新型XVは車名をクロストレックへ変更！フルモデルチェンジでの変化とは
スバル XVは、街中やアウトドアどちらにもマッチするスタイリッシュな外観と、スバルらしい走行性能と機能性を持ち合わせたコンパクトSUVです。
2022年に待望のフルモデルチェンジが行われ、同時に車名を「クロストレック」に改めました。スバル XVとクロストレックにはどのような違いがあるのか、クロストレックの概要を知りたいという方は多いのではないでしょうか。
この記事では、スバル XVとクロストレックの違い、クロストレックのスペック、スバル XVとクロストレックの中古車相場を紹介します。
※目次※
・新型スバル XVの新しい名称は、グローバルモデルで統一の「クロストレック」
・クロストレックは新世代アイサイトを搭載し、乗り心地を強化している
・スバル XVもクロストレックも中古車市場に流れている。ネクステージでスバルの歴代SUVを探そう。
新型XVは車名変更され「クロストレック」として登場！
登場当初から高い人気を得ていたスバルのコンパクトSUV「スバル XV」は、2022年のフルモデルチェンジを機に、名称を「クロストレック」に改めました。
スバル XVとクロストレックの違いの前に、まずはスバル XVの歴史を振り返りましょう。
スバル XVはインプレッサの派生モデル
スバル XVは、インプレッサの派生モデルです。3代目インプレッサの改良に合わせ、2010年にクロスオーバーSUVモデルとして「インプレッサ XV」を発売しました。
インプレッサは2011年に4代目、2016年に5代目モデルが発表され、スバル XVは2012年に2代目、2017年に3代目が発表されています。2012年のフルモデルチェンジを機に、インプレッサ XVから「スバル XV」に名称が変更されました。
スバル XVとインプレッサの違いは車高です。スバル XVとインプレッサを比較した場合、インプレッサよりも車高が70mm高く設計されています。
スバル XVからクロストレックへと名称を変更
スバル XVは、2022年のフルモデルチェンジを機に、車名を「クロストレック（CROSSTREK）」に変更しています。
名称が大きく変わった理由は、グローバルネームの統一です。スバル XVは、市場によって「XV」と「クロストレック」が使い分けられています。北米では、3代目モデルよりクロストレックに名称が変わりました。
新型モデルのイメージを強化・浸透させることを目的に、日本国内モデルもクロストレックに変更しています。
クロストレックとは、クロスオーバーとトレッキングを合わせた造語です。クロストレックにはアーバンからアウトドアまでクロスオーバーしていくという意味と、トレッキングするようにアクティビティを楽しんでもらうという思いが込められています。
スバル XVのフルモデルチェンジのキーワードは「FUN」
XVとしては最終モデルとなる、3代目スバル XVのコンセプトは「Fun Adventur」です。クロスオーバーらしい都会的なデザイン、スバルならではの走破性、高い安全性能を兼ね備えています。
また、都会的でありながら自然と融合するデザインも、スバル XVの大きな特徴です。
クロストレックは、スバル XVが持つクロスオーバーSUVの要素をさらに強めています。シャープで大胆なデザインのエクステリア、スポーティーさと居心地の良さを兼ね備えたインテリア、新世代アイサイトなど、ロングドライブに出かけたくなる装備や機能が満載です。
XVと新型クロストレックはどんな風に変わった？
スバル XVの新型モデルとして生まれ変わったクロストレックは、車名以外にどこが変わったのでしょうか。ここでは、ボディサイズやフロントデザイン、安全装備など、5つの視点からスバル XVとクロストレックを比較します。スバル XVとクロストレックの違いを知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
ボディサイズはあまり変わらない
クロストレックのサイズは、全長4,480mm、全幅1,800mm、全高1,575mmです。最終型のスバル XVのサイズは、全長4,465mm、全幅1,800mm、全高1,550mmとなっており、スバル XVを踏襲したサイズになっています。
クロストレックのホイールベースは2,670mm、最低地上高は200mmです。乗車定員についても5人となっており、現行モデルのサイズを継承しています。
パワートレインに関しては、ガソリンモデルとe-BOXERモデルがあったスバル XVに対し、クロストレックはe-BOXERモデルのみです。また、スバル XVにはないFWDモデルが選べることも大きな違いと言えるでしょう。
フロント部分にはヘキサゴングリルを搭載
スバル XVのフロントは、ヘキサゴングリルを搭載した安定感のあるデザインです。クロストレックにも大型のヘキサゴングリルが搭載されます。躍動感のあるデザインになっており、クロスオーバーSUVの持つ力強さを感じられるでしょう。
スバル XVのサイドビューにはクラッディングが採用されていますが、クロストレックではクラッディングエリアが拡大されました。高い走破性を感じさせるデザインになっています。
