新車購入から納車までの期間はどれくらい？流れや遅れる原因をチェック

・新車を購入する場合には予算の決定、車種選び、ディーラー選び、支払い方法の設定などの段階がある

・納期を早めるには在庫のある車種を選ぶ、書類をそろえておく、縁起にこだわらない、納車日の希望を伝えておくなどの方法がある

・納車を早めたい方には中古車がおすすめ。ネクステージなら豊富な在庫の中からお気に入りの1台を見つけられる

予算が明確になったら「どのような車が欲しいのか」を決めていきます。車のデザインや運転のしやすさも重要な要素ですが、家族構成や利用シーンを考慮しながら選ぶこともポイントです。

たとえば、家族で旅行やアウトドアに出かけるのであれば、リアシートからラゲッジスペースまで容量が大きいミニバン・SUVがおすすめといえるでしょう。

新車を購入する際は、正規ディーラーと契約するのが一般的ですが、予算に限りがある場合は「サブディーラー」と呼ばれるショップも選択肢に入れましょう。新車の取り扱いは多くありませんが、複数のメーカー車がそろっているので比較しながら選べるメリットがあります。

ただし、欲しい車種を全てのディーラーで取り扱っているとは限りません。同じメーカーのディーラーでも展示・販売する数が異なるため、近隣の店舗に問い合わせて在庫状況を確認しておくとよいでしょう。

購入したい車種と店舗が決まったら、実際に足を運んで見積もりを依頼します。グレードやオプションなどの決定事項が多数あるため、家族や営業担当者とも相談しながら慎重に決めましょう。

見積もりが出た後は、価格交渉をすることで交渉に応じてくれるかもしれません。契約と同時に、納車スケジュールの設定も行います。在庫状況やオプション内容によって2か月~3か月を要するケースもあるため、代車サービスの有無についても確認することが大切です。

一括支払いは、一度の出費は大きいものの金利が発生しない点がメリットといえます。残価型ローンは、将来車を買い替えることを前提に「売却時にどのくらいの価格がつくか」を計算して支払い額を決定する方法です。

自分のライフスタイルにあったかたちで購入できるよう、適した支払い方法を選びましょう。

必要書類は「普通自動車」「軽自動車」どちらを購入するかにより異なります。軽自動車は当日発行できる書類が大半ですが、普通自動車では日数を要するケースもあるため早めに準備しましょう。

契約直前ではなく、車の購入が決定したタイミングでそろえておくことがおすすめです。

購入の手続きを滞りなく進めることができれば、残りは納車を待つのみとなります。人気の車種やフルモデルチェンジ後の車は納車が遅れることもあるため、代車の利用も考慮しましょう。

購入した車の納車方法は、自宅またはディーラーの店頭です。どちらも納車後は傷や汚れがないか状態をチェックし、万が一不備が発覚した場合は早急に対応を求めましょう。

新車を注文した際の納期の目安は、1か月~2か月です。注文を受けたディーラーはメーカーから取り寄せなければならないため、納期までに時間がかかるでしょう。

納期の長さはメーカーの生産状況で決まります。生産が順調に進んでいる場合は予定通りに納車できますが、注文が殺到しているときは生産が遅れる可能性が高くなるでしょう。

新車購入ではオプションの搭載が可能ですが、通常とは別のラインで取り付けなければならないので納期が遅れやすい傾向にあります。

新車購入から納車までの期間を確認する別の方法は公式サイトです。各自動車メーカーでは車種ごとに納車までの期間を公表しています。一例としてトヨタの各車種の納車までの期間を見ていきましょう。2022年11月時点での納期の目安は以下の通りです。

何らかの理由により納車日が遅れた場合でも、何らかのサービスは受けられません。納車時期を定めていないときはなおのことです。

納車日が遅延した際にキャンセルを希望する方がいますが、キャンセルの可否は契約の有無によって異なります。一般的に契約が成立する前であればキャンセルは可能です。一方で、契約後のキャンセルについては違約金が発生する恐れがあります。

