定員オーバーは何人から?軽自動車の場合や子どもの数え方についてご紹介
自動車の定員人数は、車両の大きさなどから種類ごとに決められています。たとえば軽自動車は4人、普通自動車は5人~8人が一般的です。これ以上の人数が乗車していると取り締まりを受ける可能性があります。
しかし、「子どもを乗せる場合は定員オーバーしても問題ない」といった話を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。そこで、この記事では、乗車できる定員の決まりや定員オーバーをした場合のリスクなどについて解説します。
※目次※
5.軽自動車だと定員オーバーする5人以上の家族にピッタリな車3選
・定員をオーバーすると、走行性能や安全性能が最大限発揮されないため走行や安全性に影響する
・子どもは大人とカウント方法が異なるが、基本はシートベルトの数に合わせて乗ろう
・コンパクトカーやミニバンなどのように定員5人以上の車は豊富にある!人数が多いときは乗り換えを検討しよう!
軽自動車の5人乗りは定員オーバー?
本的に、軽自動車は4人乗りですが、子どもが乗る場合も5人乗りをすると定員オーバーとなるのでしょうか。5人以上の家族構成で軽自動車をマイカーに選ぶことは少ないかもしれませんが、維持費などの観点から子どもなら定員オーバーにならない場合は軽自動車が選択肢になるケースもあるでしょう。
また、一時的に友達や家族を乗せるときに乗車人数が5人になってしまうことは充分に考えられます。軽自動車の乗車人数と規則についてまとめました。
軽自動車の乗車定員は大人4人
まずは乗車定員についておさらいしていきましょう。軽自動車の座席は前と後ろで合計4席あります。このことからも分かるとおり、軽自動車の乗車定員は4名です。最大で大人4名であるため、子供であっても大人であっても問題はありません。
小柄だから痩せ型だからという理由で、スペース的には余裕を持って座れることもあるでしょう。しかしどんなに空間に余裕があったとしても、5人以上が座ることは法律で禁止されています。
定員数を超えた乗車の罰則は『6,000円または減点1』
軽自動車の定員数は大人4人とのことでした。これを超過した場合、ペナルティが課せられることになります。スピード違反のように道路交通法に違反することになるため、罰金もしくは減点のような罰則があるということを覚えておきましょう。
定員オーバーの罰則は、罰金6千円もしくは1点の減点です。罰金や減点は定員オーバーの時点で避けられないため、乗る前にしっかり確認しておきましょう。
シートベルト装着違反にも繋がる
定員オーバーには罰金6千円もしくは1点の減点が課せられるとのことでしたが、多くの場合はシートベルト未着用による罰則も付随することになります。
シートベルトは、2008年以前は運転席と助手席のみ付けていれば罰則はありませんでした。しかし、2008年の道路交通法改正によって全席着用が義務付けられています。
軽自動車に大人5人で乗った場合、詰めて座ったとしてもシートベルトの着用ができなくなってしまいます。シートベルトを装着していないと運転席もしくは助手席の場合1点減点となってしまいます。
後部座席のシートベルト着用に関しては少々特殊です。規則では全席着用となっていますが、一般道の場合はシートベルトを着用していなくても口頭注意で終わり、罰金などはありません。高速道路の場合は運転席や助手席と同じく1点の減点になります。
走行にも影響する
定員オーバーでの運転は走行にも影響を及ぼします。車は55kgを重量基準としており、軽自動車は最大でも4人の乗車を想定して設計されています。
元々4人が定員のところに5人で乗ってしまうと、本来の想定以上の負荷が車にかかり続けることになってしまいます。定員オーバーは燃費の悪化を招き、車の痛みも早くなってしまうのがネックです。
ペットは膝に乗せての運転も禁止
定員オーバーと聞くと人間にのみ適用されるルールと考えてしまいがちですが、ペットに関しても規則が定められています。ペットを膝に乗せての運転は道路交通法によって禁止されており、これに違反すると罰則となるので注意しましょう。
罰則内容は定員オーバーのときと同じく罰金6千円と1点の減点です。事故を起こしやすい環境をつくってしまうことから、ペットを乗せての運転をしてはいけないことは容易に想像できるでしょう。規則を守って運転することが求められます。
定員オーバーの状態で走るリスクとは?
