ステップワゴンスパーダの燃費はどのくらい？他のミニバンとの比較も紹介
ステップワゴンスパーダは、ステップワゴンの上級グレードとして販売されている人気車種です。ガソリンとe:HEVの2つのパワートレインが選べ、ライフスタイルに合わせた買い方ができます。そこで、この2つの燃費性能の違いが気になっている方も多いのではないでしょうか。
今回はステップワゴンスパーダの購入を検討している方に向けて、燃費性能の違いに着目して解説します。中古車についての情報も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
＜目次＞
・ステップワゴンスパーダはAIRとプレミアムラインの中間にあたる燃費性能となっている
・燃費性能はガソリン車とe:HEV車の選択でも変化する
・お買い得なミニバンを探すなら中古車の取りそろえが豊富なネクステージを活用しよう
ステップワゴンスパーダの燃費はどのくらい？
ステップワゴンはホンダを代表するファミリー向けのミニバンです。歴代モデルはトヨタが販売するノアやヴォクシー、日産・セレナと人気を分け合ってきた人気の1台になります。
ここでは、人気のある上級グレード・ステップワゴンスパーダを中心にステップワゴンの概要とグレード別による燃費性能を紹介します。
1996年に登場したミニバン
ステップワゴンは、1996年5月に登場したミニバンです。車名には「あらゆるシーンでステップアップできるように」といったメッセージが込められています。
ステップワゴンは歴代モデルにおいて、シンプルかつ上質な質感が魅力です。現行モデルは予防安全性能も充実しており、運転にあまり慣れていない人も運転しやすくなっています。国産ミニバンで唯一サードシートがフロア下に格納でき、広々とした荷室フロアがあることも特徴的です。
ステップワゴンスパーダは上級グレードのひとつ
現行ステップワゴンには2つのグレードがあり、エントリーグレードとしてAIR、上級グレードにスパーダを設定しています。ステップワゴンスパーダは力強いフロントグリルと、洗練されたエアロパーツが備わっています。
プレミアムラインでは、スエード調表皮を使ったシートを装備し、内装の質感を向上させたモデルを選択することが可能です。ライフスタイルに合わせたデザインを選べるのもステップワゴンの魅力と言えます。
カタログ燃費はAIRに比べるとやや燃費が低い
ステップワゴンスパーダの燃費性能はWLTCモードで、e:HEVモデルが19.6km/L、ガソリンモデルが13.1km/L~13.7km/Lです。AIRに対して若干劣り、プレミアムラインに対しては若干優れる燃費性能となります。
ステップワゴンはグレード別で燃費性能差が少なくなっています。そのためグレードによる燃費の違いを気にすることなく、使い勝手や質感などを中心にグレード選びが可能です。
ステップワゴンスパーダの実燃費の目安とは？
車選びの際に、カタログに記載される燃費と実際に使った場合の燃費性能の違いは誰もが気になる部分のひとつではないかと思います。
走り方や使い方によって燃費性能も変化しますので、可能ならば目安になる数値を導き出して車選びの参考にしたいものです。ここでは実燃費の目安となる予測方法を紹介します。
実燃費の計算方法
実燃費は給油時の工夫によって計算することが可能です。これは、給油時に満タンとすることで計算できる「満タン法」と呼ばれる手法です。この手法は最初にガソリンを満タン給油の際にトリップメーター「0km」に設定し、ある程度走ります。走行後に再度満タン給油し、給油量とトリップメーターに表示される走った距離から燃費値を算出します。
最近はスマホで燃費を計算、管理することで日々の実燃費を把握しガソリン代節約術を試すことも可能です。
JC08モードから予測する場合
実燃費はカタログに記載されるJC08モードによる燃費値に対して、2割から3割ほど低くなることが多くあります。これは、夏は室内を冷やすためエアコンを動かすことと冬は車を温めることによって、よりエンジンのパワーを走ること以外に使うためです。
ステップワゴンのJC08モードの燃費値はガソリンモデル：14.5km/L~15.4km/Lです。予測される実燃費は3割低くなると予想すると10.2km/L~10.8km/Lほどとなります。この値を参考に使い方に応じた実燃費を想像することも可能です。
（参考：『ステップワゴン（ホンダ）の燃費(WLTCモード)情報（モデル・グレード別）｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
ステップワゴンスパーダと他のミニバンの燃費の違いとは？
