ホンダの新型コンパクトSUVが登場する！モデルの特徴や歴代車種を紹介
現在、世界的な人気を集めているのがコンパクトSUVです。多くの車種を販売していながらも、コンパクトSUVのラインアップが少ないホンダから、新型コンパクトSUVが登場しました。どのような車なのか、いつ発売が始まるのか、気になる人もいるのではないでしょうか。
この記事では、ホンダの新型コンパクトSUVの情報、現在販売されているコンパクトSUVを紹介します。この記事を読むことで、ホンダのSUVに関する知識が深まるでしょう。
※目次※
2.2023年に登場したホンダの新型コンパクトSUV「ZR-V」
・ホンダはインドとマレーシアで新型コンパクトSUVを発表している。
・日本国内ではヴェゼルよりコンパクトな「ZR-V」がデビューした。
・ホンダは過去に3列シートを有したコンパクトSUVを販売していた。
ホンダの新型コンパクトSUVが登場！
ホンダが新しく発表したコンパクトSUVは、異なる個性を持つ「WR-V」と「ELEVATE」の2つです。どちらも海外で発表され、日本国内での正式な発表はありません。しかし、日本でも発売されるのではないかとのうわさもあるため、どのような特徴があるのかチェックしましょう。
WR-V
WR-Vは、コンパクトカー「フィット」をベースにしたモデルで、2017年から南米やインドで販売されていました。2022年にフルモデルチェンジが行われ、2代目からはマレーシアで販売されています。
現行モデルのボディサイズは、全長4,060mm、全幅1,780、全高1,608mmです。搭載エンジンは1.5L DOHC i-VTECHガソリンエンジンのみとなり、ハイブリッドモデルはありません。内装はブラックを基調とし、ドライバーだけでなく同乗者も快適に過ごせる空間を追求しています。
日本では、2023年後半に販売が始まるのではないかと予想されていますが、2023年11月時点で正式な発表はありません。
ELEVATE
ELEVATE（エレベイト）は、新型車として2023年6月にインドで初公開されたグローバルモデルです。ボディサイズは全長4,312mm、全幅1,790、全高1,650mmとなり、WR-Vよりも少し大きくなります。
特徴的なのは、インパクトのある大きなフロントグリルです。都会的な印象のあるWR-Vやヴェゼルと異なり、スタイリッシュながらもSUVらしい力強さを感じさせます。
日本では、2024年初頭に販売が始まるのではないかと予想されていますが、2023年11月時点で正式な発表はありません。
2023年に登場したホンダの新型コンパクトSUV「ZR-V」
ホンダのコンパクトSUVは海外でしか販売されないのかと、がっかりした人もいるかもしれません。日本国内では、2023年4月に新型SUV「ZR-V」がデビューしています。デザインや搭載エンジンなど、車種の特徴をチェックしましょう。
（参考：『ヴェエル（ホンダ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
コンセプトは「異彩解放」
ZR-Vのターゲット層となるのは、仕事や育児など多忙を極める30代~40代の人々です。開発コンセプトである「異彩解放」には、車を自在に扱うことでドライバーが自信を持ち、自分らしさを解放してほしいという思いが込められています。
SUVらしい実用性、最新の安全性能による信頼感、存在感のあるデザイン、爽快で快適な走行性、ZR-Vはこれらを兼ね備えた新しい価値を持つSUVです。
実用的で美しいデザイン
ZR-Vのフロントフェイスは、これまでのホンダ車にはない特徴的なデザインです。これまでのホンダ車は、横に流れるようなフロントグリルをしていました。ZR-Vは、それとは真逆の縦を意識した「バーチカル・フロントグリル」を採用しています。
全体的にボリュームのあるボディは、流麗ながらもSUVらしい力強さもあるプロポーションです。
インテリアは、最新のHIM（ヒューマン・マシンインターフェース）に基づく、直感的で操作性の高いデザインを取り入れています。
ハイブリッドとガソリンモデルがラインアップ
ZR-Vのハイブリッドモデルには、2.0L直噴エンジンと2モーター内蔵電気式CTVを組み合わせた「スポーツe:HEV」が搭載されています。このスポーツe:HEVは、新型シビックにも搭載されているパワートレインです。高い燃費性能を持ちながら、3.0L V6エンジンに匹敵する力強い加速も実現しています。
ガソリンモデルに搭載されているパワートレインは、1.5L直噴VTEC TURBOエンジンとCTVの組み合わせです。小排気量エンジンの燃費性能を保ちつつ、ターボエンジンが生み出す走り楽しさを味わえます。
最新のHonda SENSINGを装備
ZR-Vには、ホンダの安全運転支援システム「Honda SENSING」が採用されています。「アダプティブドライビングビーム」と「後退出庫サポート」はグレードによりオプションとなりますが、基本機能は全車標準搭載です。
最新のHonda SENSINGでは、約100度有効水平角度を持つフロントワードビューカメラと8つのセンサーにより、前方・後方・側方の検知精度が高まりました。また、後方のソナーセンサーにより踏み間違えなどによる衝突も防げます。
