人気輸入車MINIの維持費の目安は？内訳や維持費を抑えるコツも解説

MINIは、日本自動車輸入組合が発表する輸入車としての新車登録台数が、2022年度まで7年連続でNo.1を達成している人気ブランドです。街を歩いている際も、MINIをいたるところで見かけることもあるのではないでしょうか。コンパクトでデザインもおしゃれなため、憧れを抱く方も多いと思います。

 

ただし、MINIは輸入車ということもあり、購入を検討する際に維持費が気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで、この記事ではMINIを所有する際の維持費に焦点を当て、詳しく解説します。

 

※目次※

1.MINIの購入で必要になる維持費とは？

2.MINIのグレード別燃費

3.MINIの維持費は？輸入車の維持費が高くなる3つの理由

4.MINIの維持費を少しでも抑えるコツ

5.歴代MINIの魅力とは？おすすめポイントと注意点

6.MINIの中古車の価格をネクステージでチェック！

7.まとめ

 

 

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MINIの購入で必要になる維持費とは？

車の維持費には、自動車税（種別割）や車検費用、任意保険料、メンテナンス費用などのほか、ガソリン代、駐車場代も含まれます。支払いの頻度はそれぞれ異なるものの、BMW MINIを所有するにはどれも必要な費用です。ここでは、「MINI 3DOOR・COOPER」を例に維持費の内訳を見ていきましょう。

 

自動車税種別割（毎年）

自動車税は2019年10月1日から名称が変わり、自動車税（種別割）となりました。自動車の用途（乗用車・トラックなど）ごとに、総排気量や最大積載量などによって税別が変わってきます。

 

毎年4月1日時点で車を所有している方が課税対象になります。新車を登録してから13年が過ぎると増税される仕組みです。以下が、自動車税種別割の税額です。

（2023年6月現在）

（参考： 『東京都主税局 自動車税種別割　※令和元年10月1日以後』）

 

車検費用（2年毎）

車検の費用には、自動車重量税、自賠責保険料、印紙代などの法定費用に加え、工賃や代行費用も含んでいます。MINIのラインアップ車種の重量は、1.5t~2tです。重量税額などは次のようになります。ちなみに額面は全て24か月の数字です。

（2023年6月時点）

 

もちろんこの額からさらにメンテナンス費用などが発生します。総額は業者ごとに差があるので、車検の期限が近づいてきたら、業者に見積もりなどをお願いすることをおすすめします。ちなみにネクステージは車検サービスも承っておりますので、お気軽にご相談ください。

 

任意保険料

任意保険とは、加入が強制ではない保険です。自賠責保険で賄えない分を払う補助的なものなのですが、たいていの事故・トラブルは自賠責の範囲内では賄えないと考えるべきで、任意保険への加入をおすすめします。

 

任意保険も額面はさまざまですが、共通するのは「等級」という事実上の割引制度です。等級は20段階に分かれ、事故を起こさなければ等級の数字が年毎に上がり、割引率が高くなります。また、年齢によっても割引率が変わります。事故を起こさず年を重ねれば、それだけ保険額がお得になる仕組みです。

 

ただ、保険の額面は契約する企業や内容、そして車のタイプにより差が出てきます。現在の保険は、ロードサービスの有無や弁護士特約、搭乗者保険の有無など細かく設定ができますので、自分に合った内容をしっかりと吟味して契約できると良いでしょう。

 

メンテナンス費

車は使用する頻度や環境によって、メンテナンスにかかる費用が異なってきます。法定点検や車検時にパーツ交換が必要になることもあるでしょう。年間の走行距離が増えれば、消耗品などのパーツが劣化するスピードも早くなります。

 

以下が交換するパーツの中でも代表的なものです。それ以外にも、走り方によって交換の必要なパーツが出てくることもあります。

 

・ブレーキオイル

・バッテリー

・スパークプラグ

・タイヤ

・エアコンのフィルター

・ワイパー

・エンジンオイル

・エンジンオイルフィルター

・エアクリーナー

 

なお、費用を節約したいという方は、パーツの交換を全て業者に任せてしまうのではなく、無理のない範囲で自ら交換するのもおすすめです。

 

燃料費や駐車場代

ガソリン代は、車の使い方によって大きな差が出やすい費用です。移動距離が長い場合は、その分ガソリン代が高くなるでしょう。節約するには、燃費性能が良いモデルを選ぶことがおすすめです。

 

例えば、MINI COOPER S 3 DOOR（WLTCモード燃費15.6km/L）で、年間8,000kmを走行した場合のガソリン代（ハイオク170円/Lと仮定）は、約8万7,000円です。

