銀行のマイカーローンを組む流れは?借入先選びや審査基準を紹介
車の購入代金を支払う方法はいくつかあり、その中のひとつが「銀行のマイカーローン」です。現金払いやディーラーローンでの支払いは、自動車販売店のみでやりとりが完結しますが、マイカーローンは銀行を挟まなくてはなりません。
初めてマイカーローンを使う方の場合、どのような流れで利用するのかは大きな疑問となるのではないでしょうか。
この記事では、銀行のマイカーローンを組む流れ、借入先選びの流れを解説します。購入後に必要となる返済のシミュレーションも紹介しますので、リアルなプランを立てられるでしょう。
※目次※
3.銀行のマイカーローンを組む際に考えられるメリットとデメリット
4.マイカーローンの借入先選びの流れ:銀行の利用条件を確認する
5.マイカーローンの借入先選びの流れ:銀行の条件と自分のプランを照合する
・銀行のマイカーローンは購入する車の見積書を受け取り、そこから仮審査、本審査へと進む。
・車の購入に使えるローンは大きく3種類あり、銀行のマイカーローンはその中でも金利が低いことが特徴。
・銀行のマイカーローンを利用する前に、無理のない借入金額の設定と綿密な返済計画を立てることが大切。
銀行のマイカーローンを組むときの流れ
ディーラーローンは車の購入手続きとローン契約を同時に行いますが、銀行のマイカーローンを利用する場合は、購入手続きの前にローン契約をしなくてはなりません。はじめに、いつの時点から動くのか、どのような流れで契約をするのかを紹介します。
1.見積もりをもらいローン利用を伝える
購入したい車を見つけたら、見積書を作成してもらいましょう。車の見積もりは、多くの場合その場で作成してもらえます。見積書の金額と予算額を比較し、購入するかをじっくり考えましょう。
車を購入する際の支払い方法は、現金一括払いまたは自動車ローンのどちらかが一般的です。購入決定後に支払い方法を尋ねられるため、銀行のマイカーローンを利用すると担当者に伝えましょう。
銀行の審査に通らなかった場合、他の自動車ローンを申し込むなどの変更も可能です。
2.借入金額・何年で返済するかを決める
購入を決めたら、借入金額を決めましょう。頭金を用意しないフルローンも可能ですが、一般的には車両価格の10%~30%程度の頭金を用意する傾向にあります。
頭金を用意する人が多い理由は、借入額が少なくなること、それに伴い返済期間を短縮できることです。返済期間が長くなると利子が増え、トータルの返済額も増加します。
「いくら借りたら返済額はどれくらいになるのか」を計算し、何年で返済するのかも考えておきましょう。
ボーナス返済を利用するなど、返済期間は無理のない範囲で縮めることをおすすめします。
3.ローンの利用先を決めて仮審査を行う
ローンの利用先を決めて、仮審査を申し込みます。複数台の車の中で迷っているなど、購入する車が決まっていない場合は、高い金額の車を購入する想定で仮審査を行いましょう。
仮審査通過後に借入金額が上がると、再度審査が必要です。価格が高い車で仮審査を通しておけば再審査を申し込まずに済むため、購入手続きをスムーズに進められます。
4.必要書類をそろえて申し込みをする
仮審査が終わると、本審査に進みます。仮審査は必要最低限の情報のみで申し込めますが、本審査では収入を証明する書類をはじめとしたさまざまな書類が必要です。
申し込みに必要な書類は銀行によって変わります。一般的に求められるのは、以下の書類です。
本人確認書類 |
・運転免許証 ・マイナンバーカード ・健康保険証 ・在留カードまたは特別永住者証明(外国籍の方) |
収入を証明する書類 |
・源泉徴収票 ・所得証明書 ・給与明細および賞与明細(勤続年数による) ・確定申告書(自営業の方) ・住民税決定通知書 |
使い道を示す書類 |
・見積書 ・注文書 |
書類の提出方法は、Webアップロードや窓口受け付けなど銀行によって変わるため、申込先が提示する方法に合わせて提出しましょう。
5.本審査・契約を行う
本審査に通過したら、車の販売店と購入契約を結びます。本審査が通ると、銀行が販売店の口座にお金を振り込むため、契約者による振り込みは必要ありません。
購入契約の際は、ローン契約とは別に書類提出が必要です。必要な書類を販売店に提出し、納車日まで待ちましょう。なお、契約までに購入資金が用意できない場合は、契約が取り消しになることもあるため注意が必要です。
自動車を購入するなら銀行のマイカーローンがよいの?