新車で買えるホンダのSUVにはヴェゼルもある
ホンダのコンパクトSUVはZR-Vだけではありません。2013年から販売されている、人気SUV「ヴェゼル」もあります。フィットをベースに作られたヴェゼルは、現行モデルで2代目となりました。ここでは、2021年にフルモデルチェンジをした、ヴェゼルの特徴を紹介します。
（参考：『ヴェエル（ホンダ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
2021年に新型が登場した
現行の2代目ヴェゼルが登場したのは、2021年4月です。「AMP UP YOUR LIFE」をコンセプトに、実用性に加えさらなる体験価値の提供を目指し開発されました。
初代ヴェゼルの持つクーペスタイルを際立てつつ、水平基調のロングキャビンに生まれ変わっています。また、ホンダのハイブリッド技術「e:HEV」が搭載されたのもこの2代目からです。
先代モデル同様にガソリンモデルとガソリンモデルがありますが、ガソリンモデルは1グレードのみとなります。
全席爽快空間に仕上がっている
新型ヴェゼルの内装には、機械のスペースは小さく、人間のスペースを最大にする「マン・マキシマム／メカミニマム思想（M・M思想）」が存分に生かされています。前席から後席まで抜けるような目線が広がる車内は、コンパクトサイズとは思えない開放感です。
また、ドライバーが運転に集中できるよう、メーターやディスプレイオーディオなどが見やすい位置に配置されています。この他、そよ風アウトレット、プレミアムオーティオなど、ドライバーから同乗者まで快適に過ごせる工夫や機能が満載です。
ホンダの歴代コンパクトSUVを振り返ってみよう
コンパクトSUVのラインアップが少ないホンダですが、3列シートを取り入れた伝説ともいわれるSUVを販売していました。それが「クロスロード」です。
現在の車には少なくなったカクカクのボディがかっこいいと、キャンパーたちから注目を浴びています。どのような車なのか見ていきましょう。
スクエアボディのクロスロード
クロスロードは初代モデルが1993年に発売し、2007年に2代目モデルが発売されました。初代モデルはランドローバーディスカバリーをベースにした本格RVでしたが、2代目からはストリームがベースとなり、3列シートを有するクロスオーバーSUVへ進化しています。
迫力のある個性的なスクエアボディですが、全長は4,285mmとコンパクトです。車内スペースを多く確保することにより、7人乗りでもゆったりした乗り心地が実現しています。
さらに、車高が高く視認性も良いことから運転しやすく、さまざまな用途で活躍できるところも魅力です。
（参考：『クロスロード（ホンダ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
クロスロードのスペック
2018年に発売された最終型のクロスロードのスペックは、以下の通りです。
|
全長×全幅×全高 |
4,285 mm ~4,290 mm×1,755 mm×1,670 mm |
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ホイールベース |
2,700 m |
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最低地上高 |
0.185 m |
|
重量 |
1,410 kg ~1,500 kg |
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総排気量 |
1,799cc~1,997cc |
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エンジン種類 |
水冷直列4気筒横置 SOHC |
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10・15モード燃費 |
12.4 km/L ~13.8 km/L |
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まとめ
2022年、2023年と、ホンダは海外で「WR-V」「ELEVATE」2つのコンパクトSUVを発表しました。日本でも販売するのではないかとの予測はありますが、現時点では正式な発表はありません。
しかし、日本国内ではZR-Vがデビューし、2021年にフルモデルチェンジをしたヴェゼルも高い人気を得ています。人と少し違ったSUVに乗りたいという方は、中古車でしか買えないクロスロードも視野に入れてみてはいかがでしょうか。
▼ライタープロフィール
田村陽子
自動車ライター
熊本県在住。これまで、国産車・輸入車・軽自動車・普通車など、20種類以上の車に乗った経験を活かしてクルマ系メディアでの執筆活動を行っている。車両整備士や車好きの友達が多く、情報交換により日々知識を向上している。
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