MINIはデザイン性と実用性を兼ねた輸入車!現行モデルの特徴を紹介
MINIはドイツの自動車メーカーであるBMWが展開しているブランドです。個性的なデザインと優れたパフォーマンスという特徴があり、多くのユーザーを魅了してきました。日本国内でも人気が高く、安定した販売を続けています。
コンパクトサイズの輸入車をお探しの方の中には、MINIについて詳しく知りたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこでこの記事では、MINIの特徴や基本スペックを紹介します。新車販売価格や中古車販売価格もまとめていますので、購入を検討している方は参考にしてください。
※目次※
6.MINIをお得に手に入れたい方にはネクステージがおすすめ
・MINIは60年以上の歴史を誇る人気のブランド。現在ではBMWのモデルとして販売している
・MINIの魅力は個性的なエクステリアデザインと高性能のパワートレイン。2017年からはハイブリッドシステムが搭載されたモデルもラインアップ
・MINIをお得に手に入れたい方には中古車がおすすめ。カテゴリー別専門店を展開するネクステージならお気に入りの1台を見付けやすい!
MINIは60年以上の歴史を誇るコンパクトカー
MINIの歴史は古く、1959年にはブランドが誕生しました。エンジニアであるアレック・イシゴニスによって革新的なコンパクトカーが発売されます。
他の自動車メーカーとの合併や業務提携などを経験したMINIでしたが、2000年代にはBMWのブランドとして新たなスタートを切りました。ここでは、BMWのMINIが誕生するまでの歴史を見ていきましょう。
BMCによって2種類のMINIが誕生
MINIの歴史は、イギリスにあるBMC(ブリティッシュ・モーター・コーポレーション)からスタートしました。広々とした4人乗りの座席を確保しつつ、できるだけコンパクトな車の開発に取り組みます。1959年には、MK-1という仕様のMINIが発売されたのです。
MINIの初代モデルは「オースチン・セブン」と「モーリス・ミニ・マイナー」という2つの名称で販売されます。当時のBMCはオースチンとモーリスというブランドを所有していたため、それぞれのブランドで販売されました。
▼こちらの記事もおすすめ
ローバー社のブランドとして販売を継続
MINIは狭い道路でも取り回しに優れたコンパクトカーとして注目を集めます。一方でMINIは基本性能に優れており、1960年代にはカーレースで勝利を収めました。
多くのユーザーからの注目を集めたMINIでしたが、1970年代になるとブランド消滅の危機を迎えます。親会社のBMLC(旧BMC)経営危機に陥り、1970年代末にはホンダとの業務提携を図りました。
1980年代にはBMLCから独立したローバー社のブランドとして一時的な復活を遂げましたが、再び経営危機を迎えたのです。
BMWのMINIとして販売を開始
MINIは1990年代に新たな転機を迎えました。ドイツの自動車メーカーであるBMWの傘下に入りました。
クラシックタイプのMINIの存続という形では、年々厳しくなる環境規制や安全規制には対応できないということもあり、多くのファンを魅了してきたクラシックタイプのMINIは、MK7クーパースポーツを最後に生産終了します。
しかし、BMCやローバーで築き上げたコンセプトは残しつつも、時代に合わせるために大幅な変更が加えられました。そして、BMWの傘下に加わってから7年後の2001年に、全く新しいMINIが発売されました。日本では2002年に販売を開始します。
▼こちらの記事もおすすめ
MINIってどんなブランドなの?現行モデルと旧モデルの違いや中古車相場
MINIの歴史を振り返ってみよう
BMWでのMINIは2002年の発売以来、魅力的なモデルを販売してきました。初代モデルでは過去のMINIを受け継いだエクステリアデザイン、2代目モデルは新しいボディタイプが注目を集めます。
3代目モデルでは新しいパワートレインが搭載されたモデルが登場しました。ここでは、MINIの歴代モデルの特徴やラインアップを紹介します。
2002年:日本国内での販売開始
2002年に発売された初代モデルは、過去に発売されていたMINIのデザインが取り入れられました。丸みを帯びたボディ、大きなヘッドランプなど、個性的なデザインに仕上がっています。
初期モデルのサイズは全長3,630~3,660mm、全幅1,690mm、全高1,415~1,430mmのコンパクトなデザインです。ボディタイプはハッチバックとコンバーチブル、グレードはワン、クーパー、クーパーSの3つが設定されました。
パワートレインには1.6Lのガソリンエンジンです。スポーツグレードのクーパーSにはスーパーチャージャーが搭載されました。
