A3シリーズはアウディの小さな高級車をテーマにしたコンパクトカー
国産車とは異なるデザインを持つ輸入車に、魅力を感じる方は少なくありません。しかし、輸入車は高いというイメージを持つ方もいるでしょう。コンパクトカーなら比較的安い価格で手に入れられます。アウディが販売するA3に魅力を感じている方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、A3シリーズの特徴や基本スペックについてご紹介します。中古車販売価格もまとめていますのでぜひ参考にしてください。
※目次※
・A3はアウディが販売するコンパクトタイプの乗用車。ハッチバックのスポーツバックとセダンが設定されている。
・A3の誕生は1996年。現行モデルの4代目ではスタイリッシュで機能的なエクステリアデザインを採用している。
・A3をはじめとしたアウディの中古車を購入するならネクステージにお任せ。輸入車専門店やアウディ正規販売店を展開しているので希望の車が見つかりやすい。
A3はアウディの誇るCセグメントのコンパクトカー
アウディでは、アルファベットと数字を組み合わせたモデル名を採用しています。アルファベットの意味はシリーズの特徴です。ベーシックモデルにはアルファベットのAが用いられています。
数字はセグメントです。A3シリーズの場合にはCセグメントという意味があります。
ここでは、A3シリーズの概要について見ていきましょう。
アウディの主力モデルとして販売
アウディのA3シリーズが登場したのは1996年です。日本国内では1997年に販売を開始しました。A3シリーズはA4シリーズやA6シリーズと共に、アウディの主力モデルとして販売しています。2007年には限定モデルを販売しており、当時としては過去最高となる1,803台の国内登録台数を記録しました。
A3シリーズではアウディの4WDであるクワトロシステムを搭載したモデルの販売を開始しており、2013年にはクワトロモデルの累計販売台数が全世界で500万台を達成します。
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現行モデルではハッチバックとセダンの2タイプを設定
現在販売されているA3シリーズは、2021年に登場した4代目モデルです。スポーツバックと呼ばれるハッチバックタイプと、セダンタイプの2種類が設定されています。
スポーツバックは上質なクーペフォルムが特徴のコンパクトカーです。曲線を意識したインテリアになっており、快適な居住性を有しています。狭い道でもスムーズな走行を楽しめるのも魅力のひとつです。
セダンは高級感のあるデザインが特徴のコンパクトカーです。スポーツバックよりも車内が広く設計されており、ロングドライブでも快適に過ごせます。
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A3シリーズの歴史を振り返ろう
アウディでは1996年登場より、4世代のA3シリーズを販売しました。コンパクトなデザインは残しつつ、先進の機能や最新の技術を取り入れています。
初代モデルではハッチバックモデルのみの設定でしたが、2014年からはセダンモデルの販売を開始しました。ここでは、A3シリーズの歴史を振り返りましょう。各モデルの特徴をご紹介します。
1996年:初代モデルがデビュー
A3シリーズの初代モデルが日本国内で発売されたのは1996年1月です。「小さな高級車」をコンセプトに掲げており、コンパクトなボディに先進の機能が搭載されました。
アウディでは前輪駆動車にもエンジンを縦置きに配置していますが、初代モデルについては横置きのレイアウトを採用しています。
初代モデルの登場時では1.8Lのみのラインアップでした。その後、1998年1月にはターボエンジン搭載モデル、1999年10月には1.8Lターボクワトロを追加しています。
2003年:2代目モデルが誕生
A3シリーズの2代目モデルが国内に登場したのは2003年9月です。アウディはフォルクスワーゲン・グループに属しており、2代目モデルではエンジンや車体を除く全ての機構でファルクスワーゲン・ゴルフと共有しています。
