新古車の相場は中古車と同じ?新古車を選ぶメリット・デメリットも解説
中古車を購入しようとチェックしていると、「新古車」や「未使用車」という言葉を目にすることがあります。新古車と中古車はどのように違うのだろうかと気になっている方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、「新古車とはなにか」「新古車を購入するメリット・デメリット」をご紹介します。あらかじめ確認しておけば、新車・新古車・中古車の違いと特徴を理解して選ぶことができるでしょう。
※目次※
・新古車は新車同等のコンディションでありながら中古車価格で購入できる。お得に購入したいなら必見
・繁忙期直後に新古車が出回りやすいので要チェック。4月・10月・12月を重点的に探してみよう
・新古車は台数が少ないのがデメリット。車種やグレードの幅を広げてじっくり探すのがおすすめ
まずは新古車について知ろう!
「新古車とはどのような車のことを指しているのかわからない」という方もいるかもしれません。最初に、新古車について詳しく確認しておきましょう。新古車の定義や中古車市場に出回る理由、購入できるところをご紹介します。新古車に興味がある方は、一通り確認しておくのがおすすめです。
そもそも新古車とは?
「新古車」とは、初度登録(届出)はされているもののほとんど走行していない車のことです。一度登録されている車であるため、販売履歴がなくても中古車の一種といえます。新古車は走行距離が短い車が多いため、コンディションが新車に近いのが魅力です。このような状態の車は、ディーラーの展示車両や試乗車に多いといえます。
自動車公正取引協議会では、「新古車」という表記で販売することを認めていません。したがって、多くの中古車販売店では「未使用車」や「登録(届出)済未使用車」という表記で販売されています。
(参考: 『自動車公正競争規約集 第14条』)
新古車が市場に出回る理由
新古車が中古車市場に出回る理由は、ディーラーが使用していた展示車や試乗車が不要になり、中古車市場に放出されるためです。多くのディーラーは、販売実績を伸ばすために自社で初度登録を行います。ディーラー名義で登録をした新車を展示車や試乗車にするのです。
ディーラーは次々と発表される新車に対応するためにも、新車登録をして使っていた展示車や試乗車が不要になります。不要となった在庫を処分する方法が、比較的安い価格で新車同等の新古車を市場に出すことです。
新古車が買えるところ
- ・ディーラー運営の中古車販売店や中古車コーナー
- ・中古車販売店
ディーラーが登録した車が新古車として出回るという性質上、新古車はディーラーが運営する販売店で売られていることが多いといえます。ディーラーが併設している中古車コーナーや、ディーラー直営の中古車販売店は狙い目です。
ほかにも、中古車販売店でも販売されている可能性があります。ネクステージでも新古車を取り扱っているため、購入を検討している方はぜひご利用ください。新古車を購入したいときは、ラインアップされている車種をチェックして「登録済未使用車」などの表記がないかを確認してみましょう。
新古車と中古車を比較してみよう!
新古車と中古車にはどの程度の価格差があるのか気になっている方もいるのではないでしょうか。こちらでは、人気車種をピックアップして新車・新古車・中古車の価格をご紹介します。新古車を購入するとどの程度お得になるかが知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
ミニバン 代表:トヨタ ヴォクシー
ヴォクシーはミニバンとして人気のある車です。3列目のシートを利用すれば7人乗りか8人乗りになり、収納すれば大容量の荷物室として使えます。ファミリーカーとして適している車のひとつといえるでしょう。
種別 |
価格 |
新車 |
255万円~344万円 |
新古車 |
240万円~299万円 |
中古車 |
80万円~289万円 |
ヴォクシーの価格を一覧でご紹介すると上記のとおりです。新古車はコンディションが新車とほとんど変わらないにもかかわらず、価格が大幅に安いことがわかるでしょう。
中古車は年式や車両の状態によって大きく価格が変わります。新古車は中古車よりコンディションがよい車なので、中古車より高くなるでしょう。ネクステージでもヴォクシーの新古車・中古車の双方を取り扱っているので、ぜひご検討ください。
(参考; 『トヨタ ヴォクシーの中古車』)
SUV代表:日産 エクストレイル
