発売終了したホンダ ジェイドとは?歴史やグレード構成をチェックしよう
ジェイドは、2015年から2020年まで生産していたホンダのミニバンです。低全高で流線型のスポーティーなデザインや、ミニバンには珍しいヒンジ式の後部ドアが特徴的な車でした。
その独自性のあるエクステリアや高い走行性能に魅力があるため、ジェイドのグレード構成や中古車で狙い目のモデルについて知りたい方は多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、ホンダ ジェイドの歴史やグレード構成、中古車で購入する際におすすめのモデルをご紹介します。ぜひ参考にしてください。
※目次※
・ジェイドは2020年に販売終了したホンダのフルヒンジドア最後のミニバン。
・2018年のマイナーチェンジを境に前期と後期に分けることができ、後期タイプは「Honda SENSING」を標準搭載している。
・ジェイドの中古車を購入するなら、高い品質管理と充実の保証を用意しているネクステージで探してみよう。
ホンダ ジェイドの歴史とは?
ホンダ ジェイドは販売期間がとても短い車です。特徴的なデザインや仕様が時代のニーズに合わず生産が終了してしまいましたが、機能性に関しては高い評価を得ており、2021年12月現在でも中古車市場での人気が高い車です。
そこで、モデルチェンジの時期や内容など、ジェイドの歴史について見ていきましょう。
(参考:『ジェイド(ホンダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ホンダのフルヒンジドア最後のMPV
ジェイドは2015年2月に誕生したMPV(ミニバン)です。セダンやワゴン並みの低全高ボディで、ゆったりとした6人乗り3列シートを実現しています。また、流線型のフォルムはかつて販売していたアヴァンシアの「アーチキャビンフォルム」の完成形ともいえる美しいデザインです。
さらには、ミニバンの多くがスライドドアを採用するなか、ジェイドはフルヒンジドアを採用しています。ジェイドはホンダのフルヒンジドア最後のミニバンです。
ジェイドには前期・後期がある
2018年5月18日には、マイナーチェンジとして5人乗り2列シートの新仕様を追加しました。また、先進の安全運転支援システム「Honda SENSING」をすべてのグレードに標準装備し、走行性能だけではなく安全性能も深化させています。
ジェイドはフルモデルチェンジを行いませんでしたが、このマイナーチェンジを境に、前期タイプと後期タイプに分けることができます。前期タイプには「Honda SENSING」を搭載していないモデルがあるため、2018年5月までに生産されたジェイドを購入する場合には注意しましょう。
2020年に終了!短かった販売期間
ジェイドは2020年7月に生産終了しています。2015年の発売からわずか5年の短い販売期間でした。生産が終了した理由は、ジェイドが時代のニーズに合わなかったことが挙げられます。
全高が高くスライドドア採用で乗り降りがしやすいミニバンの需要が高まるなか、全高が低くフルヒンジドアを採用したスポーツタイプのジェイドは需要が下降傾向でした。
販売不振によりやむなく生産が終了したジェイドですが、その走行性能の高さや独創性のあるフォルムデザインは、現在でも中古車市場で人気が高い車です。
ホンダ ジェイドのグレード構成【前期・後期の違い】
ジェイドは2018年のマイナーチェンジを境に、前期と後期に分けることができます。タイプやグレード構成も異なるため、中古車購入を検討している方はどこに違いがあるのか把握しておきましょう。ここでは、ジェイドのグレード構成とその特徴を、前期タイプと後期タイプに分けてご紹介します。
前期タイプのグレード構成
2015年から2018年のマイナーチェンジまでの前期タイプには「HYBRID」「HYBRID X」「RS」の3グレードがあります。それぞれの特徴と新車価格を見てみましょう。
グレード |
HYBRID |
HYBRID X |
RS |
燃料タイプ |
ハイブリッド |
ガソリン |
|
シート列 |
3列シート |
||
乗車人数 |
6人乗り |
||
燃費(JC08モード) |
25.0km/L |
24.2km/L |
18.0km/L |
新車価格 |
272万円 |
292万円 |
253万円 |
「Honda SENSING」を標準搭載しているのは「HYBRID X」のみです。「HYBRID」「RS」はメーカーオプションで追加する必要があるため、前期タイプのジェイドは中古車市場では安全装備が非装備の車両も存在します。
(参考:『ジェイド(ホンダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
後期タイプのグレード構成
