ヨーロッパの中古車を購入したい！各メーカーの特徴や購入する時のポイント
最近は街中でも頻繁に見かけるヨーロッパ産の高級外車ですが、国産車とはまた違った魅力があり人気は年々上昇しています。車好きの方ならいつか乗ってみたい、コレクションとして手に入れたいという方も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事では中古輸入車の購入方法や、中古輸入車の特徴やメリット、また、購入時に気をつけておきたい注意点や購入後のリスクなどについて解説します。中古輸入車に興味のある方は、ぜひ検討材料として参考にしてください。
※目次※
・ヨーロッパメーカー車には、ランドローバーやマセラティ、ボルボ、プジョー、メルセデス・ベンツなどの一度は乗ってみたい車が揃っている。
・ヨーロッパメーカーの中古車は高い走行性や耐久力があり、比較的安い価格で特別感が味わえる反面、修理費用が高くなったり部品の取り寄せに時間がかかるなどのデメリットもある。
・安全な中古輸入車を購入するには、保証期間を長くしたり、試乗をして乗り心地を確認するほか、修復歴車を販売しないような信頼できる販売店を選ぶことが重要。
ヨーロッパメーカーの中古車を購入したい！
車が好きな方であれば、一度は外国産の車に憧れるのではないでしょうか。しかし、中古輸入車の実際の購入方法を知らない方は少なくありません。
正規の代理店や日本法人を通らずに輸入・販売する並行輸入車と、個人が使用することを目的に輸入した個人輸入車の二通りの種類がありますが、輸入車購入にはリスクも存在しているので注意して検討しましょう。
車の輸入はリスクが多い
並行輸入車と個人輸入車はいずれにしても海外で製造した車のため、購入後は日本の環境で使用するためのカスタムをする必要があり、専門店を探すこともひと苦労です。
また、並行輸入車を整備工場で完備している販売店ではなく、輸入代行のみを請け負うオンラインショップで購入した場合、基本的にアフターサービスがありません。
そのため、割高でも保証が手厚く修理もできる販売店を選ぶか、価格を抑えて保証がない業者を選ぶかの判断が必要です。
国内販売されている輸入中古車の購入も検討しよう
輸入中古車を購入する方法は2つあります。ひとつは、正規ディーラー店の「認定中古車」で、もうひとつは専業店販売の「中古輸入車」です。現在流通している輸入車の多くが正規ディーラーにより点検、整備、消耗品の交換が施された認定中古車で長期保証があるため安心です。
一方、中古輸入車はオークションなどで流れてきた輸入車に短期間の保証をつけて販売することが多く、点検や整備などは行われていません。その分価格が安くなるというメリットがあります。
中古車の購入で検討したいヨーロッパの代表的なメーカー
中古車であれば、新車では買えなかった憧れの車も購入できる可能性があります。夢を実現させることで味わえる充実感は、非常に大きなものでしょう。
輸入車と一言にいっても、その国ごとの特徴があります。ここでは、ヨーロッパ車の代表的なメーカーや特徴などをご紹介しますので、お気に入りの一台を見つけてください。
イギリスの車メーカー
イギリス車の特徴としては、高級路線で高めの価格設定であることが挙げられます。共通して伝統と先進性を融合させた、芸術的なデザインを持っていることも特徴です。また、重厚感のある風格を持ちつつも、厳しい排ガス規制を通過する燃料技術や安全技術は世界に後れを取っていません。
イギリス車の代表的なメーカー
・ランドローバー
・ジャガー
・ベントレー
・アストンマーティン
・ロータス
・ロール・ロイス
・マクラーレン
イタリアの車メーカー
イタリア車は、何と言っても美しいデザインが特徴的です。前衛的で攻めの姿勢を常に感じるようなデザイン同時に、優美な色気を漂わせます。イタリアの道路は石畳が多いため、サスペンションがよく動き衝撃を吸収しやすい設計がされています。
また、フェラーリやランボルギーニといった、スポーティなモデルメーカーが多いことも特徴として挙げられます。
イタリア車の代表的なメーカー
・フィアット
・アバルト
・アルファ ロメオ
・マセラティ
・フェラーリ
・ランボルギーニ
・パガーニ
スウェーデンの車メーカー
スウェーデンは、ヨーロッパ北部のスカンジナビア半島にある国で、非常に寒い地域です。そのため、雪道などのラフロードを走行するための安全性が求められ、故障が少なく丈夫である車が数多くあります。
気候条件の厳しい国で製造された車だからこそ安全性が高く、また環境に配慮した車が多いのがスウェーデンの車メーカーの特徴です。
スウェーデン車の代表的なメーカー
・ボルボ
・サーブ
・ケーニグセグ
フランスの車メーカー
フランス車は日本市場では売れないというのが定説でした。その理由は、フランス車が1980年代までは故障が多かったという背景があるからです。しかし、これは日本の気候が大きく影響しています。高温多湿な夏と厳しい寒さによる寒暖の差が電気系統に影響し、フランス車は故障しやすい傾向にありました。
しかし、現在流通しているフランス車は性能が向上し、日本の気候でも故障しづらくなっています。日本国内販売台数が好調であることを見ると、以前のような印象は消えつつあると言えるでしょう。
フランス車の代表的なメーカー
・プジョー
・シトロエン