エクストレイルはSUVが好きな方におすすめの車種です。ガソリン車とハイブリッド車がラインアップされているため、好みに応じて好きなほうを選べます。
SUVならではのオフロード走破性も魅力のひとつです。SUVらしく4WDもラインアップされています。グレードによっては7人乗りにもできるため、ファミリーカーとしてもおすすめです。
種別 |
価格 |
新車 |
248万円~400万円 |
新古車 |
209万円~269万円 |
中古車 |
69万円~279万円 |
エクストレイルの場合も、新古車の価格は中古車と新車の間といえます。新車に比べると大幅に安いため、お得に購入したい方にとって見逃せません。ネクステージでは、エクストレイルの在庫を豊富に取りそろえています。お得に購入したい人は、ぜひご検討ください。
(参考; 『日産 エクストレイルの中古車』)
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ハイブリッド 代表:トヨタ プリウス
ハイブリッドカーとしてプリウスは人気が高い車です。燃費性能の高さや走行時の静粛性が魅力的だといえます。クオリティが高い車であるものの価格が高いため、お得に購入したい方は新古車がおすすめです。
種別 |
価格 |
新車 |
256万円~334万円 |
新古車 |
219万円~253万円 |
中古車 |
49万円~289万円 |
プリウスは出回っている中古車の数が多く、年式が古いものでは50万円程度のものもあります。中古車でも高グレードの状態がよい車は、価格が高くなりがちです。なるべく新しい車をお得に購入したい場合は新古車を選ぶのがよいでしょう。新古車であれば新車より数十万円以上安く購入できます。
プリウスは人気が高く、台数が多い車です。ネクステージでも多くのプリウスを取り扱っているので、プリウスの購入を検討している方はぜひご相談ください。
(参考; 『トヨタ プリウスの中古車』)
軽自動車 代表:ダイハツ タント
タントはスーパーハイトワゴンと呼ばれるタイプの軽自動車です。軽自動車の規格を最大限に活かした広い室内が魅力的な車といえます。大きな荷物を積む際や、ファミリーカーとして利用するときに役立つでしょう。
種別 |
価格 |
新車 |
124万円~197万円 |
新古車 |
109万円~199万円 |
中古車 |
29万円~163万円 |
同じグレードであれば、タントの新古車は新車に比べておおむね10%安くなっています。中古車よりは高いものの、新車とほぼ変わらないコンディションの車を入手できることを考えると、お得だと感じるのではないでしょうか。
ネクステージではタントの新古車・中古車が豊富にそろっています。お得に購入したい方は、ぜひネクステージをチェックしてみてください。
(参考; 『ダイハツ タントの中古車』)
新古車の相場は?新古車を選ぶメリット
こちらでは新古車についてさらに詳しくご紹介します。新古車の最大のメリットは、コンディションのよい車を安く購入できるという点です。相場をあらかじめ確認することで、よりお得に新古車を購入できます。車両本体価格だけではなく、諸経費もお得になるのであわせてチェックしておきましょう。
新車同様なのに相場は中古車価格
新古車のコンディションは新車とほぼ同等です。しかしすでに初度登録を済ませているため、中古車として扱われます。中古車扱いになるため価格が下がり、安く購入できるのが大きなメリットといえるでしょう。
新車同様の車を中古車価格で購入できると考えれば、お得な買いものです。少しでもお得に車を購入したい人は、ぜひ新古車を検討してみましょう。
車検費用が浮く
新車を購入した場合、公道で使用するためには「登録車検」を受けなければなりません。新古車はディーラーが初度登録を済ませているため、登録車検にかかる費用が不要です。新車と比較すると、登録車検にかかる費用が浮くのも大きなメリットといえます。
車検残存期間が2年~3年程度のものを選ぶと、次回車検までの期間があるのでさらにお得です。購入時にかかる経費を浮かせたいと考えている方は、一度新古車をチェックしてみましょう。
納期が早い
新古車を購入するときは、ディーラーや中古車販売店にすでにあるものを購入します。新車と違って製造工場からの出荷を待つ必要はありません。製造を待たずに済む分、新車に比べて早く入手できるのも大きなメリットのひとつといえます。
諸事情ですぐに車が必要な場合など、できるだけ納車待ちを短くしつつコンディションのよい車を購入したいときは、新古車を検討するのがおすすめです。
PRミニバンの登録済み未使用車
新古車のここに気を付けて!選ぶデメリットとは?
