修復歴とはどこの修理?査定時にばれる理由と高値で売るためのテクニック

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修復歴とはどこの修理?査定時にばれる理由と高値で売るためのテクニック

修復歴とはどこの修理?査定時にばれる理由と高値で売るためのテクニック

愛車を売却するとき、「修復歴」が価格を大きく左右することをご存知でしょうか。同じ車種・年式でも、修復歴の有無によって買取価格が数十万円も変わることがあります。

 

単なる傷の修理や部品交換とは明確に区別され、買取市場で厳しく評価される重要な要素です。この記事では、修復歴の正確な定義から価格への影響、プロの見抜き方まで、車を高く売るために知っておくべき情報を詳しく解説します。

 

※目次※

1.修復歴とは?正しい定義と基準を知ろう

2.修復歴が買取価格に与える具体的な影響とは

3.修復歴がばれる理由!プロの査定士が修復歴を見抜くプロセスとは

4.隠すとどうなる?修復歴を隠して売却するリスクと自動車保険との関係とは

5.修復歴車を少しでも高く売るための対策とは

6.前オーナーの修復歴を知らずに売ってしまったら?

7.まとめ

 

■POINT

・修復歴とは車の骨格部分(クロスメンバー・サイドメンバー・ピラーなど7つの部位)の修理・交換があった車両のことで、通常の傷や部品交換とは区別される。

・プロの査定士はボディパーツの隙間や塗装のムラ、ボルトの回し跡、車体下部の検査などで修復歴を見抜くため、隠すことはほぼ不可能で、隠した場合は契約不適合責任や詐欺罪に問われるリスクがある。

・修復歴車を高く売るには、「修復歴車も高価買取」とうたう専門買取店の利用、複数業者での査定比較、修理記録の保管・日頃のメンテナンスが効果的である。

 

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修復歴とは?正しい定義と基準を知ろう

ミニカーとレンチ

修復歴について正しく理解することは、車の売却を考える際に非常に重要です。まずは、修復歴の定義から具体的な影響までを詳しく解説します。修復歴は、中古車の価値を大きく左右するため、売却時には正確な情報開示が不可欠です。

 

修復歴とは骨格部分の修理・交換がある車両

修復歴とは、自動車の骨格部分に事故・災害による損傷が生じ、その修理や交換を行った経歴です。現代の車両は「モノコック構造」を採用していることが多く、骨格部分が一体化しているため、強い衝撃で全体がゆがむことも珍しくありません。

 

修復歴車は、直進走行などに問題が生じる可能性があり、中古車販売時には表示義務があります。なお、外装部品の傷やへこみ・修理・塗装の跡は、修復歴に該当しないので、この区別を理解しておくことが重要です。

 

修復歴車と認定される具体的な箇所と修理の程度とは

修復歴の認定は、日本自動車査定協会の基準に基づいて判断されます。修復歴車と認められる主要な骨格部位は、以下の7つです。

 

・クロスメンバー

・サイドメンバー

・インサイドパネル

・ピラー

・ルーフ

・センターフロアパネル

・リヤフロア

 

全ての修理が修復歴になるわけではなく、小さなへこみや亀裂、突き上げによる損傷は、カードサイズ(8.5cm×5.4cm)未満であれば修復歴には該当しません。

 

修復歴と事故歴・修理歴の違いとは

修復歴は、車両の骨格部分に修理・交換があった経歴を指し、車の安全性に直接影響します。事故歴は、事故を起こした経歴ですが、骨格部分に損傷がなければ修復歴とはなりません。

 

修理歴は最も広い概念で、部位や程度を問わず修理した経歴全般を指します。バンパーの交換・塗装修理などは修理歴ではありますが、骨格部分の修理ではないため修復歴には該当しません。

 

修復歴は、中古車査定で厳しくチェックされ価値を大きく左右しますが、一般的な修理歴は査定への影響が比較的小さいことが多いでしょう。

 

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修復歴が買取価格に与える具体的な影響とは

査定をする男性

修復歴の買取価格への影響は、修復箇所や車種によって大きく異なります。普通車では30万円~50万円程度、軽自動車では20万円~30万円程度の減額が一般的です。骨格部分の損傷度合いや修理技術の質によって評価が変わるため、以下で詳細を見ていきましょう。

 

修復歴がある場合の買取価格の下落率とは

修復歴車の買取価格は大幅に下落し、普通車で30万円~50万円程度、軽自動車で20万円~30万円程度の減額が生じ、車両価格の30%~50%に及びます。これは安全性能の低下や、寿命短縮のリスクがあるためです。

 

修復箇所や損傷程度によって減額幅は変わり、フレームやピラーなど重要部分の修復は、特に価格下落が大きくなります。年式が古く走行距離が多い場合、修復歴と合わさって査定額が半額以下になることもあるでしょう。