車の購入に利用できるのは、銀行のマイカーローンだけではありません。そのため、どのローンを利用するのが最適なのか、自分にはどのローンが合っているのか悩むこともあるでしょう。
ここでは、車の購入に利用できるローンの種類、銀行のマイカーローンとその他のローンの違いを紹介します。
自動車ローンは3種類ある
自動車ローンは、主に銀行系ローン・ディーラーローン・残価設定ローンの3種類から選べます。
銀行系ローン |
銀行や労働金庫、信用金庫などが提供するローン。 審査は厳しいものの金利は低い。 |
ディーラーローン |
車のディーラーが提供するローン。 金利は高いが購入手続きとまとめて申請できるため、手間と時間の削減が可能。 |
残価設定ローン |
ディーラーローンの一種。 車の購入時に「残価(車を手放す際の予想下取り価格)」を設定し、その金額を引いた額でローンを組む方法。 |
銀行ローンと他のローンの違い
銀行系ローン・ディーラーローン共に「車の購入に利用するローン」ではありますが、異なる部分が多々あります。
まずは、審査の厳しさです。ディーラーローンは車を担保にしていることから、審査が比較的緩い傾向にあります。一方、銀行系ローンは多くが無担保です。返済が滞りなく終わるかを重視しているため、厳しい審査が行われます。
次に変わるのは金利です。ディーラーローンの金利は、販売店と保証会社両方の取り分が含まれることから高く設定されています。一方の銀行系ローンは、平均で見てもディーラーローンの半分ほどの金利です。
車の所有権が誰にあるのかも、ローンにより変わります。銀行系ローンの多くは無担保のため、所有権があるのは契約者(車の購入者)です。
ディーラーローンは車を担保にしているため契約者に所有権はなく、所有権はディーラーまたは信販会社にあります。
返済総額にも違いが出る
銀行のマイカーローンとその他のローンにはさまざまな違いがありますが、大きく異なるのは「金利」です。金利は利子の計算に使用するもので、借りた額に対し1年でどのくらいの金額が上乗せされるかを指します。金利が高くなるほど返済総額は高くなり、低くなるほど総額も低くなるという仕組みです。
銀行のマイカーローンは金利の平均が2%~4%、ディーラーローンは4%~8%といわれているため、銀行のマイカーローンを利用したほうが総額は安くなる傾向にあります。
銀行のマイカーローンを組む際に考えられるメリットとデメリット
どのローンを利用するにしても、支払いは数年間に及びます。そのため、そのローンを利用するメリットとデメリットを理解しておくことが大切です。
銀行のマイカーローンにも、メリットとデメリットがあります。人によって感じ方が異なる部分でもあるため、自分にとってどうなのかを確認しておきましょう。
メリットは金利の安さ
銀行のマイカーローンは、ディーラーローンの半分程度の金利で利用できます。金利は支払総額に大きく影響するため、ローンを組む大きなメリットといえるでしょう。
このメリットは、車両価格の高い車を購入する人、返済期間を長く設定する人ほど強く実感できます。給与振り込みや住宅ローンなど、すでにお付き合いのある銀行であれば、金利を優遇してもらえるケースがあることも大きなポイントです。
この他、車の所有権(名義)を持てることもメリットとして挙げられます。ディーラーローンや残価設定ローンでは、完済した上で手続きをしなければ車の所有権を持てません。買い替えなどで車を売却する際に、手間の少なさを実感できるでしょう。
デメリットは審査基準の難しさ
銀行のマイカーローンでは、しっかりと返済してくれるかどうかを重要視します。金利を低く設定していることもあり、ディーラーローンに比べ審査は慎重かつ厳格です。
ローン審査はさまざまな視点から判断されるため、収入が低いからといった理由だけで審査に通らないわけではありません。収入に見合った借入金額なのか、信用情報に傷はないかなども審査の対象です。
また、これまでローンやクレジットカードを利用したことのない「スーパーホワイト」と呼ばれる方も、信用履歴がないために厳しく審査されます。