多くのメリットがある新古車ですが、デメリットも存在します。購入してから後悔しないためにも、デメリットについてしっか理解しておきましょう。新古車の主なデメリットは、選択肢が少ないことや、人気車種は完売しやすいことです。
既製品から選ばなくてはならない
新古車は現車限りの商品です。そのため、すでに店頭にストックしている既製品から選ばなければなりません。在庫も少ないことが多いため、好みの車種や条件の合う車を探すのが難しいといえるでしょう。好みに合う車が見つかった場合でも、ストックしている店舗が遠方にあることも考えられます。
新古車をお得に購入するためには、車種や条件などの幅を広げて探すことが大切ですぐに見つからない可能性もあるため、根気強く探しましょう。
グレードやオプションは多少の妥協が必要
既製品から選ばなければならないという性質上、好みのオプションを選ぶことは不可能です。偶然好みのオプションを搭載した車が見つかることはあるかもしれません。しかし多くの場合は、いくらか妥協しなければならないでしょう。
オプションにこだわりたい場合は、新車を購入することをおすすめします。オプションを多少妥協してでもお得に購入したい方は、新古車をチェックしてみましょう。
人気車種はすぐに完売
新古車はお得なので、人気車種であればすぐに完売します。もともと出回る台数も少ないため、頻繁にチェックしていないと新古車を見つけるのが難しいかもしれません。
人気車種の新古車を狙っている場合は、複数の店舗を入念にチェックすることがポイントです。好みの新古車を見つけた場合でも迷っていると完売する可能性が高いので、購入したいときは早めに決断をしましょう。
新古車をお得に購入するには?
新古車をお得に購入するためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。特にチェックしておきたいのは、在庫が多い時期・走行距離・人気度・モデルチェンジの4つです。それぞれのポイントをどのようにチェックすればよいのか、詳しくご紹介します。
在庫が多い時期が狙い目
新古車は、自動車業界の繁忙期の直後に出回る傾向があります。したがって、4月・10月・12月に多く出回るといえるでしょう。この時期になると、販売ノルマを達成するためにディーラーが自社登録した車などが新古車として販売されます。中古車販売店がディーラーから仕入れた車を販売することもあるでしょう。
すぐに車を購入しなくてもよいからお得に購入したいと考えている方は、4月・10月・12月の在庫が多い時期を狙うことをおすすめします。
走行距離で見極める
同じ新古車でも走行距離には差があります。展示車として使われていた場合は、登録時や店舗への移動時くらいしか走行していないため、走行距離は数km~数十km程度でしょう。試乗車として使われていた車であれば、数百km以上走行していることもあります。
新古車はコンディションがよいのがメリットであることを考えると、できるだけ走行距離が短いものを選ぶのがおすすめです。新古車を購入するときには、走行距離をしっかりチェックしましょう。
買いたい車種の人気度をチェック
購入したい車種にこだわりがある場合は、その車の人気度と在庫をチェックしましょう。人気が高い車であれば出回る台数も多いと考えられます。ただし、人気車は売れやすいので注意が必要です。
ディーラーの中古車コーナーや大手中古車販売店の在庫をチェックし、ストックが多ければ購入しやすいといえるでしょう。購入したい車の人気度が低い場合は、新古車も売れ残っている可能性があります。しかしその分出回る台数も少ないため、根気強く探すことが大切です。
新・旧モデルが重なる時期は安くなる
モデルチェンジをしたばかりの車は狙い目です。モデルチェンジを行う場合、旧モデルの車を処分するために価格が安くなる傾向があります。
旧モデルの展示車や試乗車が新古車として出回っていることも多いため、車種にこだわりがない場合はモデルチェンジしたばかりの車を狙うのがよいでしょう。場合によっては大きく値引きされることもあるため、よりお得に購入できるかもしれません。
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まとめ
今回は新古車とは何か、どうすれば新古車を購入できるかをご紹介しました。新古車は新車と同等のコンディションでありながら、中古車の価格で購入できるお得な車です。
お得な分人気も高く、車種によっては見つけるのが難しいと感じるかもしれません。新古車を効率的に探したい方は、ぜひネクステージをご利用ください。全国130店舗以上のネットワークを有しており、新古車のラインナップも豊富です。
ネクステージでは各地の店舗から最寄りの店舗に取り寄せるサービスも行っているため、ご希望の車がありましたらお気軽にお問い合わせください。