2007年:2代目モデルが誕生
2代目モデルが登場したのは2006年です。日本では翌年の2007年に販売を開始しました。初代モデルのデザインを継承しつつ、新しい機能や装備が追加されています。
2代目モデルは従来のボディタイプに加えて、ステーションワゴンのクラブマンが追加されました。2009年にはクロスオーバー、クーペ、ロードスター、ペースマンの3タイプが新たに加わり、全部で7つのボディタイプが設定されています。
グレードも見直しが図られており、最上級のスポーツモデルとしてジョンクーパーワークスが新たに設定されました。
2014年:3代目モデルを発売
3代目モデルが登場したのは2013年です。日本では2014年に販売を開始しました。3代目モデルではボディサイズが大きくなり、従来よりもゆとりのある車内空間になっています。
ボディタイプはハッチバック、クロスオーバー、コンバーチブル、クラブマン、クーペ、ロードスター、ペースマンの7つです。ただし、2015年にはクーペとロードスター、2016年にはペースマンの生産終了を発表しました。
一方で、BMWではMINIのハイブリッドモデルの設計をスタートさせます。2017年にはプラグインハイブリッドシステムを搭載したクロスオーバーPHEVが発売されました。
▼こちらの記事もおすすめ
BMWのミニとは?特徴やボディタイプの種類と車選びのポイント5選
MINIに備わった3つの魅力とは?
現在発売されているMINIは3代目モデルです。発売から8年以上が経過していますが、定期的に改良を施しています。
MINIのコンセプトを継承しながら、新しいデザインやパワートレインを採用しました。先進の機能も搭載しており、車内での快適性が向上しています。ここでは、ハッチバックタイプを元に、3つの魅力をまとめました。
歴代のMINIを継承した個性的なデザイン
現行モデルでは、BMCやローバー社などのデザインが継承されました。丸目を強調したヘッドライトや六角形のフロントグリルなどを採用しています。
カラーバリエーションは全部で9つです。オプションで複数のカラーを組み合わせたマルチトーン・ルーフが用意されています。
現行モデルのインテリアでは機能性が意識されました。5インチのカラーディスプレイとレザーステアリングホイールが、全グレードで標準装備になっています。運転席と助手席の前方部分には、8.8インチのカラーディスプレイも装備されました。
快適な運転をサポートする機能を搭載
現行モデルでは先進の安全装備が搭載されています。リア・ビュー・カメラが標準搭載になっており、狭い場所でもスムーズな駐車が可能です。
前車接近警告機能、レーン・ディパーチャー・ウォーキング、衝突被害軽減ブレーキなどのドライビング・アシストが備わっており、運転中にトラブルが発生した場合でも被害を最小限に抑えられます。
現行モデルではMINI専用のアプリを用意しており、車両情報のチェックや車内の温度管理などが可能です。
快適なドライビングと低燃費での走行を両立
現行モデルでは、新開発の7速トランスミッションが採用されました。環境性能と走行性能を両立させたツインパワー・ターボ・テクノロジーが搭載されており、スムーズで力強い走りを体感できます。
一部のモデルでは8速スポーツオートマチックトランスミッションが採用されました。滑らかで正確なギアシフトを体感できます。
タイプ |
燃料消費率(WLTCモード) |
3ドア |
15.0km/L~19.5km/L |
5ドア |
15.0km/L~19.5km/L |
コンバーチブル |
14.8km/L~15.6km/L |
クラブマン |
13.2km/L~17.4km/L |
クロスオーバー |
14.8km/L~16.9km/L |
ジョンクーパーワークス |
11.7km/L~13.7kmL |
クロスオーバーPHEV |
14.8km/L |
(参考:『MINI(MINI)の燃費情報』)
MINIの基本スペックをタイプ別にチェック
MINIの現行モデルのラインアップは全部で5つです。クロスオーバーについてはガソリンモデルやディーゼルエンジンモデルに加えて、ハイブリッドモデルのパワートレインが設定されました。
MINIの特徴はタイプによって異なります。購入を検討している方は、前もって違いを確かめておくと良いでしょう。ここでは、MINIの基本スペックをタイプごとに紹介します。
ハッチバック
ハッチバックはMINIのスタンダードモデルです。3ドアと5ドアのタイプが設定されており、ライフスタイルや好みに合わせて選べます。