 

駐車場については、持ち家で駐車するスペースがあれば駐車代は必要ありません。スペースの問題で駐車場の確保が難しかったり、賃貸で駐車場を管理会社などから借りたりする場合には毎月の費用が発生します。

 

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MINIのグレード別燃費

限定車や高性能スポーツモデルを除いた標準的なグレードの燃費（WLTCモード値）をまとめました。MINIはスポーツ性能が高い車ですが、最低値でも燃費11.7km/Lなので、まずまず良好と言える数値といえるのではないでしょうか。

（2023年6月時点）

 

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※価格は支払総額

MINIの維持費は？輸入車の維持費が高くなる3つの原因

輸入車は国産車よりも維持費が高くなる傾向にありますが、輸入車が故障しやすいわけではありません。使用するパーツの価格や整備費用が高額になりやすいため、結果的に維持費が高くなってしまうようです。ここでは、輸入車の維持費が高くなる原因を3つチェックしましょう。

 

純正パーツが高い

輸入車の場合、生産元の海外からパーツを取り寄せることになります。取り寄せるために必要な送料がパーツ料代に上乗せされてしまうため、国産車と比較して高額になってしまう点に注意しましょう。

 

国内からの取り寄せと比較しても、海外からは距離も長くなることから、到着にも日数がかかります。短期間での交換が難しいため、余裕あるスケジュールを心掛けることが必要です。

 

ディーラーの工賃や整備費用

どの業者に整備や修理を依頼するかによって費用に違いが生じてきます。特に正規ディーラーは技術も安定していることが多く安心できますが、費用は高くなりやすいようです。

 

少しでも節約したい場合は、カー用品店や整備工場という選択もあります。車の状態によって整備が必要かどうかについて、スタッフから説明を受ける機会もあるでしょう。受け答えに不安を感じない場合はカー用品店や整備工場に依頼するのもおすすめです。

 

消耗品の交換

MINIは消耗品の交換サイクルが国産車と比較して早いとされています。もちろん、サイクルはどんな運転をしているかに左右される部分でもあります。走行距離が多くなるほど、交換サイクルは通常よりも早くなるでしょう。

 

交換が必要になりやすいのが、エンジンオイルやオイルフィルター、バッテリーなどです。どれも交換のたびに費用がかかります。それでも、車を長く使用するためにはこまめな交換が必要不可欠だといえるでしょう。

 

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MINIの維持費を少しでも抑えるコツ

現在のMINIにはガソリンエンジン、ディーゼル、PHEVとさまざまなパワートレインがラインアップされています。ディーゼルやPHEVは高燃費のため維持費の低減につながるでしょう。ここでは、その他に対策として、維持費をできるだけ安く抑えるためにできることをピックアップしました。

 

メーカー保証の延長プランに加入する

現在のMINIは、「MINI WARRANTY+.」という新車の延長保証サービスを用意しています。MINIは新車購入後3年間が保証期間です。同サービスに加入することで、それ以降の保証を1年もしくは2年間延長ができます。

 

サービス加入期間内は、保証対象箇所の不具合の無償修理（走行距離条件なし）が可能です。メンテナンス費用気にせず積極的にドライブも楽しみたいという方は、加入を検討してもよいでしょう。

 

パワーユニットで選ぶ

なお、MINIにはディーゼルエンジンのグレードの他、PHEV（プラグインハイブリッド）グレードもあります。

 

ディーゼルは、ガソリンに比べて燃費が良い傾向です。燃料が軽油なので安いことに加え、低速トルクが高くガソリン車以上に力強い加速を楽しめます。燃費が良くて走りも楽しい一石二鳥のグレードともいえるでしょう。

 

PHEVは、ガソリンエンジンのハイブリッドですが、電気モーターのみで走行することも可能なモデルです。最大53km（WLTCモード）の距離を純粋な電気自動車として走れるので、近場の買い物はEVモードで済ませるなどすれば、燃料費を大幅に抑えることが可能となるでしょう。

 

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歴代MINIの魅力とは？おすすめポイントと注意点

MINIは、輸入車新車登録ランキングで2022年度まで7年連続で首位に立つほど、日本では高い人気を誇るブランドです。そのため、日本国内には多くのMINIの中古車が流通しています。

 

クラシックのMINIを除いて、BMW傘下となってからのMINIは現在までに3世代を展開しています。大まかなデザインは踏襲しているものの、細かい部分で違いがあるため、購入するには吟味が必要です。それぞれの世代のメリットと注意点を見ていきましょう。