クロストレックのボディカラーは全部で9色です。オフショアブルー・メタリックや、オアシスブルーがラインアップに加わっています。
プラットフォームにはSPGを採用
スバル XV、クロストレックともに、採用されるプラットフォームはSGP（スバルグローバルプラットフォーム）です。スポーツセダンのWRX S4や、ステーションワゴンのレヴォーグなども採用しているフルインナーフレーム技術が用いられます。
構造用の接着剤の拡大やサスペンションの剛性強化などの改良が図られており、安定した走りを体感できるでしょう。
新しいプラットフォームでは路面からの振動を抑えるように設計されており、車内で会話をしながらドライブを楽しめます。
先進の安全装備を導入
クロストレックに搭載された新たな安全機能のひとつは、広角単眼カメラです。低速時に二輪車や歩行者を単眼カメラで認識します。スバルの国内市場では初めて搭載されたカメラで、歴代アイサイトの中でも最高品質を誇ります。
クロストレックに搭載されたこの他の安全機能は、フルLEDハイ＆ロービームランプとLEDコーナリングランプです。ポジションランプに加え、ターンランプでもLEDを採用しています。スバルとして初めて採用された機能で、夜間の視認性が向上されました。
気軽にロングドライブができる上質な乗り心地
クロストレックでは、運転時におけるシートポジションにも改良が加えられました。大学医学部との共同研究で開発した、仙骨を押さえて骨盤を支えるシート構造を採用しています。路面のうねりやステアリングによるロールが生じたときでも、快適な乗り心地を実感できるでしょう。
また、高減衰マスチックをルーフパネルとブレースの間に使用することで、ルーフの振動による音を低減し、車内の静寂性を高めています。
新型クロストレックのスペックやグレードは？
スバル XVからクロストレックに変わり、さまざまな箇所が変更されました。排気量やエンジンタイプに種類のあったスバル XVとは異なり、クロストレックのグレード展開はシンプルです。
ここからは、クロストレックのスペックとグレード展開を見ていきましょう。
クロストレックのスペック
コンパクトSUVに該当するクロストレックは、スバル車の中でも扱いやすいサイズです。最低地上高が200mmあるため、悪路走行が多いアウトドアにも向いています。
スバル XVにも搭載されていた「X-MODE」は、AWDモデルのみとなるため注意しましょう。
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全長×全幅×全高（mm） |
4,480×1,800×1,575 ※ルーフレール装着車の車高は1,580 |
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最低地上高（mm） |
200 |
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エンジン種類 |
水平対向4気筒 2.0L DOHC 16バルブ デュアルAVCS 直噴 ＋モーター（e-BOXER） |
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総排気量（cc） |
1,995 |
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最高出力 ［kW（PS）／rpm］ |
エンジン：107（145）／6,000 |
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モーター：10（13.6） |
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最大トルク ［N・m（kgf・m）／rpm］ |
エンジン：188（19.2）／4,000 |
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モーター：65（6.6） |
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駆動方式 |
FWD／AWD |
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燃料タンク容量（L） |
48 |
クロストレックのグレード展開
クロストレックのグレードラインアップは、スタンダードモデルの「Touring」と、ハイクオリティーモデルの「Limited」の2つです。グレードTouringとLimitedでは、搭載装備が異なります。
例えば、タイヤサイズはTouringが225/60R17、Limitedは225/55R18です。ホイールサイズも異なり、Touringは17インチアルミホイール（ダークメタリック塗装）、Limitedは18インチアルミホイール（ダークメタリック塗装＋切削光輝）とグレードが上がります。
