車検の見積もりを取ろう!確認ポイントや見積もりにかかる時間の目安
自家用車に乗る以上、車検は必ず定期的に行わなければなりません。出費も少なくないため、安心して満足のいく車検を受けるには、事前に見積もりを依頼することが大切です。しかし、見積もりに慣れていない人はどのような方法で行うのか、具体的にどのようなメリットがあるのか、イメージしづらいかもしれません。
そこでこの記事では、車検の見積もりを行うメリットや依頼の方法、ポイントなどを、ネクステージ独自のアンケートを交えながら詳しく説明します。
※目次※
・車検の1か月以上前から車検の見積もりを出してもらおう
・車検の見積もりはディーラー、車販売店、ガソリンスタンドなどで可能
・ネクステージなら車検の見積もりは24時間無料で受付中!
車検の見積もりを取ろう!
車検の時期が近づいて来たら、まずは見積もりを取りましょう。事前に見積もりを取っておくことで予算が立てやすくなり、実際に車検を受ける際に想定外の費用に慌てる心配がなくなります。もちろん、見積もりを取るメリットはそれだけではありません。そこでここでは、なぜ見積もりを取ることが必要なのか、主に2つの理由を紹介します。
車検の料金はお店ごとに違う
車検費用は、主に法定費用と車検基本費用で構成されています。この2つの費用のうち、法定費用は法律によって定められた費用であるため、どこで車検を受けても金額は一律です。
一方の車検基本費用は、お店が任意で定める金額のことを指します。そのため、どこのお店で車検を受けるかによって、トータルの車検代が変わるため確認が必要です。費用の目安は以下の表を確認してください。
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法定費用(一律) |
車検基本費用(任意) |
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重量税※ |
保険料 |
検査手数料 |
点検費用 |
事務手数料 |
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普通車 |
0.5t以下 5,000円 |
2万1,550円 |
3ナンバー車 1,800円 |
1.5L車 2万円前後 |
1万800円前後 |
0.5t以上1t以下1万円
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5ナンバー車 1,700円
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2.5L車 3万円前後 |
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軽自動車 |
5,000円 |
2万1,140円 |
1,400円 |
1万円台後半 |
※別途エコカー減税の適用あり
見積もりを取れば比較や打ち合わせもできる
ひとつの業者だけでなく複数の業者から見積もりを取れば、車検費用の比較ができるようになり、より安い費用で車検ができる業者が見つけられるでしょう。
また、見積もりでは項目ごとにどのくらいの費用がかかるのか、細かく内訳や内容を確認できます。特に必要ない整備の項目などが含まれている場合には、実際に車検を受ける前にあらかじめ打ち合わせでカットしておきましょう。必要な項目だけに絞ることで、車検のコストを削減できます。
車検の見積もり方法とは
2年に1度(新車は初回3年に1度)受けなければいけない車検ですが、車に詳しくない人や、免許を取得して初めて車検を受ける人は、どのような方法で見積もり依頼をしていけばよいのか分からないのではないでしょうか。
ここでは、中古車販売店・ディーラー・ガソリンスタンドの3つに分けて、それぞれの見積もり方法についてご紹介します。
中古車販売店に依頼する
中古車販売店でも、車検の依頼を受け付けているところは少なくありません。全国でチェーン展開しているところであれば、比較的料金も安く、質の高い点検整備が受けられるでしょう。
ネクステージでは、国土交通省の許可を持つ自社の指定工場を完備し、国家資格を持った専任のスタッフが確かな品質の整備・点検を行なっています。また、車検とあわせて傷やへこみといった修理や消耗品の交換など、お客さまのカーライフをトータルサポートしていることが強みです。
車検の見積もりは無料で行っています。インターネットから24時間いつでも予約可能です。少しでも長く乗っていただけるように、一台一台丁寧に点検を行い、車の状態に合わせた最適な車検プランを提案しています。
ディーラーに依頼する
トヨタや日産、ホンダなど、全国にはメーカーごとの店舗が多数あり、ディーラーを身近に感じている方は多いのではないでしょうか。愛車をディーラーで購入した場合、基本的には車検のタイミングでハガキやDM、担当者からの電話などが入ります。