 

買取業者によって評価基準が異なるため、複数業者から見積もりを取り比較検討することが重要です。

 

修復箇所や程度による、修復歴の価格影響の違いとは

修復歴の価格影響は、修復箇所によって異なります。日本自動車査定協会による基準では、フレームやフロアなど重要部分の修復は最も重く、価格が大幅に下落するでしょう。一方、クロスメンバーやトランクフロアの修復は、比較的影響が小さく設定されています。

 

修復の程度も重要で、軽微な修理なら20%程度と影響は限定的ですが、大規模修復は40%~60%以上と価格が大幅に下がる傾向です。修復技術の質も評価に影響し、高品質な修復なら価格下落を抑えられることもあるかもしれません。

 

車種や年式によって異なる修復歴の価格影響とは

日本自動車査定協会では、車種によってクラス分けしており、クラスが高いほど査定額も上昇します。

 

査定士による減点計算の際は、ランクによる修復歴減点の他、車種によるクラスも反映されるのが通常です。高級車は修復歴があっても、一般車より価格下落率が小さい傾向にあるでしょう。

 

また、新しい年式の車ほど、修復歴による下落幅が大きくなります。3年落ちと10年落ちの同車種を比較すると、修復歴による減額は前者のほうが大きいでしょう。

 

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修復歴がばれる理由!プロの査定士が修復歴を見抜くプロセスとは

修復歴を見抜く男性

修復歴を見抜くプロの技術と、一般の人でも実践できる確認方法について解説します。購入前や売却前に自分でできる修復歴の確認方法は、適切な判断をするためにも重要です。以下で、修復歴の見分け方と確認のポイントについて詳しく見ていきましょう。

 

プロによる査定時の修復歴チェックの流れとは

査定士は、ボディパーツの隙間や左右対称性を目視でチェックし、ボンネットとフェンダーの隙間などの不自然さを確認します。塗装の剥がれやボルトの回し跡も調べ、部品交換の形跡もチェックするのが通常です。

 

また、車体下部やトランク床下も確認し、追突時のしわや水没によるさびがないかを探します。点検記録簿から、整備履歴の修復痕跡も確認するでしょう。

 

プロの査定士はささいな不自然さも見逃さないため、修復歴を隠して売却することはできません。

 

素人でも分かる修復歴車を見分けるポイントとは

まずは、ボディの継ぎ目や塗装のムラをチェックしましょう。ドアやボンネットの隙間の左右差や、塗装の色味の違いは修復歴の可能性があります。

 

エンジンルームや下回りの溶接痕・修理痕、ボルトの回し跡や新品交換部品も要注意です。整備記録も、修復歴判断の手がかりになります。

 

販売店には、修復歴車の表示義務があるため、購入前に確認しましょう。骨格部分の修理・交換があった場合「修復歴あり」と認定され、査定表に「R」マークで記録されます。

 

ただ、中には曖昧な表示をする販売店もあるので、不安なら第三者機関の鑑定も検討しましょう。虚偽表記の場合、購入後に問題が発覚すると販売店とのトラブルになるため、購入前の十分な確認が重要です。

 

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隠すとどうなる?修復歴を隠して売却するリスクと自動車保険との関係とは

ミニカーとハンマー

修復歴を隠して車を売却することは、重大な法的リスクと信頼問題を招く恐れがあります。民法上の契約不適合責任や、詐欺罪に問われる可能性も否定できません。ここでは、修復歴隠蔽の具体的なリスクについて詳しく解説します。

 

修復歴を隠した場合の契約不適合責任とは

修復歴を隠して車を売却すると、民法上の「契約不適合責任」に問われるリスクがあるでしょう。民法566条では、売主は契約の内容に適合しない目的物について責任を負うことが定められており、修復歴隠蔽はこれに該当します。

 

販売店が修復歴を知らずに買い取って、その後に発覚した場合、契約解除や損害賠償請求の対象となるでしょう。悪質なケースでは、詐欺罪で刑事責任を問われることもあります。

 

売却時には修復歴を正直に伝え、修理内容や程度を丁寧に説明するのが最善です。誠実な対応が、長期的に有益な選択となります。

 

修復歴と自動車保険の関係とは

修復歴車の保険加入は、一般車と基本的に同じですが、いくつかの注意点があります。修復歴自体は直接保険料に影響しないものの、事故歴関連の修復は保険料上昇の可能性があるため、複数社の見積もりを比較するのがおすすめです。

 

契約時には修復歴を正確に申告する義務があり、虚偽申告は保険金支払拒否などの深刻な結果を招くことがあります。また、修復歴車は市場価値が低いため、車両保険の保険金額は市場価格に合わせて適切に設定し、無駄な保険料負担を避けることが大切です。

 