定員オーバーで走行すると、どんなリスクがあるのでしょうか。取り締まりを受けて罰金を受けることはもちろん、車両自体にも負荷をかけ、燃費の悪化などにもつながり、同乗者が車を降りなければならないこともあります。
ここでは、定員オーバーが引き起こすさまざまなリスクについて解説します。
走行にも影響する
定員オーバーでの運転は走行にも影響を及ぼします。車は55kgを重量基準としており、軽自動車は最大でも4人の乗車を想定して設計されています。
元々4人が定員のところに5人で乗ってしまうと、本来の想定以上の負荷が車にかかり続けることになってしまいます。定員オーバーは燃費の悪化を招き、車の痛みも早くなってしまうのがネックです。
シートベルト装着違反にも繋がる
定員オーバーには罰金6千円もしくは1点の減点が課せられるとのことでしたが、多くの場合はシートベルト未着用による罰則も付随することになります。
シートベルトは、2008年以前は運転席と助手席のみ付けていれば罰則はありませんでした。しかし、2008年の道路交通法改正によって全席着用が義務付けられています。
軽自動車に大人5人で乗った場合、詰めて座ったとしてもシートベルトの着用ができなくなってしまいます。シートベルトを装着していないと運転席もしくは助手席の場合1点減点となってしまいます。
後部座席のシートベルト着用に関しては少々特殊です。規則では全席着用となっていますが、一般道の場合はシートベルトを着用していなくても口頭注意で終わり、罰金などはありません。高速道路の場合は運転席や助手席と同じく1点の減点になります。
取り締まりを受けた場合は降りることになる
定員オーバーの状態での走行は罰則を受けるだけではなく、取り締まりを受けた場合はその場で車から降りなければなりません。安易に考えていると走行中の危険性だけではなく、帰路に困る可能性も生まれてきます。
そのため、お出かけなどの際は定員オーバーをしていないかを乗車前に確認しておくとよいでしょう。定員以上での利用が考えられる場合は、乗車可能な人数の多い車へ乗り換えを検討するタイミングといえます。
PR4人乗りでも室内広々な軽自動車
定員オーバーでも違反にならないケースがある
軽自動車の定員は、基本的に4人です。しかし、「子どもであれば5人まで乗れる」といった話を聞いたことがあるかもしれません。この話は、法律では大人と子どもの数え方が異なることから発生したものです。
ここでは、車における子どもの人数の数え方や4人以上で軽自動車に乗る時のポイントについて解説します。
大人と子どもの数え方は異なる
道路運送車両の保安基準第53条では、「12歳以上の者1人は、12歳未満の小児又は幼児1.5人に相当するものとする」と記載されています。この基準によると、12歳以上の子どもは大人1人として計算し、12歳未満の子どもは3人で大人2人分として計算します。
そのため、大人1人と12歳未満の子ども4人で軽自動車に乗車しても、法律上は問題ありません。このような観点から、「軽自動車でも子どもなら5人乗りができる」というような表現をされるケースがあります。
大人2人と子ども3人なら4人扱いになる
軽自動車に5人乗っても違反にならないケースは大人2人と子供3人の場合です。違反にならないと言っても、子供3人にも更に制限がついているため、ここにも注意する必要があります。
先ほども触れた「12歳以上の人は12歳未満の子供の1.5人分に相当する」という規則は定員を決めるときにも関係しており、12歳未満の子供が3人いれば大人2人分として扱われることになるのです。
大人2人と12歳未満の子供3人で乗れば、乗車している人数は大人4人分とみなされ違反にはなりません。しかし3人とも12歳未満でなくてはならず、1人でも12歳をオーバーしているのであればその時点で違反となってしまいます。
チャイルドシートの設置は難しくなる
定員と同じく子供を乗せるときに見過ごせないのはチャイルドシートの問題です。6歳未満の子供を乗せるときにはチャイルドシートの設置が義務付けられています。普通自動車ならまだしも、軽自動車はチャイルドシートを後部座席に3つ設置するのは非常に難しいです。
しかし、子どもを乗せる際にシートベルトの数と乗車人数が合わない場合は、チャイルドシートを使用できないことがあります。このような場合は、可能な限りのチャイルドシートを使用するよう定められています。
定員オーバーには万が一のときの危険性も上がる
車の乗車人数が定員オーバーをすると、シートベルトを着用できない人が出てきます。警察庁のデータによると、シートベルトを着用していない場合の致死率は、高速道路で着用時の約19.4倍、一般道路で着用時の約3.5倍にも跳ね上がります。