予約をせずに訪問すると、担当者が不在だったり、整備などで立て込んで待たされたりすることがあるので注意しましょう。
ガソリンスタンドに依頼する
以前のガソリンスタンドは給油のみを目的としていましたが、最近では国家整備士を配置するところも増えてきました。そのため、車検や点検整備などを行っているところも少なくありません。
ただし、すべてのガソリンスタンドが敷地内に指定整備工場を設けているわけではなく、車検の受付のみを行って提携している整備工場に出す場合もあります。手軽に車検を通したい方は事前に確認してみましょう。ただし、ガソリンスタンドのメインは給油であることから、整備士の作業レベルにバラツキがある可能性への考慮が必要です。
車検専門業者
車検だけを専門に行う、車検専門業者を利用する方法もあります。車検専門業者は車検に特化しているためスピードが早く、料金も比較的安いことが特徴です。また、多くがフランチャイズであることからサービスや技術力の一定水準が保たれています。店舗によってばらつきが少ないことも安心できるポイントです。
ただし、車検専門業者はあくまでも車検専門のため、急を要さない部品交換などの一定以上のサービスは受けられない可能性があります。
指定工場や認定工場
あまり馴染みがないかもしれませんが、指定工場や認定工場などでも車検を受け付けています。指定工場では点検整備から車検まですべてを工場内で行うことができるため、スピードが非常に早いことが特徴です。
一方、認定工場の場合は工場では車の点検整備しか行うことができず、工場での点検整備終了後は各地方運輸支局に車を持ち込んで試験を実施する必要があります。時間はかかりますが、その分指定工場で車検を受けるよりも割安です。
しかし、指定工場や認定工場は数が少なく、近隣にあるとは限りません。住居地によっては選択肢に入らない場合があるでしょう。
依頼先を決めるには?
車検の依頼先を決めるには低価格であることも大切ですが、安心感を得られるということも必要です。ネクステージでは、独自にユーザーがどの業者に車検に出しているのか調査しています。
ディーラーへ依頼するが50.4%、モータース・民間車検工場が17%、車検専門店8.5%、中古車販売店6.5%という結果となりました。
購入元であることや、車検についての知識があるという点で安心できると考える方が多くいます。また、モータースや民間車検工場が2番目に多いのは、長い付き合いがあるなどの安心感からといえるでしょう。
見積もりから分かる車検の価格の傾向
複数の業者から見積もりを取って比較してみると、単なる料金の違いだけではなく、各業者の価格の傾向も自然と見えてくるでしょう。車を車検に出すに当たって自分が何を重視するのかを把握し、それに見合った業者を選ぶことは納得のいく車検にするために欠かせません。
そこでここからは、それぞれの業者が重視するポイントについて、ひとつずつ見ていきましょう。
品質重視
特に品質を重視するのがディーラーです。メーカー直営というだけあって車の高い品質を維持するため、ディーラーの車検は他社の車検と比較しても点検項目が多く、車の細部まで確認・整備を行ってくれる充実した内容となっています。
また部品交換が必要になった場合にも、純正部品が使用されるため安心です。しかし、ディーラーでの車検は他社と比較して品質が高い分、コストが高くなりやすいことを念頭に置きましょう。
価格重視
車検専門店やガソリンスタンドなどは、価格重視の傾向にあるといえるでしょう。特に車検専門店は車検のみを専門に行うため、効率よく多くの車を車検に通すための設備やノウハウを持っています。他の業者と比べ、安い費用で車検を行うことが可能です。
しかし、車検専門業者やガソリンスタンドでの車検は、ディーラーなどが行う車検とは異なります。車検に合格させることだけが目的のため、整備や部品交換は必要最低限しか行ってもらえないという点には注意しましょう。
バランス重視
コストを抑えつつ、品質も一定以上の車検を受けたいという方は、価格と質のバランスを重視した中古車販売店などがおすすめです。
基本項目以外の検査項目については自由に決めることができ、念のための点検などで余計なコストがかかる心配がありません。また、部品交換が必要な場合も、純正パーツ以外のものを使用してくれる場合もあるため、ディーラーよりもさらに費用を抑えることも可能です。
このように、あらかじめ車検の前に打ち合わせを行うことで、ニーズに合った希望通りの車検を受けることができるのは大きな魅力といえるでしょう。
車検の見積もりを比較する時のポイント
実際に見積もりを複数の業者から取ってみたけれど、車検に慣れていない方は何をどのように比較したらいいのか、戸惑うこともあるのではないでしょうか。車検の見積もりを比較する際には、確認しておくべきポイントがいくつかあります。
