人気の絶えないランクルプラド!車種の魅力や最新モデルから中古車までを紹介
悪路にも強いことで知られるランクルプラドは、トヨタのなかでも人気のある車種のひとつです。その歴史は長く、デビュー当時より多くの人々から愛されてきました。ランクルプラドは、モデルチェンジや機能の改善を図りながら、進化し続けている魅力的な車で、デザインや機能性などの観点から、中古車市場での人気もあります。そこで今回は、ランクルプラドとはどんな車なのか、基本の情報などと一緒にその人気の秘密をご紹介してきましょう。
※目次※
・ランクルプラドは歴史があり、新車でも中古車でも人気がある車種
・2020年の改良で、エンジンや機能性がよりパワーアップしている
・中古車でランクルプラドを購入するならガソリン車やTX Lパッケージが狙い目
ランクルプラドはどんな車種?
トヨタの代表的なSUV車でもあるランクルプラドの歴史は長く、初代は70系ランドクルーザーのワゴンタイプがマイナーチェンジを行い、1990年に登場したのが始まりです。悪路にも強い走りが特徴で、街乗りも気軽にできるサイズ感で人気を博しました。ランクルプラドと略称で呼ばれることも多いですが、正式名称は『ランドクルーザープラド』です。
ランクルプラドは、ガソリン車とディーゼルエンジンの2つのタイプからエンジンを選ぶことができるので、よりお好みの走り心地を追求したい方にもピッタリと言える車でしょう。
ランクルプラドとよく似た名前のランドクルーザーとの大きな違いは、車体のサイズ感と排気量です。新しいモデルを参考に比べてみると、ランクルプラドのほうが一回り車体が小さく、より街乗りしやすいモデルと言えます。
(参考:『ランドクルーザープラド(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ランクルプラドの歴史
ランクルプラドがどんな車なのかだいたいわかったところで、続いてはその歴史を少しのぞいてみましょう。ランクルプラドは人気がある車種で、さらに多くのモデルが登場しています。そこで、初代のモデルから現行モデルになるまでの歩みと一緒に、最新モデルの概要もチェックしていきましょう。歴史を知ることで、よりランクルプラドの魅力が理解できるはずです。
初代ランクルプラド
初代のランクルプラドは、1990年に登場しました。ランドクルーザー70系のワゴンがマイナーチェンジを行い、ランドクルーザーにプラドというサブネームを付けたのがその始まりです。発売当時のグレードバリエーションは、標準グレードであるLX5と、標準よりもワンランク上のSX5、最上級グレードのEX5の、全3種類でした。
元のランドクルーザー70系は2ドアタイプが基本でしたが、新たに誕生したランクルプラドは、マイナーチェンジによって8人乗りの4ドアタイプが追加になっています。また、エンジンを電子制御に変更して、よりパワーアップを図ったのも、特徴のひとつです。
その後、ワイドフェンダーモデルや、より強力なエンジンの搭載など、多くの改良を経て、幅広い客層から人気を集めていきました。
現行のランクルプラドは2009年発売
デビューしてから多くの改良を重ねてきたランクルプラドですが、現行モデルは、2009年に登場しています。ランクルプラドとしては4代目で、ランクルプラドファンの間では150系と呼ぶことが多い車種です。4WD仕様のSUV車で7人乗りがメインですが、別グレードで5人乗りも導入となっています。
2013年と2017年にマイナーチェンジを行い、内装や外観デザインの変更、エンジンのパワーアップなどを図っており、より快適にドライブできるよう配慮されました。なかでも印象的なのがヘッドランプを含むフロントマスクで、その個性的で高級感のあるデザインは多くのファンを魅了したのではないでしょうか。
ランクルプラドはデビューから10年以上も経過していますが、中古車市場でも人気があり、値落ちしにくい傾向があります。
クリーンエンジンは2015年に追加
より快適な乗り心地を実現するために、幾度となくマイナーチェンジを行ってきた現行モデルのランクルプラドですが、2015年には、クリーンディーゼルが導入となりました。
2013年と2017年にマイナーチェンジしましたが、間の2015年に一部改良として、エンジンが変更になっています。それまでは4L V型6気筒ガソリンエンジンと5速ATでしたが、2.8L 直列4気筒 クリーンディーゼルターボエンジンと6速ATへと変わり、より快適な乗り心地を目指しました。
また、同時に2.7L直列4気筒ガソリンエンジンのAT機能も4速から6速とパワーアップし、より使いやすく安定した走りを実現しています。
2020年8月には最新モデルが登場
デビューから振り返ってみると、少しずつ改良を重ね、多くの支持を集めてきたランクルプラドですが、2020年の8月にも改良を行い、最新モデルが登場しています。
