マイカーローンにおける保証料とは？返戻金や事務手数料についても解説！
マイカーローンや住宅ローンといった大きな買い物をする場合に、保証料や手数料といったものがかかります。車を購入する際は車両代のほかに、法定費用、諸経費、代行費用などが必要です。
この費用をプラスとしてマイカーローンを検討する際には、保証料も併せて必要になります。なかには保証料がいまいちどんなものか分からない、どの程度必要なのかと、疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
ここではマイカーローンを組む際に必要となる保証料について解説しますので、参考にしてください。
※目次※
・保証料はマイカーローンを組む際の保証人の代わりのようなもの。ローン会社とは別の保証会社へ支払う手数料と考えよう。
・マイカーローン以外に保証料や手数料がかかるが、金利にも注目しなるべく抑えることがポイント。繰り上げ返済は保証料が戻る場合もある。
・車の購入はネクステージがおすすめ。ローンについての相談や保証料についての疑問を解決できる。
マイカーローンにおける保証料とは？
現金一括で車の代金を支払う際には必要ありせんが、マイカーローンを組んで月々支払いを行う場合には保証料が必要となります。
保証料は車の販売店に支払うのか、ローン会社に支払うのか分からない方もいるのではないでしょうか。ここでは保証料の仕組みについて紹介しますので、予備知識として押さえておきましょう。
保証会社に支払う手数料
大きなローンや賃貸契約を結ぶ場合は、保証人を立てることがあります。一般的に保証人は借金をした人が返済できない場合、その人に変わって支払う義務がある人です。保証料は保証人を立てない代わりに、あらかじめ保証会社に支払います。
この保証料はローン会社へ支払うと思っている方もいるのではないでしょうか。実はローン会社が契約を結んでいる保証会社へ支払う必要があります。以下から保証料の負担について見ていきましょう。
保証料の負担は利用先により異なる
保証料を負担するかどうかについては、マイカーローンの融資先によっても異なります。銀行系ローンは保証料と必要しない「保証料込み」のところもありますが、一概には言えません。
マイカーローンを組む際に「保証料別」となっている場合は、見た目の金利からさらに年0.5~1.5％前後増える場合もあります。そのためマイカーローンを組む際には、保証料込みか別なのかについてもあわせて確認するようにしてください。
マイカーローン保証料込み・保証料別とは？
マイカーローンを組む際に保証料込みと保証料別があるならば、保証料込みのローンを組みたいと考えるのが一般的です。しかし、保証料込みのマイカーローンを組むにはどのような手続きを取るべきか悩む方も多いのではないでしょうか。
ここではまず保証料込みのマイカーローンと、保証料別についての知識を深めましょう。
保証料込みのマイカーローン
融資先を確認する際に「保証料込みのマイカーローン」といった表示がある場合は保証人を必要とせず、保証料が表示金利に含まれています。「適用金利（変動金利・保証料込み）」といった表示を銀行のホームページで見かけたことはないでしょうか。
一般的にマイカーローンを申し込む場合は保証人を必要としません。また、保証料込みでマイカーローンを組めるほうが月々の支払いを縮小できる点もメリットです。
ローンを検討する際は、保証料込みかどうかやほかにどのような特典があるのかをあわせて確認すると、条件の良いローンを見つけることができるでしょう。
保証料別のマイカーローン
保証料別のマイカーローンの多くは、借り入れ金額の0.5％~1.5％が目安として設定されています。保証料は一括支払い、または毎月分割で支払う金利上乗せを選べる場合もありますが、融資先によって条件が異なるため申し込み時に確認しておくと良いでしょう。
借入金額が100万円で保証料率0.9%の場合、一括保証料は借入年数でどの程度かかるのかを以下の表からご確認ください。この保証料はあくまで目安であり、実際の価格とは異なる場合があるためご注意ください。
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借入金額100万円で保証料率0.9%に対する一括保証料 |
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保証料率 |
借入年数 |
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1年 |
2年 |
3年 |
4年 |
5年 |
6年 |
7年 |
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一括 保証料 |
0.9% |
4,858円 |
9,337円 |
1万3,814円 |
1万8,283円 |
2万2,745円 |
2万7,201円 |
3万1,639円 |
マイカーローンには保証会社が複数ある場合も
マイカーローンの融資先によっては、複数の保証会社と提携していることも考えられます。ローンは保証会社の承認が下りなければ組むことはできません。以前審査で断られた、収入面で不安が残る方であれば、いくつか保証会社が用意されている融資先を選びましょう。
例えば、保証料込みの金利が安いローンの審査に通らない場合は、別の審査を受けることも可能です。しかし2つ目以降の保証会社は金利が高くなることや、保証料別のプランであることが多い傾向にあります。また、審査結果次第で条件が変わることも考えられるでしょう。
保証料の金利が高い状態で申し込みをした場合、後々の返済に追われることもあるため注意が必要です。そのため審査の内容次第では別の銀行の審査を受けるなど、選択肢の幅を広げることも視野に入れておきましょう。
マイカーローンの繰り上げ返済で保証料が戻ってくる
保証料は保証人を必要としない代わりに保証会社へ支払うものですが、マイカーローンの繰り上げ返済をすることによって保証料が戻ってくることも考えられます。しかし、どの程度の金額が戻ってくるのか、何か条件があるのか、疑問に思う方もいるのでないでしょうか。
ここでは、マイカーローンで繰り上げ返済をした場合、どのような手続きが必要なのか、また返戻金について紹介します。
繰り上げ返済とは？
