アウディ TTの歴史や魅力とは？TTS・TT RS・A3シリーズと比較！
アウディのクーペスタイルスポーツカー TTは、世界のみならず国内でも高い支持を得ています。コンパクトなフォルムが日本の道路事情と合致している点も人気の理由です。
国産車とは異なる趣のアウディ TTの魅力とは、どのようなものでしょうか。ロングセラーモデル TTの歴史や、モデルチェンジ歴についても振り返ってみましょう。加えて、TTファミリーのTTSやTT RS、比較されることが多いA3シリーズについて特徴をご紹介します。
※目次※
7.アウディ TTの中古車ならネクステージにお任せください！
・1998年誕生のアウディ TTはモデルチェンジのたびにパフォーマンスが向上している
・アウディ TT・上級モデルTTS・最上級TT RSは求める走行性能や燃費性能で選択しよう
・ネクステージなら予算に合わせたアウディ TTを購入できるためチェックしてみよう
アウディ TTの歴史は1998年から始まった
優れた加速性能のスポーツカーモデル アウディ TTは、1998年に誕生しました。コンパクトなフォルムでありつつも独特の存在感を放っています。
四角いたれ目のヘッドライトが印象的な初代TTは、今では珍しくない「円」を基調としたエクステリア・インテリアデザインが話題となったことを覚えている方も多いのではないでしょうか。TTの特徴や歴史を簡単に振り返ってみましょう。
（参考：『TT（アウディ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
誕生から23年を経たアウディ TT
アウディ TTは、フォルクスワーゲン・ゴルフをベースに開発されました。FWDと4WDの駆動方式が用意されたプレミアムコンパクトスポーツモデルで、アウディの人気車種です。
1998年にイギリスで初代が登場して以来世界中で愛されており、現行モデルは3代目となっています。日本市場では、1999年10月に発売開始されました。スポーツカーという定義に革新をもたらした車といっても過言ではありません。
洗練されたデザイン性のみならず、実用性・機能性に富んでおり、安定したパワフルな走りを体感できる車です。
これまでのモデルチェンジ歴
TTの車名は、イギリス・マン島で開催されるオートバイの世界的レースイベント「ツーリスト・トロフィー」の英語頭文字が由来とされています。これまで3度フルモデルチェンジが施されました。初代1999年式（1999年10月~2006年9月）・2代目2006年式（2006年10月~2015年7月）・3代目2015年式（2015年8月~現在）です。
3代目モデルではフォルクスワーゲングループの「MQB」モジュールを採用し、従来比最大50kg軽量化やホイールベース37mm延長など、大幅な改良を加えています。
加えて、事あるごとにマイナーチェンジが行われてきました。2019年には、パワーユニット強化や「45 TFSI クワトロ」のラインアップ追加など、大幅改良がなされています。
アウディ TTの性能や実用性
アウディ TTは、初代モデルから変わらない正円ヒューエルキャップや、リアまで続く流麗なボディラインが魅力的です。スポーティな印象と高級感が絶妙にマッチしています。走行性能や実用性の面では、どのような特徴があるのでしょうか。主な特徴をご紹介します。
パフォーマンスを大幅に向上させたエンジン
TTには、2.0L TSFIエンジンに7速Sトロニックトランスミッションが組み合わされています。路面状況やスピードに合わせて素早く適切なギアが選択されるため、レスポンスの良いスポーティな走りを体感できることが特徴です。
加えて、高効率のエネルギー回生システムも搭載されています。3代目初期モデルは最高出力230PSでしたが、マイナーチェンジ以降の2021年発売モデル クワトログレードは最高出力245PSとなり、パフォーマンスが大幅にアップしました。
優れた燃費性能
TTには、アルミとスチールを併用した独創の技術が採用されています。その結果、パワフルで優れた走行性能ながらも、ボディの軽量化と低重心化を実現しました。軽量化・低重心化により加速性能や燃費性能が向上しており、WLTCモード燃費はFWDは13.7km/L・クワトロは12.7km/Lとなっています。
スポーツカーに燃費性能は見込めない、という従来の固定概念を払拭する優れた燃費性能です。加速力やハンドリングの良さなど、ドライビング性能と燃費性能を両立している車として高く評価されています。
上質なドライビング空間
