8ナンバーってどんな車?車検費用が安いって本当?

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8ナンバーってどんな車?車検費用が安いって本当?

8ナンバーってどんな車?車検費用が安いって本当?

車は生活を送るうえで欠かせない存在となることも多いものです。しかし、所有し続けるにはどうしても高い維持費が必要になってくるため、頭を悩ませているという方もいるのではないでしょうか。

 

実は、その維持費を少しだけ安くできる方法として、8ナンバー車に変える選択肢があります。昔ほどの節税効果は見込めないかもしれませんが、現状の維持費に悩んでいるのであれば試す価値はあるでしょう。そこでこの記事では、8ナンバーを取得する方法や車検費用についてご紹介します。

 

※目次※

1. そもそも8ナンバーとは?

2. 8ナンバーのメリットとデメリット

3. 8ナンバーを取得する方法

4. 8ナンバーの車検費用

5. 8ナンバーのキャンピングカーと軽キャンピングカーの車検費用を比較

6. 8ナンバーの高速料金はどうなる?

7. キャンピングカーのベースとしておすすめ中古車は?

8. まとめ

 

■POINT

・緊急車両や郵便車など特定の用途・事業に使用される車以外にも、個人で使うキャンピングカーも8ナンバー車として登録できる

・8ナンバー登録するには必要な設備を取り付けた上で、構造変更の手続きを行う必要がある

・8ナンバーの車検費用は昔に比べて割高になっているが、軽キャンピングカーなら税金面では有利

 

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そもそも8ナンバーとは?

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車は普段私たちが利用する普通車や軽自動車だけでなく郵便車・霊柩車・レッカー車など数多くの種類があり、これらの車は役割ごとに分類されています。そのなかで、どの車が8ナンバーに当たるのか、またどのような意味があるのか確認していきましょう。

 

8ナンバーは「特種用途自動車」のこと

「8ナンバー」とは、警察車両や給水車、消防車など一定の条件下において使用されたり、特殊な用途に使われる設備・装置などを備えていたりする車です。

 

自動車は乗用自動車と乗合自動車、建設機械、貨物自動車、そして特種用途自動車等の5つに分類されています。各タイプを分類するために番号が振られており、特殊用途自動車等の番号は「8」です。この8の数字がナンバープレートに記載されていることから「8ナンバー」と呼ばれます。

 

8ナンバーの種類

8ナンバー車は、緊急自動車、特定の事業に使用する車、運搬・医療介護など特殊作業に係るもの、その他使用目的のあるもの、と大きく4種類に分類されます。これら4つの定義に該当する具体的な車は以下のとおりです。

  • ・緊急自動車…パトカー、消防署など緊急時に特別な措置が取られる車
  • ・法令で定められた特定事業に使用する車…給水車、霊柩車、教習車など法令上特別な認可が得られているもの
  • ・運搬・医療介護など上記以外の特殊作業に係るもの…寝台自動車、リフト車など特定の作業目的のある車
  • ・その他の使用目的のもの…キャンピングカー、宣伝カーなど

 

8ナンバー車は種類が多く分類も細かくなっています。また、軽キャンピングカーは4ナンバー(貨物用軽自動車)・5ナンバー(乗用軽自動車)・8ナンバー(小型特殊軽自動車)の3つに分類されており、それぞれ手続きが違うことも把握しておきましょう。

 

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8ナンバーのメリットとデメリット

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車の中には仕様を変えることで、8ナンバーとして登録できるものがあります。8ナンバーに変更することによるメリットやデメリットはさまざまですが、元の車の種類によってその内容は異なります。元の状態と8ナンバーにしたことによる変化を把握した上で、8ナンバーにするかを判断できるようにしましょう。

 

8ナンバーのメリット

8ナンバーに変更することで得られるメリットの代表的なものは、車検代や自動車税種別割、重量税を安く抑えられることでしょう。

 

トラックなどの貨物自動車である1ナンバーと4ナンバーの車検は初回を除き1年に1回ですが、8ナンバーにすると2年に1回で済みます。車検を受ける頻度が下がることで、その分車検代を抑えられるでしょう。

