ディフェンダーの魅力に迫る!現行モデルの特徴や基本スペックを紹介
ディフェンダーはランドローバーが販売しているオフロードタイプのSUVです。堅牢なデザインと卓越したパフォーマンスが備わっており、安定した人気を保ってきました。
現行モデルでは発売時からのデザインを受け継ぎながら、先進のテクノロジーを取り入れています。この記事では、ディフェンダーの歴史を振り返り、車種特有の特徴や基本スペックをご紹介します。
<目次>
・ディフェンダーはランドローバーが販売するオフロードタイプのSUV。日本国内では2020年に新型モデルの販売を開始。
・ディフェンダーは3シリーズの販売を展開。ガソリンエンジンに加えてハイブリッドシステムが備わったディーゼルエンジン搭載モデルも販売。
・ディフェンダーを安く手に入れたい方には中古車がおすすめ。ネクステージでは魅力的な輸入車を豊富に取りそろえている。
ディフェンダーとはどのような車?
ランドローバーは、第2次世界大戦後の1948年に開発されたローバー社のモデルです。1978年にはランドローバーとして子会社化しており、イギリスのメーカーとして独立しました。
ディフェンダーは、ランドローバーの中でも最も頑丈でパワフルなモデルとして販売を展開しています。ここでは、ディフェンダーの概要についてまとめました。
ランドローバーが販売する本格的オフロード車
ランドローバーは高級モデルやスポーツタイプなど、幅広いラインアップを設定しています。2023年7月時点におけるラインアップは以下の通りです。
・レンジローバー
・レンジローバースポーツ
・レンジローバーイヴォーグ
・レンジローバーヴェラール
・ディスカバリー
・ディスカバリースポーツ
・ディフェンダー
ディフェンダーはランドローバーの中でも、耐久性やオフロード性に優れたモデルです。独自のモノコック構造を採用しており、優れた強度を誇っています。
ディフェンダーの原型は1948年に登場
ディフェンダーのスタートは1948年に発売された「ランドローバーシリーズI」です。ラダーフレームにアルミ合金製ボディを乗せるという構造になっており、世界の軍用車にも採用されました。ランドローバーシリーズはIIIまで販売されます。
1983年にはランドローバーシリーズという呼称を廃止し、代わりにホイールベースの長さを名称にする方法が採用されました。
1990年には、前年に販売を開始したディスカバリーとのすみ分けを図る目的でディフェンダーという名称を用います。
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2019年には新型ディフェンダーとして復活
安定した人気を保っていたディフェンダーでしたが、2016年に生産終了しました。生産終了の理由のひとつとして、新しい安全基準や排ガス規制への対応が困難になったことが挙げられています。
製造終了時には、約700人の従業員や関係者の立ち会いの元で、最後の車両が出荷されました。
惜しまれつつ生産終了したディフェンダーでしたが、2019年のフランクフルトモーターショーで復活が告知されます。はじめに「ディフェンダー110」が発売され、後に「ディフェンダー90」が登場しました。
ディフェンダーの歴史を振り返ろう
ディフェンダーの歴史は、1990年に登場した初代モデルと2020年に日本国内での販売を開始した新型モデルに分かれます。初代モデルでは1948年に発売されたランドローバーシリーズIのデザインや基本設計を受け継ぎました。
新型モデルでは、初代モデルのデザインを継承しながらも新しいテクノロジーを取り入れています。ここでは、ディフェンダーの歴史についてまとめました。
1990年:車名変更で初代モデルへ
ディフェンダーという名称が採用されたのは1990年です。「ディフェンダー90」と「ディフェンダー110」のモデルが設定されました。
初代モデルの基本的な構造は、過去に発売されていたモデルと同じです。高い強度が特徴のラダーフレームや加工に優れているアルミ合金製ボディが使われています。
1998年には、新開発の「Td5エンジン」がディフェンダーに搭載されます。排気量2.5Lのディーゼルターボエンジンを採用したことで、加速性能が向上しました。
2020年:新型モデルを発売