2代目モデルでは排気量が大きくなり、2.0Lエンジンが搭載されました。発売当初は3ドアモデルのみでしたが、2004年8月からは5ドアモデルが加わっています。後部座席は分割可倒式になっており、大きな荷物も積載できるようになりました。
2013年:3代目モデルを発売
3シリーズの3代目モデルが国内に登場したのは2013年9月です。インテリアやエンジンの軽量化に成功しており、先代モデルに比べると60kgほど軽くなっています。一方で、エクステリアは先代モデルよりも広く設計されました。
3代目モデルは先進機能の「アウディコネクト」が搭載されました。MMIナビゲーション システムの拡張機能として採用されたシステムです。走行中でのインターネット接続が可能になり、ナビゲーションや天気予報などの情報を瞬時に入手できるようになりました。
2014年:セダンモデルが登場
A3シリーズのセダンモデルが国内に登場したのは2014年1月です。ハッチバックモデルと同じようにコンパクトなデザインになっています。全長は4,465mm、全高は1,405mmになっており、一般的な立体駐車場の利用が可能です。
発売モデルのラインアップは「1.4TFSI」「1.4TFSIシリンダーオンデマンド」「1.8TFSIクワトロ」の3種類となっています。
2015年に実施されたマイナーモデルチェンジでは、専用パーツが搭載されたSラインパッケージが1.4TFSIと1.8FSIクワトロにそれぞれ追加されました。
2021年:4代目モデルの販売を開始
A3シリーズの4代目モデルが国内に登場したのは2021年5月です。新型モデルではガソリンモデルに加えて、マイルドハイブリッドシステム搭載モデルが追加されました。
ベルト駆動式オルタネータースターターとリチウムイオンバッテリーを組み合わせており、環境に配慮した走りが可能です。
新型モデルでは先進の安全機能も装備されています。従来のアダプティブクルーズコントロールやアクティブレーンアシストなどを統合させたアダプティブクルーズアシストがオプション設定になりました。
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A3シリーズの特徴を押さえておこう
2023年3月時点で販売されているのは4代目モデルです。最新モデルではスポーティーで洗練されたエクステリアデザイン、高効率化されたパワートレインなどが採用されました。
車内には先進の機能が搭載されており、快適に過ごせるように設計されています。ここでは、A3スポーツバックとA3セダンの現行モデルの特徴について見ていきましょう。購入を検討している方は事前のチェックをおすすめします。
コンパクトでスタイリッシュなエクステリア
スポーツバックの特徴は洗練されたエクステリアデザインです。低くワイドなシングルフレームグリルにシャープなデザインのヘッドライトを組み合わせました。
セダンモデルの特徴はスタイリッシュなサイドビューです。立体的なデザインのドアパネルを採用しており、道行く人に強い印象を与えられるでしょう。
ヘッドライトには先進のカメラシステムを搭載しており、前方を走行する車や対向車に光を照射しないように的確にコントロールします。一方で車間エリアは明るく照らし出すため、夜間でも落ち着いて走行できるでしょう。
機能的で利便性の高いインテリア
スポーツバックの特徴は、広々とした運転席です。アルミニウムのドアシルトリムや30色のカラーチャートの中から好みの色でコックピットを彩るマルチカラーアンビエントライティングなどが搭載されています。
セダンモデルの特徴は快適な車内空間です。大人5人が乗車しても、余裕のある設計になっています。
新型モデルのコックピットには、高解像度の10.25インチ液晶ディスプレイが搭載されました。画面が大きいため、必要な情報を把握しやすいでしょう。
低燃費と加速性能に優れたパワートレイン
現行モデルのパワートレインは1.0Lと2.0Lの2種類です。1.0Lエンジン搭載モデルには48Vのリチウムイオンバッテリーを搭載しています。優れた低燃費と高い走行性能を体感できるでしょう。
グレード |
燃料消費率(WLTCモード) |
スポーツバック30TFSI |
17.9km/L |
スポーツバック30TFSIアドバンスド |
17.9km/L |