万が一の事故を招いてからでは遅いので、事前に定員人数を守りシートベルトをしっかり着用しておくことがリスク回避にかかせません。
シートベルトの役割を考えよう
大人4人が定員とのことでしたが、法律上は12歳未満の子供であれば、後部座席に3人が座り、可能な範囲でチャイルドシートを使用すれば問題ありませんでした。法律的に問題がないとはいえど、この状況で子供3人を乗せることに不安を覚える人の方が多いのではないでしょうか。
軽自動車は4人乗りを想定しているため、シートベルトも4人分しか用意されていません。子供であったとしても5人乗せるとシートベルトの数も足りなくなってしまいます。後部座席であってもシートベルトをしていない状況下では、事故時の死亡率も急激に高くなるのでなるべく避けたいところです。
子供の将来や安全性を考えるのであれば12歳に達してから買い替えを考えるのではなく、はじめから5人で安全にドライブが楽しめる車を選ぶべきだと言えます。
定員人数の多い車も選択肢にいれよう
定員人数は軽自動車4人、コンパクトカーなどの普通自動車は5人~8人といったように、ある程度車種ごとで決められています。詳細は車検証に記載されているので、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。
定員人数が利用予定の人数よりも少なくシートベルトの不足が懸念される場合は、基本の定員人数が多くシートベルト数の多い車種への乗り換えを検討しましょう。たとえば、コンパクトカーや5人乗りのセダン、ミニバンなどは車内が広く快適なものも多いので、これを機に乗り換えてみるとよいでしょう。
軽自動車だと定員オーバーする5人以上の家族にピッタリな車3選
規則や罰則、安全性について分かったところで次は5人以上の家族で乗るときにおすすめの車をまとめています。5人以上の家族で乗るときにおすすめのミニバンをサイズ、燃費、価格帯とともに載せています。
ノア(トヨタ)
子供の成長に合わせて車を選ぶなら、長い目で見たときに役立つミニバンがおすすめです。トヨタのノアは燃費がよく乗降のしやすさが特徴です。車体の寸法はノアSiダブルバイビーIIで全長×全幅×全高がそれぞれ4695×1730×1895mmとなっています。
シート列数は3列あり、5人家族であっても広々と使うことが可能です。3列目のシートは折り畳み収納ができることから、子供が1人大きくなったときや家族全員で出かけないときは畳んで広めの収納スペースとして活用することが可能です。
燃費はハイブリッド車だと特に優れており、アウトドアで活発に活動した家族にピッタリの車となっています。低床設計とボタン1つで開くパワースライドドアが採用されていることから子供でも安全に利用することができるでしょう。価格帯は新車で267万円~351万円ほど、中古車は35万円~377万円ほどです。(2022年5月時点の情報です)
(参考:『ノア(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
セレナ(日産)
セレナは日産から販売されているミニバンです。こちらも5人以上の家族におすすめできる取り回しのよい車で安全性も高くハンズフリーでドアを開けることができます。
セレナハイウェイスターのサイズは4770×1740×1865mmでトヨタのノアと似たサイズ感です。シート列数は3列、定員は8名とゆったりとした座り心地が特徴です。JC08モードにおける燃費は1Lあたり15.4kmです。価格帯は新車が257万円~419万円、中古が24万円台~409万円台です。(2022年5月時点の情報です)
(参考:『セレナ(日産)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
アルファード(トヨタ)
5人以上の家族におすすめのミニバン、3種類目はアルファードです。トヨタから出ているアルファードはLサイズミニバンということもあり、大きなサイズが特徴です。
4950×1850×1935mmのサイズを持つため、ノアやセレナよりも更に大きいことが分かります。
乗車定員数は7人で、シート列数は3列です。JC08モードにおける燃費は1Lあたり11.4kmで居住性の高さがアルファードの1番の魅力と言えるでしょう。
子供が大きく育ってからもこれ1台で対応できるため、長く同じ車を愛用したいと考えている人にピッタリです。価格は新車が398万円から高いグレードだと742万円ほど、中古車が59万円~825万円ほどになります。(2022年5月時点の情報です)
(参考:『アルファード(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
定員オーバーしないファミリーカーは中古車で探そう!