万が一審査に落ちてしまっても、別の銀行に申し込むことは可能です。しかし、本審査は信用情報として記録されるため、一定期間開けてから申し込むことをおすすめします。
マイカーローンの借入先選びの流れ:銀行の利用条件を確認する
マイカーローンは、都市銀行をはじめ地方銀行、信用金庫などでも扱っています。銀行により金利や利用条件が変わるため、どの銀行のマイカーローンを利用するのかをじっくりと検討しましょう。
ここでは、マイカーローンの借入先選びの流れを利用条件の面から解説します。
何年借りられるのか
自動車ローンを何年まで借りられるかは、返済計画にも影響する重要なポイントです。借入期間と借入上限額は銀行によって変わるため、最初に確認しましょう。
借入期間が長い銀行を選べば長期ローンも組めるので、月々の負担を少しでも減らしたい場合におすすめです。
借入期間は1年~10年、借入上限額は1,000万円ほどという銀行が多い傾向にあります。しかし、一般的な上限額より低い銀行もあるため、商品概要をしっかりと確認しましょう。
繰上返済はできるか
繰上返済とは、臨時収入が入ったり収入が増加したりするなどして支払いに余裕ができたときに、通常の返済額に追加して借入残高を前倒しで返済することです。
繰上返済には「一部繰上返済」と「全額返済」の2種類があり、選べる場合と指定されている場合があります。どちらの方法も、完済時期を早められる、月々の返済額を減らせることがメリットです。
しかし、銀行によっては繰上返済をする場合に手数料が必要となるため、あらかじめ確認しておきましょう。
手続きしやすいか
銀行窓口の営業時間は、平日の9時~15時が基本です。仕事の都合で営業時間内に銀行へ行けないという場合は、土日も営業している銀行や15時以降も営業している銀行、Web上で手続きが行える銀行を選ぶとよいでしょう。
ローンを利用する場合、ローン手続きが進まないと購入手続きも進まないため、手続きのしやすさは大切なポイントです。また、申し込みの手続きだけでなく、口座開設の有無など返済方法も確認しておきましょう。
最高金利はどのくらいか
同じ借入先であっても、条件によって金利が異なる場合もあります。金利に開きがある場合は「年利〇%~〇%」と幅を持たせて記載されているため、Webサイトや商品カタログを確認しておきましょう。
審査の結果最高金利が適用されてしまった場合、予算オーバーになる可能性も否めません。 金利を重視して借入先を選ぶ場合は、最高金利で比較しておくことをおすすめします。
優遇のあるキャンペーンを開催しているか
銀行によっては、期間や対象の方を限定したキャンペーンを行っている場合があります。
例えば、ローン借入先銀行の他サービスを利用している、口座を利用しているなどの場合、金利を下げるといったキャンペーンです。他にも、期間限定で低金利キャンペーンを行っている場合もあります。
低金利が適用されれば返済総額も少なくなるため、キャンペーン適用となる条件がないか確認し、チャンスを逃さないようにしましょう。
マイカーローンの借入先選びの流れ:銀行の条件と自分のプランを照合する
どこで借入をするかを決めたら、銀行が提示する条件と自分の考えるプランを照らし合わせましょう。銀行が提示する条件とは、年齢や収入など審査に関わる情報やローンの特性です。
頭金を用意するのかしないのか、収入と支出、月々の返済額は見合っているのかなど、借入先を決めるときよりもリアルにイメージすることが大切です。
頭金は必要なのか
頭金は「ローン契約者が用意する購入代金の一部」を指し、自動車に関わるローン以外でも使われます。銀行のマイカーローンの頭金は契約者の任意で選ぶため、必須というわけではありません。
しかし、条件によっては希望額を借りられず、頭金が必要になるケースもあります。銀行の基準や借りる人の状況によって変わるため、事前に確認しておきましょう。
頭金を用意することのメリットは、審査が有利になる、利息の負担が減ることです。資金に余裕がある場合は、頭金を検討してみましょう。
返済計画にゆとりはあるか
実際に借入をする前に、月々のローン支払いが無理なくできるかを検討しましょう。自動車ローンの完済は数年にわたることが多いため、住宅ローンの支払いや子どもの教育費、日々の生活費なども見越した計画が大切です。
