MINIってどんなブランドなの？現行モデルと旧モデルの違いや中古車相場
洋画に登場していたり、街を走り抜けたりしているMINIのデザインを見ておしゃれな車だと思った方は多いのではないでしょうか。これまで全14種類のモデルが発表され、世代交代を繰り返していますが、今でも多くの人に人気があります。小型ながら、走行性を重視したい方にも魅力的な車です。
この記事では、現行モデル、旧モデルそれぞれの特徴や維持費、中古車相場について紹介します。『より速く機敏に楽しく』を合言葉に設計されているMINIの魅力について考えてみましょう。
※目次※
・現行のMINIは5つのモデルがあり、ニーズに合わせて選べる！モデルによってデザインや車体の大きさも異なる
・他の車種に比べると維持費が高め！パーツの交換をこまめに行う必要があるため、消耗品費も要チェック
・中古車市場も賑わっており、直近モデルも安く購入できる ！MINIを安く購入したい方は中古車がおすすめ
MINIってどんなブランドなの？
MINIがどのようなブランドなのか気になっている方も多いのではないでしょうか。MINIといえばイギリス車のイメージを持っている方も多いかもしれませんが、現在はドイツの自動車メーカーBMWの傘下に入っています。
ここでは、BMWとの関係性と新車で購入できるMINIの種類について紹介します。MINIにはどのような種類があるのかチェックしてみてください。
BMWとMINIの関係性とは？
MINIはBMWの傘下にあり、おしゃれなコンパクトカーとして注目されています。もともとイギリスで登場した車種でしたが、メーカーがBMWの傘下に加わったことで、BMW MINIとして定着しました。
2001年、BMW MINIのブランドで登場し、日本で発売して以来、根強い人気を集めています。5つの豊富なラインナップに加えて、ボディカラーのカスタマイズ性能により、消費者のニーズにマッチすることに成功しました。消費者が好みのデザインを選べる点がBMW MINIの魅力といえるでしょう。
新車で買えるMINIの種類
新車で買えるMINIの種類について紹介します。MINIの種類と新車価格を表にまとめました。
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MINIの種類 |
新車価格（税込） |
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THE NEW MINI 3 DOOR |
2,890,000～円 |
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THE NEW MINI 5 DOOR |
3,060,000～円 |
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THE NEW MINI CONVERTIBLE |
3,930,000～円 |
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MINI CLUBMAN |
3,730,000～円 |
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MIIN CROSSOVER |
3,990,000～円 |
MINIの種類は大きく分けて5つで、最も安いモデルだと300万円を下回ってきます。最も高いモデルでも400万円くらいの予算で購入できるので、比較的リーズナブルな車種といえるでしょう。
MINIの特徴【現行モデル】
MINIは種類によって見た目のデザインや機能性が異なるので、最もニーズにマッチした車種を選ぶことがポイントです。コンパクトカーのイメージが強いMINIですが、車種によっては車体が大きいものもあります。
今回は、先ほど紹介した5つのモデルについて触れるので、MINIが気になっている人は車種選びの参考にしてみてはいかがでしょうか。
THE NEW MINI 3 DOOR
THE NEW MINI 3 DOORは、その名の通りドアが3つしかないコンパクトカーで、2列シートの4人乗りです。MINIの中でも最もコンパクトで、可愛らしい見た目が特徴といえます。見た目の印象とは裏腹に、パワフルな走りが楽しめます。
ダイナミックなバンパーと際立つフロントデザインが特徴的で、小さい車体ながらインパクトのあるデザインです。個性溢れる独創的なデザインなので、存在感のある車に乗りたい人や車に個性を出したい人におすすめします。
THE NEW MINI 5 DOOR
THE NEW MINI 5 DOORは2014年に登場したモデルで、THE NEW MINI 3 DOORと見た目にほとんど差はありませんが、後列にゆとりがあるのが特徴です。2列シートの5人乗りで、最大941リットルのラゲッジスペースがあります。
車体が長い分、THE NEW MINI 3 DOORほどコンパクトな印象はありませんが、シャープな形状により威圧感を感じさせません。フロントデザインはTHE NEW MINI 3 DOOR同様に個性的なので、車内スペースにゆとりを持たせたい人におすすめです。
THE NEW MINI CONVERTIBLE
THE NEW MINI CONVERTIBLEは、2004年に発売された開閉式のオープンカーで、開放感のある走りを求める人向けのモデルです。2列シートの4人乗りで、時速30km以下であれば走行中でもループの開閉ができます。
ルーフを閉じているときの見た目はTHE NEW MINI 3 DOORとほとんど同じですが、ラゲッジスペースが661リットルとやや狭めです。THE NEW MINI CONVERTIBLEは機能性よりも開放的な走行を楽しむモデルなので、純粋にドライブを楽しみたい人にもおすすめです。
MINI CLUBMAN