ランクルプラドの大きな魅力とも言えるディーゼルエンジンに改良が加わったほか、安全機能やスマートフォンとの連携が可能な最新技術も追加となっており、より魅力がアップしています。
今までのランクルプラドよりもエンジンのパワーがアップし、より快適にカーライフを楽しむための機能も加わっており、さらなるファンを獲得するきっかけになっているかもしれません。
最新モデルのランクルプラドの改良点
先ほどご紹介した、2020年に登場したランクルプラドの最新モデルの気になる概要をご紹介していきましょう。デビュー当時から見てみると、ランクルプラドはスペックやデザインなど、多くの改良をしてきました。それぞれにそれぞれのよさがありますが、最新モデルのランクルプラドには、どんな改良点があってどこが魅力なのかをチェックしていきます。
エンジンがパワーアップ
最新モデルの大きな改良点のひとつは、エンジンのパワーアップです。エクステリアやインテリアなどの変更はほとんどありませんが、車の原動力でもあるディーゼルエンジンのパワーチャージャーが大型化され、よりパワーアップしています。具体的な数字で見てみると、27ps/5.1kgmもスペックが大きくなりました。
比較的大型のランクルプラドにとって、エンジンのパワーアップはより安定した走りを目指すことができます。また、ランクルプラドにはガソリン車もありますが、ディーゼルエンジンモデル人気も高く、このエンジンのパワーアップに魅力を感じているファンも多いでしょう。
充実の安全装備
ランクルプラドの最新モデルには、最新の安全機能も搭載しています。トヨタに限らず、どのカーブランドからも安全機能を搭載した車種が多く登場しており、なかにはこの機能を重視して車の購入を検討する方も増えているはずです。
ランクルプラドの安全機能には、トヨタの最新安全装置Toyota Safety Sense(トヨタ セーフティセンス)を採用し、より安全性もアップしています。
具体的には、衝突の危険が迫るとセンサーが感知して、注意喚起と自動ブレーキ機能が作動するプリクラッシュセーフティの機能が拡大し、夜の歩行者や日中の自転車も対応範囲内になりました。
さらには、車線の逸脱を防止するためのヨーアシスト機能付きのレーンディパーチャーアラートや、標識を見落としても安心なロードサインアシスト、前方に停車している車が発進したことを知らせる先行車発進告知機能も搭載しています。
その他の改良点
エンジンのパワーアップと安全機能の充実と共に、エンジンに直接関わるパドルシフトや9インチディスプレイオーディオなどのオプションも加わっています。
パドルシフトは、素早くシフトチェンジが行えるだけでなく、MT車のような操作を味わえたり、素早い加速が期待できたりする便利な機能です。
また、スマートフォンと連携した画面操作ができる9インチディスプレイオーディオも備わっています。自身のスマートフォンにダウンロード済みのアプリを車のディスプレイオーディオで操作でき、タッチパネルではもちろん、音声でも操作可能です。スマートフォン上のマップやハンズフリーの通話などに役立つため、よりカーライフが充実するでしょう。
最新モデルのランクルプラドのグレードと価格
続いては、最新モデルの具体的なグレードやその価格などの詳細をご紹介していきます。
一口にランクルプラドと言っても、さまざまなモデルが登場しているので、どれが自分に合っているのかわからなくなることもあるでしょう。最新モデルのグレードやエンジンの違いなどを把握することで、それぞれのよさが見えて自分にピッタリな1台が見つかるはずです。
特別仕様車のラインナップ
ランクルプラドには、いくつかのグレードが用意されており、まずご紹介するのは、特別仕様車TX “Lパッケージ・Black Editionです。大人数でも快適な7人乗りと、ファミリー層にも人気がある5人乗りタイプの2種類があります。車体カラーはいずれも、特別仕様車らしい高級感溢れるブラックがメインで、どちらも4WD仕様です。
また、エンジンにも2パターンがあり、ディーゼルエンジンとガソリン車があるので、好みのタイプを選ぶことができます。乗車人数の違いによるエンジンの大きさはなく、必要に応じたサイズ感のものを選ぶといいでしょう。車体サイズは全モデル共通で全長4,25mで全幅が1,855m、全高1,850mです。
特別仕様車TX “Lパッケージ・Black Edition” グレード別の燃費&新車価格 |
||
2.8L クリーンディーゼル (7人乗り) |
WLTCモード11.2km/L |
508万9,000円(税込) |
2.8L クリーンディーゼル (5人乗り) |
WLTCモード11.2km/L |
493万1,000円(税込) |
2.7L ガソリン (7人乗り) |
WLTCモード8.3 |
441万9,000円(税込) |