また、車の購入後にはメンテナンスや税金、車検代などの維持費も必要になります。ゆとりのない返済額でローンを組むと支払いが苦しくなるため、返済計画は綿密に立てましょう。
一般的な審査基準を満たしているか
自動車ローンは審査に通らなければ利用できないため、審査基準を満たしているかを確認しましょう。明確な審査基準は公表されていませんが、勤続年数1年以上、年収200万円以上が最低限の目安といわれています。
また、一般的に審査に通りやすいとされているのが「年収の3分の1程度の借入額」です。しかし、過去に返済の滞納などが多く、信用情報にその記録が残っている場合は、一般的な基準内であっても審査に通らない可能性があります。
未完済で車の売却ができるか
ディーラーローンで車を購入した場合、ローン返済中の車の売却はできません。しかし、銀行のマイカーローンは契約者に車の所有権があるため、未完済であっても車の売却が可能です。
しかし、売却時に銀行への連絡が必要なケースもあるため、ローン契約前に返済中でも車の売却は可能なのかを確認しておくことをおすすめします。
銀行のマイカーローンの中には、新しく購入する車の費用と前の車の残債をまとめて借入できるものもあるため、買い替え前に調べてみましょう。
銀行のマイカーローンを組むときの審査基準とは?
ローンの本審査は、通常1週間~2週間かけて行われます。初めてローンを組む方にとって、その期間にどのような事柄を見られているのか気になるのではないでしょうか。
ここでは、銀行のマイカーローンの一般的な審査基準を紹介します。審査基準が分かることで、ローン契約が通るか否かの大まかな目安を把握できるでしょう。
収入が一定の職業に就いているか
収入が一定ではない職業に就いている場合、一定の収入がある人に比べ審査の通過が難しくなります。これは、ローン返済が滞ってしまう危険性があるためです。銀行にとっては不安要素となるため、評価が下がってしまいます。
収入が一定ではないと見られやすいのは、パートやアルバイト、個人事業主の方です。公務員・医師・士業の方や上場企業勤務の方は、比較的高く評価されます。
パートやアルバイトだからといって、審査に通過しないわけではありません。収入が一定であれば利用できるケースもあるため、まずは審査を申し込んでみましょう。
勤続年数の長さ
勤続年数の長さも審査に重要な項目です。勤続年数が長いほど安定して収入を得ており、一定の返済能力があると評価されるためです。
勤続年数が少ない場合は、転職する可能性とそれによる収入の途絶え、返済の滞りが危惧されます。「これくらいあれば大丈夫」という基準はありませんが、勤続年数は1年以上あると安心です。
過去に支払いトラブルがなかったか
過去に支払いトラブルがあると、審査への合格が難しくなります。特に身近なケースが「クレジットカード」の引き落としです。
督促があっても長期間延滞をしたり、何度も同様の督促を受けたりすると「返済能力がない」と判断され、いわゆる「ブラックリスト」に入ることがあります。ブラックリストに入ると返済が滞る危険性が高いと判断されるため、審査に通りにくくなるでしょう。
虚偽の申請をしていないか
虚偽の申請をした場合、虚偽の申請が発覚した場合は、信用度がなくなることから審査に通りません。
銀行は、申請者の返済能力に加え「社会的信用度の高さ」も審査します。公的な書類で虚偽の申請を行うことは詐欺行為にも当たるため、自信がなかったとしても避けなくてはなりません。
頭金を用意する、保証人を立てるなどの回避策もあるため、基準に満たないと分かった場合は銀行に相談してみましょう。
クレジットやキャッシングを多用していないか
キャッシング回数が多いほど返済能力への不安も大きくなり、審査に落ちやすくなります。同じように不安視されるのが、クレジットカードのリボ払いの返済残高が多い場合です。
キャッシングは借入、リボ払いは支払い方法のため同一ではありませんが、どちらも高い金利が設定されています。
金額が多いほど返済期間も長くなるため、どちらの場合も完済してからローンを申し込むようにしましょう。
銀行のマイカーローンで審査に不安がある場合の対策は?
