アウディにリコールが出たら?2019年に発生したリコールと対応法を解説

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アウディにリコールが出たら?2019年に発生したリコールと対応法を解説

アウディにリコールが出たら?2019年に発生したリコールと対応法を解説

自動車に設計上の問題があった場合や、製造中になんらかの問題が発生していたことが判明した場合にリコールが出ることがあります。しかし、実際に自分が乗っているアウディにリコールが出たら、どのように対処したらいいのかわからないという人もいるのではないでしょうか。

 

そこで、この記事ではアウディにリコールが出た際の対処法をチェックしていきましょう。2019年に実際に出たリコールの内容も併せて紹介するので、参考にしてください。

 

あらかじめリコールの仕組みや対処手順を理解しておけば、いざ自分が乗っている車にリコールが出ても落ち着いて対処できるでしょう。

 

※目次※

1. 2019年に発生したアウディのリコールの例

2. リコールの流れ

3. 中古で購入したアウディの場合

4. 売りたいアウディがリコール対象車になったら

5. リコールに関するQ&A

6. まとめ

 

■POINT

 

 

・毎年さまざまなリコールが発生しているので、あらかじめ対処方法を覚えておくことが大切

・リコールが出た場合は新車も中古車も対象となり、対象となった箇所はすべてディーラーが修理する

・リコールの通知は車検証に記載されている登録者に届くため、メーカーからの郵便には注意する

 

 

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2019年に発生したアウディのリコールの例

アウディにリコールが出たら?2019年に発生したリコールと対応法を解説

まずは2019年にアウディが製造・販売する車に出たリコールの例を見ていきます。Sトロニックトランスミッションやスターターボタンの不具合では、計8万台以上の車が対象になりました。自分の車が対象かどうかの確認方法も紹介するので、併せてチェックしましょう。

 

A1・A3・TTなど11車種のSトロニックに不具合

アウディでは、一部の車種にSトロニックと呼ばれるDCT (デュアルクラッチトランスミッション)を採用しています。そのなかの7速Sトロニック型自動変速機に不具合があったため、アウディは2019年9月19日に届出を行いました。

 

具体的な内容は、アッパーハウジングのねじ切りの加工が不適切だったというものです。これによって耐久力が不足しているものが発生したため、リコールが出ることになりました。

 

対象車種はA1・A3・TTなど10車種で、以下に掲載する通りです。リコールの対象となった車両は全車アッパーハウジングの確認を行い、問題があるものが使用されていた場合は正常なものに交換します。

  • ・TT クーペ 1.8
  • ・A3 1.4TFSI
  • ・A3 1.8
  • ・A1 1.4/136kw
  • ・A3 SB 1.4T 103kw
  • ・A3 セダン 103kw
  • ・A3 SB 1.4T 90kw
  • ・A3 セダン 90kw
  • ・A1 1.4/90kw
  • ・A1 1.4/103kw

 

2010年8月20日から2015年2月5日までに輸入された車両が対象で、計3万5,211台に及びます。

(参考: 『Audi A1/A3/TT メカトロニクスの改修 』)

 

A1・A3など多数のモデルにスターターボタンの不具合

2019年5月29日には、41車種のエンジン始動/停止スイッチに不具合があるとしてリコールの届出を行いました。リコールの内容は、同スイッチに記載されている文字のフォントが不適切なため、使用中にコーティングが剥がれる可能性があるというものです。

 

コーティングが剥がれると文字の鋭角部分が露出し、触れると指先が負傷する恐れがあることからリコールが出ることになりました。対象となる車両は、全車エンジン始動/停止スイッチの交換が行われます。対象車種が入っているシリーズは以下の通りです。

  • ・A1シリーズ
  • ・A3シリーズ
  • ・A4シリーズ
  • ・S4シリーズ
  • ・A5シリーズ
  • ・S5シリーズ
  • ・A6シリーズ
  • ・S6シリーズ
  • ・A7シリーズ
  • ・S7シリーズ
  • ・Qシリーズ

 

2007年7月10日から2013年10月21日までに輸入されたものが対象で、計5万4,606台に及びます。

 

アウディのリコール情報を調べるには

リコール情報を確認したい場合は、アウディ公式サイトに情報が掲載されているので調べてみましょう。リコール関連情報ページで年度別に閲覧できるようになっています。

 

自分の車など、特定の車が対象かどうかを調べたいときには、リコール等情報検索ページで検索可能です。車台番号を入力して検索しましょう。車体番号は車1台1台に付与されている番号です。自動車検査証に記載されているので、検索するときにはあらかじめ準備しておきましょう。

 

リコールが発生していると結果が表示されたら、ディーラーのサービス工場で必要な対策を受けます。リコールが発生していない場合や、発生していてもすでに対策が行われている場合はそれを示すメッセージが表示されます。

(参考: 『リコール等情報検索』)

 

リコールの流れ

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実際にリコールが出た場合の流れを見ていきましょう。大まかにはまず、リコールの届出がメーカーによって行われます。その後、車のユーザーにメーカーからリコールが出たことの知らせが届き、受け取ったらそれに従っての対処が必要です。ここからは具体的な流れを紹介するので、いざというときのためにも確認しておきましょう。

 

1.自動車メーカーが国土交通省に届出

自動車に設計上の欠陥や製造上の不具合が発生した場合、自動車メーカーの判断で国土交通大臣に対してリコールの届出が行われます。リコールは事故やトラブルを防止するために行うものなので、メーカーには速やかな対処が求められるといえるでしょう。

 

道路運送車両法第63条の3には、自動車の構造・装置・性能が保安基準に適合しなくなる恐れがある、または適合していない状態で、必要な改善を行う場合は国土交通大臣に届けなければならないと定められています。