スポーツバック30TFSI Sライン |
17.9km/L |
スポーツバック30TFSIクワトロアドバンスド |
13.5km/L |
スポーツバック30TFSIクワトロSライン |
13.5km/L |
セダン30TFSI |
17.9km/L |
セダン30TFSIアドバンスド |
17.9km/L |
セダン30TFSI Sライン |
17.9km/L |
セダン30TFSIクワトロアドバンスド |
13.5km/L |
セダン30TFSIクワトロSライン |
13.5km/L |
(参考:『A3(アウディ)の燃費情報』)
(参考:『A3セダン(アウディ)の燃費情報』)
A3シリーズの基本スペックをチェック
A3シリーズではベーシックとなるA3シリーズに加えて、S3やRS3などのスポーツタイプが設定されています。基本的な仕様は同じですが、搭載されている装備やパワートレインのスペックなどは異なります。
A3シリーズの購入を検討している方は、各モデルの違いを確かめておきましょう。ここでは「A3」「S3」「RS3」の基本スペックをご紹介します。
A3の特徴と基本スペック
A3にはスポーツバックとセダンがありますが、基本性能は同じです。どちらのモデルにも盗難防止装置のイモビライザーやサイドやフロントのエアバッグなどの安全装備が搭載されています。
|
・スポーツバック30TFSI ・スポーツバック30TFSIアドバンスド ・スポーツバック30TFSI Sライン |
・スポーツバック30TFSIクワトロアドバンスド |
・スポーツバック ・30TFSIクワトロSライン |
ボディサイズ (全長×全幅×全高) |
4,345mm×1,815mm×1,450mm |
||
排気量 |
999cc |
||
最高出力 (エンジン) |
81kW |
140kW |
|
最大トルク (エンジン) |
200N・m |
320N・m |
|
・セダン30TFSI ・セダン30TFSIアドバンスド ・セダン30TFSI Sライン |
・セダン30TFSIクワトロアドバンスド |
セダン30TFSIクワトロSライン |
ボディサイズ (全長×全幅×全高) |
4,345mm×1,815mm×1,425mm |
||
排気量 |
999cc |
||
最高出力 (エンジン) |
81kW |
140kW |
|
最大トルク (エンジン) |
200N・m |
320N・m |
S3の特徴と基本スペック
S4ではA3をベースにしたスポーツタイプのモデルです。4WDシステムのクワトロ、7速のトランスミッション、スポーツサスペンションなどを搭載しています。さまざまな状況下で安定した走りや鋭いコーナリングを体感できるでしょう。
安全装備も充実しており、A3ではオプション設定になっているリアビューカメラやアダプティブクルーズコントロールなどが標準で装備されています。
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S3スポーツバック |
S3セダン |
ボディサイズ (全長×全幅×全高) |
4,350mm×1,815mm×1,440mm |
4,505mm×1,815mm×1,415mm |
排気量 |
1,984cc |
|
最高出力 (エンジン) |
228kW |
|
最大トルク (エンジン) |
400N・m |
RS3の特徴と基本スペック
RS3はA3シリーズのハイエンドスポーツカーです。2.5Lの直列5気筒ガソリンターボエンジンを搭載しており、優れたパフォーマンスを発揮できます。エクステリアでは19インチのアルミホイールや大型の専用グリルが標準装備です。リアにはリアスポイラーが搭載されています。
インテリアも充実しておりRSロゴが入ったスポーツシートや10.1インチのMMIナビゲーションなどが標準搭載です。
|
RS3スポーツバック |
RS3セダン |
ボディサイズ (全長×全幅×全高) |
4,390mm×1,850mm×1,435mm |
4,540mm×1,850mm×1,410mm |
排気量 |
2,480cc |
|
最高出力 (エンジン) |
294kW |
|
最大トルク (エンジン) |
500N・m |
A3シリーズはいくらで売買されている?