ステップワゴンスパーダの燃費を紹介しましたが、他メーカーの車種と比べてどうなのかも気になります。そこで本項目では、日産セレナとトヨタヴォクシーをピックアップしてそれぞれの燃費性能を比較していきますので、ミニバンの燃費が気になっている方はぜひチェックしてください。
日産セレナ
ステップワゴンのライバルとなる日産セレナは、2022年12月にフルモデルチェンジが行われています。では、燃費性能はステップワゴンと比較して優れているのでしょうか。日産セレナの燃費は以下の通りです。
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燃費(WLTCモード) |
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e-POWER |
18.4km/L~20.6km/L |
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ガソリン車 |
11.6km/L~13.4km/L |
（2023年6月時点の情報です）
セレナはフルモデルチェンジしたばかりで、最新技術がたくさん詰まった1台です。
ステップワゴンはe-POWERと比較して同等の燃費性能を持っていると言えます。一方、ガソリン車はセレナの方が優れています。
（参考：『セレナ（日産）の中古車一覧｜中古車の【ネクステージ】』）
トヨタヴォクシー
続いて、トヨタヴォクシーとも燃費を比較してみましょう。ヴォクシーにもハイブリッド車とガソリン車がありますので、それぞれの燃費の違いを調べてみました。
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燃費(WLTCモード) |
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ハイブリッド |
23.0km/L～22.0km/L |
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ガソリン車 |
15.0km/L～14.3km/L |
（2023年6月時点の情報です）
ヴォクシーのハイブリッド車の燃費は23.0km/Lなので、ステップワゴンに比べて高水準です。またガソリン車も15.0km/Lと、ステップワゴンに比べて優れています。
（参考：『ヴォクシー（トヨタ）の中古車一覧｜中古車の【ネクステージ】』）
ガソリン車の燃費をできるだけ良くしたいときに意識すること
ここまで、ステップワゴンの実燃費、ライバルとの燃費性能の差を確認してきました。一方で、日々のガソリン車を運転する際、ちょっとした意識によって燃費性能は変化します。
少しでも燃費を向上させられるに越したことはありません。ここでは、ガソリン車を乗るときに燃費を向上させられるための注意点をお伝えします。
消費量が多くなるタイミングを知る
まずは、どういったタイミングでガソリン消費量が増えるのかを知っておくことが大切です。実は車が大量にガソリンを消費するタイミングは限られており、主に以下のようなアクセルを強く踏んだときに燃費が悪くなります。
・停止時からの加速
・前方にいる車の追い越し
・上りの坂道
・100km/h以上での走行時
このような運転をすればするほど燃費効率が悪くなり、ガソリン代がかかります。つまり、全く同じ車に乗り、同じ距離を走行したとしても、運転内容に応じてステップワゴンの維持費は大きく異なってしまうのです。
さらに言えば、メンテナンスが不足している場合もガソリンの消費量が上がります。タイヤの空気圧が低下していたり、摩耗したタイヤを使っていたり、エンジンオイルが汚れたりしているとエンジンに負担がかかり、本来は不要なガソリンを消費してしまうのです。
急加速や急ブレーキをしない
燃費を悪化させる最大の原因はエンジンに負担をかけることです。急加速、あるいは急ブレーキを繰り返すような運転をしていると、ガソリンの消費量が瞬間的に上昇するだけではなく、エンジンそのものの寿命も縮めることになるため注意しましょう。
燃費を向上させるためには、丁寧でやさしい運転を心がけることが一番です。信号や駐車場から発進する際の、ゆっくりとアクセルを踏み込むように意識するだけで見違えるほど燃費が向上します。無理な追い越しも避け、穏やかに運転しましょう。
アイドリングをなるべく減らす
停車中のガソリン消費量はたしかに減少しますが、アイドリング状態のままでは少しずつガソリンを消費してしまいます。何度もアイドリングを繰り返していると、思いもよらない量のガソリン消費が蓄積されてしまいますので、アイドリングの回数を減らしましょう。