そこでここでは、見積もり比較の際に重要となる主な3つのポイントをひとつずつ紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
代車が必要な時の費用はかかるのか
日常的に車を利用する方の場合、車検に出すことで車が使えなくなると非常に困るでしょう。どうしても車を利用しなければならない場合は、代車を借りる必要があります。
ほとんどの業者・店舗では代車を貸出していますが、念のため貸出があるのか確認しておくとよいでしょう。また、貸出をしていても無料の場合と有料の場合があります。有料の場合は車検費用とは別になっていることが多いため、何日間をいくらで借りられるのか、あらかじめ確認しておくと安心です。
理解できる内容になっているか
せっかく見積もりを出してもらっても、内容をきちんと把握できなければ意味がありません。もし分かりにくい項目があれば、問い合わせてしっかり内容を確認するようにしましょう。
また、特に必要性を感じない項目などがあれば、遠慮なく業者に相談してみてください。必須項目でなければ、検査項目から外せる場合があります。内容についてよく理解せず不安を感じたまま車検を進めると、思わぬ出費が発生してしまうかもしれません。不要なトラブルを避けるためにも、内容はきちんと理解・納得できるよう確認しましょう。
追加される項目がないか
実際に費用が発生するにもかかわらず、見積もりの中に含まれないことが多い項目もあります。代表的なものは、定期的な交換が必要なエンジンブレーキや、ブレーキフルードなどの消耗品費です。交換が必要な場合には費用が発生し、見積もり金額と大きな差が生まれます。
もし、見積書の中に消耗品の項目が含まれていない場合は、消耗品費やその他追加になる可能性がある費用はないか、合計金額はいくらになるのかを確認しておきましょう。
車検の見積もりを取る時の時期や費用の目安
実際に車検の見積もりを依頼しようとする場合、いつぐらいから動き始めたらよいのでしょうか。期日ギリギリになってしまうと、余裕を持って業者を比較・選定できず、不本意なところへ依頼することになってしまうことも考えられます。そのような事態を回避するためにも、見積もりにかかる時間や費用の目安を知っておきましょう。
見積もりにかかる時間の目安
車検の費用対策をするためにも、見積もりは欠かせません。どの業者で見積もり依頼をしても、それにかかる時間に大きな差はなく、車検の見積もりは大体15分~60分程度で完了します。
見積もりの大まかな流れは以下のとおりです。
・車の状態や車検証の確認 ・部品交換代や工賃などの計算 ・見積もり明細書の作成 |
見積もり時間を短くしたい場合は、事前に予約しておきましょう。定期点検の顧客対応をしているなどにより、すぐに対応してもらえないこともあります。
見積もり予約を電話などでする際、車種や年式などを聞かれるため、事前に車検証などで確認しておきましょう。また、事前にある程度の情報を伝えておくことで、見積もりにかかる時間を短縮できます。
見積もりの依頼に適切な時期
車検の見積もりはいつ行えばよいのでしょうか。
車検の費用対策をしっかりとするためにも、見積もりは車検予約の1か月以上前から実施しておくことがおすすめです。ギリギリの期間で持ち込んだ場合、見積もりについてあれこれと対策を練ることが難しくなります。
ゆとりを持って行っていくためにも、車検予約の1か月前から見積もりを始めましょう。
見積もりにかかる費用の目安
基本的に車検の見積もりは無料です。見積もり依頼をしただけで、車検の予約をすることにはなりません。ここで気になるのは、車検見積もりの費用の内訳についてです。
車検費用は主に「法定費用」と「車検基本料金」の2つに分けられます。
法定費用とは、国や保険会社に支払うものです。自動車重量税・自賠責保険料・印紙代で構成されています。法定費用は車種に応じて金額が決まっており、どの業者で車検を受けても費用は変わりません。
業者によって大きく差が出るのが車検基本料金です。主に検査手数料・整備料・納車手数料・代車費用・引き取り費用などで構成されています。
これらの料金は、法定費用とは違い一律ではないため、業者や整備内容によって費用が変わってくるでしょう。各業者が独自に設定している費用であるため、交渉次第では料金を大幅に下げることも可能です。
ただし、車検の目的は安全面や環境面が保安基準に適しているかを検査することなので、安さだけではなく安心感を優先しましょう。
車検や見積もりで必要になるもの
実際に車検の見積もりや車検を行う際には、どのようなものが必要になるのでしょうか。必要書類が手元にない場合は再発行の依頼をしなければならず、予想以上に時間がかかってしまうこともあります。