ディフェンダーの新型モデルが登場したのは2019年11月です。はじめに先行予約モデルとなる特別仕様車の「ローンチエディション」を150台限定で販売します。
わずか4日間で予定台数に達した後、期間限定モデルとなる「スタートアップエディション」を発売しました。ラインアップは90シリーズと110シリーズの2つです。110シリーズには5人乗りと7人乗りのモデルが設定されました。
「スタートアップエディション」の成功を受けて、2020年11月には正式に新型モデルの発売を開始します。90シリーズと110シリーズのラインアップで、ベースグレード、S、SE、HSE、ファーストエディションなどのグレードが用意されました。
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ディフェンダーの魅力を探っていこう
現在販売しているディフェンダーは、2020年に発売された新型モデルがベースです。ただし、ランドローバーでは定期的に商品改良を実施しています。2023年4月には新型モデルを発売しており、走破性や安全性が向上しました。
ラインアップの見直しを図っており、2022年6月からは130シリーズが追加されています。ここでは、ディフェンダーの新型モデルを元に、4つの魅力をまとめました。
シンプルで機能的なエクステリアデザイン
現行モデルでは初代モデルから培われてきたシルエットを受け継ぎながら、機能性やデザイン性を高めています。
現行モデルでは最低地上高を高めに設計しており、オンロードやオフロードを問わずスムーズな走行が可能です。フロントやリアは直線的なラインで構成されており、細部まで凝った立体的なパターンのあるグリルが採用されました。
カラーバリエーションも豊富で、フジホワイト、サントリーニブラック、カルパチアングレイなどのカラーが豊富に用意されています。
快適性を意識したインテリアデザイン
現行モデルでのインテリアは高い耐久性や優れた機能性が特徴です。車内にはパウダーコート塗装を施しており、デザイン性と耐久性を両立させています。現行モデルでは、5人乗り~8人乗りの仕様が設定されました。130シリーズでは8人乗りのモデルも用意されており、大人数でもゆとりのある車内になっています。
90シリーズでは40:20:40の分割可倒式のリアシートが搭載されました。座面跳ね上げ式になっており、シーンに合わせた自由なレイアウトが可能です。
快適な運転をサポートする先進の機能
ディフェンダーはモノコックシャシーを採用しています。シャシーとボディが一体化しており、独立したフレームを持っていません。車両の外装が構造体となっており、高剛性が備わっています。
現行モデルには、事故を未然に防いだり衝突による被害を最小限に抑えたりする先進の機能が搭載されました。
一定の車間距離を自動的に維持するアダプティブクルーズコントロール、車線から逸脱しそうになると自動的にステアリングをコントロールするレーンキープアシストをはじめとした機能が備わっています。
力強い走りを可能にしたパワートレイン
現行モデルでは3つのパワートレインが設定されました。全てのシリーズで3つのパワートレインを選択できます。
エンジンのタイプ |
最高出力 |
最大トルク |
2.0L直列4気筒ガソリンターボエンジン |
221kW |
400N・m |
3.0L直列6気筒ディーゼルターボエンジン |
221kW |
650N・m |
5.0LV型8気筒スーパーチャージドエンジン |
386kW |
625N・m |
圧倒的なパワーが特徴の5.0LV型8気筒スーパーチャージドエンジンは、90シリーズと110シリーズに設定されました。ディーゼルターボエンジンは、マイルドハイブリッド機構が標準搭載です。車体に搭載されたモーターが走行をアシストします。
現行モデルの燃料消費率はWLTCモードで8.3km/L~9.9km/Lです。全てのモデルで四輪駆動方式を採用しました。
■ディフェンダーの悪路走破性を動画でチェック
3シリーズあるディフェンダーの基本スペックをチェック
ディフェンダーが展開しているシリーズは3つです。各シリーズには複数のグレードを設定しており、グレードによって搭載されている装備や採用しているエンジンが異なります。
