オデッセイとステップワゴンの特徴を徹底比較!両車の違いとは?
オデッセイとステップワゴンは、ホンダの顔ともいえるミニバンです。この二台は、その使い勝手の良さなどから子育て世代のドライバーに人気があります。車の購入を考えている方のなかには「ミニバンの購入を考えているけどどれが良いかわからない」という方もいるのではないでしょうか。
そこで、この記事ではミニバンの代表車ともいえるオデッセイとステップワゴンを比較しています。この記事を参考に、自分にぴったりの一台を見つけてみてください。
※目次※
・見た目で選ぶならオデッセイ、普段使いならステップワゴン!
・どちらも乗り心地に優れておりファミリー層に人気
・オデッセイは生産終了、ステップワゴンはフルモデルチェンジを予定している
ホンダのオデッセイとステップワゴンはどんな車?
オデッセイとステップワゴンは、どちらも7人~8人乗り仕様の3列シートミニバンです。どちらもファミリー層向けの車として人気を博しています。まずは、それぞれがどのような車なのか、概要を確認してみましょう。
オデッセイの特徴
オデッセイは、1994年10月に発表されたミニバンです。従来のミニバンと言えば背が高く、スライドドアが主流でしたが、オデッセイは「アコード」をベースとして「低床フロア」「低重心」「低車高」の新しいデザインで誕生しました。
「ワンボックスらしくないミニバン」をコンセプトに、ワンボックスカーの広い空間とセダンの快適さや走行性能を併せ持って生まれたオデッセイは、利便性の良さから高い人気を誇っています。
オデッセイは生産終了
オデッセイは、生産工場の閉鎖により2021年で生産終了となりました。2020年11月に内外装のマイナーチェンジがあったばかりなだけに、反響は大きかったようです。
2022年3月の時点で流通在庫分はまだまだあるものの、ボディーカラーの選択肢は限られてきているため、新車では手に入らなくなるでしょう。なお、後継モデルは、2023年頃の投入が予定されているという噂もあるようです。
ステップワゴンの特徴
ステップワゴンは1996年に誕生し、2015年に5代目が登場しました。乗り降りしやすい低床・低重心プラットフォームを採用し、車高を抑えながらも5ナンバー2,000ccクラスと、ミニバンとしては最大の室内空間が特徴です。
快適な居住性や乗降のしやすさを実現し、家族みんなの使いやすさを追求した車となっています。外装は、シンプルで親しみやすく、また後ろのドアが横にも縦にも開く「わくわくゲート」が標準装備となっていることも、高い利便性に貢献しています。
ステップワゴンは2022年春にフルモデルチェンジ
2022年5月26日にフルモデルチェンジの新型ステップワゴンは、原点回帰の印象が強く、多くの方に受け入れられるデザインです。ステップワゴンも生産拠点がオデッセイと同じ工場であったため、新型の前モデルの新車購入は難しくなるでしょう。
新型ステップワゴンは、「#素敵な暮らし」をグランドコンセプトとした、STEP WGN AIR(ステップ ワゴン エアー)、STEP WGN SPADA(ステップ ワゴン スパーダ)の2モデルが発表されています。外装はシンプルで様々な生活シーンに溶け込みやすく、どの席からも開放感のある視界が得られる居心地の良い空間も特徴です。
オデッセイとステップワゴンを徹底比較【ビジュアル編】
ここからは、両車の違いを比べてみましょう。どちらも、シャープなヘッドライトに大きなグリルというホンダ車共通の特徴があるものの、ターゲットなどが異なります。まずは、ビジュアルの違いについて解説をご覧ください。
エクステリア
オデッセイとステップワゴンでは、ドライバーとなるターゲットが異なるため、エクステリアの雰囲気も異なります。オデッセイは、車体が大きめに設定されていながらも、全高を低く抑えることにより、スタイリッシュな印象です。
一方、ステップワゴンは、よりカジュアルで親しみやすい外観にまとめられています。後方ドアが横にも縦にも開く「わくわくゲート」を装備し、収納性・実用性を兼ね備えた車です。このような特徴から、オデッセイは快適に遠出を楽しみたいユーザーへ、ステップワゴンは日常の買い物や送り迎えを楽にしたいユーザー向けといえるでしょう。
インテリア
オデッセイのインテリアは、ラグジュアリーな質感が特徴です。リクライニング機能付きの2列目シートに座れば、ゆったりとした時間を過ごせます。また、乗員の目に入りやすいインパネを変更し、横基調でシンプルなデザインなのも特徴です。
一方、ステップワゴンの室内空間は、オデッセイより縦に長く、開放感があります。これはホンダのキャビンスペースに対する考え方「メカのスペースを最小に、人のスペースを最大に」を反映したもので、どこの席に座ってものびのびとした広い視野を確保できるでしょう。