・DS
・ルノー
・アルピーヌ
・ブガッティ
ドイツの車メーカー
ドイツと言えば、速度無制限道路のアウトバーンです。このアウトバーンがあることから、ドイツ車には高速でも安定した走行を可能にする工夫が施されています。
また、ドイツ車は日本車よりも車高の低いことが特徴です。車の車高を低くし空気抵抗を抑えることで、安定した走行ができる設計になっています。ボディの強度や合板同士の溶接技術の高さ、適切な箇所の強化を施す緻密さもあり、頑丈なモデルが多いのもドイツ車の優れたポイントでしょう。
ドイツ車の代表的なメーカー
・メルセデス・ベンツ
・フォルクスワーゲン
・BMW
・アウディ
・ポルシェ
ヨーロッパメーカーの中古車を購入するメリットとは？
ものづくり技術の高さで世界的に有名な日本ですが、車においてもヨーロッパメーカーに引けを取りません。では、あえてヨーロッパメーカーを選ぶことにメリットはあるのでしょうか。
ここでは、ヨーロッパメーカーの中古車を購入するメリットをご紹介します。
安い価格で特別感が味わえる
自動車産業が発達している日本でも、輸入車の需要は増加傾向です。日本車には見られない、個性的で古さを感じさせないデザインが人気のひとつでしょう。
輸入車は関税の関係で国産車よりも価格が高くなるため、高級車というイメージがあります。しかし、中古車であれば高級車であっても安く購入することが可能です。また、一般的に輸入車のリセールバリューが低いことも中古で安く購入できる要因のひとつと言えます。
高い走行性と耐久力がある
フォルクスワーゲンやポルシェをはじめ、ヨーロッパ車には「DCT」を採用している車が多くあります。自動車が走行するためには、運転中の速度に応じて適切にギアを切り替える必要があり、その変換を自動で行うシステムがDCTです。
DCTを採用した車は高速道路などの加速時に少しペダルを踏むだけで一気に加速し、速度が上がると安定感が増すためより気持ちの良い走行ができます。
特にドイツ車は、速度無制限道路のアウトバーンでも耐えられるように、万が一の超高速度での事故を考慮して研究開発し製造されているのもメリットです。
日本の高速道路が時速100km走行ということを踏まえても、事故の際の衝撃度や安全性には大きな差があるでしょう。
ヨーロッパメーカーの中古車を購入する場合の注意点
ヨーロッパメーカーの中古車には性能的なメリットもたくさんある一方で、購入後の維持費やメンテナンス費用面でのデメリットもあります。また、昔から輸入車には故障が多いと言われていますが、現在は故障することも少なくなってきてはいるものの、やはり外国車ならではの問題も少なくありません。
実際に購入する際の注意点を確認し、メリットとデメリットを理解したうえで検討しましょう。
修理費用が高い傾向にある
気をつけなければならないのが修理費用です。ヨーロッパメーカーの車は日本車に比べて部品代が2割から3割高いと言われています。また、輸入車を専門に取り扱う工場が少ないため、修理工場を探す手間がかかり修理費用も高くなるだけでなく、部品の取り寄せに時間がかかることも珍しくありません。
このように、修理の部品パーツが高額になることや、輸入品のため整備や修理に時間がかかる可能性があることには注意が必要です。
ハイオクガソリンの場合が多い
輸入車は基本的にガソリンがハイオクのため、レギュラーガソリンに比べてリッター当たり10円以上高い傾向にあります。加えて、どうしても国産車に燃費で劣るため、輸入車では燃料費が高くなりがちです。
日本で低燃費車と言えばハイブリッド車が主流ですが、欧州では排気量を少なくしそれにより失ったパワーを補うため「ダウンサイジング・ターボ」を搭載するのが一般的です。また、ハイオクガソリン用にエンジンをセッティングすることで、燃費の向上が図られている車種もあります。
買取価格が低くなる
輸入車の買取価格の相場は、国産車よりも低くなる場合が多くなることが一般的です。理由としては、輸入車市場が国産車市場よりも小さく、国産車と比べ部品パーツが高額であることが挙げられます。
しかし、メーカーや車種、時期やモデルなどにより市場の人気に違いがあるため、一概に査定価格が低いとは言えません。売却の際は数社の見積もりを参考に、査定価格が一番高いところを選ぶことが重要です。
ヨーロッパメーカーの中古車を購入する時のポイント
輸入車の情報は、国産車と比較して多く出回っていません。そのため、購入するうえでのポイントが掴みにくいのではないでしょうか。
輸入車を購入するうえで押さえておきたいポイントは、保証期間、試乗、修復歴です。ここで、この3点についてご紹介します。
保証期間を長くする
ひと昔前までは、輸入車には故障がつきものでした。現在はそのリスクも減少してきているものの、細かい故障も含めると国産車よりも故障のリスクは高い傾向にあります。そのため、修理費用を考慮して保証内容と共に保証期間が長いものを購入することが重要です。
中古車ディーラーの中には一定の料金で保証期間を延長するサービスを行っているところもあるため、こうした延長保証サービスの有無は購入時にしっかり確認しておきましょう。
試乗をして乗り心地を確認する
購入前には試乗をして、乗り心地を確認しましょう。試乗にあたり特に確認しておきたいことは、乗り心地に違和感がないかどうかです。快適性は車の外側から決してわからない部分であるため、試乗をして確認しましょう。