 

同じ排気量の普通乗用車である3ナンバーと8ナンバーの自動車税種別割を比べると、2割ほど安くなります。重量税も8ナンバーにすることで抑えられる場合が多いでしょう。ただし、キャンピングカーのように内部に設備を追加する場合は重量が増え、課税額が増える可能性もあります。

 

8ナンバーのデメリット

元の車が乗用車の3ナンバーや5ナンバーの新車の場合、初回の車検までの期間が短くなることはデメリットでしょう。3ナンバーや5ナンバーであれば、初回の車検は3年後ですが、8ナンバーは2年後に車検に通さなければいけません。

 

そのほかにも、8ナンバーの自賠責保険は割高であったり、変更手続きが煩雑だったりすることもデメリットでしょう。8ナンバーの条件を満たすのに必要な整備も安価ではありません。炊事や就寝のための設備を設置し、それによる重量増加に対応するためのサスペンション強化も必要です。

 

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8ナンバーを取得する方法

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車を買う際には諸手続きを行うことになりますが、8ナンバーへの登録を行う場合はそのほかにも手続きが必要になってきます。通常とは違う登録手続きや注意点もあるので、事前に確認しておきましょう。

 

必要な設備を付ける

8ナンバーを取得するためには法律によって要件が定められており、寝台や調理設備を備えていることが取得条件として設定されています。

  • ・特殊設備が運転席以外にあり、その面積が1平方cm以上(軽自動車の場合0.6平方cm以上)あること
  • ・特殊設備の面積が運転席を除く合計床面積の1/2を超えること
  • ・積載スペースと乗用スペースの間を隔てる壁か保護するための仕切があること

 

一般的に購入できる8ナンバー車の代表格ともいえるキャンピングカーで例えるならば、寝台・調理設備・上下水設備などが要件の設備に当たるでしょう。

 

ただし、最大積載量500kg以上の積載スペースおよび乗用スペースを仕切るものがないキャンピングカーについては認められない場合があります。また、調理設備および上下水設備が付いていないキャンピングカーも登録されないケースがあるようです。

 

構造変更の手続きを行う

国土交通省では8ナンバー取得に関して構造変更の手続きを定めており、事前に申請しておく必要があります。これは乗用車の構造を変えたときだけでなく、8ナンバー車を買ったケースにも当てはまるので注意しましょう。申請に必要な書類は以下のとおりです。

  • ・車検証
  • ・自動車検査票
  • ・点検整備記録簿
  • ・自賠責保険証明書
  • ・認印(手続き代行の場合は委任状)
  • ・申請書(2号様式)
  • ・手数料納付書
  • ・自動車重量税納付書
  • ・自動車税種別割納税証明書

 

構造変更は車検を行っている場所にて手続きします。基本的には電気系統、ブレーキ、各種計器類とは別に、「変更箇所」という名目で検査を受けることになるでしょう。構造変更の内容は車検のなかで見るようになっているため、別途申請するよりは車検のタイミングで提出したほうが手間はかかりません。

(参考:『自動車検査・登録ガイド|国土交通省』

 

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8ナンバーの車検費用

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どのような車においても維持費はかかるため、その額に頭を痛めている方も少なくないでしょう。それは8ナンバー車でも同じですが、税金面で見ると条件次第では自家用車より安くなるケースもあります。毎回の車検費用に悩んでいる方はぜひチェックしてみてください。

 

車検費用の内訳

8ナンバー車はほかの車と同様に車検基本料や追加整備費用(必要なケースのみ)に加えて、自賠責保険料や重量税、印紙代を含む法定費用もかかります。過去には自家用車と比べて税金が安かった時代があり、そのメリットを利用するために少しだけ改造をして登録する例もあったようです。

 

しかし、そうした事案が社会的に問題となったため、現在では変更にかかる検査や要件は厳格化されています。現在でも税額が割安になるケースはありますが、手続きにかかる手間なども増えているため慎重に検討しましょう。

 

8ナンバーと普通車の重量税の比較

重量税でみると8ナンバー登録車は比較的安い設定になっています。エコカー減免なしの2トン以下のキャンピングカーは通常3万2,800円ですが、8ナンバー登録だと1万6,400円です。その差は倍になります。

