カーローンにかかる手数料はどれくらい?賢いローンの組み方を解説!
欲しい車があるけど、手持ちの予算ではどうしても購入できそうにない……そんなときには、カーローンの利用を検討すると良いでしょう。カーローンを借りるときは、金利以外にも手数料などチェックするべき項目があります。
今回は、借り入れ先別の特徴や、契約前に考慮しておきたい項目を整理していきましょう。お得に車を購入する方法もご紹介するので、車の購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
※目次※
・金利以外に手数料や保証料がかかることがある
・月々の返済額は収入の20%~25%ぐらいで設定し、無理のない計画を立てる
・新車のみでなく、中古車も合わせて検討するとお得に車が買えることもある
カーローンにかかる手数料はどれくらい?
手元に資金がなくても車を購入したいときに便利なカーローンですが、業者によっては手数料が必要な場合もあります。金利だけ見て手数料を見落としていると、結果的に損してしまう可能性もあるようです。ここでは、カーローンを取り扱っている業者の違いや、手数料の種類、契約するときの注意点について見ていきましょう。
カーローンは主に3種類ある
カーローンには主に、3つの種類があります。以下で詳しく見ていきましょう。
・ディーラー系のカーローン
カーディーラーと信販会社が提携して実施されるカーローンです。購入者に代わって、信販会社がカーディーラーに車の代金を支払うことになります。ローンを契約すると車が担保となり、購入者は信販会社に利息分を合わせて分割で返済していく仕組みです。
・銀行系のカーローン
銀行などの金融機関が貸主となる場合のカーローンです。銀行では資金の使用目的ごとにローンを用意していて、カーローンは車の購入を目的とするときのみに利用できます。新車・中古車どちらの購入でも利用可能です。
・自動車販売店の自社系カーローン
車の販売を行う会社が貸主となるカーローンです。主に中古車販売店で取り扱われていて、他のローンのように金融機関を介さず購入者と直接ローン契約するのが特徴です。
事務手数料
事務手数料とは、車を購入するときに陸運局に登録をしたり、車庫証明を取得したりといった事務手続きにかかる費用のことを意味します。カーローンを借りるときは、貸主によって事務手数料が異なることもあるようです。
銀行系ローンでも、事務手数料が0円の会社があれば、数千円かかるという場合もあります。カーローンの利用を検討している場合は、手数料がいくらかかるのか事前に確認するといいでしょう。
保証料
貸主によっては、保証料の支払いが必要な場合もあります。保証料とは、保証人(借りたお金を借主が払えなくなったときに、代わりに返済する責任を負う人)の代わりとなってくれる保証会社に支払う費用です。
保証料は借入額の1%ぐらいの額になることが多く、カーローン契約時に現金で支払わないといけない場合もあります。300万円の借り入れだと3万円の負担が発生するので、支払いが可能かどうか確認しておきましょう。
カーローンの手数料に関する注意点
ディーラー系ローンではローン契約時に現金での支払いが必要なこともある手数料ですが、銀行系ローンでは、保証料をローンの借入額に含むことができることもあるようです。ローン契約時には、手数料の支払い方法についても確認するようにしましょう。
また手数料は契約時のみでなく、返済中にもかかる場合があります。残額の一部のみを繰り上げ返済する場合、印紙代や振込手数料などが発生するようです。残っている借入金を一括で返済するときも、繰上完済手数料とよばれる手数料がかかる場合があります。
より低い金利になったり、返済期間が延びたりというメリットから、ローンの借り換えをする場合も、事務手数料や保証料が必要となるようです。借り換えを検討するときは、手数料を勘案した上でもメリットが出るか計算してみるといいでしょう。
カーローンの手数料は業者によって違う
ここまでで説明したように、カーローンの手数料は業者によって異なります。カーローンの契約時には、手数料はかかるかどうか、支払い方法はどうなっているのかを確認しておきましょう。金利が安くても手数料の支払いが別途必要であれば、金利は実質的に高くなってしまうことになります。
カーディーラーでローンを契約する場合、同じメーカーの車を扱っているお店でも、店舗によって提携している信販会社が違う場合もあるようです。カーローンを検討するときは、できるだけ複数の会社で見積りをとり、金利や手数料の違いを明確にしておくと安心でしょう。
カーローンの賢い組み方