また、3列目床下収納に加えドリンクホルダーなどの便利な収納スペースが多く設定されているのも子育て世代には嬉しい特徴です。
オデッセイとステップワゴンを徹底比較【走行編】
次に、走行性能について見てみましょう。どちらも車体が大きめのため、燃費性能なども気になるところです。ハイブリッド車・ガソリン車による違いもあるため、あくまで参考としつつ、購入の際はスタッフなどに質問してみましょう。
走行性能
オデッセイとステップワゴンでは、走行性能に大きな差がないといえます。以下の表はガソリンエンジンのみのグレードを比較したものです。オデッセイの方がパワーは上ですが、その分車両重量が重くなっています。
車種 |
オデッセイ ABSOLUTE (FF・7人乗り) |
ステップワゴン SPADA (FF・7人乗り) |
エンジン排気量 |
2,356cc |
1,496cc |
エンジン最高出力 |
175ps(129kW) |
150ps(110kW) |
エンジン最大トルク |
23.0kgf・m(225N・m) |
20.7kgf・m(203N・m) |
車両重量 |
1,820kg |
1,680kg |
(2022年4月時点)
次にハイブリッドのグレードを比較した表をご覧ください。エンジンとモーターともに同じスペックです。違う点は車両重量で、やはりオデッセイの方が重くなっています。ハイブリッドモデルの加速感はステップワゴンの方が優れているでしょう。
車種 |
オデッセイ (FF・7人乗り) |
ステップワゴン e:HEV SPADA G (FF・7人乗り) |
エンジン排気量 |
1,993cc |
1,993cc |
エンジン最高出力 |
145ps(107kW) |
145ps(107kW) |
エンジン最大トルク |
17.8kgf・m(175N・m) |
17.8kgf・m(175N・m) |
モーター最高出力 |
184ps(135kW) |
184ps(135kW) |
モーター最大トルク |
32.1kgf・m(315N・m) |
32.1kgf・m(315N・m) |
車両重量 |
1,890kg |
1,790kg |
(2022年4月時点)
乗り心地
オデッセイは、ホンダのミニバン上級車種らしく、剛性感のある足回りで横揺れの少ないことが特徴です。2,900mmと大きく取られたホイールベース長と、高い剛性感も持つ低重心ボディも乗り心地に貢献しています。
対するステップワゴンは。全席シートのタッチや形状にもこだわることで、疲れにくく心地良い乗り心地が特徴です。家族が多人数で乗車することが念頭にあるため、シートサイズもゆったりとることで複数人が同乗しつつ、荷物を積載しても窮屈に感じさせません。
燃費
オデッセイとステップワゴンの燃費数値を表にまとめました。上2つがガソリン車で、下2つはハイブリッド車です。より実燃費に近い、WLTCモード燃費が参考になるでしょう。
|
WLTCモード燃費 (単位:km/L) |
JC08モード燃費 (単位:km/L) |
オデッセイ ABSOLUTE (FF・7人乗り) |
12.8km/L |
(該当なし) |
ステップワゴン SPADA (FF・7人乗り) |
13.6km/L |
15.8km/L |
オデッセイ e:HEV ABSOLUTE (FF・7人乗り) |
20.0km/L |
24.4km/L |
ステップワゴン e:HEV SPADA G (FF・7人乗り) |
20.0km/L |
25.0km/L |
(2022年4月時点)
燃費においても、ガソリン車とハイブリッド車ともにオデッセイとステップワゴンに差はほぼありません。若干ステップワゴンが上回っている程度です。ただし、ガソリン車とハイブリッド車の比較では、大きな差が見て取れます。
安全性
オデッセイもステップワゴンも、ホンダセンシングというホンダの安全パッケージを標準装備しています。衝突軽減ブレーキや誤発進を抑制する機能、歩行者事故低減ステアリングなどが全グレードに装備されているため安心です。
また、両車種ともガソリン車のみですが、4WDに装備されるリアルタイムAWDを搭載しています。これはアクセル開度やタイヤの切れ角、道路の勾配やタイヤのスリップ状態を検知して、適切なトルクを配分する制御システムです。
これにより冬に雪道走行が必須の地域でも、路面と車両の走行状態をドライバーに意識させることなく2WDと4WDを切り替えることで安定した走行性能を発揮します。
オデッセイとステップワゴンを徹底比較【サイズ編】
