2020年度新車販売台数と車名別ランキング!
2020年度は、新型コロナウイルス蔓延の影響もあり、多くの業界が影響を受けました。
一般社団法人日本自動車販売協会連合会が、乗用車ブランド通称名別順位を発表しており、どのブランドの車が最も多くの販売台数を出したのかがわかりました。そこでこの記事では、そのデータをもとにランキング化し、TOP5の特徴をご紹介します。
※目次※
・2020年度の販売台数は、新車が前年比80%台、中古車が前年比90%台
・TOP5の車種は、モデルチェンジを行って注目度を高めた車種が多い
・ネクステージでは、2020年上半期に販売台数が多かった車種を、良質かつお求めになりやすい価格帯で多数取りそろえております
2020年の新車・中古車販売台数
まずはランキングの発表よりも前に、乗用車全般の新車販売台数の紹介を行います。結論としては、新型コロナウイルスの影響を大きく受け、自動車業界全体の売上は大幅に下がりました。
新車と中古車という2つのカテゴリーに分けて、どの程度の下げ幅を記録することになったのか詳しく紹介します。具体的な数値も確認しながら推移を確認してみましょう。
新車販売台数は前年比80%台の大幅減
直近となる2020年度のデータを見ると、普通乗用車と小型乗用車を合わせた新車販売台数は、前年比87.8%にとどまっています。2020年度の最高は10月の前年比134.5%となっています。とくに5月は前年比58.2%、6月は前年比73.4%という大幅減を記録しています。
中古車は前年比90%台
直近のデータは2020年6月のものですが、こちらは前年比94.1%と、新車と比較して堅調に推移していることがわかります。1月に関しては普通乗用車の売上が前年比100%となっています。
新車がとくに苦戦した5月も、中古車の売上台数は前年比80.1%で下げ止めました。緊急事態宣言が発令された3月も前年比97.6%を記録しており、2020年度を通じて一度も前年比80%以下にまで割り込むことはありませんでした。
2020年度・車名別新車販売台数ランキング
それでは、2020年上半期に人気だった車名を公表していきます。今回はTOP10と11~30位までという2つのカテゴリーに分けて、ランクインしたすべての車種を紹介します。
コロナ禍においても、前年比を上回る販売台数を記録した車種がいくつもあります。ここで取り上げる車は、値崩れしにくい、人気の厚い車種です。
1~10位
販売台数のトップ10をまとめました。ここでは車種とメーカー、販売台数、前年比という4項目を紹介します。
順位 |
車種 |
メーカー |
販売台数 |
前年比(%) |
1 |
ヤリス |
トヨタ |
151,766 |
- |
2 |
ライズ |
トヨタ |
126,038 |
759.2 |
3 |
カローラ |
トヨタ |
118,276 |
113.3 |
4 |
フィット |
ホンダ |
98,210 |
132.0 |
5 |
アルファード |
トヨタ |
90,748 |
132.1 |
6 |
ルーミー |
トヨタ |
87,242 |
95.2 |
7 |
フリード |
ホンダ |
76,283 |
89.1 |
8 |
シエンタ |
トヨタ |
72,689 |
65.6 |
9 |
ノート |
日産 |
72,205 |
60.9 |
10 |
ヴォクシー |
トヨタ |
69,517 |
79.0 |
4車種が前年度以上の売上を誇っており、トップ10のうち実に7車種がトヨタ製となっています。
11~30位
続いて11~30位をチェックしてみましょう。この中にも、前年度と比較して大きく売上を伸ばした車種があります。
順位 |
車種 |
メーカー |
販売台数 |
前年比(%) |
11 |
セレナ |
日産 |
68,648 |
73.8 |
12 |
プリウス |
トヨタ |
67,297 |
58.3 |
13 |
ハリアー |
トヨタ |
66,067 |
182.3 |
14 |
アクア |
トヨタ |
59,548 |
57.4 |
15 |
RAV4 |
トヨタ |
54,848 |
101.6 |
16 |
ノア |
トヨタ |
45,434 |
86.2 |
17 |
ソリオ |
スズキ |
40,342 |
90.7 |
18 |
インプレッサ |
SUBARU |
36,658 |
83.7 |
19 |
タンク |
トヨタ |
35,591 |
47.8 |
20 |
ステップワゴン |
ホンダ |
34,441 |
65.4 |
21 |
C-HR |
トヨタ |
33,676 |
60.5 |
22 |
パッソ |
トヨタ |
32,968 |
80.4 |
23 |
ヴェゼル |
ホンダ |
32,931 |
58.9 |
24 |
ロッキー |
ダイハツ |
31,153 |
399.0 |
25 |
MAZDA2 |
マツダ |
28,368 |
- |