購入をお考えの方は、前もってシリーズの特徴やグレードの種類を確かめておくと良いでしょう。ここでは、ディフェンダーの基本スペックをシリーズごとにご紹介します。
90シリーズ
90シリーズに設定しているグレードは全部で7つです。このうち、V8とカルパチアンエディションは2024年の特別仕様車、イースナーエディションは日本で企画した限定車となっています。
グレード |
パワートレイン |
S |
2.0L直列4気筒ガソリンターボエンジン |
X-ダイナミックSE |
3.0L直列6気筒ディーゼルターボエンジン |
X-ダイナミックHSE |
3.0L直列6気筒ディーゼルターボエンジン |
X |
3.0L直列6気筒ディーゼルターボエンジン |
V8 |
5.0LV型8気筒スーパーチャージドエンジン |
カルパチアンエディション |
5.0LV型8気筒スーパーチャージドエンジン |
イースナーエディション |
2.0L直列4気筒ガソリンターボエンジン |
|
90シリーズ |
全長 |
4510mm |
全幅 |
1,995mm |
全高 |
1,970mm~1,975mm |
110シリーズ
110シリーズに設定しているグレードは全部で9つです。90シリーズと同様に、カルパチアンエディションやイースナーエディションなどの特別仕様車や限定車を設定しています。
グレード |
パワートレイン |
S |
2.0L直列4気筒ガソリンターボエンジン |
SE |
2.0L直列4気筒ガソリンターボエンジン |
S |
3.0L直列6気筒ディーゼルターボエンジン |
X-ダイナミックSE |
3.0L直列6気筒ディーゼルターボエンジン |
X-ダイナミックHSE |
3.0L直列6気筒ディーゼルターボエンジン |
X |
3.0L直列6気筒ディーゼルターボエンジン |
V8 |
5.0LV型8気筒スーパーチャージドエンジン |
カルパチアンエディション |
5.0LV型8気筒スーパーチャージドエンジン |
イースナーエディション |
2.0L直列4気筒ガソリンターボエンジン |
|
110シリーズ |
全長 |
4,945mm |
全幅 |
1,995mm |
全高 |
1,970mm |
130シリーズ
130シリーズに設定しているグレードは全部で4つです。130シリーズでは全てのグレードにディーゼルターボエンジンを設定しています。
グレード |
パワートレイン |
SE |
3.0L直列6気筒ディーゼルターボエンジン |
X-ダイナミック |
3.0L直列6気筒ディーゼルターボエンジン |
X |
3.0L直列6気筒ディーゼルターボエンジン |
アウトバウンド |
3.0L直列6気筒ディーゼルターボエンジン |
イースナーエディション |
3.0L直列6気筒ディーゼルターボエンジン |
|
130シリーズ |
全長 |
5,275mm |
全幅 |
1,995mm |
全高 |
1,970mm |
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ランドローバー ディフェンダーのスペックや価格は?安く購入する方法も解説
ディフェンダーの売買価格を確かめておこう
車を購入する際にかかる主な費用は、車両本体価格、諸費用、法定費用です。購入する車種によって価格はそれぞれ変動しますが、一般的に車両本体価格の10%~20%の諸費用や法的費用がかかります。
ディフェンダーの購入計画を立てる場合、事前に車両本体価格を確かめておくのがおすすめです。ここでは、ディフェンダーの販売価格や買取相場をご紹介します。
ディフェンダーの新車販売価格
ディフェンダーの新車販売価格の相場は729万円~1,620万円です。5.0LV型8気筒スーパーチャージドエンジンが搭載されたモデルは、新車販売価格が高めに設定されています。
90シリーズ |
新車販売価格 |
S |
729万円 |
X-ダイナミックSE |
853万円 |
X-ダイナミックHSE |
918万円 |
X |
1,141万円 |
V8 |
1,442万円 |
カルパチアンエディション |
1,536万円 |
110シリーズ |
新車販売価格 |
S |
758万円 |
SE |
803万円 |
S |
823万円 |
X-ダイナミックSE |
931万円 |
X-ダイナミックHSE |
993万円 |
X |
1,216万円 |
