フォルクスワーゲンのSUVティグアンが人気!その魅力や最新情報を紹介
フォルクスワーゲンが販売している人気SUVの『Tiguan(ティグアン)』。その人気の秘密と性能について解説します。2021年5月12日にビッグマイナーチェンジを実施し、デザインやパワートレインに変更が加えられた改良新型ティグアンの情報に加え、中古市場での相場価格のことについてもご紹介します。購入を考えられている方は、是非チェックしてみてください。
※目次※
1.フォルクスワーゲンのSUV車ティグアンとはどんなモデル?
・フォルクスワーゲンは2021年5月のマイナーチェンジで改良新型が登場しました
・現行ラインアップは1.5Lと2.0Lのターボエンジンのみとシンプルです
・マイナーチェンジ前の中古車なら4WDやディーゼルも選べます
フォルクスワーゲンのSUV車ティグアンとはどんなモデル?
フォルクスワーゲンの本社があるドイツで、SUV登録台数1位(2020年度VOLKSWAGENG調べ)に 輝いた『ティグアン』は、スポーティーなデザインとパワフルな走行が特徴のSUVです。
初代モデルは2007年秋に販売が開始され、2017年に「MQB」という新世代プラットフォームを採用した現行モデルを投入。2020年春には累計販売台数が600万台を突破しました。フォルクスワーゲングループにおいて、世界的にも売れている人気の車です。そして2021年5月12日にマイナーチェンジを発表し、デザインやパワートレイン、グレードの変更などを実施しました。
今回は、そんなデビューして間もないマイナーチェンジ後のティグアンを中心に紹介します。
フォルクスワーゲンの紹介
フォルクスワーゲンというブランド名は、「フォルクス=国民」「ワーゲン=車」を意味しています。その名前は1930年代、当時ドイツの政権を掌握していたアドルフ・ヒトラーによる国民車構想で生まれたことが始まりです。いつの時代でも古っぽさを感じさせない万人受けするデザインで、幅広い年代層から支持を得ています。
またデザインだけでなく車の安全性やコストなどに影響を与えるプラットフォームの開発にも力を入れており、そのクオリティの高さが世界的に人気を集めている理由のひとつです。
その技術としては「MQB」「TSI」「DSG」「XDS」「4モーション」「ブルーモーション」が挙げられます。これらの技術が搭載されているフォルクスワーゲンの車に乗ることで、快適なドライブを楽しむことが可能です。
フォルクスワーゲンの人気モデルラインナップ
フォルクスワーゲンにはさまざまなモデルが販売されおり、今回ご紹介するティグアン以外にも下記のような人気モデルが販売されています。
・『T-CROSS』
フォルクスワーゲンのSUVには、『T-CROSS』『T-ROC』『ティグアン』という3モデルがあります。その中でも最も小さいコンパクトSUVが2019年11月に発表された『T-CROSS』です。全長4115mm×全幅1760mm×全高1580mmと比較的コンパクトな車体は、日常での使い勝手のよさが魅力と言えるでしょう。
・『T-ROC』
フォルクスワーゲンのSUVシリーズで中間サイズになるのが『T-ROC』です。その特徴は、スポーティーなスタイリングです。広々とした車内空間や荷室といった実用性を重視したT-CROSSに対して、T-ROCはデザイン性とオンロード性能にこだわったモデルとなっています。
・『ザ・ビートル』
1938年に誕生し、初代モデルは『ビートル』という名前で販売されていました。その後『ニュービートル』『ザ・ビートル』と車名を変えながら販売が続けられました。販売当初から変わらないポップなデザインが人気の車です。そんなビートルシリーズも2019年に惜しまれつつ生産終了になり、現在では中古車でしか手に入らない車となっています。
・『ゴルフ』
初代モデルが誕生した1974年以来、変わらず人気を誇っているゴルフ。Cセグメントハッチバックとして「世界のベンチマーク」とされるゴルフですが、欧州では2019年12月に新型ゴルフ8を投入。日本国内では、2021年2月9日より予約受注が開始となっています。国内仕様のパワートレインは、1.0Lと1.5Lのガソリンターボと48Vマイルドハイブリッドを組み合わせたeTSIで、先代で用意されていたディーゼル仕様は国内未導入となっています。
・『up!』
フォルクスワーゲンが販売した車種の中で、最もコンパクトなモデルです。2ドアか4ドアのタイプを選べ、豊富なボディカラーが取り揃えられています。小さい見た目ながらも機能性が充実している車ですが、2019年に生産終了、2020年9月までの在庫の販売をもって日本国内での販売を終了しています。そのため購入するのであれば、中古車で探すことになります。
フォルクスワーゲンの中でもティグアンが人気!その魅力は?