2018年のマイナーチェンジから2020年の後期タイプには「HYBRID RS・Honda SENSING」「HYBRID X・Honda SENSING」「G・Honda SENSING」「RS・Honda SENSING」「X・Honda SENSING」の5グレードがあります。それぞれの特徴と新車価格は下記のとおりです。
グレード |
HYBRID RS Honda SENSING |
HYBRID X Honda SENSING |
G Honda SENSING |
RS Honda SENSING |
X Honda SENSING |
燃料タイプ |
ハイブリッド |
ガソリン |
|||
シート列 |
2列シート |
3列シート |
2列シート |
2列シート |
3列シート |
乗車人数 |
5人乗り |
6人乗り |
5人乗り |
5人乗り |
6人乗り |
燃費 (JC08) |
24.2km/L |
18.0km/L |
17.6km/L |
18.0km/L |
|
新車価格 |
295万2,400円 |
314万6,000円 |
244万3,100円 |
260万5,900円 |
279万9,500円 |
すべてのグレードに安全運転支援性能「Honda SENSING」を標準搭載しているほか、2列シート5人乗りのモデルを追加し、選択肢を増やしました。
(参考:『ジェイド(ホンダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ホンダ ジェイドのグレードごとの魅力
ジェイドはHonda SENSINGを標準搭載した後期タイプが特に人気です。ハイブリッド、ガソリン車それぞれに2列シート5人乗りと3列シート6人乗りを採用したほか、インテリアの装備品にも違いがあり、それぞれに魅力があります。そこで、ジェイド後期タイプのグレードについて特徴と魅力を解説します。
RS Honda SENSING
RS Honda SENSINGは、ガソリン車の2列シート5人乗りモデルの車です。多彩なボディカラーを選択できるほか、LEDのヘッドライトやフォグライトの採用も魅力があります。
また、エンブレムやダーククロームメッキ加飾などのエクステリア、スポーツペダルやコンビシートなどのインテリアはRS専用のものを使用しているため、ほかのグレードよりも個性的なモデルです。
さらに、18インチの大きなホイールサイズも特徴で、少ないステアリング操作でスムーズに走行ができる「アジャイルハンドリングアシスト」機能も搭載しています。
G Honda SENSING
G Honda SENSINGは、ガソリン車のエントリーモデルです。シート列や乗車人数はRS Honda SENSING同様ですが、エクステリアやインテリアの装備品はシンプルなものを使用し、車体価格を抑えています。
2列シート5人乗りは、ゆったりとくつろげる室内空間と大容量のラゲッジスペースも特徴です。大型のスーツケースやゴルフバックも簡単に積み込めるだけでなく、6:4分割で左右分割できる後部シートを倒せば、自転車や小型サーフボードなどの長さのある荷物も積み込めます。
X Honda SENSING
X Honda SENSINGは、ガソリン車の最上級モデルです。ガソリン車で唯一の3列シート6人乗りを採用しています。2列目がV字にスライドするキャプテンシート、3列目が床下格納シート仕様です。さらには、1列目と2列目のシートはメーカーオプションで運転席助手席ヒートシーター付きの本革シートに変更もできます。
また、ナビ装着用スペシャルパッケージやETC車載器の標準装備、遮音・IRカット・UVカット機能付きのフロントウィンドウガラスや、高熱線吸収・スーパーUVカットのフロントコーナー、ドアガラスなどの快適性能が充実していることも特徴です。
ハイブリッド X Honda SENSING
ハイブリッド X Honda SENSINGは、2列目にV字スライドキャプテンシートを採用した3列シート6人乗りのハイブリッド車です。ジェイドの最上級グレードで、新車価格も300万円を超えます。
モーターによるスムーズな加速と静寂性の高さはもちろん、燃料消費率が高いため環境への配慮や維持費の削減も可能です。また、ガソリン車のXシリーズ同様に、ナビ装着用スペシャルパッケージやETC車載機の標準装備、フロントフィンドウやドアガラスなどの高いUVカット仕様などの快適性能も充実しています。
ハイブリッド RS Honda SENSING
ハイブリッド RS Honda SENSINGは、2列シート5人乗りのハイブリッド車です。RS Honda SENSING同様に、エクステリアとインテリアにはRS専用の装備を搭載・採用しています。車両接近通報装置やアジャイルハンドリングアシストの搭載など、運転性能や安全性能の高さも魅力です。
また、ハイブリッド専用のコンソールトレーやドリンクホルダーなどの装備、Sモードスイッチや電動サーボブレーキシステムなどの機能も搭載しています。個性のあるデザインとハイブリッドの性能の高さを求める方におすすめのモデルです。
ホンダ ジェイドの中古車は狙い目なの?