洗練されたエクステリアデザインに加え、インテリアデザインも上質で快適性に優れた空間となっています。高級感あふれる上質素材使用で職人技が感じられるシートは、心地よいクッション性と運転疲労を軽減する優れたホールド性が魅力です。
コックピットやエアコン吹き出し口などの各所デザインは、円がモチーフとなっています。また、高解像度の12.3インチ液晶ディスプレイ付バーチャルコックピットやスマートフォンインターフェイスなど、アウディの先進技術が搭載されており、機能性・利便性においても優秀です。
パドルシフトやセンターコンソールを含めた全体的な雰囲気は、上質でエレガントな雰囲気を味わえる室内空間となっています。
ゴルフバックも積める容量を確保
コンパクトボディのアウディ TTですが、見た目の印象とは裏腹にラゲッジスペースが広いことが特徴です。容量は305Lで、後部座席のアレンジにより712Lもの空間を確保できます。これは、ゴルフバックで換算すると2セット積載可能な空間です。
ほかのクーペモデルと比較すると、トランク開口部が大きいことも特徴となっています。荷物の出し入れがしやすく、旅行や日常使いにも便利なスポーツカーです。
アウディ TTを「TTS」「TT RS」と比較
アウディは、TTをベースとした上級モデルTTSや、TTSをベースとしたTT RSもラインアップしています。3つのモデルの大きな相違点は新車価格です。TTとTT RSとでは約2倍の価格差があります。ほかにもどのような違いがあるのか調べてみましょう。
TTSとの違い
アウディ TTSは、TTベースの高性能モデルです。ボディサイズは、全長4,200mm×全幅1,830mm×全高1,370mmで、TTのサイズとほとんど相違ありません。トランク容量も同じです。TTSには、アルミックインサート付きマットブラックペイントの専用ハニカムグリルデザインが採用されています。
搭載エンジン・排気量はTTと同じであるものの、TTSは専用チューニングが施された4WDグレードオンリーとなっており、最高出力320PSというパワフルなパフォーマンスを実現しているモデルです。燃費性能は若干TTのほうが優れているものの、差は大きくありません。
アウディマグネティックライドサスペンションが標準装備となっており、ドライビングシーンごとにダンピングフォースを調整してくれます。より快適な乗り心地とダイナミックな走りを楽しみたい方におすすめです。
TT RSとの違い
TTSをさらにグレードアップさせた最上級モデルがTT RSです。ボディサイズは全長4,200mm×全幅1,830mm×全高1,490mmで、車高の高さに違いがあります。搭載エンジンは、直列5気筒DOHCインタークーラー付ターボチャージャーで、0~100km/h加速は3.7秒です。スーパースポーツの加速力と比較しても引けを取りません。
トランク容量は同じです。実燃費計測のサイトによると、燃費は約9.5km/Lを記録しており、パワフルな走行性能を考慮すると優れた燃費性能といえます。TT RSには、RS専用パーツが採用されており、グロスブラックのハニカムグリルデザインが特徴です。
アウディ TTを「A3シリーズ」と比較
アウディのコンパクトモデルとして比較されることが多い、A3シリーズとの違いについても比較してみましょう。A3 Sportbackのボディは、TTよりも全長・全高が若干大きめサイズです。車両重量は1,320~1,490kgで、WLTCモード燃費は13.5~17.9km/Lとなっています。
グレードにより異なるため一概には言えませんが、比較的似たようなスペックです。大きな違いは乗車定員で、TTは4人乗り・A3 Sportbackは5人乗りとなっています。トランク容量もA3のほうが大きいため、自分の使い方や用途で選びましょう。
（参考：『A3（アウディ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
生産が終了したアウディ TTのロードスターモデルとは？
かつてアウディ TTシリーズには、オープンクーペスタイルのTTロードスターがラインアップしていたことをご存じでしょうか。ルーフには電動ソフトトップ採用で、50km/hであれば走行中でも開閉可能です。
各フロア周りに補強材を施し、随所にアルミ製パーツを採用した高剛性ボディとなっています。風を切って爽快な走りを楽しめるモデルです。販売終了した最終限定モデルの特徴と主なスペックをご紹介します。
（参考：『TT ロードスター（アウディ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
限定50台の希少モデル