ハッチバックのグレードは全部で9つです。3ドアではワン、クーパー、クーパーD、クーパーS、ジョンクーパーワークスの5つが設定されています。一方で5ドアでは、クーパー、クーパーS、クーパーD、クーパーSDの4つが用意されています。
|
3ドア |
5ドア |
サイズ(全長×全幅×全高) |
3,865mm~3,880mm×1,725mm×1,430mm |
4,025mm~4,040mm×1,725mm×1,445mm |
総排気量 |
1.496L~1.998L |
1.496L~1.998L |
最高出力 |
75kW~141kW |
85kW~141kW |
最大トルク |
190N・m~280N・m |
220N・m~360N・m |
コンバーチブル
コンバーチブルは、折りたたみ式のソフトトップが備わったモデルです。ソフトトップは電動式になっており、約18秒で全開にできます。ソフトトップを開けることで、風を感じならのドライブが可能です。
コンバーチブルにはクーパー、クーパーS、ジョンクーパーワークスのグレードが設定されました。
|
クーパー |
クーパーS |
ジョンクーパーワークス |
サイズ(全長×全幅×全高) |
3,865mm×1,725mm×1,415mm |
3,880mm×1,725mm×1,415mm |
3,880mm×1,725mm×1,415mm |
総排気量 |
1.498L |
1.998L |
1.998L |
最高出力 |
100kW |
141kW |
170kW |
最大トルク |
220N・m |
280N・m |
320N・m |
クラブマン
クラブマンはユニークなデザインが特徴のモデルです。ステーションワゴンタイプになっており、アシンメトリック・クラブドアと呼ばれる観音開きのドアを採用しています。現行モデルでは6つのグレードが設定されました。
|
クーパー |
クーパーD |
クーパーS |
クーパーSオール4 |
クーパーSD |
ジョンクーパーワークス |
サイズ(全長×全幅×全高) |
4,275mm×1,800mm×1,470mm |
4,275mm×1,800mm×1,470mm |
4,275mm×1,800mm×1,470mm |
4,275mm×1,800mm×1,470mm |
4,275mm×1,800mm×1,470mm |
4,275mm×1,800mm×1,470mm |
総排気量 |
1.498L |
1.995L |
1.498L |
1.995L |
1.995L |
1.998L |
最高出力 |
100kW |
110kW |
141kW |
141kW |
140kW |
225kW |
最大トルク |
220N・m |
350N・m |
280N・m |
280N・m |
400N・m |
450N・m |
▼こちらの記事もおすすめ
クロスオーバー
クロスオーバーは街乗りからアウトドアまで利用できるモデルです。ボディサイズが大きく、ラゲッジルームには450Lの容量を誇ります。クロスオーバーのラインアップは全部で5つです。
|
クーパーD |
クーパーDオール4 |
クーパーSDオール4 |
クーパーSEオール4 |
ジョンクーパーワークス |
サイズ(全長×全幅×全高) |
4,315mm×1,820mm×1,595mm |
4,315mm×1,820mm×1,595mm |
4,315mm×1,820mm×1,595mm |
4,315mm×1,820mm×1,595mm |
4,315mm×1,820mm×1,595mm |
総排気量 |
1.995L |
1.995L |
1.995L |
1.498L |
1.998L |
最高出力 |
110kW |
110kW |
140kW |
100kW |
225kW |
最大トルク |
350N・m |
350N・m |
400N・m |
220N・m |
450N・m |
ジョンクーパーワークス
ジョンクーパーワークスはMINIのスポーツモデルで、最上級グレードに設定されています。
ジョンクーパーワークスの特徴は洗練されたデザインです。フロントスポイラーやリアスポイラーは専用パーツが用いられています。インテリアにもこだわっており、運転席には専用のスポーツシートが搭載されました。パワートレインは2.0Lのターボエンジンです。専用のチューニングが施されており、圧倒的なパワーを体感できます。
ジョンクーパーワークスは3ドア、コンバーチブル、クラブマン、クロスオーバーのモデルに設定されています。
MINIの売買価格を確かめておこう
MINIの購入計画を立てる場合には、前もって販売価格を確かめておくのがおすすめです。事前に把握しておくなら、予算に合ったモデルやグレードが選べます。ローンの利用を予定している場合、返済計画が立てやすいでしょう。