納車期間が気になる方は、契約前にキャンセルの可否を尋ねておくとよいでしょう。

納車日が遅れたときには、現在乗っている車の車検切れを起こさないように確認してきましょう。車検の満了日が近づいている場合には、車検費用と乗り換えの費用を比較し、手放すか車検を受けるのかを決めるとよいでしょう。

車検を受ける場合、車検基本料や法定費用を支払わなければなりません。ただし、新車の納車後に現在乗っている車の廃車手続きをした場合、自動車重量税や自賠責保険は月割りで返却されます。

納期によって起こりえる不安についてアンケートを実施したところ、納車まで乗る車がない（28.6％）、モデルチェンジや新たなカラー・グレードが追加されないか（27.3％）、車に関する趣味嗜好が変わらないか（18.2％）、などが挙がりました。

また、他に乗りたいニューモデル・別車種が登場するかも（15.4％）、自身の収入や経済状況が変わらないか（14.2％）、今の車の故障・不具合（14.0％）、転勤などで車が不要になったりしないか（9.6％）、などの不安要素もあるようです。

現在乗っている車を手放す場合には、代わりの移動手段を用意するケースが多い傾向にあり、主な方法としてレンタカーや公共の交通機関の利用などがあります。納期が長くなると、その間の車生活をどのように過ごすかも大きな問題です。

納期が生活に影響を及ぼすのは人それぞれ理由は異なります。遅れた場合にはどのような影響があるのかを事前に考えておくことが大切です。

いくら新車とはいっても、ディーラーとの交渉次第では値下げ対応をしてくれることもあります。モデルにもよりますが、普通自動車は10％、軽自動車なら5％の値下げが目安です。では、どのように値下げ交渉をしていけばよいのでしょうか。値下げ交渉のテクニックについて詳しくご紹介します。

一般的に普通自動車の値下げ率は、10％前後が妥当とされています。例えば、車両価格が200万円であれば、20万円程度の値下げが引き出せる計算です。一方で軽自動車は車両価格が低くなるため、値下げも5％程度が相場となっています。

これらはあくまでも目安であり、上限として考えておきましょう。交渉の仕方次第というわけではなく、ディーラーの考え方や時期、車種などによっても大きく変わってきます。

新車を「安く購入できる時期」というのが存在します。例えば、ディーラーの決算期にあたる3月と9月は、ディーラーが車の販売に力を入れている時期です。この時期になると、メーカーが業績向上を目的に奨励金を増やします。これが販売に力を入れることが理由のひとつです。

また、ディーラーは店舗ごとに毎月一定の販売ノルマを持っています。このノルマ達成の目安となるのが、毎月15日前後です。ノルマを達成できていない店舗であれば、通常よりも交渉しやすくなります。

現金一括払いは、ディーラーにとってあまり喜ばしい情報ではありません。多店舗との競争が厳しくなる中で、単純に新車を販売するだけでは利益は薄いためです。だからこそ、ローンを組むことで発生する手数料は大きな収入源にもなります。

場合によっては、ローンを組むことで値引き交渉の材料になることもあるでしょう。しかし、値引きのためにローンを組み、その金利で発生した支払額が値引き額を上回ってしまっては意味がありません。しっかりと考えた上で、支払い方法を決断しましょう。

購入金額の全てをローンで組んでしまうと、月々の支払いに苦しめられることになります。少しでも月々の返済額を減らそうと長期ローンを組んでしまえば、それだけ金利が高くなり、元値から数十パーセントも高くなるかもしれません。

そこでおすすめしたいのが、ある程度の頭金を現金で支払って、残った金額でローンを組むというハイブリッド方式です。そのためには、事前に資金を用意しておくことが必要になってきます。少しでもローン返済の負担を軽減させるためにも、ハイブリッド方式を検討してみましょう。

全てのローンに共通しているように、新車購入時のローンにも審査があります。そのため審査に通らなければローンを組むことはできません。また、一般的にローンは購入金額が高ければ高いほど審査が厳しくなります。

少しでもローン審査を通りやすくするためには、頭金を用意することがおすすめです。金融機関の自動車ローン以外にも、ディーラーで自社ローンを展開しているところもありますので確認してみましょう。