繰り上げ返済には「一括繰り上げ返済」と「一部繰り上げ返済」の2種類あり、どちらも返済時期よりも前に借入残高を返済する方法です。一括繰り上げ返済はその名の通り、借入残高をすべて返済することを言います。
これにより残りのローンはすべてなくなり、車を自分の所有物として扱うことが可能です。一部繰り上げ返済は借入残高の一部のみ前倒しで返済します。月々のローンを支払うことに変わりはありませんが、借入元金が少なくなる分利息が軽減される点はメリットです。
さらに、一部繰り上げ返済には返済期間は変わらず今後の毎月の返済額が少なくなる「返済額軽減型」と、残りの期間が短くなり毎月の返済額が変わらない「期間短縮型」の方法もあるため、違いを押さえておきましょう。
なお、条件によっては繰り上げ返済ができないローンもあります。これについては契約時に確認するようにしましょう。
保証料の返戻金を受け取れるケース
では、どのような場合に保証料の返戻金を受け取ることができるのでしょうか。一般的には最終返済期限より前に一括繰り上げ返済をした場合や、借入残高の一部を最終期限の前までに返済した場合です。しかし、保証会社の規約によって差があるためこの限りではありません。これについても事前に確認することをおすすめします。
なお、保証料の返戻金は返済口座に振り込まれることが多く、金額については別途明細書などを確認しておくと良いでしょう。
繰り上げ返済にも手数料の負担がある
繰り上げ返済後に保証料がそのまま返ってくるのではありません。返戻金を受け取る際には手数料が保証料から差し引かれます。また、保証会社側で定められた金額以下の場合は、戻らないこともあり得るということを覚えておきましょう。
ほかのパターンとして、ローンの完済間近であれば返戻金自体が戻らない場合もあります。しかし、マイカーローンの商品や融資先の算出方法よって繰り上げ返済の条件が異なるため、返戻金にあまり期待をせず「戻ってきたら得」という心構えでいましょう。
マイカーローンは保証料の他に事務手数料が掛かる場合も
マイカーローンに限らず、ローンを組む際には事務手数料がかかります。事務手数料は利用先によっても異なり、無料の場合や1件あたり5,500円、借入金額の2％に相当する金額プラス消費税などが一般的です。
事務手数料は現金で払うのではなく、機関によっては借入金額の中に組み込まれるケースもあります。なお、繰り上げ返済を行う際も無料、または一件あたりの相場が決まっている場合があるため、ローンを組む際にかかる費用として確認しておくと良いでしょう。
マイカーローンを借りる際には、保証料や事務手数料についてあらかじめ計算しておくと後から金額に驚くこともありません。ローンを組む際の予備知識として押さえておきましょう。
マイカーローンの支払い負担を減らす方法
マイカーローンを利用する際には保証料や手数料などがかかるため、当初よりも金額が上乗せされたと感じる方もいるのではないでしょうか。できる限りローンは最小限に抑え、月々のローン支出を減らしたいと考えることは自然なことです。
では、マイカーローンの負担を減らすにはどのような点に着目すると良いのでしょうか。以下から3つのポイントについて見ていきましょう。
適用される金利を確認
マイカーローンではまず金利の最大値を確認することが重要ですが、最終的に重要となるのは「適用される金利」です。この適用金利は主に2つの方法で決められます。
まずは店頭に表示されている金利です。これは金融機関それぞれで決める金利となり、キャンペーンなどによる優遇引き下げが該当します。ほかには取引項目に応じた優遇引き下げです。
最大金利から支払い金額をイメージすることで予想外の金額になるということは避けられますが、実際にその金利が適用されるとも限りません。まずは最大金利から支払い金額を予測し、最終的に適用される金額で見極めると良いでしょう。
マイカーローンは店頭契約かWeb契約によって適用金利が異なることも珍しくありません。適用金利は保証料率を含めてどの程度になるのかについても確認をしましょう。
保証料や手数料がかからないほうが一見お得に見えますが、金利が高ければその分総額に上乗せされるため、保証料を含めた金利からローン会社の比較検討をするようにしましょう。
購入車のグレードを下げる
購入する車のグレードを下げる、オプションを省くなど、車にかかる費用を減らすことで借入総額を少なくすることができます。保証料は借入金額の2％に相当する金額を支払う場合もあるため、仮に200万円の車の購入を希望する場合、保証料（税込み）で4万4,000円です。
しかし、100万円の車を購入する場合は2万2,000円となり、保証料も抑えることができます。さらに、借入総額が少なくローン期間を短く設定した場合は手数料や保証料にかかる費用が減ることも考えられるでしょう。
そのためローンの総額を増やすのではなく、購入する車にかかる費用を下げることを意識することも必要です。
良質な中古車の購入という選択肢もあり
ほかの方法として、現在所有している愛車を査定・買取を依頼し、頭金として活用する方法もあります。まとまった頭金はローンの総額を減らせるほか、返済能力があると見なされ審査に通りやすくなるため、精神面でもプラスとなるでしょう。
マイカーローンは新車のほか中古車の購入時にも利用できる点をふまえても、借入総額を抑える意味で良質な中古車を選択肢の一つとして申し分ありません。
中古車市場には新古車と呼ばれる、ディーラーで試乗車や展示車として登録された車もあります。そのため走行距離が短く、新車に比べるとお得に購入できる点を踏まえても、新しい車が欲しいと考えている方のニーズを満たすことができるでしょう。
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また、ネクステージではローンに関してのお悩みや保証料、支払い方法についての質問を承っておりますのでお気軽にご相談ください。
まとめ
マイカーローンを組む際には保証料や手数料がどのくらいかかるのか、条件によって金利がどの程度下がるのかを見極める必要があります。これはローン会社によっても内容が異なるため、人によっては適切に契約ができるか不安になる方もいるでしょう。
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