カーローンを組むには、家計に合った無理のない返済計画が不可欠です。ここでは、頭金と支払い回数の意味合いや、金利の選び方、返済方法の違いなどについて見ていきます。カーローンを組んでも予算的に厳しい場合、中古車なら理想が叶うかもしれません。お得に希望の車を見つける方法についてもご紹介します。
まずは頭金と支払い回数を決める
カーローンを契約するときはまず、頭金と支払い回数を決めます。それぞれの意味合いを確認していきましょう。
・頭金
カーローンを契約するとき、最初に支払うお金のことです。頭金を多く支払うと、借り入れる総額が少なくなり、利息も少なくなるメリットがあります。
しかし、頭金をたくさん払いすぎて、不測のときの生活費が手元に残らないということがないよう注意が必要です。
・支払い回数
ローンを分割して返済する回数を意味します。ローンの返済は月単位の支払いで、半年~7年ぐらいの間で自由に設定できます。支払い回数を増やすと月々の返済額は抑えられますが、利息は多く払うこととなるので支払いの総額としては大きくなります。
収入や貯金を目安に考える
先ほども触れたように、ローンの返済でお金に余裕がなくなり、万が一何かあったときに生活できないということがないよう計画的に考える必要があります。カーローンの頭金の額や支払い回数は、月々の収入と手持ちの貯金を目安に考えるといいでしょう。
会社勤めの人の場合は数か月分の、自営業の人は半年分の生活費が残せることがひとつの目安とされています。月々の返済額は収入の20%~25%ぐらいで設定すると無理がないでしょう。
当初立てたプランに無理があると、月々の返済が遅れ、遅延金が発生したり車を差し押さえられてしまったりということも起きかねません。どのような返済プランが妥当かは、金融機関やカーディーラーでも相談可能なので、ぜひ利用してみてください。
金利について理解する
カーローンの金利には大きく分けて2つの種類があります。それぞれ見ていきましょう。
・固定金利
返済が完了するまで、ずっと金利が変わらないカーローンです。景気の良し悪しに関わらずすっと金利が変わらないので、返済額が月によって増えたり減ったりせず安定していると言えるでしょう。ただし、市場の金利が低くなっても契約したカーローンの金利は下がらないので、場合によっては高い利率で支払い続けなければならないこともあります。
・変動金利
市場の金利の値動きに応じて、返済時の金利も変わるカーローンです。景気や市場の状況から、半年ごとにローンの金利が見直されることが多く、月々の返済額も変動する可能性があります。
銀行系のカーローンでは通常よりも低金利で借り入れができる「キャンペーン金利」を用意していることもありますが、それらは変動金利であることが多いようです。
返済方法には2種類あることを理解する
カーローンを使って車を購入する場合、返済方法には2種類あります。それぞれの違いを理解して、どちらが自分に合っているのか検討してみましょう。
・元利均等返済
毎月の返済額は、借りたお金の「元金」部分と、「利息」部分の2つで成り立っています。元利均等返済は、元金と利息の合計が一定になる返し方です。月々の返済額が変わらないので返済計画が立てやすいのが特徴ですが、トータルで支払う金額は後述する元金均等返済よりも多くなります。
・元金均等返済
毎月の返済額で「元金」部分を同額支払う方法です。ローンを返し始めたばかりのころは、月々の支払い額が大きくなりがちですが、元金が減るにつれて返済額も徐々に減っていきます。毎月の支払い額は変動しますが、トータルで支払う金額は元利均等返済より抑えることが可能です。
お得に車を買うための方法
車は欲しいけど予算的に厳しい場合、車の探し方を変えてみるだけでお得に車が買えるかもしれません。陸運局に登録されたものの、実際には使用されていない「登録済み未使用車」なら、移動のための最低限の走行しかしておらず年式も新しいものが多くあります。
年式が少し古い、走行距離が少し多め、といった中古車だと、お得に手に入りやすいでしょう。車の内装も高級な装備をいくつか控えるだけで、予算内におさまるかもしれません。
中古車は、在庫が多いお店ほど自分の希望の車と出会える可能性が高くなります。全国で販売実績のあるネクステージなら、希望の車を無理のないカーローンで購入する相談が可能です。
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※価格は支払総額
カーローンの選び方
借り入れる業者によって支払う金額が大きく異なってくるカーローンですが、どのようにして選べばいいのでしょうか。ここでは、カーローンの契約を検討するときにぜひ考慮しておきたいポイントを整理していきます。それぞれの業者にメリットやデメリットがあるので、理解した上で借り入れ先を決めましょう。
