セダンはどんな車?特徴やランキング&おすすめ特集!
セダンは安定した走行性能や高級感のある外観に定評がある車です。しかし、具体的にどのような車がセダンに分類されるのか、似ている車種との違いが分かりにくいと感じている方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、セダンの詳しい特徴やおすすめの車種を紹介します。国産車と外車それぞれの人気ランキングを参考にすれば、自分に合ったセダンを購入できるでしょう。
※目次※
・セダンは高級感がありながら静粛性が高く、乗り心地も優れていることから、国内外問わず人気がある
・ガソリン車以外にもHV車やEV車といった環境に優しい4つのタイプがあり、性能や予算に合わせて選択できる
・セダンは国産車だけでなく外車もある。幅広い選択肢の中から自分に合った1台を見つけたいのであれば中古車がおすすめ!
セダンの車の特徴とは
セダンの車は、走行安定性や安全性が高いことが特徴で、国内外問わず人気があります。セダンと似た特徴を持つ車もあるため、購入を検討するときは自分が求めている機能を正確に把握しましょう。ここでは、セダンの車の特徴や似た車との違いを紹介します。
セダンは基本的に3ボックスで4ドア
セダンは基本的に、ボンネットとキャビン(居住空間)、トランク(荷物置き)がそれぞれ独立している3ボックスカーです。ドアの数は4ドアが一般的ですが、2ドアのセダンも存在します。
セダンは運転時の振動が少なく、ノイズや風切り音が小さいため、静粛性が高いのが魅力です。ドライバーのストレスを軽減した快適な乗り心地が人気の理由のひとつといえるでしょう。
クーペとの違い
クーペとは、車高が低く流れるようなスポーティーなデザインの車です。運動性能の高さが魅力で、走りを重視している方にも人気があります。セダンと同じ3ボックスカーですが、後部座席からトランクの形が流線形であるのが特徴です。
クーペとセダンの違いはドアの数を見ると分かりやすいでしょう。セダンは4ドアであるのに対して、クーペは2ドアが基本です。1列目が主座席で、後部座席は補助的な席として設計されています。
ハッチバックとの違い
ハッチバックは後部のドアが跳ね上げ式で、居住空間とトランクがつながっている2ボックスカーです。3ボックスカーのセダンとは異なり、コンパクトな車でも多くの荷物を積めます。コンパクトカーで採用されることが多いのは、大きなラゲッジスペースを確保できるというメリットのおかげといえるでしょう。
ハッチバックはセダンほど高級感や静粛性がないものの、居住空間が広く維持費が安い車が多いため、ファミリー層に人気があります。
SUVとの違い
SUVとは、「Sport Utility Vehicle(スポーツ用多目的乗用車)」の略で、オフロードでも高い走行性能を発揮します。セダンと比べて車高が高いため、視界が広いのが特徴です。
車高の高い車はコーナーや高速道路で安定しないといわれていましたが、技術の進歩により最近はそのような心配はなくなりました。一方、セダンより車両重量が重く、燃費が良くない場合が多いのがデメリットです。
数あるセダンのタイプ
セダンには一般的なガソリン車の他に、「HV」「PHV」「EV」「FCV」といったさまざまなタイプがあります。車を動かす仕組みによって区分され、いずれもガソリン車より燃費が優れている場合がほとんどです。ここでは、それぞれのタイプの特徴について解説します。
HV(ハイブリッド)タイプ
HV(ハイブリッド)車とは、ガソリンで動くエンジンと電気で動くモーターという2つの動力を備えた車です。走行する際には主にエンジンを使用し、エンジンの余剰分で発電することでモーターを動かします。
ガソリンを使用せずにモーターのみで走行する「EV走行」が可能なのが特徴です。ガソリン車よりも燃費が良く、モーターを使用しているため、静粛性が高く快適な運転ができます。
PHV(プラグインハイブリッド)タイプ
