ハッチバッククーペを徹底解説！セダン・ノッチバッククーペとの違いとは？
車を購入する際には、自分に合ったボディタイプの選択が重要です。その中でも、セダンとクーペは見た目が類似しています。クーペはさらに種類が細分化されるため、それぞれの違いを明確に理解していない方が多いのではないでしょうか。
この記事では、ハッチバッククーペの特徴を、セダンやノッチバッククーペと比較しつつ解説します。「ハッチバッククーペの購入を考えている」または「そのほかのボディタイプも含めて自分に合った車種を見つけたい」といった方の疑問も解決するでしょう。
※目次※
・ハッチバックはバックドアがハッチ式の車。クーペは流線型のボディタイプを指す。
・ノッチバッククーペは3ボックス。ファストバッククーペは2ボックスの車。実用性を重視するなら5ドアハッチバックもおすすめ。
・安く購入するなら3月・9月の決算月が狙い目。ネクステージの中古車なら良質な中古車を安く購入できる。
ハッチバッククーペってどんな車？
車のボディタイプは、ボディの形状、居住空間やトランクルームの構成により名称が異なります。ハッチバッククーペはそれぞれどのような特徴を持つのでしょうか。セダンとクーペの違いにも触れつつ、以下から解説しますので参考にしてください。
ハッチバッククーペの条件
ハッチバッククーペとは、ハッチ式のバックドアを持ったクーペタイプの車です。ハッチバックとは、ボディタイプに関わらずバックドアがハッチ式の車（上げ蓋式の扉）を指します。
一方で、クーペとは流線型のボディタイプで、基本的に2ドアで主席は前列のみの2人乗り自動車です。補助席としての後席が備えられたクーペもあり、その場合は前席を倒して乗り込みます。近年は後席にドアがある4ドアクーペも増えているため、後席の実用性を求める方にはおすすめです。
ハッチバッククーペの魅力
流線型のクーペは、最も空気抵抗が少ないボディタイプです。スムーズな加速を実現できるため、走行性能を重視するスポーツカーに多く採用されています。
独立したトランクルームでは載せる荷物の大きさが制限されてしまいますが、ハッチバッククーペは荷室空間とトランクルームが一体化した設計です。釣り竿などの長い荷物はそのまま収納でき、後席をフラットにすれば荷室容量を広く確保できます。
さらに開口部が大きいため、荷物の積み下ろしにも便利です。大きな荷物や重い荷物も少ない負担で出し入れできます。
クーペとセダンは何が違うの？
セダンは「エンジンルーム」と「居住空間」「トランクルーム」がそれぞれ独立した3ボックス構成です。また基本的に4ドアで、補助席ではなくしっかりとした後席が確保されています。クーペよりも室内の居住性や乗り降りの快適性に優れたボディタイプです。
日常的に複数人で利用する場合には、セダンが適しています。現にタクシーや公用車の多くはセダンタイプです。一方で、デザイン性や走行性能はクーペが優れています。
クーペタイプは更に細分化できる
クーペタイプはさらにいくつかの種類に細分化されます。ここで、ノッチバッククーペとファストバッククーペの特徴を見ていきましょう。2つの主な違いは、ボックス構成とルーフからリアにかけた形状です。ぜひ購入する際の参考にしてください。
ノッチバッククーペ
ノッチバックは、セダンのように「エンジンルーム」と「居住空間」「トランクルーム」が独立した3ボックスタイプを指します。補助目的の後席が設置された2ドア車です。補助的な後席は大人もぎりぎり座れますが、とても狭く一般的なシートとは異なります。
ノッチは「折れ」や「段差」、バックは「背中」という意味です。そのためノッチバックのボディは、ルーフとリアデッキの区分が明確に分かるような段差があります。このようなボディに流線型のデザインを取り入れた車がノッチバッククーペです。
ファストバッククーペ（ハッチバッククーペ）
ファストバッククーペは、流線型のボディと補助的な後席が設定されている点はノッチバックと共通です。大きな違いとして、ファストバックは独立したトランクルームを持たない2ボックスタイプを採用しています。
ファストバックのボディは、ルーフからリアまでなだらかな曲線を描いた形状です。ノッチバックのように、ルーフとリアデッキを明確に区分できません。
ファストバッククーペのトランクは、一般的にハッチバックドアです。前述のとおりハッチバックドアを持つ車を「ハッチバック」と定義できるため、ファストバッククーペはハッチバッククーペと考えてよいでしょう。