(参考: 『国土交通省 自動車のリコール・不具合情報』)

 

2.ディーラーから連絡が来る

メーカーはリコールの届出を行ったのちに、自動車のユーザーあてにその旨を通知します。郵便の可能性が高いため、自動車登録情報の住所が現住所と異なる場合、通知が届かないかもしれません。引っ越した場合などは、忘れずに移転手続きをするようにしましょう。

 

リコールの情報は公式サイトや国土交通省のサイトにも掲載されます。ニュースなどの情報で自分の車の車種がリコールの対象になっているにも関わらず通知が来ない場合は、自分で調べてみてもよいでしょう。製造年月日などによっては同じ車種でもリコールの対象外になる場合があります。

 

3.ディーラーに車を持ち込んで修理

通知ではどこに問題があり、どのように修理するのかなどが説明されています。修理手続きの方法も記載されているため、その内容に従って手続きを進めましょう。

 

リコールの対象台数が多かったり、車検の時期に近かったりすると、修理予約が混み合い、希望の日時に対応してもらえないかもしれません。しかし、リコールは適切な対応を怠ると重大事故につながる可能性があります。通知が来たらできる限り早く対応するようにしましょう。アウディの場合は公式サイトからサービス工場への入庫予約を行うことができます。

 

中古で購入したアウディの場合

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アウディを中古で購入したという人もいるかもしれません。中古で購入した車にリコールが出た場合は、どのように対応すればいいのでしょうか。

 

ここでは中古車に対するリコールの流れを紹介します。中古車を所有している場合はきちんとチェックしておきましょう。適切な対処は事故やトラブルを防ぐ手助けになります。

 

車検証の登録住所に連絡が来るのは同じ

中古で購入したアウディでも、自動車検査証に記載されている登録者に通知が届きます。リコールの届出が行われてから、ユーザーに通知され、適切な対応を行うという流れは新車の場合と変わりません。メーカーから通知が届いたら、きちんと確認しましょう。

 

また中古車でも公式サイト内のリコール検索ページに車台番号を入力すると、該当する内容が表示されます。なんらかの理由で通知が届かないときは検索ページで調べてみましょう。

 

ディーラーから買わなくても対応はディーラー

中古車は中古車販売店や個人間売買で購入する人も多いでしょう。そのような場合でも、リコール対象の欠陥・不具合の修理はディーラーが行います。購入した中古車販売店や街中の修理工場では対応できません。通知に従い、アウディの場合はサービス工場で修理しましょう。

 

リコールに関わる修理は新車でも中古車でもディーラーで行うと覚えておけば、実際にリコールが出ても迷わずに済みます。

 

売りたいアウディがリコール対象車になったら

売却したいと考えているアウディ車にリコールが出る可能性もゼロではありません。リコールが出ている車を売却する場合は、売却前にリコール箇所を修理したほうがよいでしょう。きちんと修理していれば、査定額への影響はほとんどありません。ただし、リコールが原因でその車種自体の人気が下がった場合は、需要の問題から査定額に影響が出る可能性もあります。

 

修理が行われていない状態で売却すると、査定額が下がってしまうかもしれません。売却相談をする際には、対象箇所を修理したことを伝えるとともに、ディーラーから受け取った資料も用意しておくのがおすすめです。

 

リコールに関するQ&A

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最後にリコールに関してよくある質問とその答えを見ていきましょう。いざリコールが発生するとさまざまな疑問が浮かぶものです。事前にしっかり確認しておきましょう。修理にかかる費用や修理期間中の代車に関する情報など、気になるポイントを紹介します。

 

お金は必要?

リコール対象になっている箇所の修理を行う際の修理費は、自動車メーカーが負担します。したがって、使用者が修理費を負担する必要はありません。

 

ただし、無料で修理してもらえるのはリコール対象箇所のみです。リコールと関係ない箇所に故障や不具合が発生していて同時に修理したい場合は、対象外の箇所の修理費がかかります。

 

リコール対象箇所のみの修理であれば無料なので、安心してディーラーの整備工場に修理を依頼しましょう。

 

代車は出してもらえる?

修理中に代車が必要な場合は、基本的にディーラーが無料で出してくれます。車がないと困るときには、修理を行う際に代車の貸し出しを依頼しましょう。

 

ただし、ディーラーが保有している代車にも限りがあります。大規模リコールで修理が集中した際などには、代車が足りないケースもあるので注意が必要です。どうしても代車がないと困る場合は、出してもらえるかどうかをディーラーにあらかじめ確認するとよいでしょう。

 

中古車でも対象になるの?

リコールは特定の車種における設計上の欠陥や製造上の不具合に対して行われるものです。したがって、中古車でも対象になります。中古で購入したアウディでもメーカーからリコールの通知が行われるので、通知内容に沿って手続きを行いましょう。

 

対象箇所の修理は中古車でもディーラーの工場で行います。販売店などでは対応できないため、ディーラーに連絡しなければなりません。

 

まとめ

アウディにリコールが出たら?2019年に発生したリコールと対応法を解説

この記事では、アウディにリコールが出たときの対処法や実際のリコール例などを紹介しました。毎年、さまざまなメーカーからなんらかのリコールが発生しているため、自分の車がいつ対象になってもおかしくありません。いざリコールの対象になっても戸惑わないために、あらかじめ適切な対処法を覚えておきましょう。

 

リコール対象車の売却を考えている場合は、きちんと修理しても正当な査定をしてもらえるか不安に思うかもしれません。そのようなときはネクステージにご相談ください。その車自体の価値を判断し、しっかりとした根拠をもとにした査定額をご提示します。

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