悪路や悪天候の状況でも安定した走りを実現してくれるティグアン。排気量が小さいながらもパワフルで軽快に走行できます。
2021年5月マイナーチェンジでパワートレインは、従来の1.4Lターボエンジンを1.5Lターボエンジンに変更。そのほか320psを発揮する2.0Lターボエンジンを設定しています。
乗る方のことを考えたハイグレードな内装や次世代のインフォテイメントシステムなども、ドライバーには嬉しいポイントなのではないでしょうか。
最先端の安全技術搭載
フォルクスワーゲンで販売されているすべての車に世界トップレベルの安全技術が標準で搭載されています。「オールイン・セーフティ」の3つのステップについて詳しくご紹介みていきましょう。
ステージ1「予防安全」
未然に事故を防ぐために、車線維持をサポートする機能や走行時の死角に車がいた場合に警告するシステムが搭載されています。
ステージ2「衝突安全」
万が一事故が起きた場合でもダメージを軽減してくれるボディの剛性が特徴です。さらに搭載されているエアバッグについては、運転席と助手席はもちろん後部座席側のサイドウィンドウを覆うエアバッグもあります。
ステージ3「二次被害防止」
事故が起きた後の二次被害を抑えるため、急ブレーキを踏んだ際に自動でブレーキランプが点滅する機能や、歩行者と衝突した場合でも瞬時にボンネットを持ち上げて歩行者への衝撃を低くさせるシステムが搭載されています。
ティグアンのサイズや装置について
ティグアンのサイズや仕様について『TSI R-LINE』の主要諸元をご紹介します。
<サイズ>
全長 |
4520mm |
全幅 |
1860mm |
全高 |
1675mm |
車両重量 |
1520kg<電動パノラマスライディングルーフ装着車は1520kg > |
ホイールベース |
2675mm |
トレッド(前) |
1590mm |
トレッド(後) |
1580mm |
<エンジン>
エンジンの種類 |
直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボ(4バルブ) |
総排気量 |
1497cc |
圧縮比 |
10.5 |
タンク容量 |
60L |
使用燃料 |
無鉛プレミアム |
<装置>
トランスミッション |
自動7段(前進)、1段(後進) |
駆動方式 |
FF |
<主要装備>
Volkswagen純正インフォテイメントシステム"Discover Pro" |
モバイルオンラインサービス"We Connect" |
同一車線内全車速運転支援システム"Travel Assist" |
ティグアンの燃費は?
ティグアンのグレードは大きく分けて2種類あり、それぞれの燃費をご紹介します。『TSI Active』『TSI Elegance』『TSI R-LINE』には1.5Lガソリンターボエンジン、『R』には高性能な2.0Lガソリンターボエンジンが搭載されます。
1.5Lガソリンターボエンジン車で14.3 km/L、2.0Lガソリンターボモデルでも10.8 km/Lと燃費も良好です。従来モデルでは4モーションという4輪駆動モデルがありましたが、新型ティグアンは全車FF(前輪駆動)になったことも特徴です。
<グレードごとの燃費>
『TSI Active』 『TSI Elegance』 『TSI R-LINE』 |
14.3 km/L (1.5Lガソリンターボエンジン) |
『R』 |
10.8 km/L (2.0Lガソリンターボエンジン) |
そもそもSUV車とはどんな車?
ここまでフォルクスワーゲンのティグアンについてご紹介しました。ティグアンは世界中で人気を集めているコンパクトSUVですが、そもそもSUVとは どのような車のことを指すのでしょうか。ここではSUVについて解説します。まずは一からおさらいしていきましょう!
SUVについて詳しく解説
SUVとは「Sport Utility Vehicle(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)」の略称で、スポーツ用途の多目的な車という意味があります。たくさんの荷物を積みやすいハッチバックスタイルと、大きな段差でも乗り越えることができる最低地上高が特徴です。
荷物を詰め込んで山道を通っていくキャンプや、雪が降っている道を走る必要があるスキーやスノーボードなど、アウトドアなレジャースポーツをする方に適しています。アウトドアブームもあって、現在ではさまざまな種類のSUV車が国内外問わず販売中です。
SUVの種類と代表的な車種
SUVといっても、その中でもタイプや使用用途によって種類が分けられています。ここではSUV車を種類別に解説するとともに、他メーカーで販売されているSUVもご紹介していきます。
クロスカントリー車
クロスカントリーという名前の通り、山道を縦断する場合にも適している車です。障害物があっても走行できるよう最低地上高が高めに設置されています。トヨタの『ランドクルーザー』やメルセデスベンツの『Gクラス』などがこの種類に分けられます。
クロスオーバーSUV
クロスカントリー車の走行性と普通乗用車の快適性を融合(=クロスオーバー)させた車です。トヨタの『ハリアー』やポルシェの『カイエン』などが挙げられます。
コンパクトSUV
クロスオーバーSUVに比べ、ボディサイズが比較的小さいことが特徴です。ティグアンもこの種類に分類されており、他メーカーの車だとホンダの『ヴェゼル』やアウディの『Q2』などがあります。
フォルクスワーゲンのSUVティグアンが進化!
国内外問わず人気のティグアンですが、2021年5月に大幅なマイナーチェンジが実施され、新型ティグアンが発売されました。ここでは、その新型ティグアンの内装と外装の改良ポイントや新しく追加されたモデルについて解説していきます。買い替えを考えられている方は参考にしてみてください。
エクステリアの改良ポイントは?
