自動車を初めて買ううえで知っておきたい自動車購入に関する基礎知識
自動車の運転免許を取得したあとに楽しみなのが、初めてのマイカー。ある程度は予定を立てて購入したいものですが、「実際自分に合う車種がわからない」という方も多いのではないでしょうか。
今回は、初めて車を買うときに覚えておきたいポイントを解説していきます。車種選びから契約までの一連の流れや、車種選びの方法についてもピックアップします。新車・中古車問わず、お気に入りの車を見つけてこれからのカーライフを楽しみましょう。
※目次※
・自動車を買う前に、予算内に収まる車種を絞っておこう
・不安なことがあれば、購入手続きの前に担当者に相談しておこう
・販売店の窓口で直接相談してみるのもおすすめ
自動車を初めて買ううえで知っておきたいポイント
それではさっそく、自動車を初めて買うときに知っておきたいポイントを解説していきます。ほしい車種と価格だけでなく、予算内に収まるか、運転がしにくい仕様でないかなど、さまざまな角度から確認しなければなりません。さらに住居環境にも配慮し、後悔がないようにしっかりチェックしましょう。
自動車を買うための予算
自動車選びでまず考えるべきは、予算です。車体価格だけでなく、消費税・自動車税などの税金も含めて考えましょう。
また、新車の場合は3年後、中古車は2年後に車検が待っています。車の状態によっては10万円程度の車検費用を支払うことになるため、長期的なプランを立てて無理なく支払えるにしましょう。ローンを組む場合は、収入とのバランスもじゅうぶん考慮して予算を決定します。
自動車のカラー
買う車種がすでに決まっている場合でも、カラー選びで悩む方も多いでしょう。複数のカラーを組み合わせたカラフルな車種も多数登場していますが、人気のカラーは在庫が少ない傾向にあります。
購入を決断しても売り切れとなると、次の入荷まで数日から数ヶ月待つことになりかねません。店舗によっては人気カラーを多めに確保している場合もありますが、「同じ車種はあるがほしいカラーがない」という可能性もあることを理解しておきましょう。
人気の車種
初めて買う車は、自分が気に入った車種を選びたいものです。しかし、車に詳しくない方にとっては何を基準に選ぶべきかわかりにくいでしょう。ある程度好きなボディタイプが決まっている場合は、そのジャンルから人気の車種数台に絞っていくのもひとつの方法です。
また、「環境に優しい自動車がいい」「子どもも乗れるほうがいい」といった希望があれば、ハイブリッドカー、自動開閉ドアなど特徴的な機能から絞っていくのもおすすめです。人気だからいい車とは一概に言えませんが、いくつかの基準をもっておくと選びやすくなります。
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運転のしやすさ
自動車選びで大切なのは、自分が運転しやすい車を見極めること。初めてのマイカーなら、なおさら外観や機能だけでなくフィット感もチェックしましょう。
例えば、運転に慣れていない方がワンボックスカーのような車に乗ると「距離感がつかめず駐車に失敗した」ということも起こりえます。気に入って買った車を傷つけるだけでなく、相手側の修理費用の負担も発生する可能があります。
運転のしやすさは人によって異なりますが、ハンドルを握ったときに違和感がないか、アクセルにしっかり足が届いているかといった部分も確認しておくことが大切です。
駐車場のスペース
自動車を選ぶときは車本体ばかりに注目しがちですが、自宅ガレージや月極駐車場など、常時駐車しておく場所を考慮しておきましょう。自宅に駐車できない場合は、別途駐車場を契約しなければなりません。
車がギリギリ入るスペースでは毎回の出し入れに神経を使うため、乗る・降りる動作が窮屈に感じることのない車体サイズを選ぶといいでしょう。駐車時の切り返しがスムーズにできるかどうかも重要なポイントです。
自動車を初めて買う方に知ってほしい購入までの流れ
初めての自動車の購入前、手続きまでどのような手順を踏むか知らない方も多いでしょう。決して安い買い物ではなく、多くの手順を踏む必要があります。晴れてマイカーを手に入れるまでの流れを、5段階に分けて解説していきます。車種が決まっていない方も、あらかじめ理解しておくと焦らずに進められるでしょう。
お目当ての車種を決定
まずは、予算内に収まる車種に絞っていきます。最終的にはひとつに絞りますが、はじめの段階では数にこだわらず好きなもの、予算の両方を考慮しながら絞っていくといいでしょう。ボディタイプやほしい機能など、徐々に条件を増やすとおのずと車種の数も減っていきます。
車種の決定は、事前にコレと決めている方でない限り、長い時間をかけて迷う段階とも言えます。ここで妥協すると「やっぱりもう少し考えればよかった……」となる可能性もあるため、余裕をもってじっくり考えましょう。
実際に試乗
お目当ての車種が決まったら、実際に試乗して乗り心地を確認します。前述したとおり、自分に合うか合わないかはとても重要なポイントです。ここで危険な運転につながるように感じた場合は、別の車種への変更を考えるか、あるいはフィットさせるための改善策がないか相談してみましょう。
ただし、運転回数が少ない方にとっては、これから慣れていく可能性もじゅうぶんに考えられます。アクセルに足が届かないといったことがなければ、もう少し試乗に時間をかけて判断してもいいでしょう。