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修復歴車を少しでも高く売るための対策とは

現金と貯金箱

修復歴車でも諦めずに、高値で売却するためのテクニックを紹介します。一般的に評価が下がりやすい傾向にありますが、適切な売却方法を選ぶことで査定額アップの可能性はあるでしょう。

 

専門買取店の活用や複数社での比較査定など、修復歴車の価値を最大限に引き出す方法を紹介します。

 

修復歴車の売却に強い買取店の選び方とは

修復歴車を高く売るには、専門知識を持つ買取業者を選びましょう。「修復歴車も高価買取」とうたう業者は、修復歴車の価値を適正評価する傾向があります。

 

これらの業者は、海外輸出ルートを持つか修理技術に長けているため、一般買取店より高値で買い取ることがあるのです。海外では修復歴をあまり気にしない国もあり、輸出業者とつながりのある買取店は高値が期待できます。

 

複数社の査定を比較して修復歴車を高値で売るコツとは

まずは、相場をしっかり調べましょう。修復歴があっても、必ずしも安くなるわけではありません。無事故車と修復歴車の相場を把握することで、高額で買い取ってもらえる可能性が生まれます。

 

次に、複数業者に相見積もりを取りましょう。査定額は査定員個人の判断に左右され、同じ車でも業者によって大きな価格差が生じます。最低2社以上、できれば3社以上の査定を比較することが欠かせません。

 

修復歴車でも価値を下げない日頃のメンテナンスポイントとは

価値の下落を最小限に抑えるためにも、修理記録は丁寧に保管しましょう。修復箇所の修理内容や使用部品、整備工場名などの書類は、買取時の信頼性向上と査定額アップに役立ちます。

 

また、定期的な洗車とワックスがけで外観の印象を良くし、エンジンオイルやブレーキオイルなどの消耗品交換で、機械的な状態も良好に保ちましょう。

 

さらに、プロによる定期点検も重要です。修復部位関連の不具合を早期発見でき、車検証や整備記録簿に記載される点検履歴は車両価値として評価され、買取価格維持に貢献します。

 

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前オーナーの修復歴を知らずに売ってしまったら?

頭を抱える女性

車の以前のオーナーが修復歴を隠していたことが発覚した場合はどうすればよいのでしょうか。自分のあずかり知らないところで発覚した瑕疵(かし)には、どのように対応するのが適切なのか迷ってしまう人もいるかもしれません。こちらで対処方法を確認して、もしものときにも慌てずに行動できるようにしておきましょう。

 

購入した業者に損害賠償請求できる

修復歴車である旨の説明がなかった、あるいは修復歴がないと説明されていたにもかかわらず、購入した車に修復歴があったことが後から判明した場合は、購入先の業者に損害賠償請求が可能です。

 

業者が車を販売する際には、修復歴の有無を明示する義務があります。事前に修復歴があると知らされていなかった場合は、民法の規定における「錯誤による無効」の主張や、消費者契約法の規定する「不実告知」による契約取り消しを主張できるでしょう。

 

購入してから日が浅い場合は、購入代金の返還を請求できるケースもありますが、時間がたっている場合は賠償額について業者と相談する必要があります。

 

時効に注意

購入した車に修復歴があり、業者が説明責任を果たしていなかった場合は返金を求められます。しかし、返金が認められる期間には、期限が設けられているので気を付けましょう。

 

消費者契約法の規定する「不実告知」による契約取り消しができるのは、事実に気づいてから1年、契約から5年間です。「錯誤による無効」の主張は基本的に無期限ですが、5年とする意見もあります。

 

購入から期間が経過していると、修復歴が発見されても十分な補償を受けられない可能性が高いので、十分に注意しましょう。

 

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まとめ

笑顔の女性

修復歴とは、車の骨格部分やフレームの修理・交換があった車両を指し、専門家にはほぼ確実に見抜かれます。修復歴車は市場価値が下がりますが、専門買取店の利用や複数業者からの査定取得で、高値売却を狙えるでしょう。

 

修理証明書や整備記録の保管、適切なメンテナンスも重要です。修復歴を隠さず正直に申告した上で、最適な売却先を探しましょう。状態の良い修復歴車は、適切な売却方法を選べば予想以上の査定額を得られるかもしれません。

 

▼ライタープロフィール

修復歴とはどこの修理?査定時にばれる理由と高値で売るためのテクニック

鈴木祐貴

車と音楽、旅と猫を愛するライター。多様なWebメディアの編集・ディレクション経験を重ね、2018年よりフリーランスとなる。

現在もさまざまなジャンルの編集をする傍ら、車関連のオウンドメディアや車の税金に関するコンテンツなどの編集経験を生かし、ライターとして車の魅力・おもしろさも発信中。

バックパックひとつでふらりと旅に出るのが好きだが、いずれはキャンピングカーで気ままに世界中をロードトリップしようと思っている。

 

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