また、Limitedは11.6インチセンターインフォメーションディスプレイが標準装備ですが、Touringはオプションです。ハイクオリティーモデルというだけあり、総合的に見てLimitedのほうが装備は充実しています。
XVの中古車は新型クロストレックが登場した今が狙い目！
フルモデルチェンジ前のスバル XVの購入方法は、中古車のみです。新車は新しい車両に乗れる魅力がありますが、価格や納期の早さで選ぶ方には中古車がおすすめです。
ここでは、スバル XVの中古車がなぜおすすめなのかを紹介します。購入を検討している方は、ぜひチェックしてください。
フルモデルチェンジ後は中古車購入に最適
フルモデルチェンジは全面改良ともいわれており、エクステリアやインテリアデザイン、パワートレイン、プラットフォームなどの変更が行われる傾向にあります。
そのため、フルモデルチェンジを機に乗り換える人も少なくありません。スバル XVに関しても、クロストレックへの車名変更、11.6インチセンターインフォメーションディスプレイの搭載、FWDの追加など、変更点が多くあります。
旧モデルであるスバル XVが中古車市場に多く流れることから、フルモデルチェンジが行われた今は中古車購入に最適なタイミングと言えるでしょう。
新車に比べて納車も早い
一般的に、新車は注文を受けてから生産を開始します。新車を製造する際に必要なパーツのひとつに半導体がありますが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により半導体の需要が急激に増加しました。
現在でも供給不足の状態が続いており、新車の納期は通常よりも延びています。オプション装備を付ける場合は、さらに納期が長くなるでしょう。
一方、中古車は現物を販売しているため、購入手続きと書類をそろえればすぐに納車されます。カーライフをできるだけ早く始めたい方には、年式の新しいスバル XVの中古車がおすすめです。
XVと新型クロストレックの中古車相場
中古車は、新車と違い定価がありません。これは、同じ年式・同じグレードの車でも扱い方や走行距離などに違いがあるためです。また、中古車販売店によっても価格が異なります。スバル XVを中古車で購入する場合は、事前におおよその目安を確認しておきましょう。
ここでは、スバル XVと新型クロストレックの中古車相場を紹介します。
XVの中古車相場
スバル XVの中古車相場は、年代によって異なります。以下は、最終モデルとなる3代目（2017年~2022年）の中古車相場です。
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ガソリンモデル（1.6L） |
ガソリンモデル（2.0L） |
e-BOXERモデル |
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144万9,000円~209万9,000円 |
139万9,000円~219万9,000円 |
199万9,000円~209万9.000円 |
以下は、2代目（2012年~2017年）の中古車相場です。
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ガソリンモデル（2.0L） |
ハイブリッドモデル |
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49万9,000円~147万5,000円 |
65万5,000円~119万8,000円 |
2019年のマイナーチェンジで2.0Lのガソリンモデルが廃止されました。クロストレックは全グレードe-BOXERモデルのため、2.0Lのガソリンモデルが欲しい場合は中古車を選びましょう。
（2023年8月時点の情報です）
（参考：『XV（スバル）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
（参考：『XVハイブリッド（スバル）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
PRXVの最新在庫情報をチェック
137.6 万円
２．０ｉ－Ｌ アイサイト
禁煙車 衝突軽減システム レーダークルーズコントロール 純正ナビ フルセグＴＶ Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ再生 ドライブレコーダー バックカメラ ＥＴＣ キーレス＆プッシュスタート コーナーセンサー
177.9 万円
DATE
２．０ｉ－Ｌ アイサイト
禁煙車 ４ＷＤ 純正ナビ バックカメラ Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ ブラインドスポットモニター レーダークルーズ ＬＥＤヘッドライト オートライト 純正１７インチアルミ ＥＴＣ スマートキー
119.4 万円
２．０ｉ アイサイト
４ＷＤ アイサイトｖｅｒ３ レーダークルーズ 純正ナビ バックカメラ ＥＴＣ Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ再生 フルセグ ドライブレコーダー レーンキープ コーナーセンサー オートライト 革巻きステアリング