それほど高い車を買うわけではないとしても、審査条件から「通らないかもしれない」と感じることもあるでしょう。審査に通る・通らないは、結果が出るまで分かりませんが、審査への不安を減らすための対策はあります。
借入金額や勤務状況など、自分にとってネックとなる部分の対策を講じましょう。
頭金を用意しておく
自動車ローンを組む際には、できるだけ頭金を用意しておくことがおすすめです。頭金を用意しておくことで、自動車ローンの審査に通る可能性が高くなる場合もあります。これは、「頭金を用意できる=ある程度の経済力がある」とみなされるためです。
また、頭金を入れることで総返済額を減らせる点もメリットです。毎月の返済負担を軽減するためにも、資金に余裕がある場合は頭金の検討をおすすめします。
保証人を立てておく
自動車ローンを組む際、基本的に保証人は必要ありません。しかし、収入が不安定な方や信用情報に記録されている場合など、状況や条件によっては保証人が必要になるケースもあります。
保証人を立てることで審査に通る可能性が高くなるため、安定した収入がある親族などに保証人となってもらえないか相談してみましょう。ただし、保証人は本人と同等の返済義務を負うことになるため、保証人になる人にはその点を理解してもらう必要があります。
他に利用しているローンの完済をする
他に借入をしているローンがある場合は、返済能力があるかどうかを厳しくチェックされます。収入などから複数のローン返済は困難と判断され、審査に通らない可能性もあるでしょう。
他にもローンの返済がある場合は、銀行のマイカーローンを申し込む前に完済しておくことをおすすめします。まとまったお金がある場合は、繰上返済を利用するのもひとつです。
審査段階で転職はしない
ローン審査では、勤続年数も確認されます。同じ会社に長く勤めているほうが収入が安定していると見られるため、収入の安定性を証明するためにも審査段階での転職は避けたほうがよいでしょう。
転職したばかりという場合は、半年ほど勤務してからローンを申し込むことをおすすめします。審査に通るか不安という方は、審査に通るか事前に確認できる「お試し審査」を利用してみましょう。
銀行のマイカーローンの返済シミュレーション
ここからは、具体的な金額を基に返済のシミュレーションをしてみましょう。銀行のマイカーローンの返済額は、借入金額・借入期間・利息の3つを使って計算できます。
現在は返済シミュレーションを提供する銀行もあるため、自分で計算するのは面倒だという方は、そちらを利用してみましょう。
借入額200万円の場合
借入額が200万円の場合の返済シミュレーションは、以下の通りです。金利を1%・3%・5%、返済年数を3年・5年・7年の区分に分けています。返済シミュレーションで出した毎月の返済金額・返済総額・利子を参考に、ローンの内容を決めましょう。
(金利1%)
返済年数 |
毎月の返済金額 |
返済総額 |
利子 |
3年 |
5万6,416円 |
203万982円 |
3万982円 |
5年 |
3万4,187円 |
205万1,245円 |
5万1,245円 |
7年 |
2万4,662円 |
207万1,643円 |
7万1,643円 |
(金利3%)
返済年数 |
毎月の返済金額 |
返済総額 |
利子 |
3年 |
5万8,162円 |
209万3,847円 |
9万3,847円 |
5年 |