当日慌てずに作業をスムーズに進めるためにも、早めに必要なものを確認して準備は万全にしておきましょう。そこでここでは、見積もり時と車検時に必要になるものをそれぞれ説明します。
見積もりで使うものは少ない
車検の見積もりをする際の持ちものは少なく、一般的に用意するものは車検証だけです。車検証には車の基本情報が記載されており、見積もりの際に車検満了日や年式を確認するうえで欠かせません。必ず用意しておきましょう。
車検証は公道を走行する際に常に車内に備えておくことが法律で義務付けられているため、大抵はクローブボックスに保管されています。
加えて、過去の点検内容や整備箇所を記載した点検整備記録簿があれば用意しておきましょう。提出は必須でないため、なくても問題ありません。
見積もり時に車検で使うものを確認しておこう
見積もりの際に、車検時に必要なものも確認しておきましょう。依頼するお店によって違う場合がありますが、必須で用意しなければならないものは「車検証」「自動車税納税証明書」「自賠責保険証明書」の3点です。
自動車税納税証明書は、自動車税納税通知書の右端部分にあり、納税後に渡されます。自賠責保険証明書は車検証と同様に車に備えておく必要があるため、車検証と一緒に確認するとよいでしょう。
その他、お店によっては印鑑や任意保険の証券などの提出を求められる場合があります。早めに確認をして、手元にない場合は再発行など準備をしておきましょう。
車検に出すときの不安要素
車検に出す際の一番の不安要素は、車検代がいくらかかるのかという点ではないでしょうか。
ネクステージのアンケートでも、車検の価格に不安があると答えた方が52.2%と半数を占めました。2番目に多かったのは特に無い(24.1%)、3番目には作業時間や預かり時間(6.5%)です。この結果からも、価格以外に不安要素を感じる人は少ないことが分かります。
価格を重視して車検を受ける際には、相見積もりを出してから業者を決めるとよいでしょう。
よくある質問
Q.車検の見積もりはどれくらい前にするのが良い?
A.車検見積もりは満了日前の1か月前からがおすすめです。満了日よりも1か月以上前に車検を受けた場合、次回の車検日がずれてしまいます。損をしてしまうため、早すぎないようにしましょう。
一方で満了日が近い場合、希望する日程の予約が埋まっている可能性があります。状況によっては満了日に間に合わなくなる恐れがあるため、余裕を持たせて予約しておきましょう。
Q.車検費用はいくらが平均?
A.車種や車の状態によって車検費用は異なりますが、コンパクトカーで10万円前後、ミニバンやSUVなどの大型車で11万円~12万円ほどが目安です。軽自動車については、普通自動車よりも安く設定されています。
車検費用の項目は、法定費用と車検基本料金の2つです。車検基本料金は車検業者によって費用が異なります。カー用品店や車検専門店はディーラーよりも安めです。
Q.車検の見積もり時に必要なものは?
A.車検の見積もり時には車検証を用意しましょう。車の正確な情報が分かるからです。その際に、過去の点検内容や修理した箇所などの情報が分かる書類を用意しておくなら、スムーズに見積もりが取れるでしょう。
車検時には車検証に加えて、自賠責保険証明書、自動車納税証明書、身分証明書などの提出が必要です。該当の車両の所有者が車検を受けない場合には、委任状の必要性も確認しておくと良いでしょう。
Q.車検の事前見積もりをするメリットは?
A.事前見積もりのメリットのひとつは費用の把握です。車検にかかる費用は業者ごとに異なります。複数の業者から見積もりすれば、安い費用で提供している業者を見つけられるでしょう。
加えて、事前見積もりをしておくと、車検時の整備内容が分かります。交換するパーツや実施する整備などを把握できるため、自分に合った業者が見つかりやすいでしょう。
Q.なぜディーラーの車検は高いのか?
A.ディーラーの車検が高い理由のひとつは使用するパーツの違いです。車検整備の際に、パーツに劣化が見られるときは新品に交換します。カー用品店や整備工場では互換性のあるパーツを使用する場合がありますが、ディーラーで使用するのは純正品のみです。
加えて、ディーラーの車検は他の車検業者よりも点検項目が多いため、費用が高くなる傾向があります。
まとめ
車検を受けるうえで、見積もりは必ずしも必要なわけではありません。いくつもの店舗に出向いて見積もりを出してもらうというのが面倒に感じるのであれば、自社の指定工場を完備しているネクステージにご相談ください。
アンケートからも分かるように、車検に感じる不安の多くは費用です。ネクステージでは早期割引などお得な得点もご用意し、お客さまの車の状態に合わせた最適な車検プランをご提案いたします。Webサイトから24時間いつでも予約できますので、お気軽にご相談ください。