最後にサイズを見ていきましょう。ミニバンは車高が高くなりがちなイメージですが、オデッセイもステップワゴンも、低床技術による乗り降りのしやすさが人気を集める理由の一つとなっています。ここでは、公式ホームページをもとに、表で比較しています。
車体サイズ
グレードによって多少前後しますが、代表的なグレードの車体サイズは以下です。
車種 |
オデッセイ ABSOLUTE |
ステップワゴン SPADA |
全長 |
4,855mm |
4,760mm |
全幅 |
1,820mm |
1,695mm |
全高 |
1,695mm |
1,840mm |
(2022年4月時点)
両者ともホンダのミニバンですが、オデッセイはステップワゴンより一回り大きいことがわかるでしょう。全長と全幅ではオデッセイが上回りますが、5ナンバー2,000ccクラス最高の室内空間の確保するため、全高ではステップワゴンが上回っています。
室内サイズ
室内サイズは以下のようになっています。
車種 |
オデッセイ ABSOLUTE |
ステップワゴン SPADA |
室内長 |
2,920mm |
3,220mm |
室内幅 |
1,560mm |
1,500mm |
室内高 |
1,325mm |
1,425mm |
(2022年4月時点)
室内サイズは、両車種のコンセプトの違いをよく表しているといえます。オデッセイは、室内幅があり室内高は低めです。ただ室内高が1,200mm以上あるため、十分快適に過ごせるでしょう。ステップワゴンは、室内長があり長ものの積み込みに向いています。大人数の乗車や、荷物の運搬にも使えるため便利です。
タイヤサイズ
タイヤサイズは以下のようになっています。
車種 |
前輪 |
後輪 |
オデッセイ ABSOLUTE |
215/60R17 96H |
215/60R17 96H |
ステップワゴン SPADA |
205/60R16 92H |
205/60R16 92H |
(2022年4月時点)
上記は標準グレードのサイズです。スタイリッシュな外観を持つオデッセイには、17インチが装備されます。実用的なステップワゴンは16インチを採用しており、乗り心地やタイヤ交換にかかるコストにおいて、優れているといえるでしょう。どちらも上級グレードを選べば、1インチアップしたホイールとタイヤが装着されます。
オデッセイとステップワゴンの中古車ならネクステージへ
良質な中古車を選ぶなら、ネクステージの在庫をチェックしてみてください。ネクステージでは、粗悪な車両を事前に排除し、中古車に対して独自項目による法定点検・予防整備点検を実施しています。また、豊富な品揃えにより、納得の一台を探し出せるでしょう。ここでは、ネクステージにおけるオデッセイとステップワゴンの中古車相場と、品質について解説します。
オデッセイとステップワゴンの中古車相場
オデッセイとステップワゴンの中古車相場を見ていきましょう。ネクステージでの相場は以下のようになっています。価格は税込みの車両本体価格です。(2022年4月26日現在)
車種 |
最安値 |
最高値 |
ホンダ オデッセイ |
29.9万円 |
403.9万円 |
ホンダ ステップワゴン |
26.9万円 |
379.9万円 |
どちらも息の長い車種のため、旧型モデルも豊富です。価格に幅があることで、予算に合わせてお気に入りの一台を選び取れるでしょう。
(参考:ネクステージのオデッセイの詳細はこちら)
高品質・充実保証があるから中古車でも安心
中古車の購入では、購入後の故障や事故車の可能性があるなど心配は付きません。その点、ネクステージでは中古車の品質管理に注力しており、「修復歴車(事故車)は販売しない」「法定点検・予防整備点検の実施」に取り組んでいます。これにより、納車後のトラブルや部品交換発生のリスクを軽減しているのです。
また、購入いただいた車両には無料保証が付きます。国産車であれば年式・走行距離を問わず対象です。また、有料保証の「サービスサポート」も用意しています。お気軽にご相談なさってください。
まとめ
低床フロア・低重心で、セダンの快適さや走行性能を併せ持つオデッセイと、5ナンバー2,000ccクラスミニバンとしてはトップクラスの室内空間をもった、親しみやすい外観のステップワゴンは、どちらも人気のミニバンです。しかし、後継車種の登場やフルモデルチェンジにより、現行モデルは遠からず新車としては手に入らなくなることが考えられます。
「それでも購入したい」という方は、中古車を検討しましょう。ネクステージでは、常に高い品質の車両を取り揃えているため、安心して車選びができます。ぜひ一度検討してみてください。