将来的な車の買い替えを前提にして下取り価格を差し引き、残りの金額を返済していく「残価型ローン」という選択肢もあります。頭金もなしで毎月の返済額も最小限に抑えることができるため、新車購入なら検討してみてもよいかもしれません。

残価とは、購入する車を数年後に下取りした場合の金額＝下取り価格のことです。先ほどもご紹介したとおり、車によっては下取りよりも中古車販売店へ売却した方がよい場合もあります。その辺りのことを考慮しながら、決めていきましょう。

毎日の仕事や送迎で車を利用している方は、できるだけ早めに納車をしたいのではないでしょうか。スムーズに納車がされれば、生活に影響が出にくくなります。

ディーラーやメーカーの予定を早めてもらうのは難しく、書類やローンの準備をしておくことで納車までの期間を早めることは可能です。ここでは、納車までの期間を早めるための5つの方法についてご紹介します。

車種にこだわりがない場合は、在庫のある車種の中から選びましょう。在庫があれば納期までの工程が短くなるためです。

新車購入から納車までの期間が延びる原因として、生産にかかる時間があります。在庫切れの場合には注文を受けてから生産しなければなりません。一方で、在庫があれば最短で2週間~3週間で納車できます。

カーローンを利用する場合は、できるだけ早い段階で審査を申し込んでおきましょう。審査が通るまでに時間がかかるためです。

カーローンの審査期間は種類によって異なり、銀行系カーローンは審査が通るまでに1日~1週間かかります。審査には仮審査と本審査があり、状況によっては予想以上に時間がかかることもあるでしょう。ローンの審査を済ませておけば、スムーズな納車が可能です。

納期を遅らせないためには、必要書類を早めに準備しておきましょう。販売店では必要書類がそろっていないと手続きに移れません。

新車を購入する際に必要となる書類のひとつに車庫証明書があります。車庫証明書は警察署で受け取れますが、受付は平日の限られた時間のみです。余裕を持って手続きを進めましょう。

日本には六曜という指標があり、縁起の良い日に納車が集中する傾向にあります。納車を優先させるのであれば、日柄にこだわり過ぎないようにしましょう。

六曜とは物事を行うのに適している日や避けるべき日を占う指標のことで、納車については大安の日にするのが良いとされています。しかし、縁起の良い日を狙って納車する人は多く、次の大安まで待たなければならない場合もあるでしょう。

縁起にこだわらなければ納車の予定日を早められます。

契約時に設定した納車を早めるのは難しく、納車日の希望を伝えておけばスムーズな納車を期待できるでしょう。希望の納車日までにやるべきことを教えてもらえるからです。

納車までにすべきことは多く、毎日の生活で忘れてしまうこともあるでしょう。担当者が納車の希望を把握していれば、書類を忘れずに用意できます。

新車購入には好みのカラーやオプションを選べるという魅力がありますが、購入から納期までの期間が長い傾向にあります。できるだけ早く購入したいという方は、中古車がおすすめです。

中古車には納期までの期間と販売価格という2つの魅力があります。ここでは、中古車の2つの魅力について詳しく見ていきましょう。

中古車の納車期間は、1週間~2週間が目安です。中古車は、すでに車が存在しているため、新車より納車期間が短い傾向にあります。

納車までの期間は、整備状況・カスタマイズの有無・車検の有無・車両がある場所などによっても変わるため、納期の目安は事前に確認しておきましょう。

欲しい車種の納期が長い場合の見直しについてアンケートしたところ、「他車種を検討する人」と「車種は変えない人」の割合は、ほぼ同数でした。「車種を変えない人」の約1/3が中古車の検討を考えています。

モデルチェンジ直後でなければ中古車市場にも現行モデルが流通していますので、納期を優先させたい場合は、中古車も視野に入れてみましょう。

中古車購入から納期までの期間を短くするためには、印鑑証明の用意をしておくこともポイントです。印鑑登録をしていない場合は、実印を準備して印鑑登録を済ませておきましょう。軽自動車の購入であれば、印鑑証明は不要です。

ネクステージは品質鑑定を行った車両などを取り扱っており、骨格にダメージのある修復歴車や水没車が排除された在庫から車選びが可能です。