 

同じ重さでも8ナンバーのほうが安くなるのは設備面の関係です。8ナンバー車は自家用車と違いポンプやハシゴなどの設備を積載していることもあり、必然的に車が重くなる傾向にあります。そうした部分を考えた上での税率になっているといえるでしょう。

 

しかし、重量税は車両全体の重さに対して決まるため、結果的に税額には差が出ないケースが多いようです。

 

自賠責保険の保険料はやや高め

車を購入した際に強制的に加入することになっている自賠責保険料については、8ナンバー車は自家用車より高くなります。保険料は車種や契約年数など条件によって金額が変わってきますが、ここではキャンピングカーで24か月契約にする例を見ていきましょう。

 

8ナンバーの保険料は5つに分けられ、キャンピングカーはその内の「三輪以上の自動車(軽自動車を除く)」に該当するため金額は2万4,020円となっています。これに対して、普通乗用車の保険料は同じ月数で2万1,550円です。およそ2,500円の違いが出てきます。

 

車検期間はすべて2年

自家用車の車検は、初回は3年後、以降は2年ごとです。一方、8ナンバーだと初回・継続どちらにおいても2年ごとの車検が必要となります。

 

8ナンバーは初回更新が1年早くなるため、若干車検費用がかさむ可能性があるでしょう。しかし、初回以降は毎年車検を受ける必要がある小型貨物自動車などは、8ナンバーにすることでデメリットをカバーできます。

 

追加整備費用は割高なことが多い

8ナンバーは特殊な設備を備えているため、整備費用が追加されることにも注意が必要です。例えば、消防車は勢いよく水を拭き出すためのポンプ装置やハシゴが備わっています。これらの設備は普通の車には備わっておらず、車検などでチェックした際に劣化がひどければ修理が必要になってくるでしょう。

 

これはキャンピングカーなどでも同様です。重量税が少し安くなったとしても追加設備費用が加わることで、トータルの車検費用に大きな差は出ないことが多いといわれています。

 

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8ナンバーのキャンピングカーと軽キャンピングカーの車検費用を比較

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8ナンバーの登録は手続きが煩雑になり、昔に比べてメリットは減少しているようです。しかし、軽キャンピングカーの場合はお得になる可能性があります。ここでは、それぞれ8ナンバーに登録した際の車検費用の比較をしてみましょう。

 

8ナンバーのキャンピングカーの場合

重さが2トン以下の8ナンバーのキャンピングカーの場合、重量税がおよそ1万2,600円で自賠責保険料が2万4,020円になります。また、総排気量が2Lとして計算すると自動車税種別割は3万1,600円です。

 

税金面だけ見ると、自動車税種別割や重量税は割安になっているのが分かります。一方で自賠責保険料が高い点と、構造要件の厳格化から任意保険に入りづらい点については注意が必要です。

 

軽キャンピングカーの場合

軽キャンピングカーを8ナンバー登録した場合だと重量税6,600円、自賠責保険1万2,760円になり、8ナンバー登録なしのケースと比較すると税金は安くなっているのが分かります。また、自動車税種別割は5,000円と同車種の5ナンバーのおよそ半額です。

 

税金対策としての8ナンバー改造が横行した例もあり、現在はキャンピングカーと自家用車の税金面はさほど差はありません。しかし、軽キャンピングカーの場合では違いが出てくるのが分かります。もし維持費を少しでも安くしたいと悩んでいる方は、軽キャンピングカーも検討してみましょう。

 

8ナンバーの高速料金はどうなる?

8ナンバーの車に乗ったことがないと高速料金がどうなるのか気になる方も多いでしょう。キャンピングカーとして利用する場合でも、高速料金は8ナンバーになる前の車を基準に決められます。

 

普通乗用車をキャンピングカーにした場合は普通乗用車の高速料金が、軽自動車をキャンピングカーにした場合は軽自動車の高速料金が適用される仕組みです。休日割引や深夜割引も元の分類に当てはめて適用されます。ただしキャンピングトレーラーは牽引車扱いになり、料金が上がるため注意しましょう。

 

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キャンピングカーのベースとしておすすめの中古車は?