V8 |
1,526万円 |
カルパチアンエディション |
1,620万円 |
130シリーズ |
新車販売価格 |
SE |
1,063万円 |
X-ダイナミック |
1,165万円 |
X |
1,349万円 |
アウトバウンド |
1,150万円 |
(2023年7月時点の情報より)
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ディフェンダーの中古車販売価格
ネクステージにおける2023年7月時点での中古車販売価格は659万9,000円~1,395万9,000円です。中古車は車両ごとに価格が変わりますが、ディフェンダーなら700万円以下で購入できる可能性があります。
|
中古車販売価格 |
ガソリンエンジン搭載モデル |
659万9,000円~1,055万円 |
ディーゼルエンジン搭載モデル |
945万9,000円~1,395万9,000円 |
(2023年7月時点の情報より)
中古車の魅力のひとつは納車の早さです。新車は注文をしてから製造するため、納車までに時間がかかります。一方で中古車は現物を取り扱っており、1週間~2週間での納車が可能です。
ディフェンダーの買取相場
ネクステージにおける2023年7月時点での買取相場は369万1,000円~1,327万4,000円となっています。中古車の買取相場は走行距離、年式、車両のコンディションなどの要素が関係しますが、ディフェンダーなら1,000万円以上の高価買取が可能です。
シリーズやグレード |
年式 |
走行距離 |
買取価格 |
110 SE |
2021年式 |
4,346km |
700万円 |
110 キュレイテッドスペックファブリック |
2021年式 |
4,266km |
742万6,000円 |
110 |
2020年式 |
3万202km |
618万円 |
110 ファーストエディション |
2020年式 |
1万7,153km |
639万7,000円 |
110 S |
2002年式 |
1万3,430km |
719万3,000円 |
(2023年7月時点の情報より)
(参考:『ディフェンダー(ランドローバー車)の買取相場・査定実績一覧』)
ディフェンダーの中古車を購入するならネクステージへ!
初期費用を抑えたい方には中古車をおすすめします。中古車なら新車よりも安い価格で手に入れられる可能性が高いからです。一方で中古車を購入する際には、慎重な販売店選びが求められます。同じモデルやグレードでも販売店によってコンディションや価格が異なるからです。
ディフェンダーの中古車をお探しの方はぜひネクステージをご活用ください。ここでは、ネクステージの魅力についてご紹介します。
幅広い車種やグレードの中から選べる
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輸入車を専門に取り扱っているユニバースでは、ディフェンダーをはじめ人気の輸入車を取り扱っています。ネクステージは中古車の品質にもこだわっており、粗悪な車両は一切販売していません。全てのお客さまが安心して車選びができる環境作りを目指しています。
輸入車にも無料保証が付帯されている
ネクステージでは全ての中古車に無料保証を用意しました。通常の輸入車については1か月または3,000km、正規ディーラーの中古車についてはディーラーの保証基準に基づいて付帯します。
ネクステージはランドローバーの正規ディーラーです。新車と同じポテンシャルが備わった中古車を豊富にそろえています。ネクステージではランドローバー認定の中古車保証を用意しました。初度登録からの経過年数や販売時の走行距離に応じて、2年または1年の保証を提供しています。
まとめ
ディフェンダーは、イギリスの自動車メーカーであるランドローバーが販売するオフロードタイプのSUVです。耐久性に優れており、悪路や過酷な状況下でも優れた走破性を発揮できます。
ディフェンダーをお得に手に入れたい方には中古車がおすすめです。ネクステージではディフェンダーをはじめ、人気の輸入車を数多く取りそろえています。ネクステージではランドローバーの正規ディーラーとして魅力的な中古車を豊富に用意しました。ディフェンダーをお探しの方はネクステージにお任せください。