電気自動車は中古でも補助金対象なの?補助金の種類や乗り換えのタイミング
EV車(電気自動車)は、「環境に優しい」「走行音が静か」などメリットが豊富です。補助金や免税の対象となることもあり、EV車の購入を検討する方が増えています。
しかし、EV車の購入を検討している方のなかには、中古車でも補助金対象となるのか気になっている人もいるでしょう。中古でEV車を購入する場合は、補助金の種類ごとに対象条件をチェックしておくことが大切です。
今回は、中古でEV車を購入するにあたり知っておきたい補助金の種類と特徴について解説します。EV車への乗り換えにおすすめなタイミングにも触れるため、ぜひ参考にしてください。
※目次※
5. 補助金対象の中古電気自動車をネクステージで探してみよう!
・EV車の補助金は「エコカー減税」「CEV補助金」「グリーン化特例」の3つ!申請期限や条件を要チェック!
・中古車も優遇措置の対象!「税金が高くなるタイミング」「グリーン化特例が適応されるタイミング」が購入のチャンス!
・中古のEV車購入なら品ぞろえが豊富でアフターサポートが充実しているネクステージがおすすめ!
電気自動車は中古でも補助金の恩恵が受けられる!<
EV車は、中古車でも補助金の対象となります。優遇措置のある車の購入を検討している方は、中古車も選択肢に加えてみましょう。EV車が補助金の対象となる理由を知るためにも、まずはEV車の特徴と補助制度の目的について知っておくことが大切です。
ここでは、ガソリン車とEV車の違いや補助制度の目的について解説します。
電気自動車について
EV車とはElectric Vehicleの頭文字を取った車のことで、日本語に訳して電気自動車とも呼ばれています。その名前通り、電気で走る車です。
ガソリン車の場合、ガソリンをエンジンで燃焼させることによって走ります。それに対してEV車は、外部にある電源から車に搭載しているバッテリーに充電し、その電気を使って電動モーターを動かすことで駆動します。
このような駆動システムの違いに伴い、車に搭載しているものにも違いがあります。EV車は、ガソリンを使用しないことからガソリンを燃やすエンジンや燃料タンクなどはありません。その代わりに、バッテリーやモーター、コントローラー、充電装置を搭載しています。
優遇措置が受けられる
EV車を購入すると、エコカー減税やグリーン化特例など、さまざまな優遇措置を受けられます。これらは、世界的な問題となっている地球温暖化や石油依存といった問題を少しでも改善するため、環境にやさしいEV車の普及を目的として行われている施策です。
自治体によっては独自の優遇措置を設けているところもあるため、一度チェックしてみると良いでしょう。例えば、EV車を充電するためのスタンドやコンセントに必要な工事費用に対しても、補助金制度を設けている自治体もあります。
また、ガソリン車に乗っているとガソリン税や石油税などがかかってくるものの、電気で走るEV車の場合このような税金がかからないのも特徴です。
中古で購入したい補助金対象の電気自動車の特徴
中古車を購入するのであれば、補助金対象のEV車がおすすめです。EV車は排気ガスが出ないため環境にやさしい、走行音が静かで快適など、ガソリン車にはないメリットがあります。EV車のメリットを理解したうえで、購入する車を検討しましょう。
ここでは、EV車のメリットについて詳しく解説します。
排気ガスが出ない
EV車は、ガソリン車に比べると環境にやさしい車であることが大きな特徴です。ガソリン車の場合、駆動に欠かせないエンジンを動かすと排気ガスが排出します。
この排気ガスには二酸化炭素や窒素酸化物などの有害物質や汚染物質を含むため、大気汚染などといった環境に悪影響を及ぼす原因となります。
一方、EV車は、走行中に排気ガスを出しません。このようにガソリン車に比べて環境にやさしいEV車は、環境汚染の対策に有効なので、EV車比率を高めようと積極的に導入する国が増えています。
走行音が静か
ガソリン車に比べて走行音が静かなのもEV車の特徴です。エンジンでガソリンを燃焼することで駆動するガソリン車の場合、振動や音がどうしても発生します。
一方、電動モーターで駆動するEV車はエンジンを搭載していないため、ガソリン車のような振動や音はしません。モーターとバッテリーがあれば走行できるEV車は、走行音はほとんどしないほど静粛性に優れてます。
そのため、ガソリン車のように後部座席に座っている人と会話がしづらかったり、高速道路などを走っていてオーディオが聞こえなかったりといった問題もないでしょう。
中古も対象の補助金はどれ?電気自動車の補助金の種類
環境にやさしい EV車は、CEV補助金をはじめエコカー減税やグリーン化特例など、さまざまな優遇措置の対象です。
ここでは、EV車を購入すると適応となる優遇措置の内容について、具体的に見ていきましょう。補助金の額は車種やグレードによって異なる他、申請期限もあるため注意が必要です。
CEV(クリーンエネルギー自動車)補助金
CEV(クリーンエネルギー自動車)補助金は、クリーンエネルギー自動車を買う際に国や自治体から受け取ることができる、購入費用の負担軽減を目的とした補助金制度です。
2020年2月22日以降に新車登録したEV車が対象で、車種やグレードごとに支給金額が決まっています。
例えば、テスラのモデル3やモデルSであれば40万円、日産のリーフは7万6,000円~42万円で、BMWのi3は32万円~38万円、三菱のi-MiEVは18万4,000円です。
また、CEV補助金を受け取るためには、対象車を購入してから1か月以内に申請する必要があります。申請して審査が通れば補助金を受け取れますが、予算額に達すると受付が終了する可能性があるため、早めの申請がおすすめです。
(参考:『(別表1)銘柄ごとの補助金交付額』)