PHV(プラグインハイブリッド)車は、家庭用コンセントのような外部電源から充電できるHV車です。メーカーによってはPHEVと呼びます。モーターとエンジンのどちらかだけで走行でき、ガソリン車とハイブリッド車の良いところを併せ持つのがPHVです。
エンジンによる発電が可能で、エンジンで走行しながら発電し、モーターが走行を補助します。比較的エコで環境に優しく補助金や減税の恩恵も受けられますが、値段が高いのがネックです。
EV(電気自動車)タイプ
EV車(電気自動車)は、ガソリンを使用するエンジンは存在せず、モーターを動力として走行する車です。自宅や外部充電設備でバッテリーを充電します。電気のみで走行するため、二酸化炭素を排出せず環境性能が高いのが特徴です。
ただし、EV車はバッテリー切れの心配があります。都市部では充電スタンドのような外部充電設備が整っていますが、地方ではなかなか見つからないかもしれません。長距離ドライブのときにはバッテリー切れに注意しましょう。
FCV(燃料電池自動車)タイプ
FCV車(燃料電池自動車)は、ガソリンや電気を必要としない全く新しいタイプの車です。水素と酸素の化学反応で作った電力をモーターに送り込むことで走行します。二酸化炭素を排出せず電気も必要ないため、究極のエコカーといえるでしょう。
ただし、デメリットもいくつかあります。車両本体価格が非常に高く、同じクラスのガソリン車と比較して3倍程度の値段です。また、発電に不可欠な液体水素の供給場所があまりありません。
セダンの人気車種ランキングTOP6
振動の少なさや静粛性が魅力のセダンですが、中でも人気のある車種が気になる方もいるのではないでしょうか。ここでは、セダンの購入を考えている方に向けて、セダンの人気車種ランキングとそれぞれの特徴を紹介します。なお、ランキングは日本自動車販売協会の2020年11月のデータを参考にしました。
(参考: 『乗用車ブランド通称名別順位|日本自動車販売協会連合会』)
【1位】トヨタ カローラ
セダンといえばトヨタのカローラを思い浮かべる方も多いでしょう。低価格・低燃費で運転がしやすいため、国内外を問わず人気があります。内装に高級感があること、低重心で乗り心地が良いこと、スポーティーなデザインで小回りが利くことが人気の理由といえるでしょう。
トヨタの最先端技術であるToyota Safety Senseを搭載しているため、安全性能にも問題はありません。また、トヨタスマートセンターとつながることで365日24時間いつでもサポートを受けられ、安心して運転ができます。
ラインアップにはガソリン車もありますが、アトキンソンサイクルを採用したエンジンを搭載しており、他のガソリン車と比べて燃費性能が優れていることが特徴です。
(参考: 『カローラ(トヨタ)の中古車一覧』)
【2位】トヨタ プリウス
トヨタのプリウスはハイブリット車の先駆者ともいえる車種で、世界トップクラスの燃費性能を誇ります。3ナンバーのボディサイズで未来的なデザインの外観が特徴です。荷物の出し入れがしやすく、安全性能が優れているため、セダンの中でも実用性や利便性が高い車といえるでしょう。
自動車事故の約3割を占める駐車場での事故を減少させるため、ボタンを押すだけで自動的に駐車してくれる「シンプルインテリジェントパーキングアシスト」を搭載しています。また、排出ガスが比較的少なく、近年問題となっている地球温暖化に対して有効な車として人気です。
(参考: 『プリウス(トヨタ)の中古車一覧』)
【3位】スバル インプレッサ
スバルを代表する車種であるインプレッサのセダンモデル「G4」は、トランク部分が独立したボディラインが魅力的な車です。かつては独自路線で開発していましたが、近年は万人受けする車を作るようになり、運転する楽しさや安全性能をセールスポイントとしています。
安全性能においては「アイサイト」を搭載しているのが特徴です。前方を監視し、立体的に把握するステレオカメラにより、状況に応じて運転をサポートします。例えば、衝突を回避したり車間距離を保ったりする機能です。また、三角窓を設置して視界が狭くならないよう工夫しているため、初心者や運転が苦手な方も運転しやすい車といえるでしょう。