3万5,937円 |
215万6,240円 |
15万6,240円 |
7年 |
2万6,426円 |
221万9,833円 |
21万9,833円 |
(金利5%)
返済年数 |
毎月の返済金額 |
返済総額 |
利子 |
3年 |
5万9,941円 |
215万7,903円 |
15万7,903円 |
5年 |
3万7,742円 |
226万4,545円 |
26万4,545円 |
7年 |
2万8,267円 |
237万4,491円 |
37万4,491円 |
借入額300万円の場合
借入額が300万円の場合の返済シミュレーションは、以下の通りです。金利を1%・3%・5%、返済年数を3年・5年・7年の区分に分けています。返済シミュレーションで出した毎月の返済金額・返済総額・利子を参考に、ローンの内容を決めましょう。
(金利1%)
返済年数 |
毎月の返済金額 |
返済総額 |
利子 |
3年 |
8万4,624円 |
304万6,473円 |
4万6,473円 |
5年 |
5万1,281円 |
307万6,870円 |
7万6,870円 |
7年 |
3万6,993円 |
310万7,468円 |
10万7,468円 |
(金利3%)
返済年数 |
毎月の返済金額 |
返済総額 |
利子 |
3年 |
8万7,243円 |
314万769円 |
14万769円 |
5年 |
5万3,906円 |
323万4,360円 |
23万4,360円 |
7年 |
3万9,639円 |
332万9,746円 |
32万9,746円 |
(金利5%)
返済年数 |
毎月の返済金額 |
返済総額 |
利子 |
3年 |
8万9,912円 |
323万6,856円 |
23万6,856円 |
5年 |
5万6,613円 |
339万6,820円 |
39万6,820円 |
7年 |
4万2,401円 |
356万1,740円 |
56万1,740円 |
借入額400万円の場合
借入額が400万円の場合の返済シミュレーションは、以下の通りです。金利を1%・3%・5%、返済年数を3年・5年・7年の区分に分けています。返済シミュレーションで出した毎月の返済金額・返済総額・利子を参考に、ローンの内容を決めましょう。
(金利1%)
返済年数 |
毎月の返済金額 |
返済総額 |
利子 |
3年 |
11万2,832円 |
406万1,964円 |
6万1,964円 |
5年 |
6万8,374円 |
410万2,495円 |
10万2,495円 |
7年 |
4万9,324円 |
414万3,293円 |
14万3,293円 |
(金利3%)
返済年数 |
毎月の返済金額 |
返済総額 |
利子 |
3年 |
11万6,324円 |
418万7,694円 |
18万7,694円 |
5年 |
7万1,874円 |
431万2,485円 |
31万2,485円 |
7年 |
5万2,853円 |
443万9,666円 |
43万9,666円 |
(金利5%)
返済年数 |
毎月の返済金額 |
返済総額 |
利子 |
3年 |
11万9,883円 |
431万5,809円 |
31万5,809円 |
5年 |
7万5,484円 |
452万9,095円 |
52万9,095円 |
7年 |
5万6,535円 |
474万8,989円 |
74万8,989円 |
自動車購入全体の流れも把握しておこう!