エコカー減税
エコカー減税は、環境性能が優れた車に対して行われる自動車税、自動車重量税軽減の特例措置で、環境にやさしいモデルほど減税率が高くなるように基準を設けています。
EV車は、減税適用車の中でも特に高い優遇の対象です。具体的には、登録した翌年度の自動車税が75%減税、自動車重量税は新車購入時および初回車検時に免税となります。
非課税や免税、減税といったさまざまな優遇措置は、今後EV車が普及すれば終了となる可能性があります。エコカー減税の利用を考えているのであれば、EV車の普及に向けて取り組んでいる今購入するのがおすすめです。
なお、エコカー減税の減税対象でもあった自動車取得税は2019年10月に廃止し、代わりに燃費のいい車ほど取得時にかかる税が軽減される環境性能割が導入されました。
EV車の場合非課税で、中古車も対象となるので、予算を抑えたい場合は中古のEV車も視野に入れて検討するといいかもしれません。
(参考: 『EV/PHV普及の現状について』)
グリーン化特例
エコカー減税と同じような優遇措置として、グリーン化特例という制度もあります。グリーン化特例は購入した翌年度分の自動車税が25%~75%減税となる優遇制度のことで、燃費や排ガス性能に優れた車が対象です。EV車の場合、自動車税が75%減税されます。
ただしこの制度は、EV車は2023年3月31日まで、一般的なガソリン車は2021年3月31日までに新車登録した場合という条件があるため注意が必要です。
たとえEV車を購入した日が上記の期間内であったとしても、中古車であれば適用にはならないため気を付けましょう。
(参考: 『自動車税のグリーン化特例の概要』)
電気自動車への乗り換えがおすすめなタイミング
電気自動車への乗り換えに適したタイミングは、下記の2つです。
・税金が高くなるタイミング
・グリーン化特例が適応されるタイミング
自動車税は新規登録から13年経過すると高くなります。グリーン化特例の期間内にEV車を購入すれば、減免措置により自動車税が安くなります。
ここでは、それぞれのタイミングが車の乗り換えに適している理由について詳しく解説します。
税金が高くなるタイミング
自動車を保有しているとさまざまな維持費がかかります。そのひとつが、4月1日時点で車を所有している人が毎年支払う都道府県税のひとつである自動車税です。
自動車税は総排気量が上がるにつれて税額が増えていくだけでなく、新規登録から13年を超えると税額が高くなります。
たとえば、1,000cc以下の自動車税は、13年未満であれば2万9,500円だったのに対して、13年以上になると約3万3,900円です。
同じように自動車税が3万4,500円であった1,000cc超~1,500cc以下の車も、13年以上になると約3万9,600円に上がります。このように、13年未満の税額に15%の重課税がプラスとなることを覚えておきましょう。
グリーン化特例が適応されるタイミング
エコカー減税に関してはエコカーが普及するまで続く可能性が高いですが、グリーン化特例は2019年4月1日から2021年3月31日まで(EV車は2023年3月31日まで)と期間を限定しています。
この期間内に対象の自動車を新規購入すれば、エコカー減税に加えてグリーン化特例も適応されます。
EV車を新車で購入しようと考えているのであれば、グリーン化特例を利用できる期間内であればよりお得に購入できます。グリーン化特例が適用となる今がチャンスと捉えて、EV車の購入を前向きに検討してみてはいかがでしょうか。
補助金対象の中古電気自動車をネクステージで探してみよう!
補助金対象のEV車を購入するなら、「ネクステージ」がおすすめです。ネクステージでは、新車はもちろん中古車も豊富に取り扱っています。買取にも対応しているため、車の買い替えを検討中の方にもぴったりです。
ここでは、ネクステージが中古EV車の購入に適している理由を2つ紹介します。
出会える車両数が多い
ネクステージの魅力は、何といっても取り扱い車両数の多さです。ネクステージグループでは、約2万台の車を取り扱っています。他店舗からの取り寄せも可能で、お気に入りの1台を見つけられます。
もちろん、中古で購入できるEV車も数多くあります。熟練バイヤーが仕入れを行っているため、売れ筋モデルや機能性に優れた車が豊富です。
また、ネクステージでは修復歴車の販売を行っていません。車両状態票をチェックしたうえで、安心・安全な車をお選びいただけます。
アフターサポートもある
ネクステージでは、快適なカーライフを楽しんでいただけるように、アフターサポートにも力を入れています。「サービスサポート」に加入しておくと、万が一のときでも安心です。
ネクステージでは、次のような「サービスサポート」が受けられます。
・無料エンジンオイル交換
・ロードサービス
・トラブル発生時の帰宅支援
・鈑金修理費用の一部サポート
・購入時付属品はメーカー保証最長3年
・無料点検
・代車無料貸し出しサービス
・保証期限告知サービス
「サービスサポート」は、有料でご利用いただけます。初年度登録から13年未満の総走行距離11万キロ以下の車が対象です。ただし、輸入車は総走行距離が10万キロ以下(認定中古車を除く)となっています。
まとめ
エンジンによって駆動するガソリン車とは違い、EV車は二酸化炭素や窒素酸化物などの有害物質を排出しません。このように、エコカーの中でも特に環境にやさしいEV車は、さまざまな優遇措置の対象車です。
グリーン化特例など新車が対象となる優遇措置もありますが、車体価格の安い中古車のほうがお得に購入できる可能性は高いでしょう。ネクステージでは、豊富な在庫からニーズに合わせて車選びができます。EV車の購入を検討している方も、ぜひ一度お近くのネクステージでご相談ください。