今回大きな変更点ともいえる外装デザインについて解説していきます。フロント周りの改良点はラジエーターグリルやバンパーのデザイン変更です。ラジエーターグリルは改良前に比べてワイドになり、フォルクスワーゲンの最上位SUVにあたる『トゥアレグ』を彷彿とさせるデザインになりました。
また、新しくなったフォルクスワーゲンのエンブレムが、グリルの中央に配置されています。他にもLEDのヘッドライトも改良されました。デザインが変更になっただけでなく、最新のLEDテクノロジーが組み込まれたことで、利便性がさらに向上しています。
リア部分では「TIGUAN」のロゴがフォルクスワーゲンのエンブレムの直下に配置されるようになりました。
インテリアの改良ポイントは?
内装については、次世代インフォテインメントシステムや3ゾーンフルオートエアコン、液晶デジタルメーター、タッチセンサー式マルチファンクションステアリングホイールなどを装備(R-LINE/Rに標準装備)しています。
また、同一車線内全車速運転支援システム「Travel Assist」やLEDマトリクスヘッドライト「IQ.LIGHT」など、最新の先進運転支援システムも装備。常時オンライン接続の新世代インフォテインメントシステム「Ready 2 Discover」「Discover Pro」を採用。そのほかにもスマートフォンでドアロック&解除や目的地設定、速度制限アラートなどが行える新サービス「We Connect」やApple CarPlayおよびAndroid Autoなど、コネクティビティーの強化も図っています。
最新のインフォテインメントシステムであるMIB3が導入されました。MIB3は音声制御やマルチフォンペアリング、ワイヤレスのApp-Connectが特徴です。また最新のフォルクスワーゲンデジタルコックピットが装備されており、大型の照明付きタッチスライダーによってエアコンのメニューを操作したりフロントシートの曇り止めを操作したりできます。
他にも新世代のパーソナライゼーションシステムでは、運転席の位置や背もたれの角度を始め、ドアミラーの設定や先進運転支援システム(ADAS)などの設定をカスタマイズ可能です。
スポーツモデル「R」をラインアップ
新型ティグアンでは、1.5Lガソリンターボエンジンを搭載した『TSI Active/TSI Elegance/TSI R-LINE』のほか、スポーツモデルの『R』も設定。こちらは最高出力320PS、最大トルク420N・mを発生する高性能2.0Lガソリンターボエンジンを搭載。さらに車体前後のデザインや21インチアルミホイール、ブルーのブレーキキャリパー、クロームのデュアルツインエキゾーストパイプなど、ほかのグレードとは差別化が図られています。
その他にもコーナリング性能を高めるトルクスプリッター付き四輪駆動システム「Rパフォーマンストルクベクタリング」を備えていることが特徴です。そのほかにもティグアンR専用開発の走行モード「RACE」が選択でき、エンジンサウンドとともにミッションやダンパーのセッティングもよりスポーティーなものに変化します。
フォルクスワーゲンのSUVティグアンの中古価格相場は?
マイナーチェンジ後の新型ティグアンは、発売直後ということで中古車購入が難しいですが、マイナーチェンジ前なら購入可能です。そこで中古車を選ぶときに気をつけておきたいポイントや、中古市場でのティグアンの相場価格をご紹介します。新車か中古車、どちらを購入するか迷われている方は是非参考にしてみてください。
中古車を選ぶときのポイント
中古車選びで失敗しないよう、ここでは注意したいポイントをご紹介します。まずは修復歴についてです。修復歴車とは、車のフレーム部分を事後などで損傷したことがある車のことを指します。
購入する際、価格が安いというメリットはありますが、フレーム部分の損傷は、乗っているうちに突然故障したり不具合が起きたりする可能性があるため控える方が良いでしょう。次に走行距離についてです。
その名の通りその車が今までにどれだけの距離を走行したかを示しています。一般的に10万km走ると、車は寿命といわれていますが、近年では経年に強いものも多く20万km走る車もあります。走行距離が長ければ長いほど価格も高くなりますが、それだけ寿命も短くなるため注意が必要です。
これは年式についても同じようなことがいえます。しかし走行距離や年式だけにとらわれすぎると良い中古車を見逃す恐れがあるため気をつけましょう。
SUVティグアンの中古車の新車と比較しての相場
現在販売されているティグアンのモデルごとの新車価格をご紹介します。
TSI Active:407万9000円~
TSI Elegance:483万9000円~
TSI R-LINE :503万9000円~
R:684万9000円~
ネクステージで販売しているティグアンの価格相場はこちらです。(2021年8月現在)
94.9万~234.9万円
(販売ページ:/stockcar/volkswagen/tiguan/?mode=2)
まとめ
フォルクスワーゲンのティグアンについて詳しく解説しました。ティグアンの性能や新型の改良ポイントなどを知ってさらに魅力に気づいた方も多いのではないでしょうか。SUVの中でも人気のティグアンは中古市場でも多く取引されています。ネクステージでもティグアンを含む中古車のお取り扱いをしております。購入をお考えの際には一度チェックしてみてください。
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