車の購入計画を立てるときには車両本体価格を確かめておきましょう。おおよその初期費用を把握できるからです。
A3シリーズはモデルやグレードごとに車両本体価格が異なります。ここでは、モデルごとの新車販売価格を見ていきましょう。ネクステージでの中古車販売価格もまとめていますので、購入をお考えの方は新車と中古車の販売価格を比較検討してください。
A3シリーズの新車販売価格
A3シリーズの新車販売価格は332万円~839万円です。同じグレードで比較した場合、セダンはスポーツバックよりも高額に設定されています。
グレード |
新車販売価格 |
スポーツバック30TFSI |
332万円 |
スポーツバック30TFSIアドバンスド |
364万円 |
スポーツバック30TFSI Sライン |
408万円 |
スポーツバック30TFSIクワトロアドバンスド |
462万円 |
スポーツバック30TFSIクワトロSライン |
505万円 |
セダン30TFSI |
351万円 |
セダン30TFSIアドバンスド |
383万円 |
セダン30TFSI Sライン |
427万円 |
セダン30TFSIクワトロアドバンスド |
481万円 |
セダン30TFSIクワトロSライン |
524万円 |
S3スポーツバック |
674万円 |
S3セダン |
693万円 |
RS3スポーツセダン |
820万円 |
RS3セダン |
839万円 |
A3シリーズの中古車販売価格
中古車販売価格の特徴は車両によって価格が異なることです。走行距離や年式によって変動するため、予算に合わせてお気に入りの1台を選べるでしょう。ネクステージにおける2023年3月時点での中古車販売価格をご紹介します。
グレード |
中古車販価格 |
A3スポーツバック |
94万9,000円~229万7,000円 |
A3セダン |
179万9,000円 |
S3スポーツバック |
175万9,000円~188万9,000円 |
(参考:『A3(アウディ)の中古車一覧』)
(参考:『A3セダン(アウディ)の中古車一覧』)
新車販売価格が300万円台に設定されているA3シリーズですが、中古車なら100万円以下での購入が可能です。S3についても、200万円以下で手に入れられます。
A3シリーズの買取相場
A3シリーズは日本国内でも人気が高く、高価買取が可能です。ネクステージにおける2023年3月時点での買取相場は以下の通りです。
|
買取相場 |
A3スポーツバック |
2万3,000円~275万円 |
A3セダン |
44万5,000円~222万円 |
S3スポーツバック |
47万5,000円~388万4,000円 |
S3セダン |
129万4,000円~230万円 |
RS3スポーツバック |
331万9,000円~658万4,000円 |
グレードによって買取相場は異なりますが、A3シリーズなら200万円以上の買取を期待できるでしょう。過去には以下の買取実績があります。
モデル |
年式 |
走行距離 |
買取価格 |
A3スポーツバック30TFSI |
2021年式 |
46km |
269万6,000円 |
A3セダン30TFSI |
2019年式 |
1万7,250km |
178万5,000円 |
(参考:『A3セダン(アウディ車)の買取相場・査定実績一覧』)
A3シリーズをお得に手に入れたい方はネクステージへ!
アウディのA3シリーズをお得に手に入れたい方は中古車の購入を検討しましょう。新車よりも安く販売されている場合があり、初期費用を抑えられるからです。また、同じ予算でハイグレードのモデルを狙えます。
アウディの中古車をお探しの方はネクステージにお任せください。ここでは、ネクステージの特徴についてご紹介します。
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加えてネクステージでは認定中古車を対象とした保証の加入が可能です。ディーラーごとに定められた保証が適用されます。
まとめ
アウディA3は1996年に誕生したコンパクトタイプの乗用車です。スタイリッシュなデザインと上質な車内空間を特徴としています。現行モデルではハッチバックとセダンのモデルが設定されました。S3やRS3などのスポーツタイプのモデルも設定されており、生活スタイルに合わせた車選びが可能です。
アウディの中古車をお探しの方はネクステージにご相談ください。通常店舗に加えて正規輸入車専門店やアウディの正規販売店を展開しており、気軽にお気に入りの1台を見つけられます。
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