ハッチバック・ノッチバッククーペの3モデル紹介！
ここで、ハッチバックおよびノッチバッククーペの代表的な車種をご紹介します。ここで紹介するのは、日産 フェアレディZ、トヨタ 86、スバル BRZの3種です。それぞれデザインや走行性能に異なった魅力があります。中古車相場もあわせて紹介しますので、ぜひ車選びの参考にしてください。
日産 フェアレディZ（ハッチバッククーペ）
日産 フェアレディZは、日本を代表するスポーツカーです。1969年から誕生し、アメリカでも「Zカー」という通称で親しまれています。直近では、2021年8月に7代目となる新型モデルが発表されました。
特徴的なロングノーズスタイルや6気筒エンジンは、初代から現在まで受け継がれています。一方で、エンジンスペックやデザインは長い歴史のもと、改良を繰り返してきました。
6代目ではVQエンジンの排気量を3.7Lにアップし、トランスミッションは6速MTと7速ATを組み合わせています。圧倒的でダイナミックな走りを楽しめる一台です。中古車は約160万~310万円で流通しています。
（2022年1月時点の情報です）
（参考：『フェアレディＺ（日産）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
トヨタ 86（ノッチバッククーペ）
86はトヨタのスポーツカーブランド、GAZOOレーシングが発売する車です。現行は86から「GR 86」と名を改め、よりダイレクトにドライバーの意のままの走りを実現しました。
エクステリアは低重心かつワイドなスタイリングです。水平基調のベルトラインやフェンダートップから、スポーティな印象を強く感じられます。
パワーユニットには、2.4Lの水平対向4気筒エンジンを採用しました。軽量・コンパクト・低重心なエンジンのため、高いレスポンス性と高回転域まで伸びやかな加速を実現しています。中古車相場は約120万~420万円です。
（2022年1月時点の情報です）
（参考：『86（トヨタ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
PRトヨタ 86
※価格は支払総額
スバル BRZ（ノッチバッククーペ）
BRZと86は、スバルとトヨタの共同開発で誕生したモデルです。そのため初代BRZは86と同じく、軽量コンパクトかつ低重心な水平対向エンジンを搭載しています。
BRZのエクステリアは、フロントのヘキサゴングリルやエアアウトレットが施されたフロントフェンダーなど、躍動感のあるデザインが特徴です。
インテリアも、ホールド性の高いスポーツシートや7インチTFT液晶パネルを組み合わせたデジタルメーターなど、上質な装備が施されました。新型ではスバル独自の先進安全システム「アイサイト」を装備しているため、安全性も十分です。中古車は約140万~360万円で流通しています。
（2022年1月時点の情報です）
（参考：『BRZ（スバル）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
クーペ風の5ドアハッチバックもおすすめ！
セダンのような快適性も求める方は、クーペ風の5ドアハッチバックがおすすめです。後席も乗り降りしやすく、スペースにも余裕があります。クーペのデザイン性も両立できるため、以下からご紹介する車種をぜひ選択肢としてご検討ください。
BMW 4シリーズ グラン クーペ
BMW 4シリーズは、2021-2022 日本カー・オブ・ザ・イヤーにおいて10ベストカー、さらに2021-2022 デザイン・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。その中でもグラン クーペは、5人乗りのフル・サイズ・シートや広々としたラゲージなど、日常利用に適した設計です。
高効率な「BMWツインパワー・ターボエンジン」や路面状況に応じてサスペンションの弾性を自動調整する「アダプティブMサスペンション」などにより、ダイナミックで安定した走りを実現してくれます。4シリーズの中古車相場は約230万~270万円です。
（2022年1月時点の情報です）
（参考：『4シリーズ（BMW）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