26 |
スイフト |
スズキ |
28,108 |
84.6 |
27 |
CX-30 |
マツダ |
27,006 |
297.9 |
28 |
エスクァイア |
トヨタ |
26,368 |
62.1 |
29 |
ランドクルーザW |
トヨタ |
26,296 |
92.3 |
30 |
CX-5 |
マツダ |
24,222 |
76.8 |
軒並み前年比でマイナスの販売台数ですが、13位のハリアーは前年比182.3%増、15位のRAV4は前年比101.6%増、24位のロッキーは399.0%増、27位のCX-30は297.9%増となっています。
2020年度・車名別新車販売台数ランキングTOP5
ここからは、2020年度に販売台数が多かったTOP5の車種を順番に紹介していきます。5車種のうち4車種がトヨタ車という結果です。
特徴的な点として、フルモデルチェンジなどの試みを行った車種が多く販売されていました。
1位:トヨタ・ヤリス
販売台数151,766台で、トヨタから1つ目のランクインとなったのがヤリスです。先代のモデルまでは「ヴィッツ」という名前で販売されてきましたが、海外に合わせてヤリスに改称しました。丸みを帯びた近未来的なデザインが印象的です。
特徴は、トヨタ初となる先進技術を備えていることです。カメラとソナーによってステアリングからブレーキまでを制御する駐車アシスト機能は世界初。プリクラッシュ・セーフティは新たに交差点での検知も可能になり、安全性能が劇的に高まっています。
2位:トヨタ・ライズ
2020年度に126,038台を売上げた車種がライズです。RAV4と比較されることが多い車種ですが、価格やサイズが一回り小さいことがライズの特徴になります。そのため「ミニRAV4」として位置付けられることも多いSUVです。
デザインでは、RAV4よりもワイルドで大胆なエクステリアをもつことが人気の一因になりました。パワフルでありながら18.6km/Lという低燃費性を備え、大径タイヤにもかかわらず最小回転半径4.9mと小回りが利き、SUVの欠点をしっかりと補っています。
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3位:トヨタ・カローラ
販売台数118,276台のカローラは2019年9月にフルモデルチェンジを果たしたばかりで、より低重心でスポーティなデザインに生まれ変わったことが話題です。基本性能もすべて見直されています。
サスペンションにチューニングを施したことによるフットワークの良さ、最小回転半径5.0mという取り回しの良さ、最大29.0km/Lという燃費の良さという三拍子を備えた4WDです。あらゆるニーズに応えたことにより、首位を狙える車に成長しています。
4位:ホンダ・フィット
4位は販売台数98,210台で、2020年2月にフルモデルチェンジしたホンダのフィットです。昨年の販売台数12位から大躍進を遂げた理由は、シートに座った瞬間に感じられる「心地よさ」にあります。
運転席からの見晴らしがいい設計を心掛けたことにより、楽しくドライブができることに加えて、事故を予防しやすくなっています。パワフルでしなやかな乗り心地、収納が多くユーティリティ性が高い使い心地のいずれも良く、ユーザーの満足度を高めました。
5位:トヨタ・アルファード
前年13位だった、トヨタ・アルファードですが、今年度の販売台数は90,748台で5位と急上昇しました。2015年1月以降アルファードは、大規模なモデルチェンジは行われていません。
それにも関わらずアルファードの販売台数が急上昇した理由は、2020年5月にトヨタの全販売店で全車種併売が行われたからだと考えられます。今までは、近所の販売店でアルファードを販売しておらず、遠出をしないと手に入れることができない場合がありました。
しかし、全車種併売によって近所の販売店でもアルファードの購入が可能となり、コロナ禍でも売上向上につながったのでしょう。
中古車購入ならネクステージへ
今回のデータからは、新車よりも中古車のほうが堅調な売上を見せたことがわかりました。その理由は販売価格の安さにあるといえます。
ここで紹介したTOP5の車種は、ネクステージで多数の在庫をそろえています。ネクステージでは、事故車などの条件が悪い車を販売していません。未使用車などの良質な車を豊富に取りそろえ、お求めになりやすい価格でお客様をお待ちしています。
まとめ
2020年上半期は、コロナの影響を強く受けたことにより、新車は前年比80%台、中古車は前年比90%台の販売台数に止まっています。TOP5の内訳を見るとトヨタ車が安定した売上を見せており、とくにモデルチェンジした車種の強さが際立ちました。
ネクステージでは、2020年上半期に人気だった車種を、全国の店舗で多数取りそろえています。中古車の魅力である価格の安さを実現しながら、未使用車を含むコンディションのいい車を取りそろえて、お客様のお越しを心からお待ちしています。