ホンダ ジェイドは生産終了モデルのため、購入したい場合には中古車市場から探す必要があります。走行性能の高さやデザインはどのグレードも人気ですが、おすすめは「Honda SENSING」を搭載したモデルや特別な装備を搭載しているモデルです。そこで、ジェイドのおすすめモデルの中古車相場をご紹介します。
RS
狙い目モデルのひとつはRSシリーズです。前期ではガソリン車のみでしたが、後期ではハイブリッド車も追加し、Honda SENSINGも標準搭載しています。前期・後期でも仕様は異なりますが、RSならではの専用装備は変わらず、個性の光るモデルです。
中古車市場では前期タイプであれば100万~150万円程度、後期タイプであれば200万円程度で購入できます。新車価格の半分ほどの価格でも購入できるお得なモデルです。前期タイプでもHonda SENSINGをオプション搭載している車両もあります。
(2021年12月時点での情報です)
ハイブリッド X
ハイブリッド Xは、前期でも後期でもHonda SENSINGを標準搭載したジェイドの最上級グレードです。2列目シートのVスライドキャプテンシートやハイブリッドの高い走行性能、環境性能に魅力があります。
中古車価格は100万~190万円程度で販売しており、新車価格と比較すると約100~200万円もお得です。中古車での在庫数はそこまで多くありませんが、最上級グレードの車をかなり安い価格で購入できます。
(2021年12月時点での情報です)
ホンダ ジェイドの中古車ならネクステージがおすすめ!
ホンダ ジェイドを購入するならネクステージがおすすめです。ネクステージでは、全国各店舗にある豊富な総在庫からお好みの車両を見つけることができます。また、ほかにも多くの魅力があるため、ネクステージでジェイドを購入するメリットをご紹介しますので、購入店選びの参考にしてください。
基準を満たした中古車しか扱わない
ネクステージでは、修復歴車やメーター改ざん車、水害車などの粗悪な車は取り扱っていません。たとえ価格が安くても、お客さまに満足いただける商品ではないからです。徹底的な品質管理と、第三者による公正な品質鑑定も実施していますので、安心して購入していただける環境づくりを実現しています。
また、契約時と納車時にはお客さまと車両の状態・キズチェック、納車前には専門のメカニックが確かな技術で点検・整備も行いますのでご安心ください。
手厚い保証が充実している
お客さまに安心・安全のカーライフをお届けするため、ネクステージでは充実した保証をご用意しています。ジェイドのような国産車であれば3か月間の無料保証を付帯しているほか、安心保障サービスサポートや10年保証の追加も可能です。
無料保証では、エンジン機構やステアリングや、ブレーキやエアコン、ナビゲーションシステムやスピーカーなどの多数の保証があります。安心してご購入いただけるでしょう。
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まとめ
ホンダ ジェイドはすでに生産が終了したモデルです。しかし、2021年12月現在でも人気は高く、完成形ともいえる美しい流線型のフォルムや走行性能の高さ、安全性能や燃費のよさで中古車購入を検討している方は多いのではないでしょうか。
ネクステージでは、ホンダ ジェイドの中古車も数多く取り扱っています。徹底した品質管理を行った車両を充実した保証付きでご購入いただけますので、中古車を購入する際にはぜひネクステージをご活用ください。