(参考: 『インプレッサG4(スバル)の中古車一覧』)
PR人気の国産セダン
【4位】トヨタ クラウン
1955年に初代モデルが発売されたトヨタのクラウンは、国産車の中でも最も長い歴史を持つ車のひとつです。広い居住空間と高級感のある上質な内装が特徴で、「いつかは、クラウン」というキャッチコピーと共に日本中に普及しました。
セダンの中では比較的室内が広く、車が自分になじむような居心地の良さが魅力です。2018年に登場した15代目クラウンは、ハイブリット車とガソリン車のいずれかを選択できます。
車載エージェントやLINEを使用してナビゲーションするだけでなく、車線中央を走るためのステアリング操作のサポートや自動ブレーキ、ブラインドスポットモニターといった先進安全技術が取り入れられているため、安全面も安心です。
(参考: 『クラウン(トヨタ)の中古車一覧』)
【5位】トヨタ カムリ
トヨタのカムリはクラウンと比較されることが多い車で、全長約5m、全幅約1.8mと非常にゆとりのある設計です。最新モデルはデザインがよりスタイリッシュになり、内装は高級感あふれる黒色を基調としています。
ハイブリット専用モデルとして注目を集めている通り、燃費性能が優れているのが特徴です。また、居住空間の広さや見晴らしの良さが運転しやすいポイントといえるでしょう。
カムリを製造するためにゼロから部品を開発することで、エモーショナルで美しいデザインや意のままの走り、上質な乗り味を実現しました。乗り心地や静粛性が優れているため、家族を乗せることが多い方におすすめです。
(参考: 『カムリ(トヨタ)の中古車一覧』)
【6位】マツダ MAZDA3
マツダのMAZDA3は、パーツをクローンメッキにして水平基調のフロントとリアのデザインに仕上げたことで、優雅で美しい見た目と高級感を演出した車です。世界的に評価の高いデザインが、落ち着きがありながら街中で存在感のある走りを見せます。
タイプは、ガソリン車、ハイブリット車、ディーゼル車から選択が可能です。ガソリン車とハイブリット車はスムーズなハンドリングで運転を楽しめるように「GVC」を採用しています。また、ハイブリット車は環境に配慮して燃費性能を高めました。
時速80kmまでは事故が起きやすい斜め後ろからの侵入を知らせてくれる機能があるため、安心して運転ができるでしょう。
(参考: 『MAZDA3セダン(マツダ)の中古車一覧』)
外車にも注目!おすすめのセダン5選
セダンは国産車だけでなく外車もあります。購入するのであれば、できるだけ多くの車種を比べたいという方もいるでしょう。ここでは、外車に興味がある方に向けて、外車のセダンを5つ紹介します。国産車にはない魅力もあるため、ぜひチェックしてみてください。
ベンツ Cクラス
1993年に発売されたベンツCクラスは、ボディがコンパクトに設定されているため、小回りが利き日常使いに適しています。一方、内壁に張られたレザーや外観が醸し出す高級感が魅力です。
安全性能として、前後に6つのミリ波レーダーとステレオカメラを搭載しています。障害物を検知すると自動ブレーキがかかる設定のため、外車に慣れていなくても安心です。
価格は新車でも400万円台と他の高級車と比較して低めに抑えられています。さらに、高いリセールバリューがあり、新しいモデルが出たときには比較的高額で売却して乗り換えることが可能です。
(参考: 『Cクラス(メルセデス・ベンツ)の中古車一覧』)
ベンツ Sクラス
ベンツSクラスは大きなボディにパワフルなエンジンを搭載した迫力がある車です。車高が低めで安定感のあるシャシーを採用しており、運転時の快適性が際立っています。世界が認めた快適な乗り心地によって、自分で運転するドライバーズカーとして最高峰の魅力を持つ車へと進化しました。