MINI CLUBMANは、心動かされるデザインが特徴の5人乗りモデルです。エアロダイナミックなボディラインをしており、街中でも存在感溢れる走りを実現します。最大1,250リットルのラゲッジスペースにより、長距離遠征にも適しているのが特徴です。
また、ツインパワー・ ターボ・エンジンと4輪駆動システム(ALL4)の組み合わせにより、高速道路からオフロードまで安全かつ快適に走行できます。MINIの中でも車内空間にゆとりがある車種なので、長距離移動に活用したい人におすすめです。
MIIN CROSSOVER
MIIN CROSSOVERは、MINIの中で最も車体サイズが大きいモデルで、最大1,390リットルのラゲッジスペースがあります。5人乗りですが、十分な積載量があるため、余裕を持って荷物を積むことが可能です。
シート移動も自由自在で、車内空間を好みにアレンジでき、さまざまな用途に対応できます。車体サイズは大きいですが、MINI独特のボディラインにより威圧感が出ておらず、
街中でも乗り回しやすいでしょう。MINIのデザインが好きで一番車内空間が広いモデルを探している人は、MIIN CROSSOVERがおすすめです。
MINIの特徴【旧モデル】
MINI第2世代と呼ばれているのは2007年~2013年に販売されていたモデルです。BMW製エンジンを搭載したため第1世代MINIよりエンジンルームが拡大し、走行性能もアップしました。現在も幅広い年代の人に人気がある第2世代のMINIの種類をご紹介します。
ハッチバック3ドア（R56）
運転しやすいコンパクトなボディは、多くの人がこれまでのMINIらしいと感じるサイズです。2011年にマイナーチェンジしていますが、その年式以降の車は故障が少ないといわれていますのでチェックするとよいかもしれません。
（参考：『3ドア（MINI）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』)
クラブマン（R55）
3ドアで4人乗りの観音開きトランクドアが特徴的なクラブマンですが、実用性が高いコンパクトサイズでありながらデザインにもこだわっているMINIです。中古車を購入する場合は、マイナーチェンジした2011年以降の型式がおすすめだと言われています。
（参考：『クラブマン（MINI）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
コンパーチブル（R57）
2ドアで4人乗りのオープンカーは、人目を惹くおしゃれなデザインであることは誰もが認めることでしょう。先代モデルからの変更としてアクティブロールオーバーバーが搭載され、後方視界の確保につながり安全性が高まりました。このモデルも、2011年のマイナーチェンジ以降のほうが故障は少ないと言われています。
（参考：『コンパーチブル（MINI）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
クロスオーバー（R60）
クロスオーバーについて調べてみると、これまでのMINIとは異なる特徴があることにお気づきでしょう。2014年のマイナーチェンジ以降、3ナンバー・5人乗り・4ドア・SUVモデルの4WDシステムを採用したALL4やディーゼルエンジンも採用しました。グレードも少し変更され、クーパーSグレードは2014年以降のクロスオーバーには用意されていません。
（参考：『クロスオーバー（MINI）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』)
クーペ（R58）
2011年~2015年の約4年間という短い期間にのみ生産されていた2シーターのスポーツクーペモデルは、幅広い年代の人に長年愛されてきました。フロントガラスからリアまでの流線型デザインのおかげで、よりスポーティーな走りを楽しむことができるのが人気の理由でしょう。希少価値が高いため、現在では高値で流通しています。
（参考：『クーペ（MINI）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
ロードスター（R59）
クーペをベースとして設計された2ドア・2人乗りオープンカーのロードスターも、第2世代にのみ設定された希少モデルです。中古車市場での競争率は高く、クーペをしのぐほどとも言われています。数あるMINIの種類の中でも世代を超えて愛されているモデルと言えるでしょう。
ベースマン（R61）
ベースマンはR60クロスオーバーから派生したモデルです。2ドアで2人乗りの都市型SUV仕様と分類されています。ルーフラインやショルダーラインのデザインに特徴があり、個性的なMINIを探している人に好まれている理由が分かるでしょう。第2世代のみの販売であったため、中古車市場での流通量は少ないようです。
MINIの維持費は高い？
MINIを購入する際には、年間の維持費についても考えておくことが必要でしょう。特に、MINIは輸入車であるため、国産車との税金の違いも気になるところです。
ここでは、税金のほか車検やパーツ交換費など、代表的な維持費の項目についてご紹介しますので参考にしてください。
自動車税
年に一度必ず支払う必要があるのが自動車税です。これは排気量によって定められていますので、国産車・輸入車の区別はありません。2019年10月以降税制の見直しにより、2,000cc以下のMINIの自動車税は36,000円です。
加えて車検の際に支払う税金として、自動車重量税や自賠責保険料があります。燃料代や任意保険料についても維持費の計算に加えておくことができるでしょう。
車検費用
車検費用は金額が大きいですので、前もって積み立てておくことができるかもしれません。車検は頼む場所で価格に違いが生じます。