116.6 万円
２．０ｉ－Ｌ アイサイト
４ＷＤ アイサイトｖｅｒ２ 禁煙車 ＳＤナビ レーダークルーズ バックカメラ ＥＴＣ Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ ドラレコ パワーシート ＨＩＤヘッドライト 車線逸脱警報 誤発進抑制機能
136.6 万円
２．０ｉ－Ｌ アイサイト
４ＷＤ アイサイトｖｅｒ２ 禁煙車 純正ＳＤナビ レーダークルーズコントロール バックカメラ ＥＴＣ Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ フルセグ パワーシート ＨＩＤヘッドライト 車線逸脱警報 誤発進抑制機能
173.8 万円
２．０ｉ－Ｌ アイサイト
４ＷＤ メーカーナビ アイサイト 禁煙車 レーダークルーズ バックカメラ ＥＴＣ ＬＥＤヘッド クリアランスソナー Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ再生 スマートキー 純正１７インチアルミ パドルシフト
207.9 万円
DATE
２．０ｉ－Ｌ アイサイト
４ＷＤ 衝突被害軽減装置 禁煙車 全車速追従機能付きクルーズコントロール メーカーナビ ダイアトーンサウンド バック＆サイドカメラ ステアリング連動ＬＥＤヘッド パドルシフト スマートキー
109.5 万円
２．０ｉ－Ｌ
カロッツェリアＳＤナビ フルセグ バックカメラ クルーズコントロール ４ＷＤ スマートキー パワーシート ＨＩＤヘッド 純正１７インチアルミ ＥＴＣ 禁煙車 パドルシフト デュアルオートエアコン
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※価格は支払総額
新型クロストレックの中古車相場
わずかではありますが、クロストレックも中古車市場に流れています。ネクステージには2台の在庫があり、価格は349万9,000円です。
また、どちらも登録済み未使用車、グレードはリミテッドとなり、オプション装備のルーフレールが付いています。
登録登録済み未使用車とは、初年度登録された車で、かつ運行に使用していない車のことです。中古車ではあるものの、運行に使用されていないことから新車に近いメリットがあります。
（2023年8月時点の情報です）
（参考：『クロストレック（スバル）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
ネクステージでスバルの歴代SUVを探してみよう
スバル XVの歴代モデルを取り扱っている販売店は全国にありますが、店舗によって在庫数や車両の品質が異なります。これからのカーライフを共に過ごす一台をお探しの方は、全国各地に店舗を展開しているネクステージでスバル XVを探してみましょう。
ネクステージの魅力は、徹底した商品管理と豊富な在庫数です。ここでは、ネクステージの特徴を紹介します。
徹底した商品管理がネクステージの強み！
ネクステージは車種別に専門のバイヤーを配置しており、グレードやカラーバリエーションなど、豊富な商品をそろえています。また、専門的な技術や知識を生かして仕入れているため、トラブルや故障の恐れのある車両を事前に排除していることも大きな特徴です。
中古車は安く購入できる一方で、品質に不安を感じる方もいるでしょう。ネクステージは、徹底的な品質管理を行うだけでなく、第三者機関による品質管理も行っています。中古車が初めてという方であっても、安心して購入できるでしょう。
全国に店舗展開中！在庫数にも自信あり！
ネクステージの販売店は、全国に200店舗以上あります。最寄りの店舗が見つけやすいことも大きな魅力です。全国の総在庫数は3万台あり、気に入った車は最寄り店舗まで取り寄せができます。
また、ネクステージはチャネル販売店も展開しており、スバル専門店をはじめとしたカテゴリーに特化した専門店があることも特徴です。
スバル XVやクロストレックに加え、過去の歴代モデルも購入の候補に加えられます。予算と好みに合った、納得の一台を見つけられるでしょう。
まとめ
スバル XVは、2022年のフルモデルチェンジで車名が「クロストレック」に変わりました。スバル XVの持つ都会的でスポーティーな印象はそのままに、よりアクティブで洗練されたデザインに生まれ変わっています。
スバル XVとの大きな違いは、ガソリンモデルがないこと、FWDが設定されたことです。また、近年の物価上昇に伴い新車価格も高騰しています。予算を抑えたい、ガソリンモデルが欲しいという方は、在庫数が豊富なネクステージで中古車を探してみてはいかがでしょうか。
▼ライタープロフィール
畠山達也
自動車Webライター
自動車免許のほか、一級自動車整備士、フォークリフト運転免許などを保有するライター。自動車メーカーや部品業界に携わった際の知識や経験を活かし、Webメディアを通して「車の楽しさ」を発信している。