2.7L ガソリン (5人乗り) |
WLTCモード8.3 |
426万1,000円(税込) |
特別仕様車共通の基本スペック |
|
全長×全幅×全高(mm) |
4,25m×1,855m×1,850m |
最小回転半径(m) |
5.8 |
トランスミッション |
フレックスロックアップ付スーパーインテリジェント6速オートマチック<6 Super ECT> |
燃費消費率(km/L) |
WLTCモード8.3km/L |
(全て2020年11月時点の情報です)
ディーゼルエンジンのラインナップ
ランクルプラドのなかで人気があるディーゼルエンジンは、燃費のよさも注目ポイントです。マイナーチェンジの際にパワーアップしたエンジンは、より快適な走りを実現しています。
特別仕様車同様に、7人乗りと5人乗りの2パターンがあり、サイズ感もほとんど同じですが、『TZ-G クリーンディーゼル』は、唯一全高が1,835mと、他モデルよりも低くなっているモデルです。
バリエーションが豊富なので、乗り心地や普段の乗車人数、価格帯などお好みのものを選ぶことができます。車体サイズは、特別仕様車同様、全長4,825mで全幅が1,855m、全高1,850mです。
ディーゼル車 グレード別の燃費&新車価格 |
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TZ-G クリーンディーゼル(7人乗り) |
WLTCモード11.2 |
553万円(税込) |
TX“Lパッケージ” 2.8L クリーンディーゼル (7人乗り) |
WLTCモード11.2 |
496万円8,000円(税込) |
TX“Lパッケージ” 2.8L クリーンディーゼル (5人乗り) |
WLTCモード11.2 |
481万円(税込) |
TX 2.8L クリーンディーゼル (7人乗り) |
WLTCモード11.2 |
444万3,000円(税込) |
TX 2.8L クリーンディーゼル (5人乗り) |
WLTCモード11.2 |
428万5,000円(税込) |
ディーゼル車共通の基本スペック |
|
全長×全幅×全高(mm) |
4,25m×1,855m×1,850m TZ-G クリーンディーゼルのみ全高1,835m |
最小回転半径(m) |
5.8 |
トランスミッション |
フレックスロックアップ付スーパーインテリジェント6速オートマチック<6 Super ECT> |
燃費消費率(km/L) |
WLTCモード11.2 |
(全て2020年11月時点の情報です)
ガソリン車のラインナップ
ランクルプラドには、ディーゼルエンジン車だけでなく、もちろんガソリン車もあります。ディーゼルエンジン車同様に、豊富な種類がラインナップされているので、価格帯や乗車人数、装備などを考慮して選ぶのがコツです。
エンジンの大きさと燃費は、ディーゼルエンジンに比べると若干劣りますが、外観やインテリアなどにはほとんど違いがありません。走り心地やエネルギーのチャージ方法が違う程度なので、好みの走り心地やより使い勝手がいいと感じるモデルを選ぶといいでしょう。
ガソリン車 グレード別の燃費&新車価格 |
||
TX“Lパッケージ” 2.7L ガソリン (7人乗り) |
WLTCモード8.3 |
429万8,000円(税込) |
TX“Lパッケージ” 2.7L ガソリン (5人乗り) |
WLTCモード8.3 |
414万円(税込) |
TX 2.7L ガソリン (7人乗り) |
WLTCモード8.3 |
377万9,000円(税込) |
TX 2.7L ガソリン (5人乗り) |
WLTCモード8.3 |
362万1,000円(税込) |
ガソリン車共通の基本スペック |
|
全長×全幅×全高(mm) |
4,25m×1,855m×1,850m |
最小回転半径(m) |
5.8 |
トランスミッション |
フレックスロックアップ付スーパーインテリジェント6速オートマチック<6 Super ECT> |
燃費消費率(km/L) |
WLTCモード8.3 |
(全て2020年11月時点の情報です)
ランクルプラドの中古車情報
続いては、ランクルプラドの気になる価格の相場や狙い目のモデルなど、ランクルの中古車に関するさまざまな情報をお届けします。ランクルプラドは歴史が長く、中古車市場でも多く出回っている車のひとつです。
旧モデルならではの魅力を感じている方も多く、中古市場でもランクルプラドは人気があります。そこで、どんな点に気を付けてお気に入りのランクルプラドを見つければいいのか、そのポイントも一緒にお届けします。
(参考:『ランドクルーザープラド(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ランクルプラドは10年以上の型落ちでも残価率30%超え!