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乗用車を購入してキャンピングカーにしたいけれどどの車を選べばよいか分からないという方もいるのではないでしょうか。キャンピングカーのベースとする車は自分の求める広さや走行性能から選ぶことが大切です。ここではキャンピングカーのベースにおすすめの車種を紹介します。

 

トヨタ ハイエースバン

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トヨタのハイエースバンはキャンピングカー向きの車です。2022年2月時点では中古車なら149万9,000円~399万9,000円で購入でき、車内の広さも申し分ないでしょう。室内の寸法は荷室長3,000mm、荷室高1,320mm、荷室幅1,520mmとなっています。

 

エンジン性能も高く、出力の高さと燃費性能を両立していることも特徴です。総排気量は2,754cc、燃費性能はWLTCモードで11.3km/Lと、安定した走行性能を発揮します。ターボチャージャーを搭載し、エンジン音を抑えることにも成功しました。

(参考: 『ハイエースバン(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)

 

三菱 デリカD:5

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三菱 デリカD:5は中古車でも在庫数が多く、幅広い価格帯から選ぶことができる車種です。2022年2月時点では中古車なら64万9,000円~429万9,000円で購入可能です。

 

室内の寸法は室内長2,980mm、室内高1,310mm、室内幅1,505mmで、広さも問題ないでしょう。ハイエースバンよりは少し狭くなりますが、それでも十分な荷室の広さを実現しています。

 

4WDシステムを搭載し、最大トルクが380N・m/2,000rpmの高出力ディーゼルエンジンを搭載していることも特徴です。ディーゼルでありながら振動面も改善されているため、快適な乗り心地を体感できるでしょう。

(参考: 『デリカD:5(三菱)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)

 

ホンダ N-BOX

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ホンダのN-BOXは軽自動車でありながら、高性能エンジンと室内空間の広さが特徴的な車種です。客室内は長さ2,060mm~2,240mm、高さ1,400mm、幅1,350mmと普通乗用車に比べて広さは劣りますが、軽自動車としては十分だといえるでしょう。

 

エンジンはi-VTECエンジンを搭載し、最高出力43Kw/7,300rpm、最大トルク65N・m/4,800rpmを実現しました。WLTCモードで21.2km/Lという燃費性能も魅力でしょう。軽自動車のキャンピングカーが欲しい人におすすめです。2022年2月時点では中古車なら39万9,000円~196万7,000円で購入できます。

(参考: 『N-BOX(ホンダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)

 

ダイハツ ハイゼットトラック

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ダイハツのハイゼットトラックは駆動力が高く、キャンピングカー向きの性能をした車種です。最高出力は34Kw/5,700rpm、最大トルクは60N・m/4,000rpmあり、荒れた道でも安定した走りができるでしょう。燃費もよく、WLTCモードで2WDは19km/L、4WDは18.2~18.5km/Lです。2022年2月時点では中古車であれば49万9,000円~124万9,000円で購入できます。

 

荷台も広く、長さは1,650mm~1,940mm、幅は1,410mmあり、キャンピングカーとして改造しやすいモデルといえるでしょう。

(参考: 『ハイゼットトラック(ダイハツ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)

 

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まとめ

8ナンバーってどんな車?車検費用が安いって本当?

以前は8ナンバーへ変更すると税金も安くなる場合がありましたが、現在は自家用車と比べてさほど差はありません。しかし、軽キャンピングカーであれば自家用車に比べると維持費の面でもお得な場合があります。

 

ネクステージでは車検のお悩みはもちろん、お乗り換えや整備などについても幅広く対応しています。2022年2月時点で全国186店舗、総在庫数2万以上を誇り、国家資格を持った整備士をはじめ知識豊富なスタッフが丁寧に対応しますので、お困りの際はお気軽にご相談ください。

 

※本記事に記載の自賠責保険料は、基準料率改訂等の理由により変更となる場合があります。最新の自賠責保険料率表は損害保険料率算出機構のHPをご確認ください。

 

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