 

初代の場合（2001年~2006年）

BMW傘下となった新生MINIは、クラシックMINIのテイストを強く残しつつ、現代的なデザインを取り入れたネオ・クラシックとしてスタートしました。コンパクトカーというよりも、スポーティな印象を強く植え付けることに成功したからこそ、現在の独自の立ち位置と人気を確立できているといっても良いでしょう。

 

ただ、初代は18年前のクルマなのは事実です。以下の部分に注意が必要です。

販売から年数がたっているため故障するケースも考えられます。購入する場合はMINIに精通した販売店が良いでしょう。店舗に電話やメールで気になる在庫の詳細を確認すると、スタッフの受け答えから販売店にMINIの専門性がどれだけあるかが判断できます。

 

2代目の場合（2006年~2013年）

第2世代は、新生MINI躍進の世代といえるでしょう。前期型と後期型に分かれているのもポインですが、はっきりとわかりやすい特徴は、ボディタイプが増えた点です。ステーションワゴン型の「クラブマン」に加えて、SUV型の「クロスオーバー」を追加したもの2代目（後期型）です。

 

そんな2代目のメリットと注意点は以下の通りです。

前期型は初代と比べると故障が減りそうですが、それでも不具合が起きかねない点には注意しましょう。できるだけ、故障を避けたい場合は後期型がおすすめです。

 

3代目の場合（2013年~）

現行型となる3代目は、MINIが「ブランド」ではなく「メーカー」となったと表現できる世代ともいえます。

 

スポーツハッチバックからSUVまでがそろい、ほとんどに3ドアと5ドアの両方のボディを用意しています。パワートレインもガソリンエンジンとディーゼル、そしてPHEVも追加されました。今後は純粋なEVモデルを発売する予定もあるようです。

 

ユーザーの好みに細かく応えるラインアップを、ひとつの自動車メーカーのように豊富に取り揃えているのが特徴といます。

 

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MINIの中古車の価格をネクステージでチェック！

MINIは高級車の部類に入るため、新車価格は決して安くありません。しかし、中古車であれば、現行型のMINIでもお得に手に入れられる可能性があります。また、中古車であれば、車種によっては長期化する納車待ちを短縮できる可能性もあります。ここでは、MINIの中古車の相場を確認していきます。

 

MINIの新車価格と中古車相場

維持費としてさまざまな費用がかかります。長く使用するためにも、メンテナンス費用など節約できないものもあります。中古車を購入すれば、高額になりやすい費用を無理なく抑えられるでしょう。できる限り費用を抑えたいと考える方には、中古車の購入がおすすめです。

（参考： 『MINI（MINI）の中古車一覧』）

 

全国にネットワークを持つネクステージであれば、取り扱う在庫数も豊富です。搭載する装備や車の状態など、さまざまなポイントをチェックしながら、ぴったりの1台をじっくり選べます。

 

ネクステージでは中古車の保証もご用意

輸入車の中古車は故障の心配が……という方も多くいらっしゃるでしょう。ネクステージでは輸入車にも保証プラン「サービスサポート」をご用意しています。

 

加入条件は初年度登録から13年未満・総走行距離10万km以下の正規ディーラー車以外の車です。MINIの場合、2代目の後期が2009年にデビューですので、このあたりのモデルから対象になります。

 

安心したMINIライフを送るためにも、無料保証や有料保証が充実したネクステージをご利用ください。

 

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まとめ

MINIは魅力的な車です。輸入車ということで、故障した際の交換パーツが高くなるなどの注意点があることは事実です。事前に維持費なども見積もった上で、購入を検討すると良いでしょう。

 

MINIの購入費用を安く抑えられればトータルコストも抑えられます。ネクステージでは品質の高いMINIの中古車を取りそろえています。また、輸入車専用の保証もご用意しているため、より安心した車探しが可能です。

 

MINIは、おしゃれで乗って走って楽しい気分を存分に味わえる車です。乗るごとに愛着が湧いてくることは間違いないでしょう。自分の分身のようなMINIを大切にお得に維持するためにも、中古車を購入する場合は、信頼できる中古車販売店を選びましょう。

 

 

 

▼ライタープロフィール

北野晶夫

オートバイ雑誌と自動車WEB媒体の編集部員を経験後に独立し、フリーの記者・編集者となり現在に至る。 

新車取材のほかチューニングカーやレースの取材等も行う。写真撮影も行い、撮影・執筆・編集と一連の制作を担当することが多い。読者のカーライフを応援できる記事づくりがモットー。

 

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