銀行のマイカーローンを申し込むのと同じように、車の購入もいくつかのステップを踏んで進めます。ローンの申し込みは基本的に購入する車が決まっていることが前提となるため、車を購入する流れも確認しておきましょう。
ここでは、車を購入する流れを大きく4つのステップに分けて紹介します。
1.予算を決めて車を選ぶ
まずは、車の購入に充てられる金額「予算」を決めます。車を先に選ぶのもひとつですが、希望する車と予算が大きく離れてしまう場合もあるため、大まかな予算を決めた上で車種を絞るとよいでしょう。
すでに車種を決めているものの、予算を超えてしまうという場合は、中古車の価格相場を確認します。中古車であれば予算に収まるケースもあるため、新車にこだわりがなければ並行して探してみましょう。
銀行のマイカーローンを利用すると決めている場合は、どのくらい借入をするか、頭金を用意するのかなどもイメージしておきます。
2.自動車の見積もりを出してもらう
新車の場合、Webサイトや店頭に表示されているのは「車両本体価格」です。車を購入する際には、オプション料金や税金、納車に必要な諸費用などが車両本体価格に上乗せされます。最終的な支払総額を知るために、販売店で見積もりを出してもらいましょう。
中古車販売店の表示は、自動車の登録に必要な諸費用、税金類が含まれています。しかし、表示には含まれない諸費用もあるため、新車と同じく見積もりを出してもらうと安心です。
新車・中古車どちらも、販売店によって金額が変わることがあります。費用を抑えたいという場合は、いくつかの店舗で見積もりを取って比較しましょう。
3.支払い方法を決める
購入する車を決めたら、購入の手続きをすると同時に支払い方法を決めます。
購入手続きはローン審査を終えてから先に進むため、最初の段階で担当者に伝えておきましょう。
銀行のマイカーローンの審査には、見積書または注文書が必要です。販売店でどちらかを受け取り、その上で審査を申し込みましょう。
ディーラーローンや現金払いなど、銀行のマイカーローン以外の支払い方法を選ぶ場合も、この時点で担当者に伝えます。それぞれの支払い方法に合わせて手続きを進めてもらえるため、担当者の案内に従いましょう。
4.必要な書類を用意して購入する
支払い方法が無事に決まったら、車を登録(届出)するために必要な書類を用意します。
普通車と軽自動車で必要書類は異なりますが、基本的な必要書類は以下のものです。
・印鑑証明書(普通車のみ/発行から3か月いないのもの)
・自動車保管場所証明書(車庫証明)
・委任状(普通車のみ)
・申請依頼書(軽自動車のみ)
・実印(普通車のみ)
・住民票(軽自動車のみ/発行から3か月以内のもの)
上記の書類を販売店に提出し、納車が終われば完了です。
まとめ
銀行のマイカーローンは、審査は厳しいものの金利の低さが魅力です。ローンの申し込みには販売店が発行する見積書または注文書が必要となるため、ローンを申し込む流れと併せて、車を購入する流れも把握しておきましょう。
ローンを利用すると購入時にまとまった資金を必要としませんが、購入にかかった費用を数年にわたり支払う必要があります。支払総額を減らしたい場合は頭金を用意する、新車ではなく中古車を選ぶなどの工夫をしましょう。
よくある質問
Q. 車ローンの審査に通ったらどうなりますか?
A. ローンの審査は、仮審査と本審査があります。仮審査に通った場合は本審査に進み、問題ないければ借入の契約が成立し、口座に入金されます。
Q. 中古車を買う時の手順はどうなりますか?
A. 中古車を買う際は、店舗にいく前に予算や希望車種を決めます。次に希望車種の確認をし、見積もりを出してもらいます。納得いくようであれば、必要書類を用意して契約に進みましょう。ローンの審査や駐車場の確保など準備が整い次第、保険に加入して納車してもらうのが大まかな流れです。
Q. 中古車ローンはいつから支払いが始まりますか?
A. ローンの契約内容にもよりますが、一般的には契約した翌月から返済が始まります。納車前であっても、支払いが発生しますので指定口座の残高に注意しましょう。
▼ライタープロフィール
中村浩紀 なかむらひろき
クルマ記事に特化したライター
現在4台の車を所有(アルファード・プリウス・レクサスUX・コペン)。クルマ系のメディアでさまざまなジャンルの記事を執筆し、2024年1月までに300記事以上の実績をもっている。
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