Cクラスとの違いは「PRE-SAFEサウンド」という安全装備のシステムで、事故を予測したときに特殊なノイズを発生させ衝突音による聴覚の負担を軽減してくれる機能です。また、AR技術を用いたヘッドアップディスプレイも特徴で、画像を自車から10m離れた場所に仮想的に表示することで安全に運転ができます。
(参考: 『Sクラス(メルセデス・ベンツ)の中古車一覧』)
BMW 5シリーズ
1972年に初代モデルが登場したBMW5シリーズのセダンは、長年人気を維持し続けている高級車です。外観のデザインはスポーティーであるのに対して、車内は快適な居住空間やラグジュアリーな雰囲気を演出しています。
燃料消費量と排出ガスを最小限に抑えながら、ダイナミックに運転する喜びを感じてもらうことを目的として搭載した機能が「BMW EfficientDynamics」です。ベースモデルであるガソリンエンジン車以外にも、ディーゼルエンジン車やスポーツモデルも用意されています。また、オプションの追加やオーダーにより、自分の理想に近い車を実現できます。
(参考: 『5シリーズ(BMW)の中古車一覧』)
PR輸入車セダンもおすすめ
アウディA3
アウディA3のセダンモデルは、スタイリッシュなボディでありながら、十分な広さと高級車の性能を兼ね備えています。ヘッドライトの下に搭載したLEDポジションランプが特徴的で、シンプルながらも上品なエクステリアデザインです。
車内は荷物を置くスペースをあらかじめ考えて設計しており、乗る方にとって快適な空間といえるでしょう。スタイリッシュなデザインから荷物をあまり置けないと思われがちですが、日常的に使うには十分な広さがあり、使い勝手にもこだわりが見られます。
普段使いに最適なボディサイズでデザインにも強いこだわりがあり、長く乗り続けても飽きないといわれている車です。高級車に長く乗りたいという方におすすめします。
(参考: 『A3セダン(アウディ)の中古車一覧』)
プジョー 508
ブジョー新型508セダンは、高性能車の代名詞である1.6Lターボエンジンを搭載し、他のセダンよりも高いスペックを誇る車です。新型508の個性は、スペックだけでなくデザインやボディにもあります。
例えば、低重心のスポーティーなデザインを実現するために採用したのがフレームレスドアです。同時に、実用性を確保するため、リアにハッチゲートを採用しました。
また、普段使いをするのであれば、シートの良し悪しで疲労の度合いが大きく変わります。ブジョーに使われているファブリック/テップレザーシートは、路面からのショックを吸収してくれるため、快適で疲れにくいのが特徴です。
(参考: 『508(プジョー)の中古車一覧』)
コスパに優れた中古車のセダンならネクステージへお任せ!
セダンの購入を検討している方におすすめなのが中古車です。全国に中古車販売店を展開するネクステージでは、豊富な在庫の中からご希望の中古車を探せます。また、取り扱っている車の状態が良く、コスパに優れているのも魅力といえるでしょう。修復歴のある車は販売しないことや国家資格を有するメカニックによる納車前整備も安心できるポイントです。
また、ネクステージの強みのひとつとして買取が挙げられます。ネクステージでは買い取った車を全て自社の在庫とするため、車本来の価値を評価した価格で買取が可能です。車検や定期点検といったサービスも行っており、常にお客様ファーストのサービスを考えています。ネクステージであれば、お客様と「生涯取引」ができるでしょう。
まとめ
セダンは静粛性が高く居住スペースも広いため、日常使いにふさわしい車です。ガソリン車やHV車、EV車といった違いだけでなく、国産車と外車があるため、性能や価格を比較して自分に合った車を選びましょう。
しかし、ネットの情報だけ見ても実際の乗り心地や車の状態は分かりません。全国展開している中古車販売店ネクステージでは、試乗から納車までお客様のカーライフをトータルサポートします。業界最高水準の保証も充実しているため、一度お近くの店舗まで足を運んでみてください。