金利の幅で選ぶ
カーローンをはじめ、お金を借り入れるときには利息を一緒に返すことになります。金利の幅とは、借り入れるお金に対して発生する利息率の幅のことで、「年〇.〇%~年〇.〇%」というような形でよく表記されているものです。
カーローンの借り入れ先を検討する場合は、金利の幅の下限だけを見るのではなく、上限の金利になったときもきちんと返済していけるかを考えるようにするといいでしょう。審査に通ったものの、想定していたよりも金利が高いという事態もあるかもしれないからです。
一般的に、ディーラー系ローンよりも銀行系カードローンの方が、金利の幅が小さい傾向があります。複数社で金利の幅を比較し、支払いが可能かどうか検討してみてください。
保証料の有無で選ぶ
先ほども触れたように、カーローンを組むときは、保証料などの手数料がかかる場合があります。金利とは別に保証料が必要な場合もあれば、ローンに組み込まれている場合もあり、中には保証料を負担してくれる金融機関もあり、借り入れ先によってさまざまです。
同じ金額を借りるとしても、借り入れ先によっては返す金額が大きく異なります。保証料は年間数万円という違いが出てしまう項目なので、契約前に確認しておきましょう。
繰り上げ返済が可能か
返済方法にもよりますが、繰り上げ返済をすることで支払う総額を抑えられる場合もあります。ローンの支払期間がはじまって半分も経っていない場合はメリットがあるので、繰り上げ返済が可能かどうかは契約前に確認しておきたい項目です。
返済方法を決めるときは、繰り上げ返済のことも見据えて決めるといいでしょう。元金均等返済の場合は繰り上げ返済で支払い総額を減らすことができますが、元利均等返済の場合、支払い総額を減らすことはできません。
繰り上げ返済をするときは、手数料がかかるのが一般的です。貸主によって数千円~数万円と幅があり、中には明確な手数料を公表していない業者もあります。契約時に確認するようにし、余分な費用がかからないよう注意しましょう。
手続きの利便性で選ぶ
カーローンの契約先によっては、手続きの利便性も大きく異なります。ディーラー系ローンの場合、車の購入手続きと同時にカーローンを申し込むことが可能です。審査にかかる時間も短く審査も通りやすいという特徴もありますが、金利は銀行と比べると高くなる傾向があります。
銀行系ローンではWeb上で手続きが完結する会社も増えているので、わざわざ銀行に出向かなくても借りられるケースも増えてきました。Web申し込みだと金利が優遇されることもあるので、利用を検討してみるといいでしょう。
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まとめ
カーローンを検討する際は、業者による違いをよく理解した上で借り入れ先を決めましょう。表記されている金利以外に、手数料や保証料がかかることもあり、返済方法によって支払う総額が違ってくるので注意が必要です。
全国で販売実績を持つネクステージでは、中古車ローンの相談を受け付けています。中古車の購入を考えている方はぜひご相談ください。在庫が豊富なネクステージなら、きっと理想の車に出会えるでしょう。
よくある質問
Q.分割払いで買うメリットは?
A.分割払いの主なメリットは、初期費用の負担を抑えながら車を購入できることです。全額を一度に支払う必要がないため、手元の資金が限られている場合でも、必要な頭金と諸費用を用意すれば、残りは月々の支払いで対応できます。 さらに、十分な貯金があっても分割払いを選択することで、予備の資金の確保が可能です。予期せぬ修理費用が発生しても対応できるでしょう。
Q.車を2回に分けて支払えますか?
A.車の支払いを2回に分割する「2回払い」とは、一括払いと残価設定型クレジットの特徴を組み合わせた支払い方法のことです。 具体的には、購入時に頭金として一定額を支払い、残りの金額(残価)を契約満了時に車を返却、または残額の支払いをする仕組みとなっています。トヨタの「残額据置き払い」やホンダの「バリュー保証プラン」などで採用されており、月々の支払いがない分、初期の負担で車に乗れるのが特徴です。
Q.車の分割払いとは?
A.分割払いは車の購入費用を複数回に分けて支払う方法のことで、毎月一定の金額を返済します。購入時の一括支払いが難しい方や、手元の資金を残しておきたい方にとって便利な支払い方法です。 返済期間は数か月から数年まで選択可能で、月々の支払額を自身の経済状況に合わせて調整できます。分割払いを選択する際、金利や返済期間、繰り上げ返済の可否などの契約内容を確かめておきましょう。