ほかにも、車の各部から異音がしないか、エンジンは高回転までスムーズに回るか、ブレーキの踏み込みに違和感はないか、オイル漏れがないか、走行性やハンドルの位置などが試乗時と同時に行いたい確認項目です。
修復歴車は買わない
修復歴がある車は、国産・輸入に関わらず基本的におすすめはできません。修復歴車とは、事故や災害などにより車のフレームを修復または交換した過去を持つ車のことです。
この経歴から、修復歴のある車は一般的な相場よりも安い価格設定になっています。価格が安いことは魅力的ではありますが、安全に乗り続けるためにもリスクの高い修復歴車は避けるようにしましょう。
ヨーロッパメーカーの中古車の購入価格の相場と特徴
各国に特色のあるヨーロッパメーカーの中古車は、国産車同様に用途で選ぶことも大切です。ここでは、人気のあるヨーロッパメーカーの中古車を、小回りがきくコンパクトカー、高級感のあるセダン、アクティブに使えるSUVの3種をご紹介します。それぞれの特徴と合わせてご検討ください。
コンパクトカーならフォルクスワーゲン ゴルフ
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フォルクスワーゲン ゴルフの中古価格帯 |
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中古車価格（税込） |
約48万~198万 |
安定した走行性能や長時間の運転でも疲れにくい運転のしやすさから、発売以来世界中のファンから愛されています。特徴はボディがしっかりしていることです。日本車は軽量化を想定して開発しますが、ドイツではアウトバーンがあるため、超高速走行に耐えられるボディの頑丈さを追求しています。
日本ではゴルフのスピード感を最大限引き出すには難しい環境かもしれませんが、長時間乗っても疲れないということに関しては、国産車からは得られない安心感を得られることでしょう。
（2021年8月時点での情報です）
（参考：『ゴルフ（フォルクスワーゲン）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』)
PRフォルクスワーゲンの中古車
人気のBMW 3シリーズ セダン
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BMW 3シリーズ セダンの中古価格帯 |
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中古車価格（税込） |
約82万~328万 |
常に業界の最先端をゆく車のひとつですが、2019年にモデルチェンジして生まれ変わりました。音声認識による走行操作や運転手の好みを学習することで、AIが最適な運転環境をアシストしてくれます。
また、先行車との車間距離を保ったままスムーズに追従走行を継続し、渋滞時のドライバーへの負担を軽減することが可能です。
加えて、モデルチェンジ後は以前よりもボディサイズが大きくなったため、高級車としてさらに注目を集める存在になっています。
（2021年8月時点での情報です）
（参考：『3シリーズ セダン（BMW）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』)
PRBMWの中古車
高級SUV ランドローバー レンジローバー
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ランドローバー レンジローバーの中古価格帯 |
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中古車価格（税込） |
約万199~1,690万 |
オフロード走行を確実かつ正確に制御する全輪駆動で綿密に構築したテクノロジーにより、最適なトラクションを保ち、あらゆる状況で走行をサポートしてくれる一台です。また、オフロードだけでなくオンロードでも高級車と変わらない走行性や快適性を誇っています。
どのような地形や路面でもトップレベルの安定性があり、高級感があるデザインと十分なパワーのあるユニットで力強く走ることが可能です。
（2021年8月時点での情報です）
（参考：『レンジローバー（ランドローバー）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』)
PRランドローバーの中古車
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公式サイトからは在庫確認・お問い合わせも可能です。お気軽にご利用ください。
まとめ
個性派揃いのヨーロッパメーカー車の多くは中古車で購入することが可能です。輸入車という特性上国産車にはない注意点もあるため、中古車を購入する際には現車確認と試乗をしっかりと行いましょう。
輸入車に乗ってみたいけれど外車は高くて手が出せない、中古車を探しているけれどどこで探したらいいのか、どんな車種を選べば良いのかわからないという方は、ぜひ中古車の在庫が豊富なネクステージにお問合せください。お客様のご予算や細かい車選びの条件にも対応させていたします。お気軽にご連絡ください。