ここでは、MINIの新車販売価格を紹介します、ネクステージでの中古車販売価格や買取相場もまとめているので、参考にしてください。
MINIの新車販売価格
MINIの新車販売価格の相場は310万円~637万円です。MINIはタイプによって販売価格の設定が異なっており、クラブマンやクロスオーバーは高めに設定されています。
|
新車販売価格 |
3ドア |
310万円~508万円 |
5ドア |
380万円~452万円 |
コンバーチブル |
420万円~559万円 |
クラブマン |
394万円~598万円 |
クロスオーバー |
429万円~637万円 |
ジョンクーパーワークス |
508万円~637万円 |
新車を購入する場合、維持費も確かめておくと良いでしょう。主な維持費として自動車税、車検代、任意保険、メンテナンス費用、燃料費、駐車場代などがあります。
▼こちらの記事もおすすめ
BMW MINIの維持費はどれくらいかかる?維持費が高くなる3つの原因を探る
MINIの中古車販売価格
2023年6月時点におけるネクステージでの中古車販売価格は59万9,000円~459万9,000円です。中古車は車両によって価格が異なりますが、新車よりも安く手に入れられるでしょう。
|
新車販売価格 |
3代目モデル |
89万9,000円~459万9,000円 |
2代目モデル |
59万9,000円~220万9,000円 |
(参考:『MINI(MINI)の中古車一覧』)
中古車の魅力のひとつは、豊富な選択肢です。新車では現行モデルのみのラインアップですが、中古車なら歴代モデルが販売されています。希少価値の高いレアモデルでも、中古車なら購入可能です。
▼こちらの記事もおすすめ
外車売上5年連続1位!MINIのお得な中古車を手に入れよう!
MINIの買取相場
2023年6月時点におけるネクステージでの買取相場は、4,000円~523万4,000円です。買取価格は車両の状態やカラーバリエーションなどの要素で変わりますが、状態の良いMINIなら500万円以上の高価買取を期待できます。ネクステージにおけるMINIの買取事例は以下の通りです。
グレード |
年式 |
走行距離 |
買取価格 |
ジョンクーパーワークス |
2021年式 |
5,561km |
450万2,000円 |
ジョンクーパーワークス |
2021年式 |
1,439km |
458万4,000円
|
ヴィクトリア |
2020年式 |
1万1,431km |
226万3,000円 |
ジョンクーパーワークスGP |
2020年式 |
413km |
523万4,000円 |
MINIをお得に手に入れたい方にはネクステージがおすすめ
中古車の購入では販売店選びが大切です。新車の場合は工場で製造された車両が納品されるため、コンディションに関する大きな違いはありません。
一方で中古車は、同じ車種やグレードでもコンディションが異なります。価格設定も異なる可能性が高いため、慎重に販売店を決めるのが良いでしょう。
MINIの購入をお考えの方は、ぜひネクステージでお選びください。ここでは、ネクステージの特徴についてご紹介します。
正規輸入車専門店を展開
ネクステージでの在庫台数は3万です。MINIをはじめ、人気のモデルやグレードを豊富に取りそろえています。
ネクステージではカテゴリー別専門店を展開中です。正規輸入車専門店のユニバースをはじめ、SUVの専門店やセダン・スポーツカーの専門店などでも魅力的なモデルを販売しています。
ユニバースではMINIをはじめ、魅力的な輸入車がラインアップしています。専門的な知識や経験を持つスタッフを配置しており、お客様に寄り添った接客を目指しています。
輸入車にも無料保証を付帯
ネクステージでは輸入車を対象にした無料保証や有料保証をご用意しています。無料保証では正規ディーラー以外の輸入車が対象になっており、年式や走行距離などの基準はありません。保証の適用期間は1か月のため、不具合が生じた場合でも落ち着いて対処できます。
有料保証のサービスサポートは、国産の中古車に加えて正規ディーラー以外の輸入車も対象です。初度登録から13年未満、走行距離が10万kmの加入条件を満たしていれば利用できます。
まとめ
現在販売されているMINIはBMWが展開しているモデルです。BMCやローバー社のデザインを受け継ぎながら、先進の機能や装備を搭載しています。
現行のMINIでは5つのタイプが設定されました。このうち、タイプによってサイズやデザインが異なっており、ライフスタイルに合わせて選べます。
ネクステージではMINIの中古車を豊富に取りそろえています。車両検索システムを使用すれば、ご自宅からの車探しが可能です。MINIの購入を検討している方はネクステージをご利用ください。