ここまでおすすめのミニバンを3種類紹介してきました。ミニバンはその機能もあいまって、軽自動車と比較した場合は特にその値段に目が行きがちです。長く使う車だからこそよい買い物をしたいものですが、高くて希望の車種に手が届かないということもあるでしょう。
そんなときは目線を変えて、中古車の購入を考えてみてはいかがでしょうか。ファミリーカーを中古車に選ぶ場合、以下のような多くのメリットがあります。
納期が早い
中古車を選ぶ1つ目のメリットは納期が早いことです。新車の場合、注文を受け手から製造する受注生産がメインです。契約を取ってから製造が始まるため、どうしても時間がかかってしまいます。
しかし中古車であれば既に製造が完了していることから、納車までの時間が短く済みます。平均1-2週間くらいで納車までの手続きが完了するのは新車と大きく違う点と言えるでしょう。
選択肢が多い
2つ目のメリットは選択肢が多いことです。新車は受注生産であり、極力在庫を持たないようにするのが基本です。結果的に多くの車から選ぶことが難しくなってしまいます。
一方で中古車の場合豊富な在庫から選ぶことができ、年式の古い型や旧モデルの車など、自分の好みにフィットした車種を見つけやすいのが中古車のメリットです。
購入費用を抑えられる
最後の3つ目は購入費用を抑えられることです。価格の安さは中古車の1番のメリットとも言えるでしょう。新車であれば高い値段の車でも、中古車であれば3割、ものによっては半額まで値が落ちることもあります。
もしも購入資金に余裕があるならば、グレードの高い車を購入することも可能です。新車で購入することはかなわなくとも、中古車であればその価格差を活かすこともできるでしょう。
現在乗っている車がある場合は、その車を下取りに出すことで購入資金に回すことができます。更に高い車を買うための資金にすることもできますし、中古車を買う分の差額を教育費のように家族のために使うこともできるでしょう。
定員オーバーしない車を探すならネクステージへ!
ネクステージはミニバンやコンパクトカー、SUVなど幅広い車種を取り揃えています。在庫台数3万台(2022年5月現在)から、好みや条件に合った車を簡単に探すことができます。
遠くの店舗に展示されている車でも、お近くの店舗までお取り寄せ可能です。まずは、お気軽にご相談ください。
幅広いジャンルの中古車を取り扱っている
ネクステージでは、専任の熟練バイヤーを配置しており圧倒的な品揃えを誇っています。ご用意している車両価格は日々のリサーチによりベストプライスを目指して設定を行い、バリエーション豊富に取り揃えているため、お客様の希望にぴったり合った車を見つけられるでしょう。
また、故障やトラブルのリスクが高くなる修復歴車や水没車などの車は事前に排除を行っているため、車選びの際の不安も軽減できるよう配慮しています。車をお選びいただく際には車両の状態やキズの有無を細かくお伝えしておりますので、気になる点がありましたらご気軽にお問い合わせください。
長く乗る方向けの保証もある
ネクステージで販売する車には、国産車(3ヶ月または3,000km)・輸入車(1ヶ月/走行距離無制限)の無料保証が付帯しています。しかし、子育て世代の方などのように「ファミリーカーを長く乗りたい」と思う子育て世代の方などは、保証も長くしたいと感じることがあります。
このようなケースに役立つ有料保証として、ネクステージではお気に入りの愛車に長くお乗りになりたい方のための有償保証「10年保証」も用意しています。ご加入の条件・料金は車種・年式・走行距離によって異なりますので、まずはお気軽にご相談ください。
まとめ
基本的な定員は軽自動車が4人、普通自動車が5人~8人となっています。定員人数以上の乗車で万が一取り締まりを受けてしまった場合、罰金6千円もしくは1点の減点が課せられます。違反だけでなく、思わぬ事故などへの不安も懸念されることから、基本的には定員以上で乗車することはおすすめできません。
また、法律上は12歳未満の子ども3人と大人2人の乗車が可能ですが、6歳未満の子どもを乗せるときにはチャイルドシートの設置が義務付けられていることを考慮して、家族で乗れるミニバンやコンパクトカーなどに乗り換えることをおすすめします。
ネクステージではお買い得な中古車をご用意しており、Webから取り扱い車種の検索やお問い合わせが行えます。隙間時間を活用して乗り換えの候補を探せる様々な機能もご用意しておりますので、ぜひ一度ネクステージのWebサイトをお試し下さい。