かし、主に車系のメディアで執筆している。
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いかがでしたか。今回の記事が中古車購入を検討しているあなたの参考になれば幸いです。
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よくある質問
Q.車検切れの車は売れますか?
A.車検切れの車でも買取は可能で、通常の査定額から大きく減額されることはありません。自社工場や提携工場を有している場合、車検の費用を安く抑えられるからです。 ただし、車検切れの車は公道走行ができないため、査定士が自宅まで来て手続きを行う出張査定サービスを利用するとよいでしょう。なお、車検切れの車の個人間売買も可能ですが、名義変更や車検の手続きでトラブルになりやすいため注意が必要です。
Q.車検切れの車を売却すると安くなりますか?
A.車検切れの状態でも、査定額が大きく下がることはありません。買取業者の自社工場や提携工場で車検を通せるからです。 ただし、車検切れの車は公道走行が禁止されているため、売却時は出張査定サービスを利用するか、仮ナンバーを取得して買取業者へ持ち込む必要があります。
Q.車検が切れたらどうすればいいですか?
A.車検が切れた場合の対処方法は大きく分けると2つです。ひとつは車に乗らない選択肢で、売却するか抹消登録をする必要があります。保管や再使用の可能性がある場合は一時抹消登録という選択するとよいでしょう。 もうひとつは車検を受ける方法で、点検・整備を実施して継続検査を受けることで、再び公道を走行できます。
Q.車検なしの車を移動させるにはどうすればいいでしょうか?
A.車検が切れた車を移動させる場合、公道走行では仮ナンバーの取得が必要です。各自治体の役所や陸運局で発行される一時的なナンバープレートで、最長5日間の公道走行が許可されます。 ただし、手続きに時間がかかるため、急ぎの場合はレッカー車や積載車を利用した移動も検討するとよいでしょう。
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