中古車の価格は、走行距離や年式などが同じであっても、人気があるかどうかで価格に大きな差が出ることもあります。そんな競争社会とも言える中古車市場で人気を博している車種のひとつがランクルプラドです。
発売してから10年以上過ぎているにも関わらず、100万円を下回るランクルプラドの中古車はほとんどありません。その残価率は驚異の30%超えとの声もあるほど需要がある車です。
幾度となく改良を行い、ますます魅力がアップしているのも、人気を集めている理由のひとつかもしれません。また、モデルチェンジを行うことで、古いモデルに希少性を感じる方も多いのでしょう。
ランクルプラドを、いきなり新車で購入するには敷居が高いと考える方や、旧モデルに魅力を感じている方は、まずは中古車で探してみると、モデルと価格帯共にお気に入りのものが見つけやすいかもしれません。
ランクルプラドの中古車の相場
残価率の高いランクルプラドを中古で購入しようとした場合、その相場は152万円から700万円程度が相場と言われています。相場価格を見てわかる通り、100万円以下のランクルプラドの中古車はほとんどありません。それほど人気が高い車種で、多くの人からの需要がある証拠とも言えるでしょう。
年式の新しいランクルプラドは、年式の進んだモデルより価格が高い傾向があります。また、走行距離も価格に影響することが多く、ほとんど走っていない車ならより高い値段が付く傾向です。
比較的価格を抑えたランクルプラドを購入したいなら、ある程度年式が古いものを探してみるのがコツです。また、流通数が比較的多いガソリン車を探してみるのもいいでしょう。
PRプラドの中古車をチェック
※価格は支払総額
中古のランクルプラドの狙い目のモデル
人気があるため、中古車でも100万円以上の価格が付くことが多いランクルプラドですが、ディーゼルエンジンのモデルを希望する場合には、TX Lパッケージがおすすめです。
ディーゼルエンジンモデルのランクルプラドは、もともとグレードによる価格の差があまり大きくありません。よって、装備がより充実しているモデルのTX Lパッケージを購入することで、お得感がアップします。
エンジンのタイプにこだわらないのであれば、ガソリン車モデルを狙うのもいいでしょう。ランクルプラドはディーゼルエンジンというイメージを持っている方もいますが、実はガソリン車モデルはデビュー当時から販売されているため、中古車市場では数が豊富です。
そのため、さまざまなモデルや年式、走行距離のランクルプラドがあり、より理想的な1台が見つかるでしょう。なかでも、よりエンジンがパワーアップした2015年以上のものを選ぶと、より快適な走り心地が体感できるはずです。
まとめ
さまざまな車種があるSUV車ですが、ランクルプラドはそのなかでも歴史のある人気車種です。改良が進み、エンジンや機能、デザインなどがパワーアップし、ますます魅力がアップしています。新車ではもちろん中古車でも人気があるため、スペックやデザインなどを考慮しながらじっくり選ぶのも重要なポイントです。
まずは比較的お手頃な中古車からチェックしてみるのもいいでしょう。全国に展開するネクステージなどを利用して、お気にいりのランクルプラドを見つけてみてください。
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