2000年に誕生したアウディ TTロードスターは、2020年に生産終了するまでの20年間に3度フルモデルチェンジを行っています。2019年に、3代目へのフルモデルチェンジに伴い「45 TFSI クワトロ」が追加されました。
加えて、2020年9月には「45 TFSI クワトロ」ベースの最終限定モデル「ファイナルエディション」が限定50台で販売されています。イエローステッチが入ったブラウンレザーシートがポイントです。
ボディカラーは、コンセプトカー採用のドロミテグレーを思わせる専用色ナノグレーメタリック一色の設定となっています。機能面・装備面でさらなる充実を図り、初代TTを彷彿とさせる特別装備を採用した希少価値の高いモデルです。
スペックと当時の価格
TT ロードスターは、エアコンと電動式ウインドストップの調整により風の流れをコントロール可能で、快適なオープンエアを体感できます。TT ロードスターの生産終了に伴い、アウディのオープンカーは「R8 スパイダー」のみとなりました。
アウディ TT ロードスター ファイナルエディションの基本スペックは、下記表を参照してください。
|
モデル |
オープン |
|
エンジン |
直列4気筒DOHC16バルブICターボ |
|
ミッション |
6AT |
|
駆動方式 |
フルタイム4WD |
|
ハンドル |
右 |
|
車両価格 |
729万円 |
【最新】アウディ TTの中古車価格動向
2019年5月にドイツで開かれた年次総会にて、スポーツクーペモデル TTが現行モデルで終了となる旨発表されました。後継モデルは完全電気自動車になるとの見方が多数です。そのため、今後中古車市場でのニーズが高まることが予想されます。
2022年2月時点での中古車価格動向をご紹介しますので、参考にしてください。
300万円で手が届く「現行モデル」
TTの現行モデルは、2015年8月以降発売の3代目モデルです。新車価格はFWDが500万円・4WDが626万円と設定されています。中古車市場への流通台数はさほど多くありません。
一例として、2017年式・FWDのTTが約270万円で販売されています。現在の中古車相場は、300万円で手が届く価格帯です。
（2022年2月時点での情報です）
100万円台も夢じゃない「2代目モデル」
2代目TTは、2006年7月~2015年8月まで生産されました。2014年4月発売モデルは7グレードラインアップで、新車価格は442万円~577.5万円です。人気があり、新車販売台数も多かったため、中古車市場にも流通しています。
年式やグレードにより価格差があるものの、場合によっては100万円台も夢ではありません。ただし入れ替わりも激しいため、気になる場合はこまめにチェックしましょう。
（2022年2月時点での情報です）
希少モデル「TTロードスター」
オープンモデルのTT ロードスターは、アウディらしい洗練されたデザインときびきびとした走りを好むユーザーから長年支持されています。2019年10月発売モデルの新車価格は626万円です。
中古車市場への流通台数はさほど多くありません。生産終了した現在も、グレードによっては高値を維持しています。低年式であれば100万円を切るケースもあるため、チェックしてみましょう。
（2022年2月時点での情報です）
アウディ TTの中古車ならネクステージにお任せください！
アウディTTは、時代を経ても古さを感じさせないデザインが魅力です。新車ならではの魅力もありますが、あえて生産終了したモデルや限定モデルなどの中古車を探して、自分らしいカーライフを楽しんでいる方も多くいます。
中古車専門店のネクステージでは、粗悪な車は一切取り扱っていません。アウディをはじめとする正規輸入車専門店でもあります。ぜひ安心して、希望条件に合う自分らしい車をお探しください。
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まとめ
アウディ TTは、日本の道路事情にマッチしたコンパクトボディながらも優れた走行性能を誇っています。アウディ独自のクワトロ技術や先進運転支援システムなど満載です。日常使いもできるスポーツカーとして高い評価を得ています。
輸入車が初めての方であれば、購入に際して多少の不安があるのではないでしょうか。ネクステージには、車の知識や経験が豊富なスタッフが在籍しています。お客様の希望に寄り添う形でサポートしますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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