見積もりと契約
安全に運転できる車が見つかったら、いよいよ金銭面の段階に進みます。まずは、車体価格やオプションから算出する見積もりの確認です。自動車の価格以外に、自賠責保険料や整備費用といった項目も多数記載されています。
契約前に簡単な説明があることがほとんどですが、最終的な見積もりの内訳に目を通し、不明瞭な部分があれば店舗側に相談しましょう。見積もり内容に双方が合意して、ようやく契約となります。
車庫証明等の書類の取得
「契約したら納車まで待つだけ」ではなく、もう1段階踏んでおく必要があります。それは、車に乗るための書類を用意することです。一般的には納車まで数週間から1ヶ月の期間があり、この間に車庫証明・住民票・印鑑といった重要書類をすべてそろえておきます。
軽自動車の場合、お住まいの地域によっては保管場所証明が必要になる場合があります。車庫証明、保管場所証明とも警察署に提出します。平日のみの対応となるため、「納車まで仕事で行けなかった」ということがないよう時間を確保して取得しておきましょう。
車庫証明や保管場所証明の取得は、店舗側が代行してくれることも多いので、確認しておくとよいでしょう。そのほか、事前準備が必要な書類も店舗側に確認してメモしておくと安心です。
納車
これまでの段階を終えて、ようやく購入した自動車が手元に届きます。購入後も、納税・車検の時期にも注意しながらトラブルのないよう乗ることが大切です。新しい車も、乗る回数が増えるほど、年数が経過するほど汚れや故障が目立つようになります。いつかは寿命がくるものですが、ふだんから意識してキレイな状態を保てば、それだけ長期間乗ることができます。
また、数年後に別の車へ乗り換えるかもしれません。そのときキレイな状態で手放せるよう、安全運転はもちろん、定期的なメンテナンスを心がけることが大切です。
初めて自動車を買ううえで参考にしておきたいもの
自動車にかかわらず、何かを購入するときは客観的な意見もふまえて参考になるものを多く集めたほうが安心です。自動車は高価なうえ、命に関わるものですので、なるべく周りの方のアドバイスも聞けるといいでしょう。ここからは、初めて自動車を買ううえで参考にしたいポイントを5つご紹介します。
家族のニーズ
夫婦・両親・子供など家族で乗る場合は、全員のニーズを満たせる自動車を選びましょう。「夫婦2人だから軽自動車」「将来子供を連れて旅行に行ける車種」など利用シーンはさまざまです。もちろん好みも大切ですが、いっしょに乗る家族が乗りづらいと感じてしまっては元も子もありません。
長期的な使用を考えている場合は、とくに数年後どのように使いたいかもイメージしておきましょう。家族からの要望があれば、なるべく妥協することがないようメーカーやボディタイプの候補を広げて考えてみるのがおすすめです。
お目当ての車種のレビュー
自動車にはさまざまな車種がありますが、同じようなボディタイプでもメーカーによって使用感が大きく異なります。人気車種でも、乗る人によっては「自分には合わない」と感じる場合もあるでしょう。
より客観的な意見を取り入れるためには、車種そのもののレビューが参考になるでしょう。試乗だけではわかりづらいメリット・デメリットが見えてくる可能性もあるため、自分にとってプラスになるかどうかをチェックしておくのも大切です。
車に詳しい方からのアドバイス
家族や友人に車に詳しい方がいる場合は、検討している車種について相談できると安心です。車関係の仕事に就いている方であれば、ユーザー目線では認識しづらい部分も理解しているため、多角的なアドバイスをもらえるでしょう。
また、購入目的や利用シーンも伝えられると、より適した車種を提示してくれるかもしれません。自動車選びのひとつの意見として取り入れると車種も絞りやすくなります。
自動車に関する雑誌
周囲に相談できる人がいない、または少ない場合は、自動車に関する雑誌を読んで情報収集することもおすすめです。専門的な用語で書かれたものもありますが、比較的わかりやすくまとめられたものもあります。
人気車種であれば、大きく取り上げて隅々まで紹介されていることもあります。そのなかで気になる部分やわかりにくい説明があれば、購入を考えている店舗に直接相談してひとつずつ解消していくといいでしょう。コンビニや書店でも売っていることが多いため、手軽に情報が集められます。
自動車販売業者の相談窓口
カーディーラーではとくに購入を前提に入店するイメージもありますが、相談窓口を設けている店舗も多数見られます。まずは自動車販売業者の相談窓口で話を聞いてみるといいでしょう。
アドバイスを得られるだけでなく、その店舗やスタッフが自分に合っているかどうかを判断する機会にもなります。ネクステージでも相談窓口を設けていますので、初めての自動車購入でお悩みの方はぜひ当店へご相談ください。
まとめ
車種選びから契約まで、多数の段階を経てようやく手に入る自動車ですが、初めて買う場合は手続きで悩むことも多いでしょう。スムーズに手続きを進めることはもちろん、車を手に入れたあともメンテナンスしながら乗り続けることが大切です。
ネクステージでは、お客様のライフスタイルと好みに合った車種をご紹介できるようご相談にのらせていただきます。購入後のメンテナンスを含むアフターケア充実化にも取り組んでいますので、この機会にぜひネクステージの相談窓口へお問い合わせください。