正規ディーラーの方が安心という場合もありますが、MINIの正規ディーラーが近くにない所に住んでいる方もおられることでしょう。輸入車の車検を引き受けてくれる場所を探し、車検についても見積を取るようにすると良いかもしれません。
パーツ交換サイクル
MINIを維持するにあたって計算に入れておきたい維持費としては、パーツの交換費用があります。どの車に乗るにしても消耗部品の交換は必要です。MINIに関して言えば、このパーツ交換サイクルが日本車よりは早い事を覚えておきましょう。
目安として走行距離が3万kmを超えてきたのであれば、ブレーキディスクやブレーキパッドなどの消耗部品の交換をおすすめします。故障していなくてもこまめに交換することにより、車の寿命を伸ばすことができるでしょう。一般的に走行距離が7~10万km位になる頃には、日本車の1.5倍ほどの維持費がかかると言われています。
MINIを買うなら新車と中古車のどちらが良いの？
MINIのデザインは好きだけれども国産車以外は乗ったことが無くて不安だという方は多いかもしれません。また、中古車を購入した場合に故障した時のことが気になることでしょう。新車がいいのか、それとも中古車がいいのかという点に関しては、幾つかの要素が関係してきます。
予算も関係してくることでしょう。MINIは2007年以降の第2世代、その中でも2010年10月以降販売されているマイナーチェンジ後のモデルは、故障が格段に減っているとの声がネット上の口コミに多く見られることにお気づきかもしれません。
自分がどんな色やモデルのMINIに乗りたいかという事が新車・中古車の選択に一番影響するという意見もあります。
MINIには新旧2つのタイプがある
MINIには新旧2つのタイプがあることをご存じの方も多いかもしれません。ローバー時代のクラシックMINIと2001年にBMWの傘下に入った後のBMW MINIブランドです。クラシックMINIが誕生したのは1959年ですから、年配の方にとっては思い出深い車かもしれません。
当時は珍しかった前輪駆動を実現した革新的な車でした。約50年にわたり530万台以上販売され、今なお愛され続けているクラシックMINIはローバーMINIとも呼ばれています。2001年以降のBMW MINIについて第1世代・第2世代・第3世代と呼ばれ、数多くのモデルがラインナップされてきました。
新車購入ができるのは現行モデルのみ
現在新車で購入できるMINIは、第3世代と呼ばれている現行モデルのみとなっています。ですから、現行にはない自分好みのデザインを手に入れたいと思うのであれば、中古車から選択することになるでしょう。中古車で探すメリットは、レザーシートやサンルーフなどのオプションが付いている車が市場に出ている場合もあり、お得に購入することができる場合があるということです。
MINIの中古車相場とは？
MINIの現行にないモデルを購入したい人や少しでも安く購入したい人には、中古車がおすすめです。中古車市場には少し前のモデルや値段が落ち着いているモデルが数多く流通しています。
ここでは、MINIの4つのモデルの中古車相場（ネクステージ内の相場）を紹介するので、中古だとどのくらいの予算で購入できるのかチェックしてみましょう。なお、以下で紹介する中古車相場は2022年2月末時点のものです。
クーパーの中古車相場
クーパーの中古車相場は、70～430万円です。2020年式や2021年式の新しいモデルは新車価格とほとんど変わりませんが、2011年式のモデルは70万円で購入できます。搭載機能や状態によって値段が異なるので一概には言えませんが、年式が10年以上も前のモデルは100万円前後で購入できるケースがあるでしょう。
ちなみに、2015～2017年式の相場は150万円前後で、2019年式の新しいモデルでも200万円で購入できる車もあります。最近のモデルで値段が安いクーパーを探している人は、2015～2019年式がおすすめです。
クラブマンの中古車相場
クラブマンの中古車相場は、150～535万円です。2021年式のモデルが最も高額で、2014年式のモデルが最も安くなっています。現時点では150万円あればクラブマンを購入することが可能ですが、在庫状況をチェックすると2016年式が多くを占めており、200万円前後の中古車が基準になるでしょう。
クラブマンの中古市場では、2016年式や2017年式が増えており、2014年式は減少傾向にあります。もし2014年式のモデルを探している場合は、見つけたら前向きに購入を検討してみてはいかがでしょうか。
コンバーチブルの中古車相場
コンバーチブルの中古車相場は、185～340万円です。現在ネクステージで取り扱っているモデルの中で、2014年式が最も古く値段も200万円を下回っています。最も高額なものでも2018年式が340万円で購入可能です。
しかし、クーパーやクラブマンほど中古車市場への流通が少ないので、コンバーチブルを探している方は、まずは価格帯よりも中古車の在庫を探すことをおすすめします。在庫があることを確認してから、値段を見て購入するか検討してみましょう。
クロスオーバーの中古車相場
クロスオーバーの中古車相場は、109～389万円です。クロスオーバーの中古車の在庫は豊富で、2011年式から2019年式まで幅広いモデルの中から選べます。最も安い車は109万円で購入できるので、なるべくコストを抑えたい人にもおすすめのモデルです。
2018年式でも200万円前後で購入可能なので、ニーズに合わせて車を選ぶことができるでしょう。大容量のラゲッジスペースが欲しい人で安く購入したい人は、200万円以下のクロスオーバーを探してみてはいかがでしょうか。
まとめ
MINIはローバー時代のクラシックMINIから超ロングセラーモデルとして存在感を示してきました。新車で購入できる現行モデルだけでなく、中古車市場に出ている第2世代のモデルもいまだに人気があります。
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