ステップワゴンにおいては、2012年のマイナーチェンジにより、アイドリングストップシステムが全車に標準搭載されました。アイドリングが不要な場面では自動的にエンジンを止められるため、燃費削減に大いに役立ちます。
車両間隔を開ける
運転のテクニックのひとつですが、車両間隔をじゅうぶんに開けることも燃費の節約につながります。理想的な車間距離は、車の速度から15を引いた数字と言われているため、50キロで走行中の場合は、前の車との距離を35メートルほど開けるとよいでしょう。
車間距離が影響する理由は、距離が詰まり過ぎている場合、前の車に合わせて加速したり、減速したりする回数が増えるためです。エンジンを無駄に稼働させることとなり、結果的に燃費を無駄にしてしまいます。
エンジンブレーキを使う
比較的新しいタイプの車は、エンジンブレーキの使用時にはガソリンの供給がストップするように設計されています。そのため、エンジンブレーキをなるべく多く使って走行することにより、燃費を向上させることが可能です。
急停車する際にエンジンブレーキを多用することは困難ですが、たとえば見通しのよいまっすぐな道の赤信号や、高速道路のETCが見えてきたら、早い段階からの減速を心がけましょう。そうすることでタイヤの摩耗も抑えられます。
タイヤの空気圧は適正値を保つ
メンテナンスを怠っていると、タイヤの空気圧が下がってしまいます。空気圧の低いタイヤは地面との摩擦が激しくなり、車全体に負荷がかかり、ガソリンの消費量まで上がってしまうことになるでしょう。
定期的にタイヤの空気圧を測り、できる限り適正値を保てるようにコントロールすることが大事です。少し予算をかけることができるのであれば、摩擦が少ない設計に作られているエコタイヤに乗せ換えることもできますので、あわせて検討してみてはいかがでしょうか。
燃費を向上させるアイテムを使う
カー用品店等では、燃費向上アイテムが多く販売されています。低速トルクを太くさせる給排気パーツ、エンジン内部の汚れを除去できる添加剤やエンジンオイルなどのアイテムが典型例で、いずれも一定の効果に期待できます。
また、ホイールの軽量化も燃費向上に役立つことがあるため、検討する価値はじゅうぶんにあるでしょう。費用がかかってしまいますが、長い目で見るとお得になる場合がありますので、アイテムの併用もおすすめです。
ネクステージでお買い得なステップワゴンを探してみよう
ステップワゴンの中古車は流通も多いため、価格相場が下がりやすい中古車がおすすめです。全国展開しているネクステージは、ステップワゴンやライバル車の中古車を幅広く取り扱っています。
またネクステージでは、初心者でも車を選びやすい環境が整っています。以下に、ネクステージのサービスを紹介しますので、中古車を検討している方はぜひチェックしてください。
ネクステージは取り扱い車種が豊富！
ネクステージは全国に店舗を展開しており、豊富な在庫を取りそろえています。年式やグレードなどのさまざまな条件で探せるため、お気に入りの1台に出会える可能性も高まります。
また品質にこだわりを持って用意されており、トラブルリスクが高まる修復歴車や水害車は事前に排除が行われています。遠方の店舗からの取り寄せにも対応していて中古車選びがしやすい環境となっているお店です。
実車確認ができる
中古車を探す際、遠くの店舗で欲しい車が見つかることもあります。ネクステージでは全国の在庫車の商談と購入が可能となっています。有料になりますが、遠方からのお取り寄せも可能です。
全国の総在庫は3万台を誇ります。SUVやミニバン・軽自動車・ハイブリッド車・輸入車など、すべて在庫車が対象となっているのもポイントです。購入前に現車チェックができるのは大きなメリットと言えるでしょう。
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※価格は支払総額
まとめ
ステップワゴンスパーダはガソリン車とe:HEVの2種類があるので、どちらが自分のニーズに合っているか検討してお気に入りの車を探してみてください。ステップワゴンにしかない荷室の広さとシンプルなデザインはファミリーカーとして最適でしょう。
ステップワゴンスパーダをお得に手に入れたい場合は、中古車をおすすめします。ネクステージは、車を選びやすい環境が整っています。中古車の購入を考えている方はぜひネクステージをご検討ください。
・ライタープロフィール
兵頭 倫果（ひょうどう りんか）
大学時代は工学部で電気の分野を専攻し、電気自動車やソーラーカーの製作に励む。大会への出場あり。大学卒業後は国産自動車メーカーに技術者として入社。後に退職し、現在はフリーランスで、「若者にも響かせる」をモットーにYouTubeやライティング活動を行っている。