マツダ アクセラスポーツ
艶やかなボディラインが特徴の、マツダ アクセラスポーツもおすすめです。魂動デザインというコンセプトのもと、人の手でしか生み出せない躍動的で生命力あふれる造形が施されました。ディーゼルエンジンやMTタイプなども選択でき、よりスポーティな運転を楽しめます。
現在MAZDA3 ファストバックへ名称を変更しており、ガソリン、ハイブリッド、ディーゼルの3種類のエンジンから選択が可能です。ディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 1.8」は燃費性能や環境性能、静粛性や力強さを高いレベルで実現しました。アクセラスポーツの中古車相場は約50万~190万円です。
（2022年1月時点の情報です）
（参考：『アクセラスポーツ（マツダ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
メルセデス・ベンツ Aクラス A180
メルセデス・ベンツのエントリーモデルであるAクラス A180は、ベンツの中では手が届きやすい価格です。しかし、質の高い内外装や俊敏でパワフルな走りはしっかりと実現されています。WLTCモードで15.2km/Lと、スポーティな車の中では燃費性能も高めです。
また、自動で最適な車間距離と車線をキープする「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック（自動再発進機能付）&アクティブステアリングアシスト」など、世界最高水準の安全性能が備わっています。これはSクラスと同等の内容です。中古車は約110万~420万円で流通しています。
（2022年1月時点の情報です）
（参考：『Ａクラス（メルセデス・ベンツ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
ハッチバッククーペが欲しい！少しでも安く購入する方法
BMWやベンツなど、ハッチバッククーペは高級モデルも多数販売されています。購入費用を抑えてハッチバッククーペを購入したい、という方も多いのではないでしょうか。ここでは、少しでも安くッチバッククーペを購入する方法を解説します。
決算時期に購入する
決算月の3月や半決算月の9月は、自動車の販売価格が安くなる傾向があります。これは、自動車販売店が業績を伸ばすために販売台数を増やそうと考えるためです。ほかの月に比べて価格交渉も成功しやすくなります。
特に3月は、新生活に備えた買取や下取りにより、中古車の在庫が豊富になる時期です。価格帯も広がり、さまざまな選択肢から自分に合った一台を見つけやすくなります。早急に必要としない場合は、3月か9月まで待ってから購入するとよいでしょう。
新車じゃなく中古車を購入する
価格面では、新車よりも中古車のほうが大きなメリットがあります。販売価格に関しては、中古車のほうが安価です。過去のモデルであれば大きく価格が下がるため、予算内で購入できる車が豊富にあります。
また、現状所有している車がある場合は購入資金を増やすための売却が可能です。新車購入を前提としたディーラーへの売却（下取り）よりも、中古車販売店での買取のほうが高額査定を期待できます。理想の車を入手するためにも中古車がおすすめです。
品質の高い中古車を安く手に入れるならネクステージへ！
中古車を購入する際は、ネクステージをご利用ください。ネクステージは熟練のバイヤーが状態の良い人気車種を豊富に仕入れているため、ハッチバッククーペも含め最適な一台を選択可能です。また、毎日他社の価格を調査したうえでどこにも負けないプライス設定で販売しているため、いつでも安い車を購入できます、
品質にもこだわっているため修復歴車は扱っておりません。徹底した品質管理・鑑定に加え、充実した保証で安心・安全のカーライフを実現します。
PR魅力的なクーペが続々入荷
まとめ
ハッチバッククーペは、美しいデザインと走行性能、収納に便利な荷室スペースが魅力です。実用性も重視したい方は、5ドアハッチバックも選択肢に入れつつ、自分に合った車種を探してみてはいかがでしょうか。
価格を抑えて購入するなら中古車がおすすめです。ネクステージは価格・品質・サービスすべてに自信を持って販売しています。ハッチバッククーペの在庫も多数扱っておりますので、ぜひ気軽にご利用ください。
